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地獄のタワーディフェンス編
黒い炎と町の指揮
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天空の城イベントも終わったわけだが、今年はもう一つ、数十年に一度の大きなイベントが起こる。それは過去の記録からも明らか。
『黒い炎』……と呼ばれるもの。
こちらは良い物ではなく、その真逆。まさに厄災。
ただ突然に現れる黒い炎。それは人や獣人や獣を形作り、大陸の重要施設を攻めてくるのだ。その目的は全くの不明。それが一定期間だけ続くのである。
「え? 私が?」
「自分の娘にこんな事を頼むのも悪いと思うんだが、それだけの力がシノブにはあるからな。ぜひ頼みたい」
「まぁ、お父さんがそう言うなら引き受けるけど……」
お父さんから頼まれたのは、黒い炎から守る為の町の指揮。
エルフの町に攻められるような重要施設は無い。しかし交易都市が攻撃対象となり、地理的に近いエルフの町にも影響が出る可能性がある。その場合の指揮だ。
まぁ、でも交易都市はヴォルフラムの足でも半日近くの距離がある。心配は無いと思うが一応だ。それに王国側も黒い炎の対策はしている。少しの混乱はあるだろうが大事にはならない。
そもそもここはアバンセのお膝元。
あんまり心配はしていない。
そしてその結果……
★★★
「シノブ!! 正面から突破されるわ!!」
逼迫したベルベッティアの声。
エルフの町は城壁に囲まれているわけではない。何処からでも町の中へ入る事ができる。その中、一番間口の広い言うなれば正面、そこを一人で守るアリエリ。
アリエリが数十、数百の黒い炎の相手をしていた。武器と防具を着込んだ人型、ビスマルクやリザードマンのような獣人型、ヴォルフラムに似た獣型。
それが絶え間なく襲い掛かる。
ここが崩れれば、黒い炎は一気にエルフの町の中に流れ込むだろう。
「ちょっとヤバイじゃん!!」
と、シャーリー。
「どうする?」
と、ヴォルフラム。
今、エルフの町は主に三方向から攻められている。対応に当たるのは……
アリエリとベルベッティア。
ミランとタカニャと警備隊。
ドレミドと警備隊。
と、分かれていた。
俺はベルベッティアへと指示を出す。
「……ミランとタカさんに伝えて。タカさんは警備隊の人を半分連れてアリエリの応援に。ミランは残った半分と少しずつ後退。ドレミドも後退させて合流する。その事をお父さんにも伝えて」
「分かったわ」
すぐさまベルベッティアは駆け出す。
「ヴォル、ドレミドの所に行くよ!!」
「分かった」
ヴォルフラムも駆け出した。
その背中には俺とシャーリー。
「ねぇ、シノブ!! 後退してどうすんの!!?」
「……もう全部は守れない。ミランとドレミドを合流させてそこで抑える」
当初の作戦ではアリエリが正面を抑え、ミラン、タカニャ、ドレミドが速攻で黒い炎を殲滅、そしてアリエリの応援に向かう。そんな作戦。
……過去の記録から推察し、さらにかなりの上乗せで相手の強さを見積もったつもりだったけどな……それを遥かに飛び越える程に黒い炎の攻撃は苛烈だった。
ちなみにお父さんは隙間から入り込む黒い炎を町中を駆けながら排除中。
「タァァァァァッ!!」
ドレミドは剣を横薙ぎに振り抜いた。
複数の人型と獣型が同時に切断された。斬り飛ばされたそれは煙のように空中へと霧散する。そしてドレミドは大声で他の警備隊に向けて指示を出す。
「みんな攻撃よりも防御を意識するんだ!! 壁さえ崩されなければ、私が確実に相手を減らすぞ!!」
ガギンッ
巨大な獣人型、その手に持たれる戦斧の一撃をドレミドは正面から受け止めた。
「ハッ!!」
そして力で弾き返すと、一歩踏み込み、その体に剣を突き立てる。さらにそのまま剣を振り上げ、巨体を持ち上げ投げ飛ばす。
さらに敵勢の中に飛び込み剣を振るう。
その姿からは信じられない程の怪力。しかしその剣技は力に頼るだけのものではない、美しい程の技術も伴っていた。
斬って斬って斬りまくる。
しかし黒い炎はその数が減っているのか増えているのか……
「ドレミド!!」
「シノブ!!?」
「後退して!!」
「後退か!!?」
俺の言葉に他の警備隊員は怪訝な表情を浮かべる。
そりゃそうだろうな、ここだけ見れば充分に相手を抑えているんだから。質問の一つくらいしたくなるだろう。しかしドレミドは……
「よしっ、みんな後退だ!! 少しずつ、壁が崩されないように下がるぞ!! 殿は私が勤める!!」
何も聞かず指示に従う。
「シャーリー。シャーリーもここに残って後方からドレミドの援護。頼める?」
「りょーかい、っと」
シャーリーは指先をクルクルと回しながら、ヴォルフラムの背から飛び降りた。飛び降りると同時に指先から魔弾を放つ。
魔弾は光の軌跡を残して黒い炎を貫通する。
「ほら、ここはあたしに任せて。シノブは行きなよ」
「お願い。ヴォル、次はミランの所に行って!!」
「ああ」
そして再びヴォルフラムは駆け出すのだ。
★★★
ここはミランとタカニャ、それと警備隊で守っていた。
しかし今、タカニャと半分の警備隊が抜けた。攻め込む黒い炎の重圧は増す。それを最前線で弾き返すのは巨大な盾を備えたミランだった。
全身を隠せる程に巨大な銀製の盾。アイロンを逆さまにしたような形状のヒーターシールド。
右手の握力が弱いミランはこれを右腕に括り付け、左手で片手剣を扱うスタイルへと変化していた。巨大な盾を時には鈍器のようにも使う。
盾を前面にしながら、片手剣で敵を薙ぎ払う。そうして他の警備隊員との壁を維持しつつ少しずつ後退する。
ミランの盾はリアーナのハルバードと同じ、サンドンから譲り受けた物。相手の激しい攻撃に傷一つ付く事は無い。その盾でミランは目の前の獣型を弾き飛ばした。
「ミラン、無事!!?」
「当たり前だろ!! そっちは!!?」
「もちろん私も!! ヴォル、少し周りを蹴散らして」
俺はヴォルフラムから飛び降りてミランへと駆け寄った。
そしてヴォルフラムは黒い炎の中へと飛び込み、周りの敵を牙と爪とで蹴散らすのだ。
「シノブ、この後は?」
と、ミラン。
「ドレミドの方も後退させてるから、そっちと合流する。そしたら作戦通り、壁役をお願い」
「分かった」
「……ドレミドもそうだったけど、ミランも何も聞かないんだね。私の作戦に不安があったりしない?」
「信じている、以上。分かったら下がれ」
「はいはい」
俺は笑った。
「ヴォル、戻って!! 今度はアリエリの方に行くよ!!」
★★★
アリエリが手を前へと突き出す。
するとアリエリの目の前、人型、獣人型、魔物型、まとめて吹き飛ぶ。そしてアリエリが手を振り下ろすと、まとめて潰され霧散する。
その攻撃を掻い潜って町の中に侵入しようとする敵を倒すのは、応援に駆け付けたタカニャと警備隊員。
タカニャの針のように細い剣フルーレ。連続で繰り出される突きが敵を貫く。
「アリエリ、どうだい? まだまだ余裕かい?」
笑みを浮かべながらタカニャは言う。
「うん。まだまだね、私は大丈夫だよ。それにね、シノブにね、ここを守るように言われているし」
「ははっ、頼もしいね」
そう言ってタカニャは敵の中へと飛び込んだ。そして敵を貫き、貫き、貫き、さらに蹴り飛ばす。
さらにアリエリの攻撃が敵の数を減らしていく……ようにも見えたが……アリエリにもタカニャにも見えていた。
地面の下から沸き立つ黒い炎が。
やがてそれは敵を形作る。
「まったく。これじゃいつまで経っても終わらないね」
タカニャは小さく呟くのだった。
そこに現れるのは……
「アリエリ、タカさん!!」
俺は二人の無事を確認しつつ、周囲の状況を確かめる。
くそっ……こっちも手一杯じゃねぇか。
既にお母さんを含めて、非戦闘員の住人は竜の山へと避難は済んでいる。とは言え、このままだと警備隊や集まってくれた有志に死者が出るかも知れない。
俺はギリリッと歯を食いしばるのだった……まぁ、前歯が抜けた歯なんですけどね。
『黒い炎』……と呼ばれるもの。
こちらは良い物ではなく、その真逆。まさに厄災。
ただ突然に現れる黒い炎。それは人や獣人や獣を形作り、大陸の重要施設を攻めてくるのだ。その目的は全くの不明。それが一定期間だけ続くのである。
「え? 私が?」
「自分の娘にこんな事を頼むのも悪いと思うんだが、それだけの力がシノブにはあるからな。ぜひ頼みたい」
「まぁ、お父さんがそう言うなら引き受けるけど……」
お父さんから頼まれたのは、黒い炎から守る為の町の指揮。
エルフの町に攻められるような重要施設は無い。しかし交易都市が攻撃対象となり、地理的に近いエルフの町にも影響が出る可能性がある。その場合の指揮だ。
まぁ、でも交易都市はヴォルフラムの足でも半日近くの距離がある。心配は無いと思うが一応だ。それに王国側も黒い炎の対策はしている。少しの混乱はあるだろうが大事にはならない。
そもそもここはアバンセのお膝元。
あんまり心配はしていない。
そしてその結果……
★★★
「シノブ!! 正面から突破されるわ!!」
逼迫したベルベッティアの声。
エルフの町は城壁に囲まれているわけではない。何処からでも町の中へ入る事ができる。その中、一番間口の広い言うなれば正面、そこを一人で守るアリエリ。
アリエリが数十、数百の黒い炎の相手をしていた。武器と防具を着込んだ人型、ビスマルクやリザードマンのような獣人型、ヴォルフラムに似た獣型。
それが絶え間なく襲い掛かる。
ここが崩れれば、黒い炎は一気にエルフの町の中に流れ込むだろう。
「ちょっとヤバイじゃん!!」
と、シャーリー。
「どうする?」
と、ヴォルフラム。
今、エルフの町は主に三方向から攻められている。対応に当たるのは……
アリエリとベルベッティア。
ミランとタカニャと警備隊。
ドレミドと警備隊。
と、分かれていた。
俺はベルベッティアへと指示を出す。
「……ミランとタカさんに伝えて。タカさんは警備隊の人を半分連れてアリエリの応援に。ミランは残った半分と少しずつ後退。ドレミドも後退させて合流する。その事をお父さんにも伝えて」
「分かったわ」
すぐさまベルベッティアは駆け出す。
「ヴォル、ドレミドの所に行くよ!!」
「分かった」
ヴォルフラムも駆け出した。
その背中には俺とシャーリー。
「ねぇ、シノブ!! 後退してどうすんの!!?」
「……もう全部は守れない。ミランとドレミドを合流させてそこで抑える」
当初の作戦ではアリエリが正面を抑え、ミラン、タカニャ、ドレミドが速攻で黒い炎を殲滅、そしてアリエリの応援に向かう。そんな作戦。
……過去の記録から推察し、さらにかなりの上乗せで相手の強さを見積もったつもりだったけどな……それを遥かに飛び越える程に黒い炎の攻撃は苛烈だった。
ちなみにお父さんは隙間から入り込む黒い炎を町中を駆けながら排除中。
「タァァァァァッ!!」
ドレミドは剣を横薙ぎに振り抜いた。
複数の人型と獣型が同時に切断された。斬り飛ばされたそれは煙のように空中へと霧散する。そしてドレミドは大声で他の警備隊に向けて指示を出す。
「みんな攻撃よりも防御を意識するんだ!! 壁さえ崩されなければ、私が確実に相手を減らすぞ!!」
ガギンッ
巨大な獣人型、その手に持たれる戦斧の一撃をドレミドは正面から受け止めた。
「ハッ!!」
そして力で弾き返すと、一歩踏み込み、その体に剣を突き立てる。さらにそのまま剣を振り上げ、巨体を持ち上げ投げ飛ばす。
さらに敵勢の中に飛び込み剣を振るう。
その姿からは信じられない程の怪力。しかしその剣技は力に頼るだけのものではない、美しい程の技術も伴っていた。
斬って斬って斬りまくる。
しかし黒い炎はその数が減っているのか増えているのか……
「ドレミド!!」
「シノブ!!?」
「後退して!!」
「後退か!!?」
俺の言葉に他の警備隊員は怪訝な表情を浮かべる。
そりゃそうだろうな、ここだけ見れば充分に相手を抑えているんだから。質問の一つくらいしたくなるだろう。しかしドレミドは……
「よしっ、みんな後退だ!! 少しずつ、壁が崩されないように下がるぞ!! 殿は私が勤める!!」
何も聞かず指示に従う。
「シャーリー。シャーリーもここに残って後方からドレミドの援護。頼める?」
「りょーかい、っと」
シャーリーは指先をクルクルと回しながら、ヴォルフラムの背から飛び降りた。飛び降りると同時に指先から魔弾を放つ。
魔弾は光の軌跡を残して黒い炎を貫通する。
「ほら、ここはあたしに任せて。シノブは行きなよ」
「お願い。ヴォル、次はミランの所に行って!!」
「ああ」
そして再びヴォルフラムは駆け出すのだ。
★★★
ここはミランとタカニャ、それと警備隊で守っていた。
しかし今、タカニャと半分の警備隊が抜けた。攻め込む黒い炎の重圧は増す。それを最前線で弾き返すのは巨大な盾を備えたミランだった。
全身を隠せる程に巨大な銀製の盾。アイロンを逆さまにしたような形状のヒーターシールド。
右手の握力が弱いミランはこれを右腕に括り付け、左手で片手剣を扱うスタイルへと変化していた。巨大な盾を時には鈍器のようにも使う。
盾を前面にしながら、片手剣で敵を薙ぎ払う。そうして他の警備隊員との壁を維持しつつ少しずつ後退する。
ミランの盾はリアーナのハルバードと同じ、サンドンから譲り受けた物。相手の激しい攻撃に傷一つ付く事は無い。その盾でミランは目の前の獣型を弾き飛ばした。
「ミラン、無事!!?」
「当たり前だろ!! そっちは!!?」
「もちろん私も!! ヴォル、少し周りを蹴散らして」
俺はヴォルフラムから飛び降りてミランへと駆け寄った。
そしてヴォルフラムは黒い炎の中へと飛び込み、周りの敵を牙と爪とで蹴散らすのだ。
「シノブ、この後は?」
と、ミラン。
「ドレミドの方も後退させてるから、そっちと合流する。そしたら作戦通り、壁役をお願い」
「分かった」
「……ドレミドもそうだったけど、ミランも何も聞かないんだね。私の作戦に不安があったりしない?」
「信じている、以上。分かったら下がれ」
「はいはい」
俺は笑った。
「ヴォル、戻って!! 今度はアリエリの方に行くよ!!」
★★★
アリエリが手を前へと突き出す。
するとアリエリの目の前、人型、獣人型、魔物型、まとめて吹き飛ぶ。そしてアリエリが手を振り下ろすと、まとめて潰され霧散する。
その攻撃を掻い潜って町の中に侵入しようとする敵を倒すのは、応援に駆け付けたタカニャと警備隊員。
タカニャの針のように細い剣フルーレ。連続で繰り出される突きが敵を貫く。
「アリエリ、どうだい? まだまだ余裕かい?」
笑みを浮かべながらタカニャは言う。
「うん。まだまだね、私は大丈夫だよ。それにね、シノブにね、ここを守るように言われているし」
「ははっ、頼もしいね」
そう言ってタカニャは敵の中へと飛び込んだ。そして敵を貫き、貫き、貫き、さらに蹴り飛ばす。
さらにアリエリの攻撃が敵の数を減らしていく……ようにも見えたが……アリエリにもタカニャにも見えていた。
地面の下から沸き立つ黒い炎が。
やがてそれは敵を形作る。
「まったく。これじゃいつまで経っても終わらないね」
タカニャは小さく呟くのだった。
そこに現れるのは……
「アリエリ、タカさん!!」
俺は二人の無事を確認しつつ、周囲の状況を確かめる。
くそっ……こっちも手一杯じゃねぇか。
既にお母さんを含めて、非戦闘員の住人は竜の山へと避難は済んでいる。とは言え、このままだと警備隊や集まってくれた有志に死者が出るかも知れない。
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