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女神の微笑み編
悪魔と完治
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「お持ち致しました」
メイド服は傷み、髪の毛もバサバサと乱れていた。普段では絶対に見る事のできないホーリーの姿。それはどれだけ急いだかの証。
「あたしも。パルの背中でゲロったから臭いかもだけど」
シャーリーはゲッソリとした表情。パルの高速移動で酔ったのだろう。
「これだけあれば充分かしら?」
「足りなかったら言ってくれ。すぐ行くぞ」
リコリスもドレミドも一目で疲労しているのが分かる。
「俺も。これぐらいで大丈夫かな?」
ユリアンはカゴをドサッと置く。
「サンドンさんの手助けで私達も無事に手に入れる事ができました」
「うん。サンドンがね、いなかったら多分ね、死んでいたよ」
ハリエットもアリエリも薄汚れていた。身支度を整える時間も惜しかったのだろう。
「ここからは私一人でやろう」
それら全てを預かるアルタイル。
全員が顔を見合わせる。その中でベルベッティアは言う。
「古代魔法ならアルタイルの領域よ。ここは信じて任せましょう。きっと大丈夫だから」
★★★
滅びた旧都市、観光地ではあるが周囲に人の姿は見えなかった。日が落ちたわけではない。本来なら大勢の人が遺跡を見学しているはずだが……すでにここは別の世界。
それはアルタイルの頭の中に直接響く。声ではない、意思そのものが流れ込むようだった。
【薬師と大違い。あなたはすぐ材料を集めた】
【でもあなたは違う。私との契約相手ではない】
【薬師への刑罰だから。病の呪いを解く事はできない】
【でも材料を集めた。あなた達の言う吐血病の薬の作り方を教える】
【これで大陸全土が救われる。私は優しい】
意思が渦を巻き押し寄せる。通常の人間がこれを受け入れる事ができるのか……アルタイルは平然と言い放つ。
「……実に面白い……」
意思がピタッと止まる。
静寂。
【契約と言ったな?】
今度はアルタイルの意思が流れ出した。
【薬師は契約を履行できない場合にどうなるか知っていたか?】
【知っていれば契約をしなかっただろう。ただの薬師に集める事は不可能なものばかりなのだから】
【お前が刑罰を与えたのならば、それは薬師に治療薬の精製方法を教えたが、対価である材料を集められなかった場合】
【その時点でお前は風土病である吐血病を全く別のものへと作り替えた。だからこそ薬師は治療薬の材料を後世に残せなかった】
【つまりこの手持ちの材料で今の吐血病を治す事は不可能】
【お前は何者かに手を貸すつもりなど全く無い。ただ弄んでいるだけ】
明確に、笑い声として響いた。
【そう、その通り。楽しいな】
【手を貸す必要など無い】
【言葉一つで希望を見出し、言葉一つで絶望へと突き落とされる】
【材料を集めても吐血病は治せない】
【誰だ? お前の大事な者も、誰か死ぬのか?】
笑い声の中に意思が混じる。そして感情も。これは高揚心。
手持ちの材料で今の吐血病は治せない。
しかしそれ自体はアルタイルにとって何の問題にもならない。ただこの悪魔と呼ばれる存在を誘き出す事ができれば良いのだった。
アルタイルは顔の包帯を外していく。
そして女の声で一言。
「うるさいなぁ」
『相手の能力を奪い取る』
それがアルタイルの神々の手としての能力。例えそれが悪魔と呼ばれる存在であってもだ。その能力を奪い取り、再び吐血病を元の風土病へと戻してしまえば良い。
悲鳴、慟哭、咆哮、耳障りな音と共にその存在は消えていく。
「あんた達みたいな存在が力を失ったらどうなるのか……実に面白い」
アルタイルは女の声で小さく笑うのだった。
★★★
「……シノブちゃん?」
薄っすらと目を開けるリアーナ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
俺、号泣。その体に抱き着いてワンワン泣く。
みんなが集めた材料での治療薬。リアーナの出血も止まった。
それから数日、日を追うごとに回復していくリアーナ。吐血病から全快したと見て良いだろう。
リアーナに回復魔法を使った俺が、もし吐血病を発病しても安心だぜ。
アバンセの館の一室でアルタイルから話を聞く。その俺の膝の上にはベルベッティア。
「滅びの都市はその悪魔って奴の存在で成り立ってた都市だった、って事?」
「そうだ」
マジで悪魔じゃん。
都市の発展と引き換えに人の不幸を求める悪魔。それが風土病。
その風土病を治す為に、薬師が治療薬の作り方を悪魔本人から教わる。しかし対価を払えず都市滅亡。その時に従来の風土病を、魔力で感染する今の吐血病に作り替えた。
つまり全てが悪魔の手の上での出来事。コイツ、マジ悪魔。
「それで今回、材料を集めたから従来の風土病に戻った……で、その悪魔はその後どうなったの?」
「……分からない」
「分からないの?」
「……」
……まぁ、大事なのはリアーナが助かった事。でも分かった事もある。
「それでなんだ……アルタイルは古代魔法を私達に教えるの嫌がってたもんね」
それはアイザックを倒した直後だった。
『それにしても古代魔法、万能過ぎ。今の魔法よりも使い勝手が良いんじゃない?』なんて言った事を覚えている。
だから俺も使えないかタックルベリーと考えたけど、結局は分からなかった。何よりアルタイルが『古代魔法は分からない事が多い』と濁していたから、きっと教えたくない理由があるんだと思っていた。
そこで驚いたような表情を浮かべるベルベッティア。
「な、何?」
「いえ、何でもないわ」
「力を借りる相手が分からないから、私達が古代魔法を使うのは危険。相手は今回の悪魔みたいな場合があるし。そういうのを避ける為のララの現代魔法。そうでしょ?」
「……ああ」
「やっぱり私達の為だったんだ。ありがとう、アルタイル……って、ベルベッティアは何で笑ってんの?」
「だから、何でもないのよ」
ベルベッティアは笑っていた。
★★★
リアーナとロザリンドがお互いに武器を構えて向き合っていた。
「いくわ」
ロザリンドの鋭い踏み込みは、今までと比にならないほど速い。速さに自信のあるヴォルフラムやリコリスよりも圧倒的に上。
ガーガイガーに教わった技術、体内の魔力を身体強化に直接繋げているからだ。
迎え受けるリアーナ。振り下ろされた刀をハルバードで受ける。俺の目には捉える事のできない連続攻撃を防ぎ、力でロザリンドを押し返す。
二人の距離が離れた瞬間、すでにリアーナは魔導書を用意、詠唱と共に炎の壁が立ち上がる。空に届きそうなほどの巨大な炎の壁。
炎の壁を斬り裂き、突進するロザリンド。
リアーナは後退するように距離を取りながら、魔法で青白い熱線を撃ち出す。それは正確に操作されロザリンドを狙う。
ロザリンドがさらに加速する。
リアーナはロザリンドの動きを予測し、ハルバードを構えて突撃。
二人の武器が再び交差する。
みんなはそんな二人の戦いを見つめていた。
「すっげー、何やってんのか全然分かんないんだけど」
シャーリーが呟く。
「と、とんでもない速さですわ……わたくしにも全部が見えませんもの……」
リコリスは呆気に取られていた。
「速さだけじゃない。二人の武器がぶつかる度に空気が震えてる……これ、一撃の重さも今までと比較にならないよな」
ユリアンも息をのむ。
「全快どころじゃないだろ、これ。化け物かよ。何だよ、あのリアーナの魔法は?」
様子を見るために合流したタックルベリー。その目の前で、自身が使うよりも遥かに強力な魔法。しかも連発。
「リアーナちゃんもロザリンドちゃんも凄いわね~もう勝てないわ~」
と、ヴイーヴル。これはお世辞ではなく事実。
「シノブ……本当にこれを俺達も使う事ができるのか?」
ミランの言葉に俺は頷く。
「うん。基本的には簡単な技術だから大丈夫だよ」
「姐さん、ドワーフは魔法とか苦手っす。もしかして俺じゃダメっすかね?」
なんてミツバは言うが。
「うん。そこも聞いてきましたけど大丈夫でしたよ。魔力自体は誰でも持ってるし、使う魔力は僅かなんで、ミツバさんはもちろんビスマルクさんだって大丈夫みたいです」
「私もまだまだ強くなれるという事か。ガハハハハッ、思いもしなかったぞ」
ビスマルクは笑う。
全快したリアーナ。
ガーガイガーから教わった技術を体得していた。身体能力どころか魔法の威力も向上するという、とんでもない技術である。
うん、やっぱりリアーナが使えなかったのは吐血病の影響だったんだな、良かったぜ。
とにもかくにも、リアーナ完治!!
メイド服は傷み、髪の毛もバサバサと乱れていた。普段では絶対に見る事のできないホーリーの姿。それはどれだけ急いだかの証。
「あたしも。パルの背中でゲロったから臭いかもだけど」
シャーリーはゲッソリとした表情。パルの高速移動で酔ったのだろう。
「これだけあれば充分かしら?」
「足りなかったら言ってくれ。すぐ行くぞ」
リコリスもドレミドも一目で疲労しているのが分かる。
「俺も。これぐらいで大丈夫かな?」
ユリアンはカゴをドサッと置く。
「サンドンさんの手助けで私達も無事に手に入れる事ができました」
「うん。サンドンがね、いなかったら多分ね、死んでいたよ」
ハリエットもアリエリも薄汚れていた。身支度を整える時間も惜しかったのだろう。
「ここからは私一人でやろう」
それら全てを預かるアルタイル。
全員が顔を見合わせる。その中でベルベッティアは言う。
「古代魔法ならアルタイルの領域よ。ここは信じて任せましょう。きっと大丈夫だから」
★★★
滅びた旧都市、観光地ではあるが周囲に人の姿は見えなかった。日が落ちたわけではない。本来なら大勢の人が遺跡を見学しているはずだが……すでにここは別の世界。
それはアルタイルの頭の中に直接響く。声ではない、意思そのものが流れ込むようだった。
【薬師と大違い。あなたはすぐ材料を集めた】
【でもあなたは違う。私との契約相手ではない】
【薬師への刑罰だから。病の呪いを解く事はできない】
【でも材料を集めた。あなた達の言う吐血病の薬の作り方を教える】
【これで大陸全土が救われる。私は優しい】
意思が渦を巻き押し寄せる。通常の人間がこれを受け入れる事ができるのか……アルタイルは平然と言い放つ。
「……実に面白い……」
意思がピタッと止まる。
静寂。
【契約と言ったな?】
今度はアルタイルの意思が流れ出した。
【薬師は契約を履行できない場合にどうなるか知っていたか?】
【知っていれば契約をしなかっただろう。ただの薬師に集める事は不可能なものばかりなのだから】
【お前が刑罰を与えたのならば、それは薬師に治療薬の精製方法を教えたが、対価である材料を集められなかった場合】
【その時点でお前は風土病である吐血病を全く別のものへと作り替えた。だからこそ薬師は治療薬の材料を後世に残せなかった】
【つまりこの手持ちの材料で今の吐血病を治す事は不可能】
【お前は何者かに手を貸すつもりなど全く無い。ただ弄んでいるだけ】
明確に、笑い声として響いた。
【そう、その通り。楽しいな】
【手を貸す必要など無い】
【言葉一つで希望を見出し、言葉一つで絶望へと突き落とされる】
【材料を集めても吐血病は治せない】
【誰だ? お前の大事な者も、誰か死ぬのか?】
笑い声の中に意思が混じる。そして感情も。これは高揚心。
手持ちの材料で今の吐血病は治せない。
しかしそれ自体はアルタイルにとって何の問題にもならない。ただこの悪魔と呼ばれる存在を誘き出す事ができれば良いのだった。
アルタイルは顔の包帯を外していく。
そして女の声で一言。
「うるさいなぁ」
『相手の能力を奪い取る』
それがアルタイルの神々の手としての能力。例えそれが悪魔と呼ばれる存在であってもだ。その能力を奪い取り、再び吐血病を元の風土病へと戻してしまえば良い。
悲鳴、慟哭、咆哮、耳障りな音と共にその存在は消えていく。
「あんた達みたいな存在が力を失ったらどうなるのか……実に面白い」
アルタイルは女の声で小さく笑うのだった。
★★★
「……シノブちゃん?」
薄っすらと目を開けるリアーナ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
俺、号泣。その体に抱き着いてワンワン泣く。
みんなが集めた材料での治療薬。リアーナの出血も止まった。
それから数日、日を追うごとに回復していくリアーナ。吐血病から全快したと見て良いだろう。
リアーナに回復魔法を使った俺が、もし吐血病を発病しても安心だぜ。
アバンセの館の一室でアルタイルから話を聞く。その俺の膝の上にはベルベッティア。
「滅びの都市はその悪魔って奴の存在で成り立ってた都市だった、って事?」
「そうだ」
マジで悪魔じゃん。
都市の発展と引き換えに人の不幸を求める悪魔。それが風土病。
その風土病を治す為に、薬師が治療薬の作り方を悪魔本人から教わる。しかし対価を払えず都市滅亡。その時に従来の風土病を、魔力で感染する今の吐血病に作り替えた。
つまり全てが悪魔の手の上での出来事。コイツ、マジ悪魔。
「それで今回、材料を集めたから従来の風土病に戻った……で、その悪魔はその後どうなったの?」
「……分からない」
「分からないの?」
「……」
……まぁ、大事なのはリアーナが助かった事。でも分かった事もある。
「それでなんだ……アルタイルは古代魔法を私達に教えるの嫌がってたもんね」
それはアイザックを倒した直後だった。
『それにしても古代魔法、万能過ぎ。今の魔法よりも使い勝手が良いんじゃない?』なんて言った事を覚えている。
だから俺も使えないかタックルベリーと考えたけど、結局は分からなかった。何よりアルタイルが『古代魔法は分からない事が多い』と濁していたから、きっと教えたくない理由があるんだと思っていた。
そこで驚いたような表情を浮かべるベルベッティア。
「な、何?」
「いえ、何でもないわ」
「力を借りる相手が分からないから、私達が古代魔法を使うのは危険。相手は今回の悪魔みたいな場合があるし。そういうのを避ける為のララの現代魔法。そうでしょ?」
「……ああ」
「やっぱり私達の為だったんだ。ありがとう、アルタイル……って、ベルベッティアは何で笑ってんの?」
「だから、何でもないのよ」
ベルベッティアは笑っていた。
★★★
リアーナとロザリンドがお互いに武器を構えて向き合っていた。
「いくわ」
ロザリンドの鋭い踏み込みは、今までと比にならないほど速い。速さに自信のあるヴォルフラムやリコリスよりも圧倒的に上。
ガーガイガーに教わった技術、体内の魔力を身体強化に直接繋げているからだ。
迎え受けるリアーナ。振り下ろされた刀をハルバードで受ける。俺の目には捉える事のできない連続攻撃を防ぎ、力でロザリンドを押し返す。
二人の距離が離れた瞬間、すでにリアーナは魔導書を用意、詠唱と共に炎の壁が立ち上がる。空に届きそうなほどの巨大な炎の壁。
炎の壁を斬り裂き、突進するロザリンド。
リアーナは後退するように距離を取りながら、魔法で青白い熱線を撃ち出す。それは正確に操作されロザリンドを狙う。
ロザリンドがさらに加速する。
リアーナはロザリンドの動きを予測し、ハルバードを構えて突撃。
二人の武器が再び交差する。
みんなはそんな二人の戦いを見つめていた。
「すっげー、何やってんのか全然分かんないんだけど」
シャーリーが呟く。
「と、とんでもない速さですわ……わたくしにも全部が見えませんもの……」
リコリスは呆気に取られていた。
「速さだけじゃない。二人の武器がぶつかる度に空気が震えてる……これ、一撃の重さも今までと比較にならないよな」
ユリアンも息をのむ。
「全快どころじゃないだろ、これ。化け物かよ。何だよ、あのリアーナの魔法は?」
様子を見るために合流したタックルベリー。その目の前で、自身が使うよりも遥かに強力な魔法。しかも連発。
「リアーナちゃんもロザリンドちゃんも凄いわね~もう勝てないわ~」
と、ヴイーヴル。これはお世辞ではなく事実。
「シノブ……本当にこれを俺達も使う事ができるのか?」
ミランの言葉に俺は頷く。
「うん。基本的には簡単な技術だから大丈夫だよ」
「姐さん、ドワーフは魔法とか苦手っす。もしかして俺じゃダメっすかね?」
なんてミツバは言うが。
「うん。そこも聞いてきましたけど大丈夫でしたよ。魔力自体は誰でも持ってるし、使う魔力は僅かなんで、ミツバさんはもちろんビスマルクさんだって大丈夫みたいです」
「私もまだまだ強くなれるという事か。ガハハハハッ、思いもしなかったぞ」
ビスマルクは笑う。
全快したリアーナ。
ガーガイガーから教わった技術を体得していた。身体能力どころか魔法の威力も向上するという、とんでもない技術である。
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