14 / 39
本編
第14話:大切だからこそ答えられない気持ち~アイラン視点~
しおりを挟む
シャーロットが来てから、王宮は一気に明るくなった。どうやら、シャーロットは本当に遠くの国から来たようで、この国の事を何も知らない。
魚料理や米を見ては嬉しそうに食べ、海を見ては子供の様にはしゃぐ。オルビアもシャーロットの事を随分可愛がっている様で、「妹が出来たみたい」と喜んでいる。
そんなシャーロットは、なんと動物と話せるようだ。そう、あれは初めて4人でピクニックに行った日の事。
その日は馬で出かけたのだが、急に俺の愛馬、マックスと話し出したのだ。それだけではない。助けを求めて来た鹿と話し、森の奥にいる子鹿を助けたのだ。そう、俺はその時初めて彼女の魔力を目の当たりにした。
ぐったりしている子鹿を、物の数秒で治したのだ。正直かなり驚いた。この子は本当は神の子で、何らかの理由で人間の世界に降りてきているのではないかとすら思ったくらいだ。
その後、シャーロットと2人でアルテミルたちの元に戻ろとしたとき、クマが現れた。ここはカッコいいところを見せなければと、一撃で倒した。まあ、クマなんて朝飯前なんだが。
そんな俺に「助けていただき、ありがとうございました」と頭を下げたシャーロット。顔をあげた時、俺に向かって微笑んでくれたその顔が、可愛いのなんのって。
もう我慢できずに、彼女を抱きかかえてしまった。困惑する彼女に、「クマやオオカミが出たら大変だから」と、最もらしい理由を並べて。
本当は、俺が彼女を抱きしめたかっただけなのかもしれない。それにしても、シャーロットの体はとても柔らかいし、いい匂いがする。ずっとこうして居たいくらいだ。
でも、それがいけなかった。つい勢いでシャーロットを抱いたまま、アルテミルとオルビアの元に戻ってしまった。
案の定、2人にからかわれてしまった。くそ、もっと手前で降ろしておけばよかった。
俺の思いは、日に日に強くなっていくばかり。好きになっても決して結ばれることがない。分かっていても、止めることが出来ない気持ちに、正直どうしていいのかわからない自分も居た。
もう少しだけ一緒に居たい。死ぬ前にいい思い出を作りたい。そう思って誘った収穫祭。
俺は国王であることを隠すため、黒い服にマント、帽子に仮面も準備した。シャーロットの方はというと、それはそれは可愛らしいピンクの妖精の恰好でやって来た。なんて可愛いんだ!
こんなに可愛いと、他の男に攫われてしまうかもしれない。俺はシャーロットと離れないように、指と指を絡ませて手を繋いだ。本当は抱きかかえたかったのだが、さすがにそれはダメだろうと思い諦めた。
シャーロットは屋台や花火も初めてなのか、それはそれは嬉しそうにしている。こんなに喜んでもらえるなら、来年も連れて来てあげたい。
て、俺は何を考えているのだろう…きっと、来年の今頃には、俺はこの世にいない。それなのに来年の事を考えるなんて…
父上が亡くなってから、未来の事は考えないようにしていたのに…
そんな中、シャーロットが今日のお礼だとネックレスを渡してきた。
話を聞くと、対になっているネックレスという。その話、オルビアから嫌というほど聞かされてきたから知っている。これは、もしかして…
でも、シャーロットは知らずに買ったのかもしれない。
「シャーロット。このネックレスの意味は分かっているのかい?このネックレスは…」
そう言いかけた時、
「存じております。オルビア様から教えていただきましたので。だからこそ、アイラン様に受け取っていただきたいのです」
俺の目を見てはっきりそう口にした、シャーロット。正直めちゃくちゃ嬉しい。でも、俺はシャーロットの気持ちには応えられない。応えてはいけないのだ。
「シャーロット、君の気持は嬉しいが…悪いがこれは受け取れない…」
そう言って、俺はシャーロットにネックレスを返した。一瞬物凄く悲しそうな顔をしたが
「アイラン様、気を遣わせてしまい、申し訳ございません」
そう言って頭を下げた。いや、謝るのは俺の方だ。一方的に好意をぶつけておいて、結局シャーロットの気持ちには応えられないと突き放した。
彼女を深く傷つけた。俺は本当に最低な男だ…
翌日、朝食にも昼食にも顔を出さないシャーロットを不審に思ったオルビアに問い詰められた。
俺は昨日の出来事を正直に話す。
「お兄様、最低!どうしてそんな酷いことを言ったの?お兄様だってシャーロットの事好きなくせに!」
「お前の言う通り、俺は最低だ!でも、お前も分かっているだろう?俺たちはもうすぐ死ぬ運命。これは変えられない。もし今俺とシャーロットが恋人同士にでもなったらどうなる?シャーロットの事だ、きっとここに残って一緒に死ぬと言い出すだろう。俺は、シャーロットに生きて欲しいんだ」
シャーロットには生きて欲しい。彼女は転移魔法という瞬間移動が出来ると聞いた。それさえあれば、簡単にこの国を出られるだろう。
「だからって…」
オルビアは何か言いたげだったが、それ以上は言わなかった。
食事後、アルテミルと会議をしていた時だった。
「陛下、大変です。ファビオ様が!とにかく正門に来てください」
護衛騎士が血相を変えて部屋に入ってきた。ファビオに何かあったのか?俺たちは急いで正門へと向かう。そこには、血だらけのファビオが倒れていた。
その傍らでは、ファビオの妹のフェアラが泣きじゃくっていた。
「しっかりしろ、ファビオ」
声をかけるが返事はない。なんてことだ…やっぱり、行かせるんじゃなかった。後悔が一気に押し寄せる。
その時、オルビアとシャーロットがやって来た。できればこの現場をシャーロットに見せたくない。そう思ったのだが、シャーロットはファビオを見ると、すぐに泣きじゃくるフェアラをオルビアに託し、そして手をかざした。
すると、見る見るファビオの怪我が治っていく。この光景、以前子鹿の時に見た。それにしても、こんな瀕死の状態でも治せるのか!
俺はもちろん、周りもかなり驚いている。
目を覚ましたファビオから、手紙らしきものを受け取る。
“フェミニア王国の国王へ 1ヶ月後貴様の首を取りに行く”
そう書かれていた。そうか、1ヶ月後か…
とにかく、緊急会議を開く必要がある為、至急関係者をかき集める。
「知っている者もいると思うが、1ヶ月後、ガリレゴ王国との戦争が始まる。これは避けられない」
周りが騒めく…
「降伏しても戦っても、殺されるか奴隷としてこき使われる運命だ。どうせなら、最後まで抵抗しよう!」
アルテミルの言葉で、皆が頷く。
俺は至急必要な物資、兵士たちの招集などを行うよう指示をだす。ある程度の話がまとまったところで、アルテミルとオルビアのみを残し、一旦会議は終了させた。
「2人には残ってもらってすまない。シャーロットの事なんだが、明日、事実を話して早急に国から逃げるように伝えるつもりだ」
俺の言葉に反論したのは、アルテミルだ。
「アイラン、今日のシャーロットちゃん見ただろ?あんな大怪我でも簡単に治しちゃったんだぜ。シャーロットちゃんが居れば、少しは…」
「ダメだ!シャーロットは絶対に巻き込ませない!」
俺はアルテミルの言葉を遮り、はっきりそう伝えた。
「とにかく、明日シャーロットには国を出るように話すから」
俺はそう言うと、会議室を後にした。
そして翌日、シャーロットに国から出るように伝えた。彼女は少し考えさせてほしいと言って、会議室を出ていった。
「ねえ、シャーロットちゃん大分ショックを受けていたよな?大丈夫か?」
「そうね、心配だから、後で見に行ってくるわ」
シャーロットの様子に、アルテミルもオルビアも心配しているようだ。確かに、シャーロットにとってはショックだっただろう。でも、これでいいんだ!これで…
魚料理や米を見ては嬉しそうに食べ、海を見ては子供の様にはしゃぐ。オルビアもシャーロットの事を随分可愛がっている様で、「妹が出来たみたい」と喜んでいる。
そんなシャーロットは、なんと動物と話せるようだ。そう、あれは初めて4人でピクニックに行った日の事。
その日は馬で出かけたのだが、急に俺の愛馬、マックスと話し出したのだ。それだけではない。助けを求めて来た鹿と話し、森の奥にいる子鹿を助けたのだ。そう、俺はその時初めて彼女の魔力を目の当たりにした。
ぐったりしている子鹿を、物の数秒で治したのだ。正直かなり驚いた。この子は本当は神の子で、何らかの理由で人間の世界に降りてきているのではないかとすら思ったくらいだ。
その後、シャーロットと2人でアルテミルたちの元に戻ろとしたとき、クマが現れた。ここはカッコいいところを見せなければと、一撃で倒した。まあ、クマなんて朝飯前なんだが。
そんな俺に「助けていただき、ありがとうございました」と頭を下げたシャーロット。顔をあげた時、俺に向かって微笑んでくれたその顔が、可愛いのなんのって。
もう我慢できずに、彼女を抱きかかえてしまった。困惑する彼女に、「クマやオオカミが出たら大変だから」と、最もらしい理由を並べて。
本当は、俺が彼女を抱きしめたかっただけなのかもしれない。それにしても、シャーロットの体はとても柔らかいし、いい匂いがする。ずっとこうして居たいくらいだ。
でも、それがいけなかった。つい勢いでシャーロットを抱いたまま、アルテミルとオルビアの元に戻ってしまった。
案の定、2人にからかわれてしまった。くそ、もっと手前で降ろしておけばよかった。
俺の思いは、日に日に強くなっていくばかり。好きになっても決して結ばれることがない。分かっていても、止めることが出来ない気持ちに、正直どうしていいのかわからない自分も居た。
もう少しだけ一緒に居たい。死ぬ前にいい思い出を作りたい。そう思って誘った収穫祭。
俺は国王であることを隠すため、黒い服にマント、帽子に仮面も準備した。シャーロットの方はというと、それはそれは可愛らしいピンクの妖精の恰好でやって来た。なんて可愛いんだ!
こんなに可愛いと、他の男に攫われてしまうかもしれない。俺はシャーロットと離れないように、指と指を絡ませて手を繋いだ。本当は抱きかかえたかったのだが、さすがにそれはダメだろうと思い諦めた。
シャーロットは屋台や花火も初めてなのか、それはそれは嬉しそうにしている。こんなに喜んでもらえるなら、来年も連れて来てあげたい。
て、俺は何を考えているのだろう…きっと、来年の今頃には、俺はこの世にいない。それなのに来年の事を考えるなんて…
父上が亡くなってから、未来の事は考えないようにしていたのに…
そんな中、シャーロットが今日のお礼だとネックレスを渡してきた。
話を聞くと、対になっているネックレスという。その話、オルビアから嫌というほど聞かされてきたから知っている。これは、もしかして…
でも、シャーロットは知らずに買ったのかもしれない。
「シャーロット。このネックレスの意味は分かっているのかい?このネックレスは…」
そう言いかけた時、
「存じております。オルビア様から教えていただきましたので。だからこそ、アイラン様に受け取っていただきたいのです」
俺の目を見てはっきりそう口にした、シャーロット。正直めちゃくちゃ嬉しい。でも、俺はシャーロットの気持ちには応えられない。応えてはいけないのだ。
「シャーロット、君の気持は嬉しいが…悪いがこれは受け取れない…」
そう言って、俺はシャーロットにネックレスを返した。一瞬物凄く悲しそうな顔をしたが
「アイラン様、気を遣わせてしまい、申し訳ございません」
そう言って頭を下げた。いや、謝るのは俺の方だ。一方的に好意をぶつけておいて、結局シャーロットの気持ちには応えられないと突き放した。
彼女を深く傷つけた。俺は本当に最低な男だ…
翌日、朝食にも昼食にも顔を出さないシャーロットを不審に思ったオルビアに問い詰められた。
俺は昨日の出来事を正直に話す。
「お兄様、最低!どうしてそんな酷いことを言ったの?お兄様だってシャーロットの事好きなくせに!」
「お前の言う通り、俺は最低だ!でも、お前も分かっているだろう?俺たちはもうすぐ死ぬ運命。これは変えられない。もし今俺とシャーロットが恋人同士にでもなったらどうなる?シャーロットの事だ、きっとここに残って一緒に死ぬと言い出すだろう。俺は、シャーロットに生きて欲しいんだ」
シャーロットには生きて欲しい。彼女は転移魔法という瞬間移動が出来ると聞いた。それさえあれば、簡単にこの国を出られるだろう。
「だからって…」
オルビアは何か言いたげだったが、それ以上は言わなかった。
食事後、アルテミルと会議をしていた時だった。
「陛下、大変です。ファビオ様が!とにかく正門に来てください」
護衛騎士が血相を変えて部屋に入ってきた。ファビオに何かあったのか?俺たちは急いで正門へと向かう。そこには、血だらけのファビオが倒れていた。
その傍らでは、ファビオの妹のフェアラが泣きじゃくっていた。
「しっかりしろ、ファビオ」
声をかけるが返事はない。なんてことだ…やっぱり、行かせるんじゃなかった。後悔が一気に押し寄せる。
その時、オルビアとシャーロットがやって来た。できればこの現場をシャーロットに見せたくない。そう思ったのだが、シャーロットはファビオを見ると、すぐに泣きじゃくるフェアラをオルビアに託し、そして手をかざした。
すると、見る見るファビオの怪我が治っていく。この光景、以前子鹿の時に見た。それにしても、こんな瀕死の状態でも治せるのか!
俺はもちろん、周りもかなり驚いている。
目を覚ましたファビオから、手紙らしきものを受け取る。
“フェミニア王国の国王へ 1ヶ月後貴様の首を取りに行く”
そう書かれていた。そうか、1ヶ月後か…
とにかく、緊急会議を開く必要がある為、至急関係者をかき集める。
「知っている者もいると思うが、1ヶ月後、ガリレゴ王国との戦争が始まる。これは避けられない」
周りが騒めく…
「降伏しても戦っても、殺されるか奴隷としてこき使われる運命だ。どうせなら、最後まで抵抗しよう!」
アルテミルの言葉で、皆が頷く。
俺は至急必要な物資、兵士たちの招集などを行うよう指示をだす。ある程度の話がまとまったところで、アルテミルとオルビアのみを残し、一旦会議は終了させた。
「2人には残ってもらってすまない。シャーロットの事なんだが、明日、事実を話して早急に国から逃げるように伝えるつもりだ」
俺の言葉に反論したのは、アルテミルだ。
「アイラン、今日のシャーロットちゃん見ただろ?あんな大怪我でも簡単に治しちゃったんだぜ。シャーロットちゃんが居れば、少しは…」
「ダメだ!シャーロットは絶対に巻き込ませない!」
俺はアルテミルの言葉を遮り、はっきりそう伝えた。
「とにかく、明日シャーロットには国を出るように話すから」
俺はそう言うと、会議室を後にした。
そして翌日、シャーロットに国から出るように伝えた。彼女は少し考えさせてほしいと言って、会議室を出ていった。
「ねえ、シャーロットちゃん大分ショックを受けていたよな?大丈夫か?」
「そうね、心配だから、後で見に行ってくるわ」
シャーロットの様子に、アルテミルもオルビアも心配しているようだ。確かに、シャーロットにとってはショックだっただろう。でも、これでいいんだ!これで…
103
あなたにおすすめの小説
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
お前など家族ではない!と叩き出されましたが、家族になってくれという奇特な騎士に拾われました
蒼衣翼
恋愛
アイメリアは今年十五歳になる少女だ。
家族に虐げられて召使いのように働かされて育ったアイメリアは、ある日突然、父親であった存在に「お前など家族ではない!」と追い出されてしまう。
アイメリアは養子であり、家族とは血の繋がりはなかったのだ。
閉じ込められたまま外を知らずに育ったアイメリアは窮地に陥るが、救ってくれた騎士の身の回りの世話をする仕事を得る。
養父母と義姉が自らの企みによって窮地に陥り、落ちぶれていく一方で、アイメリアはその秘められた才能を開花させ、救い主の騎士と心を通わせ、自らの居場所を作っていくのだった。
※小説家になろうさま・カクヨムさまにも掲載しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる