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第14話:パーティー当日を迎えました
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1週間の地獄のレッスンを何とか耐え抜き、無事パーティー当日を迎えられた。正直この1週間何度も逃げ出そうと思ったが、持ち前の根性と忍耐力で何とか耐え抜いた。
それもこれも、今日のパーティーで恥をかかない為だ。でも、明らかにパーティーとは関係のないマナーまで叩き込まれた事に関しては、未だに納得できない。
何はともあれ、とにかく今日は恥をかかない様、全力を尽くさないと。ちなみにパーティーは夜開催されるとの事。
今日も朝一で、ルーク様に治癒魔法を掛ける。
「ルーク様、もう完全に湿疹も消えましたね。湿疹が完全に消えたら完治と、医学書に書いてありました。パーティーまでに完治出来て良かったです」
「そうだね、それもこれもセリーナのおかげだ。本当にありがとう」
嬉しそうに笑うルーク様。完治したという事は、もう私は用済みという事だ。近いうちに公爵家も出て行かなければいけないだろう。そう思ったら、無性に悲しくなった。
分かっていた事なのに、いざその瞬間を迎えると、どうしようもない気持ちになるのだ。きっと私は、ルーク様が好きなのだろう。でも、私とルーク様では住む世界が違いすぎる。
だから、この気持ちは封印しなければいけない。分かっていても辛いものだ!
午前中は最後のマナーレッスンを受けた。今日ぐらい無しで!そう訴えたが
「何をおっしゃっているのですか!今日ももちろんレッスンを行いますよ。本番で恥をかくと大変ですからね!」
そう先生に言われてしまった。この人は、もしかしたら鬼なのかもしれない…
午後は早速今日のパーティーの準備を開始する。メイドたちに連行され、浴槽へと放り込まれた。そして、これでもかというくらい磨かれる。さらにいい香りがする香油も塗られた。
髪の毛を乾かし、ドレスを着せられる。ちなみにドレスの色は緑だ。これももしかして、ルーク様の瞳の色に合わせているのかしら?それにしても、物凄く豪華なドレスだ。シルクの生地にびっくりするくらい細かな刺繍が施されている。さらに宝石まで散りばめられているのだ。
ドレスの次は、髪のセットとお化粧、さらにアクセサリーを付けてもらう。それにしても、物凄く手際のよいメイドたち。それになんだか、物凄く楽しそうだ。
「セリーナ様、出来ましたよ。それにしても、本当にお美しいですわ」
姿鏡で自分の姿を確認する。
嘘…これが私?自分で言うのも何だが、どこからどう見ても貴族の令嬢だ!これならパーティーでも、恥をかかなくてもよさそうね。
「皆、ありがとう。まさかここまで令嬢らしくなるなんて思わなかったわ。あなた達、どんな魔法を使ったの?」
「魔法だなんて!セリーナ様は元が良いのですわ」
さすが公爵家のメイドたち。お世辞が天才的にうまい。それにしても、本当にこれが私だなんてびっくりね。何度も何度も姿鏡で自分の姿を見ていると、別のメイドが呼びに来た。
「セリーナ様、お坊ちゃまがいらっしゃいましたよ」
どうやらルーク様が迎えに来てくれた様だ。
「ありがとう、入ってもら…」
「セリーナ、なんて美しいんだ!あぁ、やっぱり僕のセリーナは最高に美しい。こんなに美しいセリーナを、パーティーで令息共に会わせないといけないなんて、なんだか嫉妬しちゃうよ。いいかい、パーティー中は絶対に僕から離れてはダメだからね!」
物凄い勢いで訳の分からない事を言うルーク様。それも私が入ってもいいと言う前に入って来たし。もし着替え中だったら、どうするつもりだったのかしら?
「ええ、迷子にならない様に気を付けますわ。それに、ルーク様もとてもカッコいいですよ。でも、その格好は…」
確かにルーク様は物凄くカッコいい。はっきり言って、おとぎの国の王子様のようだ。でも、なぜか青色のスーツを着て、青色のタイピンを付けている。そのタイピンには、この前選んだサファイアもしっかり付いている。
どこからどう見ても、私の瞳の色よね。って、たまたま青が好きなだけかもしれないのに。私ったら、何を自意識過剰な事を考えているのかしら。恥ずかしいわ!
「僕の格好、おかしいかい?」
私が“その格好”と言ったせいか、不安そうなルーク様。
「いいえ、物凄く似合っていますわ。ルーク様は青色がお似合いなのですわね」
「そうかい?それならよかった。さあ、そろそろ会場に行こうか?」
いよいよね!
ルーク様の腕に手を添え、2人で会場でもあるダンスホールへと向かう。
「ルーク、セリーナちゃん、こっちよ」
お義母様と公爵様がこちらに向かって手を振っている。
「やっぱりセリーナちゃんには、そのドレスがよく似合うわ。最初は水色を選んでいたのだけれど、ルークが緑がいいって言って聞かないから」
そう言ってクスクス笑っている。
「そろそろお客様が来る頃ね。ほら、来たわ」
ふと入口の方を見ると、続々と上流貴族たちが入場してくる。そして、次々に話しかけられる。
「公爵様、夫人もお久しぶりです。今日はルーク様の快気祝いとの事で、誠におめでとうございます。まあ、ルーク様、すっかり大きくなられて!元気そうで何よりですわ。あら?こちらの方は?」
「ルークの治療をして下さった治癒師で、伯爵令嬢のセリーナ・ミルトン嬢だよ。彼女のおかげで、ルークは命を救われたんだ」
「まあ、ミルトン伯爵家のご令嬢でしたか。そう言えば、伯爵家も随分と立て直して来たとお聞きしましたわ!あら?お2人が並んでいるという事は、もしかして?」
「ええ、まあ」
「そうでしたか!おめでとうございます」
その後少し世間話をして去っていく男性と女性。なんとなく物凄い勘違いをされている様な気がする…そんな私の不安をよそに、次々と皆が挨拶にやって来る。基本的に公爵様やルーク様が全て話をしてくれるので、私は特に何もすることが無い。
あの地獄のマナーレッスンは一体何だったのだろう…ちなみになぜか私たちを見て、皆がニヤニヤして去っていく。一体どういう事なのかしら?
それもこれも、今日のパーティーで恥をかかない為だ。でも、明らかにパーティーとは関係のないマナーまで叩き込まれた事に関しては、未だに納得できない。
何はともあれ、とにかく今日は恥をかかない様、全力を尽くさないと。ちなみにパーティーは夜開催されるとの事。
今日も朝一で、ルーク様に治癒魔法を掛ける。
「ルーク様、もう完全に湿疹も消えましたね。湿疹が完全に消えたら完治と、医学書に書いてありました。パーティーまでに完治出来て良かったです」
「そうだね、それもこれもセリーナのおかげだ。本当にありがとう」
嬉しそうに笑うルーク様。完治したという事は、もう私は用済みという事だ。近いうちに公爵家も出て行かなければいけないだろう。そう思ったら、無性に悲しくなった。
分かっていた事なのに、いざその瞬間を迎えると、どうしようもない気持ちになるのだ。きっと私は、ルーク様が好きなのだろう。でも、私とルーク様では住む世界が違いすぎる。
だから、この気持ちは封印しなければいけない。分かっていても辛いものだ!
午前中は最後のマナーレッスンを受けた。今日ぐらい無しで!そう訴えたが
「何をおっしゃっているのですか!今日ももちろんレッスンを行いますよ。本番で恥をかくと大変ですからね!」
そう先生に言われてしまった。この人は、もしかしたら鬼なのかもしれない…
午後は早速今日のパーティーの準備を開始する。メイドたちに連行され、浴槽へと放り込まれた。そして、これでもかというくらい磨かれる。さらにいい香りがする香油も塗られた。
髪の毛を乾かし、ドレスを着せられる。ちなみにドレスの色は緑だ。これももしかして、ルーク様の瞳の色に合わせているのかしら?それにしても、物凄く豪華なドレスだ。シルクの生地にびっくりするくらい細かな刺繍が施されている。さらに宝石まで散りばめられているのだ。
ドレスの次は、髪のセットとお化粧、さらにアクセサリーを付けてもらう。それにしても、物凄く手際のよいメイドたち。それになんだか、物凄く楽しそうだ。
「セリーナ様、出来ましたよ。それにしても、本当にお美しいですわ」
姿鏡で自分の姿を確認する。
嘘…これが私?自分で言うのも何だが、どこからどう見ても貴族の令嬢だ!これならパーティーでも、恥をかかなくてもよさそうね。
「皆、ありがとう。まさかここまで令嬢らしくなるなんて思わなかったわ。あなた達、どんな魔法を使ったの?」
「魔法だなんて!セリーナ様は元が良いのですわ」
さすが公爵家のメイドたち。お世辞が天才的にうまい。それにしても、本当にこれが私だなんてびっくりね。何度も何度も姿鏡で自分の姿を見ていると、別のメイドが呼びに来た。
「セリーナ様、お坊ちゃまがいらっしゃいましたよ」
どうやらルーク様が迎えに来てくれた様だ。
「ありがとう、入ってもら…」
「セリーナ、なんて美しいんだ!あぁ、やっぱり僕のセリーナは最高に美しい。こんなに美しいセリーナを、パーティーで令息共に会わせないといけないなんて、なんだか嫉妬しちゃうよ。いいかい、パーティー中は絶対に僕から離れてはダメだからね!」
物凄い勢いで訳の分からない事を言うルーク様。それも私が入ってもいいと言う前に入って来たし。もし着替え中だったら、どうするつもりだったのかしら?
「ええ、迷子にならない様に気を付けますわ。それに、ルーク様もとてもカッコいいですよ。でも、その格好は…」
確かにルーク様は物凄くカッコいい。はっきり言って、おとぎの国の王子様のようだ。でも、なぜか青色のスーツを着て、青色のタイピンを付けている。そのタイピンには、この前選んだサファイアもしっかり付いている。
どこからどう見ても、私の瞳の色よね。って、たまたま青が好きなだけかもしれないのに。私ったら、何を自意識過剰な事を考えているのかしら。恥ずかしいわ!
「僕の格好、おかしいかい?」
私が“その格好”と言ったせいか、不安そうなルーク様。
「いいえ、物凄く似合っていますわ。ルーク様は青色がお似合いなのですわね」
「そうかい?それならよかった。さあ、そろそろ会場に行こうか?」
いよいよね!
ルーク様の腕に手を添え、2人で会場でもあるダンスホールへと向かう。
「ルーク、セリーナちゃん、こっちよ」
お義母様と公爵様がこちらに向かって手を振っている。
「やっぱりセリーナちゃんには、そのドレスがよく似合うわ。最初は水色を選んでいたのだけれど、ルークが緑がいいって言って聞かないから」
そう言ってクスクス笑っている。
「そろそろお客様が来る頃ね。ほら、来たわ」
ふと入口の方を見ると、続々と上流貴族たちが入場してくる。そして、次々に話しかけられる。
「公爵様、夫人もお久しぶりです。今日はルーク様の快気祝いとの事で、誠におめでとうございます。まあ、ルーク様、すっかり大きくなられて!元気そうで何よりですわ。あら?こちらの方は?」
「ルークの治療をして下さった治癒師で、伯爵令嬢のセリーナ・ミルトン嬢だよ。彼女のおかげで、ルークは命を救われたんだ」
「まあ、ミルトン伯爵家のご令嬢でしたか。そう言えば、伯爵家も随分と立て直して来たとお聞きしましたわ!あら?お2人が並んでいるという事は、もしかして?」
「ええ、まあ」
「そうでしたか!おめでとうございます」
その後少し世間話をして去っていく男性と女性。なんとなく物凄い勘違いをされている様な気がする…そんな私の不安をよそに、次々と皆が挨拶にやって来る。基本的に公爵様やルーク様が全て話をしてくれるので、私は特に何もすることが無い。
あの地獄のマナーレッスンは一体何だったのだろう…ちなみになぜか私たちを見て、皆がニヤニヤして去っていく。一体どういう事なのかしら?
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*** ***
※この話には第五章に少しだけ「ざまぁ」展開が入りますが、味付け程度です。
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※小説家になろう様にも掲載しています。
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