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番外編
地方に出張治療に行く事になりました【6】
食後早速牧場に行くために、ズボンに着替えた。せっかくなら、乳搾りなども体験したいと思ったので、動きやすいズボンに履き替えたのだ。
着替えを終えると、急いで玄関へと向かった。
「それじゃあ、早速牧場に向かおうか」
グレイス様とルーク様の3人で、馬車に乗り込む。しばらく走ると、大きな牧場が見えて来た。牛や馬、羊、ヤギなど色々な動物が飼育されている。
「ここは公爵家専属の牧場なんだよ。色々な動物がいるから、案内するね。さあ、セリーナ嬢、行こう!」
馬車から降りると、私の手を掴み走り出すグレイス様。
「おい、グレイス!勝手にセリーナを連れて行くな!セリーナも、他の男に付いて行くんじゃない!」
すかさずルーク様に腕を掴まれ、グレイス様から引き離された。
「ルーク様、ごめんなさい。次からは気を付けます」
とりあえず、ルーク様に謝っておいた。隣ではグレイス様が「ルークは嫉妬深くて嫌だね!」そう言って、ルーク様を睨んでいた。
気を取り直して、まずは牛が沢山飼育されている場所へとやって来た。
「セリーナ嬢、せっかくだから乳搾りを体験するといい」
そう言って、この小屋の責任者を連れて来てくれたグレイス様。早速責任者の方に教えてもらいながら、搾ってみる。しっかり奥まで掴むと、親指と人差し指、中指、薬指、小指の順番で、ゆっくり搾って行くといいと教えてもらったので、言われた通りにやってみた。
すると、ピューっとミルクが飛び出た。
「グレイス様、搾れましたわ。今ミルクが出ましたわよ!」
嬉しくてついグレイス様に報告してしまった。ヤバイ!ゆっくりとルーク様の方を見ると、物凄く不満そうな顔をしているルーク様と目が合った。
「ルーク様もやってみてください!楽しいですよ」
そう伝えたのだが…
「僕はいいよ」
そう言って、プイっと横を向いてしまった。どうやらグレイス様に一番に報告した事が気に入らなかった様だ。
気を取り直して、今度はチーズを作っている場所へと向かった。
「ここでは、色々なチーズを作っているんだよ」
そう言って、説明してくれるグレイス様。ここでは、温めている牛乳をかき混ぜる作業をやらせてもらった。
そして、出来立てのチーズを頂く。
「ルーク様、このチーズ。濃厚でとても美味しいですよ」
まだご機嫌斜めのルーク様の口に、チーズを放り込む。
「本当だ!とっても美味しいよ!」
あまりのチーズの美味しさに、どうやら機嫌が直った様で良かった。その後も、ヤギや羊、鶏など色々な動物を見せてもらった。
「セリーナ嬢、せっかくだから乗馬をやってみないかい?」
「乗馬ですか?」
生まれてこの方、乗馬なんてしたことが無い。それに、運動神経は残念な方だし…こんな私でも乗れるかしら?
「グレイス、乗馬なら僕も得意だ!セリーナには僕が教えてあげるよ」
そう言ったのはルーク様だ。せっかくなので、早速乗馬を体験する事にした。やっぱりどんくさい様で、結局最後まで1人で乗りこなすことは出来なかった。
最後に乗せてもらった馬にブラッシングをして終了だ。気が付くと、日が沈みかけていた。結局1日中牧場で楽しんでしまった為、街には行けなかった。残念。でも、楽しかったから良しとしよう。
屋敷に戻って、3人で食事をする。
「グレイス、明日、僕達は王都に帰るよ」
「もう帰るのか。それにしても、セリーナ嬢には本当にお世話になった。ありがとう。またいつでも遊びに来て欲しい」
「こちらこそ、ありがとうございます。またルーク様と一緒に遊びに来ますね。そうだ、私たちが結婚する時には、ぜひグレイス様も参加して下さいね」
せっかく仲良くなったんだ。結婚式にはぜひ来てほしい。
「そうだね…」
なぜか困った顔でそう言ったグレイス様。もしかして、王都に来るのが嫌だったのかしら?
その後も3人で話をしながら食事をし、自室に戻った。
コンコン
「セリーナ嬢、ちょっといいかな?」
訪ねて来たのはグレイス様だ。一体どうしたのかしら?
「ええ、大丈夫ですわ」
「それは良かった。ちょっと付き合って欲しい場所があるんだ。付いて来てくれるかな」
付き合って欲しい場所?一体どこかしら?
疑問に思いつつ、グレイス様について行く。どうやら、屋敷の外の様だ。ルーク様に言って行った方がいいと思い、グレイス様に伝えたのだが、すぐ近くなので問題ないとの事。
結局ルーク様に断りを入れず、グレイス様について行く。どうやら屋敷の裏にある丘に向かっている様だ。
「セリーナ嬢、上を見上げてごらん」
言われた通り、上を見上げると、そこには満天の星空が広がっていた。
「まあ、なんて奇麗なのかしら!」
「俺はこの星空が好きでね。ずっと領地にいるんだよ。この星空を見ていると、嫌な事があっても吹き飛ぶんだ」
確かに、こんな美しい星空を見ていたら、嫌な事も吹き飛びそうね。
「セリーナ嬢、君とルークが愛し合っている事は知っている。でも、どうしても気持ちを伝えたくて、ここに来てもらった。セリーナ嬢、ここ数日君と過ごして、君の一生懸命さや患者を思いやる優しさ、そして誰よりも頑張り屋なところに、俺は心を奪われた。俺は君が好きだ。もしよかったら、俺とこの地で生活しないかい?」
真っすぐ私を見つめるグレイス様。
「グレイス様、ありがとうございます。確かに、こんなにも自然豊かで素晴らしい土地で暮らせたら素敵だと思います。でも、私はルーク様を心より愛しております。ルーク様がいる場所が、私の居場所なのです。ですから、ここに残る事は出来ません。ごめんなさい」
グレイス様に深々と頭を下げた。
「きっぱり断ってくれてありがとう。正直言うと、断られるのは分かっていたんだ。でも、どうしても気持ちを伝えたくてね。これで、俺もすっぱり諦められるよ」
そう言って少し寂しそうに笑ったグレイス様。
「さあ、そろそろ戻ろうか。きっとルークが鬼の形相でセリーナ嬢を探しているよ」
そう言うと、丘を下りていこうとするグレイス様。
「グレイス様、確かに私はグレイス様の気持ちに答える事は出来ません。でも、これからも友達として、私と仲良くしてくれますか?」
自分でも我が儘な事を言っているという事はわかっている。でも、せっかくグレイス様と仲良くなれたのだ。このままお別れと言うのは、どうしても嫌だった。
「もちろんだよ、これからもよろしくね。セリーナ嬢」
そう言ってにっこり笑ったグレイス様。
「ありがとうございます、グレイス様。こらからも、ルーク様共々よろしくお願いします」
「それじゃあ、急いで戻ろう」
そうだわ、早く戻らないとルーク様が心配しているはず!
グレイスと一緒に、急いで丘を下りるセリーナだった。
着替えを終えると、急いで玄関へと向かった。
「それじゃあ、早速牧場に向かおうか」
グレイス様とルーク様の3人で、馬車に乗り込む。しばらく走ると、大きな牧場が見えて来た。牛や馬、羊、ヤギなど色々な動物が飼育されている。
「ここは公爵家専属の牧場なんだよ。色々な動物がいるから、案内するね。さあ、セリーナ嬢、行こう!」
馬車から降りると、私の手を掴み走り出すグレイス様。
「おい、グレイス!勝手にセリーナを連れて行くな!セリーナも、他の男に付いて行くんじゃない!」
すかさずルーク様に腕を掴まれ、グレイス様から引き離された。
「ルーク様、ごめんなさい。次からは気を付けます」
とりあえず、ルーク様に謝っておいた。隣ではグレイス様が「ルークは嫉妬深くて嫌だね!」そう言って、ルーク様を睨んでいた。
気を取り直して、まずは牛が沢山飼育されている場所へとやって来た。
「セリーナ嬢、せっかくだから乳搾りを体験するといい」
そう言って、この小屋の責任者を連れて来てくれたグレイス様。早速責任者の方に教えてもらいながら、搾ってみる。しっかり奥まで掴むと、親指と人差し指、中指、薬指、小指の順番で、ゆっくり搾って行くといいと教えてもらったので、言われた通りにやってみた。
すると、ピューっとミルクが飛び出た。
「グレイス様、搾れましたわ。今ミルクが出ましたわよ!」
嬉しくてついグレイス様に報告してしまった。ヤバイ!ゆっくりとルーク様の方を見ると、物凄く不満そうな顔をしているルーク様と目が合った。
「ルーク様もやってみてください!楽しいですよ」
そう伝えたのだが…
「僕はいいよ」
そう言って、プイっと横を向いてしまった。どうやらグレイス様に一番に報告した事が気に入らなかった様だ。
気を取り直して、今度はチーズを作っている場所へと向かった。
「ここでは、色々なチーズを作っているんだよ」
そう言って、説明してくれるグレイス様。ここでは、温めている牛乳をかき混ぜる作業をやらせてもらった。
そして、出来立てのチーズを頂く。
「ルーク様、このチーズ。濃厚でとても美味しいですよ」
まだご機嫌斜めのルーク様の口に、チーズを放り込む。
「本当だ!とっても美味しいよ!」
あまりのチーズの美味しさに、どうやら機嫌が直った様で良かった。その後も、ヤギや羊、鶏など色々な動物を見せてもらった。
「セリーナ嬢、せっかくだから乗馬をやってみないかい?」
「乗馬ですか?」
生まれてこの方、乗馬なんてしたことが無い。それに、運動神経は残念な方だし…こんな私でも乗れるかしら?
「グレイス、乗馬なら僕も得意だ!セリーナには僕が教えてあげるよ」
そう言ったのはルーク様だ。せっかくなので、早速乗馬を体験する事にした。やっぱりどんくさい様で、結局最後まで1人で乗りこなすことは出来なかった。
最後に乗せてもらった馬にブラッシングをして終了だ。気が付くと、日が沈みかけていた。結局1日中牧場で楽しんでしまった為、街には行けなかった。残念。でも、楽しかったから良しとしよう。
屋敷に戻って、3人で食事をする。
「グレイス、明日、僕達は王都に帰るよ」
「もう帰るのか。それにしても、セリーナ嬢には本当にお世話になった。ありがとう。またいつでも遊びに来て欲しい」
「こちらこそ、ありがとうございます。またルーク様と一緒に遊びに来ますね。そうだ、私たちが結婚する時には、ぜひグレイス様も参加して下さいね」
せっかく仲良くなったんだ。結婚式にはぜひ来てほしい。
「そうだね…」
なぜか困った顔でそう言ったグレイス様。もしかして、王都に来るのが嫌だったのかしら?
その後も3人で話をしながら食事をし、自室に戻った。
コンコン
「セリーナ嬢、ちょっといいかな?」
訪ねて来たのはグレイス様だ。一体どうしたのかしら?
「ええ、大丈夫ですわ」
「それは良かった。ちょっと付き合って欲しい場所があるんだ。付いて来てくれるかな」
付き合って欲しい場所?一体どこかしら?
疑問に思いつつ、グレイス様について行く。どうやら、屋敷の外の様だ。ルーク様に言って行った方がいいと思い、グレイス様に伝えたのだが、すぐ近くなので問題ないとの事。
結局ルーク様に断りを入れず、グレイス様について行く。どうやら屋敷の裏にある丘に向かっている様だ。
「セリーナ嬢、上を見上げてごらん」
言われた通り、上を見上げると、そこには満天の星空が広がっていた。
「まあ、なんて奇麗なのかしら!」
「俺はこの星空が好きでね。ずっと領地にいるんだよ。この星空を見ていると、嫌な事があっても吹き飛ぶんだ」
確かに、こんな美しい星空を見ていたら、嫌な事も吹き飛びそうね。
「セリーナ嬢、君とルークが愛し合っている事は知っている。でも、どうしても気持ちを伝えたくて、ここに来てもらった。セリーナ嬢、ここ数日君と過ごして、君の一生懸命さや患者を思いやる優しさ、そして誰よりも頑張り屋なところに、俺は心を奪われた。俺は君が好きだ。もしよかったら、俺とこの地で生活しないかい?」
真っすぐ私を見つめるグレイス様。
「グレイス様、ありがとうございます。確かに、こんなにも自然豊かで素晴らしい土地で暮らせたら素敵だと思います。でも、私はルーク様を心より愛しております。ルーク様がいる場所が、私の居場所なのです。ですから、ここに残る事は出来ません。ごめんなさい」
グレイス様に深々と頭を下げた。
「きっぱり断ってくれてありがとう。正直言うと、断られるのは分かっていたんだ。でも、どうしても気持ちを伝えたくてね。これで、俺もすっぱり諦められるよ」
そう言って少し寂しそうに笑ったグレイス様。
「さあ、そろそろ戻ろうか。きっとルークが鬼の形相でセリーナ嬢を探しているよ」
そう言うと、丘を下りていこうとするグレイス様。
「グレイス様、確かに私はグレイス様の気持ちに答える事は出来ません。でも、これからも友達として、私と仲良くしてくれますか?」
自分でも我が儘な事を言っているという事はわかっている。でも、せっかくグレイス様と仲良くなれたのだ。このままお別れと言うのは、どうしても嫌だった。
「もちろんだよ、これからもよろしくね。セリーナ嬢」
そう言ってにっこり笑ったグレイス様。
「ありがとうございます、グレイス様。こらからも、ルーク様共々よろしくお願いします」
「それじゃあ、急いで戻ろう」
そうだわ、早く戻らないとルーク様が心配しているはず!
グレイスと一緒に、急いで丘を下りるセリーナだった。
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