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第8話:魔力持ちの女性に出会いました
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荷物を降ろすと、早速街を歩いてみる事にした。よく見ると、どの建物もとても可愛らしい作りをしている。やはり海に近い街という事もあり、海産物や貝殻のアクセサリーなどが中心に売られていた。
それにしても、どうしてこんなに人が多いのかしら!まっすぐ歩けないくらい、人であふれかえっている。
「エリー、大丈夫かい?ここは有名な観光地でもあるんだ。とにかく人も多いから、一度ホテルに戻ろう」
「ええ、そうですわねって…イジャ様!!」
「エリー!!」
人の波に流され、どんどんイジャ様と離れてしまった。やっと人が少なくなったと思ったら、あら?ここはどこかしら?全く見覚えのない場所に来てしまった。
どうしよう…
「イジャ様!イジャ様!」
必死にイジャ様の名前を呼びながら、周りを歩く。でも、イジャ様の姿はどこにもない。どうしよう…
「あんた、この国の子じゃないね。迷子かい?」
急に後ろから声を掛けられ、ビクッとする。ゆっくり後ろを振り返ると、そこには中年の女性が立っていた。見た感じ、優しそうな人だ。
「はい、一緒に行動していた人と離れてしまって…」
「そうかい。それにしても、凄い魔力量だね。実は私も魔力持ちなんだ。ここで会ったのも何かの縁。すぐそこが私の家だから、付いておいで」
そう言ってくれた女性。でも…イジャ様から知らない人には付いて行ってはいけないと言われている。どうしよう…見た感じ、悪い人ではなさそうだけれど…
「そんなに怯えなくても大丈夫だよ。ほら、おいで。あんたのパートナーも魔力持ちだろう?だったら大丈夫だ。ほら」
私の手を引っ張り、そのまま近くにあった可愛らしい家へとやって来た。
「少し狭い家だけれど、そこに座っておくれ。今飲み物を入れるわね」
そう言うと、魔法で簡単に紅茶を入れてくれた。
「毒なんて入れていないから安心して飲みな。私の名前はヴィクトリア。子供が3人いるんだが、皆独立して別々で暮らしているんだよ。夫も2年前に亡くなっちゃってね。今は魔法を使って、アクセサリーの加工をしながら生計を立てているんだ。あんたの名前も聞いていいかい?」
私が少しでも安心できる様、まずは自分の事を話してくれたヴィクトリア様。やっぱり悪い人では無さそうね。
「はい、私の名前はエリーです。14歳、モールズ王国から来ました」
「モールズ王国と言えば、魔力大国の1つだね。だからこんなに魔力が強いのかい!エリー、安心しな。もうすぐあんたの連れがやって来るから」
そう言うと急に立ち上がり、玄関の扉を開けたヴィクトリア様。
「待っていたよ!ほら、中に入って」
誰かに声を掛けている。ゆっくり中に入って来たのは、イジャ様だ!
「イジャ様!!」
イジャ様の姿を見たら急にホッとして、イジャ様に飛びついた。
「エリー、あれほど知らない人に付いて行ってはいけないと言ったのに!君って子は!!」
そう言いつつも、私を抱きしめてくれるイジャ様。イジャ様の温もり…温かくてホッとする…
「ごめんなさい。でも、ヴィクトリア様はとてもいい人です!」
見ず知らずの私にとても親切にしてくれたもの。
ギューギュー抱き着く私を引き離したイジャ様。あぁ…温もりが…
物凄く名残惜しい…そんな私をよそに、ヴィクトリア様の方を向いたイジャ様。
「エリーを助けていただき、ありがとうございます。見たところ、あなたも魔力持ちの様ですね」
「あんたは随分と魔力を使いこなせている様だね。そうだよ、私も魔力持ちだ。さあ、ここに座りな。今お茶を入れるからね。エリー、恋人と再会できてよかったね。この子、あんたが来るまで本当にこの世の終わりみたいな顔をしていたんだよ!それがあんたが来た瞬間、飼い主に会えた子犬の様に目を輝かせて!よっぽどあんたの事が好きなんだね」
そう言ってクスクス笑っている。確かに私は、イジャ様に絶大な信頼を寄せているし、多分…好きなんだと思う。図星を言われて、どう答えていいのか分からず、真っ赤な顔をして俯く事しか出来ない。
「それであんたたちは、観光で来たのかい?新婚旅行にしては、随分と若いみたいだけれど」
し…新婚旅行ですって…そう言えば、他国では結婚したカップルが、2人で各国を回ると言う話を聞いた事があるわ…まさか私とイジャ様も、新婚に見えたのかしら?ヤダ!恥ずかしいわ!!
1人顔を真っ赤にして妄想している私をよそに
「いいえ、ただの旅の者で、彼女とは旅仲間みたいなものです!それで少しこの国に滞在しようと思って、今日在留許可証を申請してきたところです。許可証が発行され次第、住む場所や働き先を探そうと思っていて」
物凄く冷静に答えるイジャ様。ええ、分かっていましたよ。イジャ様にとって、私はただの旅仲間。でも…少しぐらい恋人のフリをしてくれてもって、私は何を考えているのかしら!
イジャ様のご厚意で、一緒に旅をさせてもらっているのに!
「なるほど。それなら、家の隣がちょうど空き家だ。そこに住むといい。それから息子が魔法を使って漁をしているんだが、あんたも魔力持ちだろう?息子と一緒に、仕事をしないかい?もしあんたさえよければ、話しを付けてあげるよ。ここで会ったのも何かの縁だ。もちろん、嫌なら断ってもらっても構わないから」
そう言ってにっこり笑ったヴィクトリア様。物凄く魅力的な提案だけれど、イジャ様はどうするのかしら?恐る恐るイジャ様の方を見ると、バッチリ目が合った。そしてにっこり微笑んだイジャ様。
「ヴィクトリアさんと言いましたね。ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます!僕はイジャと申します。いつまでここに居るか分かりませんが、よろしくお願いします」
ヴィクトリア様にぺこりと頭を下げたイジャ様。私もつられて頭を下げた。
「それは良かった。今日在留許可証を申請したと言っていたね。それじゃあ、在留許可証が発行されたらまたここを訪ねて来てくれるかい?それまでに、準備しておくから」
「「ありがとうございます!助かります!」」
この国に来て早々、住む家と仕事が決まった。それにヴィクトリア様もいい人そうだし。出だしは順調ね!
それにしても、どうしてこんなに人が多いのかしら!まっすぐ歩けないくらい、人であふれかえっている。
「エリー、大丈夫かい?ここは有名な観光地でもあるんだ。とにかく人も多いから、一度ホテルに戻ろう」
「ええ、そうですわねって…イジャ様!!」
「エリー!!」
人の波に流され、どんどんイジャ様と離れてしまった。やっと人が少なくなったと思ったら、あら?ここはどこかしら?全く見覚えのない場所に来てしまった。
どうしよう…
「イジャ様!イジャ様!」
必死にイジャ様の名前を呼びながら、周りを歩く。でも、イジャ様の姿はどこにもない。どうしよう…
「あんた、この国の子じゃないね。迷子かい?」
急に後ろから声を掛けられ、ビクッとする。ゆっくり後ろを振り返ると、そこには中年の女性が立っていた。見た感じ、優しそうな人だ。
「はい、一緒に行動していた人と離れてしまって…」
「そうかい。それにしても、凄い魔力量だね。実は私も魔力持ちなんだ。ここで会ったのも何かの縁。すぐそこが私の家だから、付いておいで」
そう言ってくれた女性。でも…イジャ様から知らない人には付いて行ってはいけないと言われている。どうしよう…見た感じ、悪い人ではなさそうだけれど…
「そんなに怯えなくても大丈夫だよ。ほら、おいで。あんたのパートナーも魔力持ちだろう?だったら大丈夫だ。ほら」
私の手を引っ張り、そのまま近くにあった可愛らしい家へとやって来た。
「少し狭い家だけれど、そこに座っておくれ。今飲み物を入れるわね」
そう言うと、魔法で簡単に紅茶を入れてくれた。
「毒なんて入れていないから安心して飲みな。私の名前はヴィクトリア。子供が3人いるんだが、皆独立して別々で暮らしているんだよ。夫も2年前に亡くなっちゃってね。今は魔法を使って、アクセサリーの加工をしながら生計を立てているんだ。あんたの名前も聞いていいかい?」
私が少しでも安心できる様、まずは自分の事を話してくれたヴィクトリア様。やっぱり悪い人では無さそうね。
「はい、私の名前はエリーです。14歳、モールズ王国から来ました」
「モールズ王国と言えば、魔力大国の1つだね。だからこんなに魔力が強いのかい!エリー、安心しな。もうすぐあんたの連れがやって来るから」
そう言うと急に立ち上がり、玄関の扉を開けたヴィクトリア様。
「待っていたよ!ほら、中に入って」
誰かに声を掛けている。ゆっくり中に入って来たのは、イジャ様だ!
「イジャ様!!」
イジャ様の姿を見たら急にホッとして、イジャ様に飛びついた。
「エリー、あれほど知らない人に付いて行ってはいけないと言ったのに!君って子は!!」
そう言いつつも、私を抱きしめてくれるイジャ様。イジャ様の温もり…温かくてホッとする…
「ごめんなさい。でも、ヴィクトリア様はとてもいい人です!」
見ず知らずの私にとても親切にしてくれたもの。
ギューギュー抱き着く私を引き離したイジャ様。あぁ…温もりが…
物凄く名残惜しい…そんな私をよそに、ヴィクトリア様の方を向いたイジャ様。
「エリーを助けていただき、ありがとうございます。見たところ、あなたも魔力持ちの様ですね」
「あんたは随分と魔力を使いこなせている様だね。そうだよ、私も魔力持ちだ。さあ、ここに座りな。今お茶を入れるからね。エリー、恋人と再会できてよかったね。この子、あんたが来るまで本当にこの世の終わりみたいな顔をしていたんだよ!それがあんたが来た瞬間、飼い主に会えた子犬の様に目を輝かせて!よっぽどあんたの事が好きなんだね」
そう言ってクスクス笑っている。確かに私は、イジャ様に絶大な信頼を寄せているし、多分…好きなんだと思う。図星を言われて、どう答えていいのか分からず、真っ赤な顔をして俯く事しか出来ない。
「それであんたたちは、観光で来たのかい?新婚旅行にしては、随分と若いみたいだけれど」
し…新婚旅行ですって…そう言えば、他国では結婚したカップルが、2人で各国を回ると言う話を聞いた事があるわ…まさか私とイジャ様も、新婚に見えたのかしら?ヤダ!恥ずかしいわ!!
1人顔を真っ赤にして妄想している私をよそに
「いいえ、ただの旅の者で、彼女とは旅仲間みたいなものです!それで少しこの国に滞在しようと思って、今日在留許可証を申請してきたところです。許可証が発行され次第、住む場所や働き先を探そうと思っていて」
物凄く冷静に答えるイジャ様。ええ、分かっていましたよ。イジャ様にとって、私はただの旅仲間。でも…少しぐらい恋人のフリをしてくれてもって、私は何を考えているのかしら!
イジャ様のご厚意で、一緒に旅をさせてもらっているのに!
「なるほど。それなら、家の隣がちょうど空き家だ。そこに住むといい。それから息子が魔法を使って漁をしているんだが、あんたも魔力持ちだろう?息子と一緒に、仕事をしないかい?もしあんたさえよければ、話しを付けてあげるよ。ここで会ったのも何かの縁だ。もちろん、嫌なら断ってもらっても構わないから」
そう言ってにっこり笑ったヴィクトリア様。物凄く魅力的な提案だけれど、イジャ様はどうするのかしら?恐る恐るイジャ様の方を見ると、バッチリ目が合った。そしてにっこり微笑んだイジャ様。
「ヴィクトリアさんと言いましたね。ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます!僕はイジャと申します。いつまでここに居るか分かりませんが、よろしくお願いします」
ヴィクトリア様にぺこりと頭を下げたイジャ様。私もつられて頭を下げた。
「それは良かった。今日在留許可証を申請したと言っていたね。それじゃあ、在留許可証が発行されたらまたここを訪ねて来てくれるかい?それまでに、準備しておくから」
「「ありがとうございます!助かります!」」
この国に来て早々、住む家と仕事が決まった。それにヴィクトリア様もいい人そうだし。出だしは順調ね!
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