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第9話:アレグラ王国での生活が始まりました
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「それじゃあヴィクトリアさん、また2日後くらいに来ますね」
「ああ、待っているよ!」
ヴィクトリアさんと別れた後、2人で手を繋いでホテルに戻る。
「イジャ様、住むところと仕事が決まってよかったですね!」
「ああ、まさかこんなに早く決まるとは思っていなかったよ。エリーのお陰だね。ありがとう。でも今回は良い人だったから良かったけれど、次からは知らない人には付いて行ってはいけないよ!」
「はい…気を付けます」
結局怒られてしまった…
そうだ、聞きたいことがあったんだったわ。
「1つお聞きしたいのですが、イジャ様はどうして私の居場所が分かったのですか?ヴィクトリア様も、イジャ様が来るのが分かっていたみたいだし…」
2人は私にはない何か別の能力を持っているのかしら?そう思ったのだが…
「僕達魔力持ちは、魔力を持っている相手を肌で感じる事が出来るんだ。だからエリーの魔力を感じる事で、大体の居場所を特定する事が出来たんだ」
「魔力を肌で感じる?」
「そうだよ、特にエリーの魔力は特殊だからね。すぐに居場所が分かる」
「そうだったのですね。でも、私はイジャ様の魔力もヴィクトリア様の魔力も、感じる事が出来ないのですが…」
私はかなりの魔力を持っているはずなのに、全くと言っていいほど2人の魔力を感じないのだ。
「う~ん、そうだね。それじゃあエリー、目を閉じて、そして心を無にするんだ。出来るかい?」
目を閉じて心を無にする?よく分からないが、やってみる。すると、すぐ近くに温かな魔力を感じる。これはもしかして、イジャ様の魔力?
「イジャ様、今近くに凄く温かい魔力を感じましたわ!こうやって魔力を感じるのですね!」
「ああ、こうやって訓練をつめば、もっと明確に相手の居場所を特定出来たり、魔力持ちかどうか判断できるようになるよ」
なるほど!ん?待てよ!という事は!
「そうすると、私を探しているであろう両親にも、居場所がバレてしまう恐れがあるという事ですよね!」
それはまずいわ!見つかったら、きっと連れ戻されてしまう!
「その可能性は十分あるね。でも、モールズ王国からこのアレグラ王国までかなり距離があるし、それにエリーに出会ってから、僕の魔力を覆いかぶせているから、中々見つけられないと思うよ。でもずっと同じ場所に居ると見つかるかもしれないから、定期的に移動した方がいいかもしれないね」
「イジャ様は私の為に、そこまでして下さっていたのですか?ありがとうございます!」
本当にイジャ様には敵わないわ!きっとイジャ様に出会えなければ、すぐに見つかって連れ戻されていたかもしれない。そう思うと、本当にイジャ様には感謝してもしきれない。とにかく、この国では出来る限りイジャ様に尽くさないと!
そして2日後
「それではこれが2人分の在留証明書になります。必ず身につける様にしてください」
待ちに待った、在留証明書が手に入ったのだ。早速イジャ様と一緒に、ヴィクトリア様の家を訪ねた。
「ヴィクトリア様、やっと在留証明書が手に入りましたわ!」
「それは良かったね。でもエリー、私の事を様付けで呼ぶのは止めておくれ」
様付けは駄目なのか。それじゃあ…
「ヴィクトリアさんでいいかしら?」
「ああ、そう呼んでおくれ。それじゃあ、早速家に案内するよ。ある程度必要な物は魔法で揃えておいたよ。ただ食材だけは揃っていないから、後で街に買いに行くといい。観光客が少ない街の市場を教えてあげるから、そこで買い物をするといいよ」
ヴィクトリアさんが言った通り、家の中には既に家具が入れられていて、いつでも住めるようになっていた。
「ヴィクトリアさん、何から何までありがとうございます」
「大した事はしていないよ。明日息子を連れて来るから、イジャは早速一緒に働くといい。エリーは私と一緒に、アクセサリー作りを手伝ってくれるかい?」
「まあ、私にもアクセサリー作りを手伝わせてもらえるのですか?嬉しいです!一生懸命頑張るので、よろしくお願いします!」
ぺこりとヴィクトリアさんに頭を下げた。
「ヴィクトリアさん、エリーには仕事をさせるつもりはありません。申し訳ないのですが、エリーに家の事を教えてやってくれますか?」
なぜか私が働く事に待ったをかけたのは、イジャ様だ。どうして私は働けないのかしら?
「もちろん家の事を教えるのはいいが、エリーは魔力持ちだから、秒殺で終わってしまうと思うよ。空いた時間で私の手伝いをして貰えればと思っている。何、大したことはさせないから、大丈夫だよ!」
「でも…」
なぜか不満そうなイジャ様。どうして私が働くのがそんなに嫌なのかしら?
「イジャ様、せっかくだから、アクセサリー作りを手伝ってみたいです!だからやらせてください!お願いします」
とにかく出来る事は何でもやりたい!これ以上イジャ様のお荷物になりたくないのだ!必死にお願いすると
「分かったよ、エリーがそこまで言うなら、やってもいいよ!ただし、無理はしない事!分かったね」
ついに折れたイジャ様。
「ありがとうございます!」
嬉しくて、ついイジャ様に抱き着いた。
「やれやれ、随分と過保護な男だねぇ…」
喜ぶ私の横で、呆れ顔のヴィクトリア様。
その後は3人で街に買い物に出掛け、沢山の食材を購入した。日持ちしないものも、魔法を掛けておけば腐らせることは無いから安心だろう。
そしていよいよ夕飯作りの開始だ。作り方は簡単。作りたいものの材料を並べ、念じればOK。ただ料理をした事が無い私は、どんな料理にどんな材料や調味料が必要なのか分からない。その為、ヴィクトリアさんに教えてもらいながら、材料を準備した。
そして心の中で念じる。すると、美味しそうな料理の完成だ!ちなみに今日は、牛肉のシチューと野菜サンドだ。せっかくなので、ヴィクトリアさんも一緒に家で食べてもらう事にした。
料理を机に並べ、いよいよ実食タイムだ。まずはイジャ様が一口!緊張の瞬間である!
「このシチュー、味がしっかり付いていてとても美味しいよ。それにお肉も柔らかいし!エリー、君は料理の才能があるのかもしれないね」
そう言って褒めてくれた。とりあえず成功した様でホッとした。ヴィクトリアさんからも
「とっても美味しいよ!後はどんな料理にどの材料を使えばいいか覚えるだけだね。そうだ、レシピ本を買うといい!家にも何冊かあるから、貸してあげるよ」
「まあ、本当ですか?ありがとうございます!」
レシピ本があれば、その本通りに材料を集めればOKだものね。それに、料理のイメージもしやすいし!
食後は魔法で洗い物も済ませた。14年間生きて来て今まであまり感じなかったけれど、魔法って本当に便利ね。だって一瞬で何でも出来てしまうんだもの。
後片付けが終わったところで、ヴィクトリアさんは帰って行った。
「それじゃあ2人共また明日」
「ヴィクトリアさん、何から何までありがとうございました!明日もよろしくお願いします」
ヴィクトリアさんを見送った後は、それぞれ湯あみを済ませ、眠る為に寝室へと向かう。あまり大きなお家ではないので、今回も寝室は一緒だ。イジャ様に挨拶を済ませ、それぞれベッドに入った。
明日からここでの生活が本格的に始まる。今まではイジャ様におんぶにだっこだったけれど、明日からはしっかり働いてイジャ様の負担を少しでも減らせるように頑張ろう!俄然やる気を見せるエリーであった。
「ああ、待っているよ!」
ヴィクトリアさんと別れた後、2人で手を繋いでホテルに戻る。
「イジャ様、住むところと仕事が決まってよかったですね!」
「ああ、まさかこんなに早く決まるとは思っていなかったよ。エリーのお陰だね。ありがとう。でも今回は良い人だったから良かったけれど、次からは知らない人には付いて行ってはいけないよ!」
「はい…気を付けます」
結局怒られてしまった…
そうだ、聞きたいことがあったんだったわ。
「1つお聞きしたいのですが、イジャ様はどうして私の居場所が分かったのですか?ヴィクトリア様も、イジャ様が来るのが分かっていたみたいだし…」
2人は私にはない何か別の能力を持っているのかしら?そう思ったのだが…
「僕達魔力持ちは、魔力を持っている相手を肌で感じる事が出来るんだ。だからエリーの魔力を感じる事で、大体の居場所を特定する事が出来たんだ」
「魔力を肌で感じる?」
「そうだよ、特にエリーの魔力は特殊だからね。すぐに居場所が分かる」
「そうだったのですね。でも、私はイジャ様の魔力もヴィクトリア様の魔力も、感じる事が出来ないのですが…」
私はかなりの魔力を持っているはずなのに、全くと言っていいほど2人の魔力を感じないのだ。
「う~ん、そうだね。それじゃあエリー、目を閉じて、そして心を無にするんだ。出来るかい?」
目を閉じて心を無にする?よく分からないが、やってみる。すると、すぐ近くに温かな魔力を感じる。これはもしかして、イジャ様の魔力?
「イジャ様、今近くに凄く温かい魔力を感じましたわ!こうやって魔力を感じるのですね!」
「ああ、こうやって訓練をつめば、もっと明確に相手の居場所を特定出来たり、魔力持ちかどうか判断できるようになるよ」
なるほど!ん?待てよ!という事は!
「そうすると、私を探しているであろう両親にも、居場所がバレてしまう恐れがあるという事ですよね!」
それはまずいわ!見つかったら、きっと連れ戻されてしまう!
「その可能性は十分あるね。でも、モールズ王国からこのアレグラ王国までかなり距離があるし、それにエリーに出会ってから、僕の魔力を覆いかぶせているから、中々見つけられないと思うよ。でもずっと同じ場所に居ると見つかるかもしれないから、定期的に移動した方がいいかもしれないね」
「イジャ様は私の為に、そこまでして下さっていたのですか?ありがとうございます!」
本当にイジャ様には敵わないわ!きっとイジャ様に出会えなければ、すぐに見つかって連れ戻されていたかもしれない。そう思うと、本当にイジャ様には感謝してもしきれない。とにかく、この国では出来る限りイジャ様に尽くさないと!
そして2日後
「それではこれが2人分の在留証明書になります。必ず身につける様にしてください」
待ちに待った、在留証明書が手に入ったのだ。早速イジャ様と一緒に、ヴィクトリア様の家を訪ねた。
「ヴィクトリア様、やっと在留証明書が手に入りましたわ!」
「それは良かったね。でもエリー、私の事を様付けで呼ぶのは止めておくれ」
様付けは駄目なのか。それじゃあ…
「ヴィクトリアさんでいいかしら?」
「ああ、そう呼んでおくれ。それじゃあ、早速家に案内するよ。ある程度必要な物は魔法で揃えておいたよ。ただ食材だけは揃っていないから、後で街に買いに行くといい。観光客が少ない街の市場を教えてあげるから、そこで買い物をするといいよ」
ヴィクトリアさんが言った通り、家の中には既に家具が入れられていて、いつでも住めるようになっていた。
「ヴィクトリアさん、何から何までありがとうございます」
「大した事はしていないよ。明日息子を連れて来るから、イジャは早速一緒に働くといい。エリーは私と一緒に、アクセサリー作りを手伝ってくれるかい?」
「まあ、私にもアクセサリー作りを手伝わせてもらえるのですか?嬉しいです!一生懸命頑張るので、よろしくお願いします!」
ぺこりとヴィクトリアさんに頭を下げた。
「ヴィクトリアさん、エリーには仕事をさせるつもりはありません。申し訳ないのですが、エリーに家の事を教えてやってくれますか?」
なぜか私が働く事に待ったをかけたのは、イジャ様だ。どうして私は働けないのかしら?
「もちろん家の事を教えるのはいいが、エリーは魔力持ちだから、秒殺で終わってしまうと思うよ。空いた時間で私の手伝いをして貰えればと思っている。何、大したことはさせないから、大丈夫だよ!」
「でも…」
なぜか不満そうなイジャ様。どうして私が働くのがそんなに嫌なのかしら?
「イジャ様、せっかくだから、アクセサリー作りを手伝ってみたいです!だからやらせてください!お願いします」
とにかく出来る事は何でもやりたい!これ以上イジャ様のお荷物になりたくないのだ!必死にお願いすると
「分かったよ、エリーがそこまで言うなら、やってもいいよ!ただし、無理はしない事!分かったね」
ついに折れたイジャ様。
「ありがとうございます!」
嬉しくて、ついイジャ様に抱き着いた。
「やれやれ、随分と過保護な男だねぇ…」
喜ぶ私の横で、呆れ顔のヴィクトリア様。
その後は3人で街に買い物に出掛け、沢山の食材を購入した。日持ちしないものも、魔法を掛けておけば腐らせることは無いから安心だろう。
そしていよいよ夕飯作りの開始だ。作り方は簡単。作りたいものの材料を並べ、念じればOK。ただ料理をした事が無い私は、どんな料理にどんな材料や調味料が必要なのか分からない。その為、ヴィクトリアさんに教えてもらいながら、材料を準備した。
そして心の中で念じる。すると、美味しそうな料理の完成だ!ちなみに今日は、牛肉のシチューと野菜サンドだ。せっかくなので、ヴィクトリアさんも一緒に家で食べてもらう事にした。
料理を机に並べ、いよいよ実食タイムだ。まずはイジャ様が一口!緊張の瞬間である!
「このシチュー、味がしっかり付いていてとても美味しいよ。それにお肉も柔らかいし!エリー、君は料理の才能があるのかもしれないね」
そう言って褒めてくれた。とりあえず成功した様でホッとした。ヴィクトリアさんからも
「とっても美味しいよ!後はどんな料理にどの材料を使えばいいか覚えるだけだね。そうだ、レシピ本を買うといい!家にも何冊かあるから、貸してあげるよ」
「まあ、本当ですか?ありがとうございます!」
レシピ本があれば、その本通りに材料を集めればOKだものね。それに、料理のイメージもしやすいし!
食後は魔法で洗い物も済ませた。14年間生きて来て今まであまり感じなかったけれど、魔法って本当に便利ね。だって一瞬で何でも出来てしまうんだもの。
後片付けが終わったところで、ヴィクトリアさんは帰って行った。
「それじゃあ2人共また明日」
「ヴィクトリアさん、何から何までありがとうございました!明日もよろしくお願いします」
ヴィクトリアさんを見送った後は、それぞれ湯あみを済ませ、眠る為に寝室へと向かう。あまり大きなお家ではないので、今回も寝室は一緒だ。イジャ様に挨拶を済ませ、それぞれベッドに入った。
明日からここでの生活が本格的に始まる。今まではイジャ様におんぶにだっこだったけれど、明日からはしっかり働いてイジャ様の負担を少しでも減らせるように頑張ろう!俄然やる気を見せるエリーであった。
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