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第12話:エリーといると心が温かいもので包まれる様だ~イジャ視点~
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とにかくこれから一緒に旅をするのなら、虹色の髪ではマズい。そう思った僕は、髪の色を変える事を提案した。
「何色がいいかい?」
そう聞いた僕に、少し悩んだエリーは
「金色がいいですわ!」
そう答えたのだ。金髪か…でも、本人が希望するなら、叶えてあげないと!そんな思いから、エリーの髪を魔法で金髪にしてあげた。髪の色が変わり、喜ぶエリー。でも…
その姿は、僕が知っているエリザそのものだった。あの頃の記憶が、ずっと蓋をしていたエリザへの思いが、今にも溢れ出しそうになるのを必死に抑えた。落ち着け!彼女はエリザではない!落ち着くんだ!そう自分に言い聞かせた。
気を取り直して、早速エリーと一緒に山を下りた。街に着くと、やはりさっき別の街の住民から暴言を吐かれたのがショックだったのか、僕にギューッとしがみついて来た。
やっぱり可愛いな…って、僕は何を考えているんだ!とにかく、今日泊まる為のホテルを予約しないと!エリーを近くに座らせ、目の前のホテルの予約を取る。幸いすぐに予約を取ることができた。
ホッとして外に出ると、エリーが嬉しそうに男たちと話をしていた!急いで近付き、エリーをかばう様に男たちの前に立った。僕が睨むと、逃げていく男達。何だあいつら、根性なしどもめ。でも、エリーが無事でよかった!そう思ったのも束の間、あろう事か
「せっかくあの男性たちが食事をご馳走してくれると言って下さったのに、行ってしまいましたわ。残念ですわね…」
なんてふざけた事を言っている!エリーはどれだけ世間知らずなんだ!感情が抑えきれずに、ついエリーをきつく叱ってしまった。とにかく、もう二度と知らない人には付いて行かない様に!そうきつく言い聞かせた。
かなりきつく怒ったからか、シュンとするエリー。そんな姿を見たら、どうしても許してしまう自分が情けない…
気を取り直し、エリーを連れてホテルに入った。ホテルが初めての様で、キョロキョロしながら歩くエリー。さらにエレベーターに大興奮し、部屋に入っては子供の様にはしゃいでいる。
彼女は本当に世間を知らないのだろう…そして物凄く純粋で、汚れた世界を知らない…そんな彼女と僕が一緒にいてもいいのだろうか…そう考えてしまう程、エリーは純粋でまっすぐだ。
とは言っても、僕が側にいないとエリーは何もできない。だから今はエリーを守る為にも、側にいる必要がある。そうだ、僕がエリーを守らないといけないんだ!よし!
気を取り直して、エリーを連れてレストランへと向かった。ここでも嬉しそうに食事をするエリー。よほどお腹が空いていたのか、黙々と食べていた。そんな姿が可愛くて、つい僕のデザートをあげた。すると
「いいんですか?ありがとうございます!」
それはそれは嬉しそうにお礼を言い、デザートを食べている。その笑顔を見ているだけで、なぜか僕の心は満たされていく…心の奥が温かいもので包まれる様な、そんな気持ちになった。
食後、何も知らないエリーにシャワーの使い方を教える。本当に僕がいないと何もできない。それでも一生懸命学ぼうとする姿が、また可愛い…
湯あみが終わると、お互いベッドに入って休む事にした。すぐに眠りに付いたエリーに対し、僕は中々眠る事が出来ない。エリーに近付き、そっと寝顔を覗き込む。本当にこの子は、警戒心という物がないのだろうか…
そう思う程、スヤスヤと眠っていた。金色の髪にそっと触れる…柔らかくてサラサラだ…そっと頬に触れると、こちらも柔らかい…ぽってりとした唇に目が留まる…無意識に顔を近づけ、エリーの唇が僕の唇に触れそうになった時、ハッと我に返った。
僕は一体何をしようとしているんだ!落ち着け!僕が彼女に触れる権利はない!彼女は僕が散々傷つけた、エリザの子孫だ。それに何より、僕はきっと彼女を通してエリザを見ている!
それはエリーに対して、物凄く失礼な事だ!とにかく、変な感情を持つのは止めよう!そうだ、エリーは僕の妹だ!そう思う様にすれば、きっと変な感情は抱かないはずだ!そう思ったものの、やはりエリーが気になって眠れない…結局一睡もできないまま、朝を迎えた。
早朝、まだエリーが眠っているうちに、転移魔法を使って、今日乗る予定の電車と飛行船のチケットを取りに行った。ついでに次に行く予定の、アレグラ王国のホテルも予約した。
もうエリーが起きてしまっているかもしれない!そう思って急いでホテルに戻るが、まだ眠っていた。そんなエリーをしばらく観察する…て、僕は何をしているんだ!とにかく、今度行くアレグラ王国に関する資料を読んでおかないと!今回はエリーも一緒だ!エリーに快適に過ごしてもらう為にも、情報収集は重要だからね!
ちょうど本を読み始めたタイミングで起きたエリー。まだ眠そうに目を擦っている。頭も爆発している。いつも身なりがしっかりしていたエリザに比べ、かなり抜けているエリー。顔はそっくりなのに、性格は全然違う。でも行動力があるところは、よく似ているか…
そんな事を考えているうちに、着替えを済ませ戻って来たエリー。急いで朝食を食べ、電車に乗り込んだ。ここでも、興奮してはしゃいでいた!本当に彼女は見ていて飽きない。それに、やっぱり心の奥が温かいもので包まれる…
きっとこんな気持ちを抱いてはいけないのだろう…でも…
とにかく、エリーが1人で生きて行けるようになるまでは、僕が守ってあげないと!
「何色がいいかい?」
そう聞いた僕に、少し悩んだエリーは
「金色がいいですわ!」
そう答えたのだ。金髪か…でも、本人が希望するなら、叶えてあげないと!そんな思いから、エリーの髪を魔法で金髪にしてあげた。髪の色が変わり、喜ぶエリー。でも…
その姿は、僕が知っているエリザそのものだった。あの頃の記憶が、ずっと蓋をしていたエリザへの思いが、今にも溢れ出しそうになるのを必死に抑えた。落ち着け!彼女はエリザではない!落ち着くんだ!そう自分に言い聞かせた。
気を取り直して、早速エリーと一緒に山を下りた。街に着くと、やはりさっき別の街の住民から暴言を吐かれたのがショックだったのか、僕にギューッとしがみついて来た。
やっぱり可愛いな…って、僕は何を考えているんだ!とにかく、今日泊まる為のホテルを予約しないと!エリーを近くに座らせ、目の前のホテルの予約を取る。幸いすぐに予約を取ることができた。
ホッとして外に出ると、エリーが嬉しそうに男たちと話をしていた!急いで近付き、エリーをかばう様に男たちの前に立った。僕が睨むと、逃げていく男達。何だあいつら、根性なしどもめ。でも、エリーが無事でよかった!そう思ったのも束の間、あろう事か
「せっかくあの男性たちが食事をご馳走してくれると言って下さったのに、行ってしまいましたわ。残念ですわね…」
なんてふざけた事を言っている!エリーはどれだけ世間知らずなんだ!感情が抑えきれずに、ついエリーをきつく叱ってしまった。とにかく、もう二度と知らない人には付いて行かない様に!そうきつく言い聞かせた。
かなりきつく怒ったからか、シュンとするエリー。そんな姿を見たら、どうしても許してしまう自分が情けない…
気を取り直し、エリーを連れてホテルに入った。ホテルが初めての様で、キョロキョロしながら歩くエリー。さらにエレベーターに大興奮し、部屋に入っては子供の様にはしゃいでいる。
彼女は本当に世間を知らないのだろう…そして物凄く純粋で、汚れた世界を知らない…そんな彼女と僕が一緒にいてもいいのだろうか…そう考えてしまう程、エリーは純粋でまっすぐだ。
とは言っても、僕が側にいないとエリーは何もできない。だから今はエリーを守る為にも、側にいる必要がある。そうだ、僕がエリーを守らないといけないんだ!よし!
気を取り直して、エリーを連れてレストランへと向かった。ここでも嬉しそうに食事をするエリー。よほどお腹が空いていたのか、黙々と食べていた。そんな姿が可愛くて、つい僕のデザートをあげた。すると
「いいんですか?ありがとうございます!」
それはそれは嬉しそうにお礼を言い、デザートを食べている。その笑顔を見ているだけで、なぜか僕の心は満たされていく…心の奥が温かいもので包まれる様な、そんな気持ちになった。
食後、何も知らないエリーにシャワーの使い方を教える。本当に僕がいないと何もできない。それでも一生懸命学ぼうとする姿が、また可愛い…
湯あみが終わると、お互いベッドに入って休む事にした。すぐに眠りに付いたエリーに対し、僕は中々眠る事が出来ない。エリーに近付き、そっと寝顔を覗き込む。本当にこの子は、警戒心という物がないのだろうか…
そう思う程、スヤスヤと眠っていた。金色の髪にそっと触れる…柔らかくてサラサラだ…そっと頬に触れると、こちらも柔らかい…ぽってりとした唇に目が留まる…無意識に顔を近づけ、エリーの唇が僕の唇に触れそうになった時、ハッと我に返った。
僕は一体何をしようとしているんだ!落ち着け!僕が彼女に触れる権利はない!彼女は僕が散々傷つけた、エリザの子孫だ。それに何より、僕はきっと彼女を通してエリザを見ている!
それはエリーに対して、物凄く失礼な事だ!とにかく、変な感情を持つのは止めよう!そうだ、エリーは僕の妹だ!そう思う様にすれば、きっと変な感情は抱かないはずだ!そう思ったものの、やはりエリーが気になって眠れない…結局一睡もできないまま、朝を迎えた。
早朝、まだエリーが眠っているうちに、転移魔法を使って、今日乗る予定の電車と飛行船のチケットを取りに行った。ついでに次に行く予定の、アレグラ王国のホテルも予約した。
もうエリーが起きてしまっているかもしれない!そう思って急いでホテルに戻るが、まだ眠っていた。そんなエリーをしばらく観察する…て、僕は何をしているんだ!とにかく、今度行くアレグラ王国に関する資料を読んでおかないと!今回はエリーも一緒だ!エリーに快適に過ごしてもらう為にも、情報収集は重要だからね!
ちょうど本を読み始めたタイミングで起きたエリー。まだ眠そうに目を擦っている。頭も爆発している。いつも身なりがしっかりしていたエリザに比べ、かなり抜けているエリー。顔はそっくりなのに、性格は全然違う。でも行動力があるところは、よく似ているか…
そんな事を考えているうちに、着替えを済ませ戻って来たエリー。急いで朝食を食べ、電車に乗り込んだ。ここでも、興奮してはしゃいでいた!本当に彼女は見ていて飽きない。それに、やっぱり心の奥が温かいもので包まれる…
きっとこんな気持ちを抱いてはいけないのだろう…でも…
とにかく、エリーが1人で生きて行けるようになるまでは、僕が守ってあげないと!
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