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第7話:お友達が出来ました
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シュミナ様に挨拶をしたものの、返答がない。不安の中ゆっくりとシュミナ様の方を向くと、目を丸くして固まっていた。
「シュミナ様、どうかなされましたか?」
私の言葉にハッとしたシュミナ様は、急に立ち上がった。
ゴン!
机で足を打ったのか、物凄く痛そうな鈍い音がした。大丈夫かしら?
「シュミナ様、大丈夫ですか?凄い音がしましたが」
急いでシュミナ様の元に駆け寄り、足を見てみたが、特になんともなっていない様だった。よかったわ!
その時だった。
「本当にシュミナはどんくさいわね。ミシェル様。初めまして。私はシュミナの姉の、シャティと申します。こんなどんくっさくて暗い子は放っておいて、こっちで一緒に茶をしましょう」
私に話しかけてきたのは、どうやらシュミナ様のお姉さまと取り巻きの様だ。ふとシュミナ様の方を見ると、真っ赤な顔をして俯いている。
どうしてだろう…
シュミナ様のお姉さまを見ていると、まるで1回目の生の自分を見ている様だ。あの人の見下したような目、本当に昔の私にそっくりだわ。そう思った瞬間、無意識にシュミナ様を庇う様に立っていた。
「シャティ様、私はシュミナ様とお話をしたいので、せっかくですが遠慮させていただきますわ」
そう言うと、シュミナ様の手を取り、歩きはじめた。
後ろで
「まあ、この私の誘いを断るなんて!」
という言葉が聞こえてが、無視しておいた。
そもそも、侯爵令嬢でもあるシャティ様と、公爵令嬢でもある私とでは、私の方が明らかに身分は上だ。とやかく言われる筋合いはない!それに、発言までも、昔の私に似ているわね。そう思いながら歩いていると、急にシュミナ様が立ち止まった。
「あの、私のせいで嫌な思いをさせてしまい、ごめんなさい」
物凄い勢いで頭を下げるシュミナ様。
「どうしてシュミナ様が謝るの?あなたは何も悪い事はしていないわ」
余りにも何度も頭を下げるので、私も焦ってしまい、とにかく彼女は悪くないと伝えた。そもそも絡んできたのは向こうなのだから、シュミナ様が謝る必要はこれっぽっちもないのだ!
「でも…」
それでも申し訳ない顔をしているシュミナ様。何か話題を変えなければ!そうだわ!
「そうそう、今日はお誕生日という事で、プレゼントを持ってきましたの。気に入って貰えるかしら?」
早速エレナに選んでもらったプレゼントを渡した。
「私にですか?嬉しいです。開けても良いですか?」
「ええ、いいわよ」
嬉しそうに中身を開けるシュミナ様。気に入ってくれるかしら?
「まあ、この本、私が欲しかった恋愛小説ですわ!凄く嬉しいです。ありがとうございます。ミューティング公爵令嬢様」
ふと小説を見ると、その中の1冊がちょうど私が読み終えた本だった。そう言えば、同じ本を準備してくれたって、エレナが言っていたわね。
「この本、私も読んだのだけれど、とても面白かったわ。後…もしよろしければ、私の事をミシェルと呼んでもらえると嬉しいのだけれど。それともう1つ、良かったら友達になって貰えないかしら?私、友達が1人もいなくて」
まどろっこしい事をするのは性に合わない。ストレートに自分の気持ちを伝えた。でも、ちょっとストレート過ぎたかしら?迷惑だと思われたらどうしよう。不安な気持ちを抱えながら、返事を待つ。
でも、いつまで経っても返事が来ない。あれ?どうしたのかしら?
「シュミナ様?」
私が名前を呼ぶと、ビクッと震えたシュミナ様。
「ごめんなさい。私、お姉さまみたいに華やかで奇麗じゃないし、口下手だし、本ばかり読んでいる暗い子だって皆に言われていて。きっと私と一緒に居ても、いい事はないと思いますよ」
寂しそうに笑うシュミナ様。
「そんな事、お友達になってみないと分からないわ!それに私は、あんな傲慢なお姉さんより、あなたの方が魅力的に見えるわよ。そうそう、私ね。物凄くおバカで、やっと最近小説を読み始めたのだけれど、これが面白くてね。もしよかったら、あなたのお勧めの小説を教えてくれると嬉しいな」
取り巻きを引き連れて威張っている令嬢より、彼女の方がずっといい。今の私はそう思ったのだ。
「ありがとうございます。ミシェル様。私、そんな風に言ってもらえたのって初めてで…いつも姉と比べられていて…こんな私で良ければ、よろしくお願いします」
目に涙を浮かべながらも、私のお願いに答えてくれた。
やったわ!友達第1号ね。
「ありがとう。そうだわ。せっかく友達になったのですもの。あなたの事をもっと知りたいわ!いろいろと教えてくれる?」
その後は、シュミナ様と色々な話をした。基本的におっとりしているシュミナ様は、読書以外にも、お菓子を作るのが好きみたい。
「凄いわ!お菓子ってどうやって作るの?私にも作れるかしら?」
鼻息荒く詰め寄る私に、苦笑いのシュミナ様。
「ミシェル様にもきっと作れますわ。そうだ、よろしければ今度我が家にお菓子を作りに来ませんか?私で良ければお教えしますよ」
「本当?ぜひ作ってみたいわ!」
「それなら来週はどうですか?」
「もちろん大丈夫よ!ありがとう、シュミナ様」
私がお礼を言うと、頬を赤らめながら嬉しそうに微笑むシュミナ様。とっても可愛らしい!
「そうだわ、ミシェル様は小説を読み始めたとおっしゃっていましたわよね。読みやすい本が私の部屋にたくさんありますの。よかったら、お貸ししましょうか?」
まあ、本まで貸してくれるなんて!なんて優しい子なのかしら。
「よろしいの?それは嬉しいわ。ぜひお願いします!」
何だかんだでパーティーの間中ずっと2人で過ごした。
「お嬢様、そろそろ帰る時間ですよ」
2人で盛り上がっているところに、ルシアナが呼びに来た。
「あら、もうそんな時間?いけないわ。シュミナ様、ごめんなさい。あなたの誕生日パーティーだと言うのに、ずっと私が独占してしまっていましたわね。どうしましょう!」
きっとシュミナ様も、他の令嬢たちとお話したかっただろうに!どうしよう…
「ミシェル様。大丈夫ですわ。私、実は友達が1人もいなくて。そんな私を心配した両親が、今回令嬢のみをパーティーに招待いたしましたの。私が友達を作れるようにって。だから、気にしないで下さい」
にっこり笑うシュミナ様。気にしないで下さいと言われても…
「でも、結局私とばかり話していたから、シュミナ様のお友達作りが進みませんでしたわ」
お嬢様はもっと周りを見るべきです!と、後でルシアナに怒られるわね。そう思っていたのだが…
「いいえ、そんな事はありませんわ。だって、ミシェル様と言う大切なお友達が出来たのですもの。きっと両親も喜びますわ」
「えっ?私?」
「そうですわ!」
そう言うと、嬉しそうににっこり笑ったシュミナ様。そうか、そうよね。私とシュミナ様は今日から友達だものね。そう思ったら、なんだか胸の奥が温かい気持ちになった。
「それじゃあ、また来週お邪魔させていただきますわ」
「ええ、お待ちしております」
シュミナ様に別れを告げ、公爵家の馬車へと乗り込んだ。
「お嬢様、お友達が出来て良かったですね。シュミナ嬢はとても優しくて穏やかな女性と聞いております。きっとお嬢様にとって、よきお友達になってくれますよ」
「そうね、ありがとうルシアナ。そうだわ、帰ったらエレナにもお礼を言わないとね。それに、早速シュミナ様に借りた小説を読まないと。見てルシアナ。おバカな私でも読みやすい小説を選んでくれたのよ。文字も少し大きくて読みやすいわ」
嬉しくてルシアナに今日シュミナ様から借りた小説を見せた。
「それは良かったですね。後、お嬢様はおバカではありませんわ。随分賢くなってきましたからね」
そう言うと、クスクス笑うルシアナ。
その後公爵家に着くまで、ルシアナに今日できた友達、シュミナの事を嬉しそうに話すミシェルであった。
「シュミナ様、どうかなされましたか?」
私の言葉にハッとしたシュミナ様は、急に立ち上がった。
ゴン!
机で足を打ったのか、物凄く痛そうな鈍い音がした。大丈夫かしら?
「シュミナ様、大丈夫ですか?凄い音がしましたが」
急いでシュミナ様の元に駆け寄り、足を見てみたが、特になんともなっていない様だった。よかったわ!
その時だった。
「本当にシュミナはどんくさいわね。ミシェル様。初めまして。私はシュミナの姉の、シャティと申します。こんなどんくっさくて暗い子は放っておいて、こっちで一緒に茶をしましょう」
私に話しかけてきたのは、どうやらシュミナ様のお姉さまと取り巻きの様だ。ふとシュミナ様の方を見ると、真っ赤な顔をして俯いている。
どうしてだろう…
シュミナ様のお姉さまを見ていると、まるで1回目の生の自分を見ている様だ。あの人の見下したような目、本当に昔の私にそっくりだわ。そう思った瞬間、無意識にシュミナ様を庇う様に立っていた。
「シャティ様、私はシュミナ様とお話をしたいので、せっかくですが遠慮させていただきますわ」
そう言うと、シュミナ様の手を取り、歩きはじめた。
後ろで
「まあ、この私の誘いを断るなんて!」
という言葉が聞こえてが、無視しておいた。
そもそも、侯爵令嬢でもあるシャティ様と、公爵令嬢でもある私とでは、私の方が明らかに身分は上だ。とやかく言われる筋合いはない!それに、発言までも、昔の私に似ているわね。そう思いながら歩いていると、急にシュミナ様が立ち止まった。
「あの、私のせいで嫌な思いをさせてしまい、ごめんなさい」
物凄い勢いで頭を下げるシュミナ様。
「どうしてシュミナ様が謝るの?あなたは何も悪い事はしていないわ」
余りにも何度も頭を下げるので、私も焦ってしまい、とにかく彼女は悪くないと伝えた。そもそも絡んできたのは向こうなのだから、シュミナ様が謝る必要はこれっぽっちもないのだ!
「でも…」
それでも申し訳ない顔をしているシュミナ様。何か話題を変えなければ!そうだわ!
「そうそう、今日はお誕生日という事で、プレゼントを持ってきましたの。気に入って貰えるかしら?」
早速エレナに選んでもらったプレゼントを渡した。
「私にですか?嬉しいです。開けても良いですか?」
「ええ、いいわよ」
嬉しそうに中身を開けるシュミナ様。気に入ってくれるかしら?
「まあ、この本、私が欲しかった恋愛小説ですわ!凄く嬉しいです。ありがとうございます。ミューティング公爵令嬢様」
ふと小説を見ると、その中の1冊がちょうど私が読み終えた本だった。そう言えば、同じ本を準備してくれたって、エレナが言っていたわね。
「この本、私も読んだのだけれど、とても面白かったわ。後…もしよろしければ、私の事をミシェルと呼んでもらえると嬉しいのだけれど。それともう1つ、良かったら友達になって貰えないかしら?私、友達が1人もいなくて」
まどろっこしい事をするのは性に合わない。ストレートに自分の気持ちを伝えた。でも、ちょっとストレート過ぎたかしら?迷惑だと思われたらどうしよう。不安な気持ちを抱えながら、返事を待つ。
でも、いつまで経っても返事が来ない。あれ?どうしたのかしら?
「シュミナ様?」
私が名前を呼ぶと、ビクッと震えたシュミナ様。
「ごめんなさい。私、お姉さまみたいに華やかで奇麗じゃないし、口下手だし、本ばかり読んでいる暗い子だって皆に言われていて。きっと私と一緒に居ても、いい事はないと思いますよ」
寂しそうに笑うシュミナ様。
「そんな事、お友達になってみないと分からないわ!それに私は、あんな傲慢なお姉さんより、あなたの方が魅力的に見えるわよ。そうそう、私ね。物凄くおバカで、やっと最近小説を読み始めたのだけれど、これが面白くてね。もしよかったら、あなたのお勧めの小説を教えてくれると嬉しいな」
取り巻きを引き連れて威張っている令嬢より、彼女の方がずっといい。今の私はそう思ったのだ。
「ありがとうございます。ミシェル様。私、そんな風に言ってもらえたのって初めてで…いつも姉と比べられていて…こんな私で良ければ、よろしくお願いします」
目に涙を浮かべながらも、私のお願いに答えてくれた。
やったわ!友達第1号ね。
「ありがとう。そうだわ。せっかく友達になったのですもの。あなたの事をもっと知りたいわ!いろいろと教えてくれる?」
その後は、シュミナ様と色々な話をした。基本的におっとりしているシュミナ様は、読書以外にも、お菓子を作るのが好きみたい。
「凄いわ!お菓子ってどうやって作るの?私にも作れるかしら?」
鼻息荒く詰め寄る私に、苦笑いのシュミナ様。
「ミシェル様にもきっと作れますわ。そうだ、よろしければ今度我が家にお菓子を作りに来ませんか?私で良ければお教えしますよ」
「本当?ぜひ作ってみたいわ!」
「それなら来週はどうですか?」
「もちろん大丈夫よ!ありがとう、シュミナ様」
私がお礼を言うと、頬を赤らめながら嬉しそうに微笑むシュミナ様。とっても可愛らしい!
「そうだわ、ミシェル様は小説を読み始めたとおっしゃっていましたわよね。読みやすい本が私の部屋にたくさんありますの。よかったら、お貸ししましょうか?」
まあ、本まで貸してくれるなんて!なんて優しい子なのかしら。
「よろしいの?それは嬉しいわ。ぜひお願いします!」
何だかんだでパーティーの間中ずっと2人で過ごした。
「お嬢様、そろそろ帰る時間ですよ」
2人で盛り上がっているところに、ルシアナが呼びに来た。
「あら、もうそんな時間?いけないわ。シュミナ様、ごめんなさい。あなたの誕生日パーティーだと言うのに、ずっと私が独占してしまっていましたわね。どうしましょう!」
きっとシュミナ様も、他の令嬢たちとお話したかっただろうに!どうしよう…
「ミシェル様。大丈夫ですわ。私、実は友達が1人もいなくて。そんな私を心配した両親が、今回令嬢のみをパーティーに招待いたしましたの。私が友達を作れるようにって。だから、気にしないで下さい」
にっこり笑うシュミナ様。気にしないで下さいと言われても…
「でも、結局私とばかり話していたから、シュミナ様のお友達作りが進みませんでしたわ」
お嬢様はもっと周りを見るべきです!と、後でルシアナに怒られるわね。そう思っていたのだが…
「いいえ、そんな事はありませんわ。だって、ミシェル様と言う大切なお友達が出来たのですもの。きっと両親も喜びますわ」
「えっ?私?」
「そうですわ!」
そう言うと、嬉しそうににっこり笑ったシュミナ様。そうか、そうよね。私とシュミナ様は今日から友達だものね。そう思ったら、なんだか胸の奥が温かい気持ちになった。
「それじゃあ、また来週お邪魔させていただきますわ」
「ええ、お待ちしております」
シュミナ様に別れを告げ、公爵家の馬車へと乗り込んだ。
「お嬢様、お友達が出来て良かったですね。シュミナ嬢はとても優しくて穏やかな女性と聞いております。きっとお嬢様にとって、よきお友達になってくれますよ」
「そうね、ありがとうルシアナ。そうだわ、帰ったらエレナにもお礼を言わないとね。それに、早速シュミナ様に借りた小説を読まないと。見てルシアナ。おバカな私でも読みやすい小説を選んでくれたのよ。文字も少し大きくて読みやすいわ」
嬉しくてルシアナに今日シュミナ様から借りた小説を見せた。
「それは良かったですね。後、お嬢様はおバカではありませんわ。随分賢くなってきましたからね」
そう言うと、クスクス笑うルシアナ。
その後公爵家に着くまで、ルシアナに今日できた友達、シュミナの事を嬉しそうに話すミシェルであった。
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