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第12話:王太子殿下に嫉妬されている様です
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マリアナと友達になって以降、毎日楽しい日々を送っている。マリアナが好きだと言っていたおはぎも作って持って行った。
「この味、懐かしいわ。あぁ、あんこが食べられるなんて!ジュリア、あなたは本当に天才よ。私におはぎを食べさせてくれて、ありがとう」
そう言って泣いて喜んでいた。さらにどうやってお料理を作っているのか見たいと言ったマリアナの為に、我が家に招待した。味噌や醤油などを作っている場所にも案内した。
目を輝かせて料理人に色々と聞くマリアナに、料理人たちはガチガチに固まっていた。さらに、私が作ったジャージも見せた。ジャージを見た瞬間
「懐かしいわ。この感触。これ、ちょっと借りてもいい?私も早速作ってもらうわ」
そう懇願されたので、1着マリアナにあげる事にした。実は私、5着ほど持っているのだ。でも、公爵令嬢で王太子殿下の婚約者でもあるマリアナが、ジャージなんて履いて大丈夫かしら?そう思ったが、本人がものすごく嬉しそうな顔をしていたので、その点に触れる事は出来なかった。
まあ、隠れて履く分には大丈夫だろう。
我が家に遊びに来た翌日、今度はマリアナの家にお呼ばれした。正直変り者として有名な私を、マリアナのご両親は受け入れてくれるか心配したが、とても気さくで優しいご両親だった。さらに
「この子、今まで親しいお友達がいなかったの。どうかこれからも、マリアナと仲良くしてあげて下さいね」
そう何度も頭を下げられたのだ。どうやら事前に、マリアナが私の事を話しておいてくれた様だ。
マリアナと友達になってから、本当に毎日が楽しい。ただ、1つ問題がある。それは、王太子殿下だ。マリアナを物凄く溺愛している王太子殿下。
私とマリアナが仲良くしている事が、お気に召さない様だ。
今日もマリアナと2人で昼食を食べていると…
「マリアナ、また僕に黙ってこんなところで食事をして!」
すかさずやって来たのは、王太子殿下だ。
「スリーティス嬢、僕の可愛いマリアナを勝手に連れて行くのは、控えてもらいたい」
それはそれは怖い顔で私に詰め寄る王太子殿下。
「リューゴ様、ジュリアに変な事を言うのはお止めください。私がジュリアをお昼に誘っているのです。そもそも、やっと友人と呼べる令嬢が出来たのですよ」
「君は僕のものだ!友人なんて、必要ないだろう。それとも何か、僕よりもこの女の方が大切だと言うのか!」
「そんな事はありませんわ。ただ、ジュリアも大切な友人なのです」
王太子殿下に必死に訴えるマリアナ。それにしてもこの王太子殿下、かなり自己中ね。そもそも、友達と自分、どちらが大切かなんて、聞くものじゃないわ…
こんな幼稚な男が王太子殿下だなんて、この国も先が思いやられるわね…と言いたいところだが、この王太子殿下、頭もよく武術も優れており、家臣からの信頼も厚いと聞く。ただ、マリアナが好きすぎて、彼女の事になると周りが見えなくなるらしい…
最初は王太子殿下がマリアナに文句を言う姿を見た時、どうしたらいいのか分からずその場から去ろうとしたこともあったが、マリアナから引き留められているうちに、段々この光景も慣れて来た。
さあ、そろそろ私も参戦するか…
「王太子殿下、マリアナはとても魅力的な女性で、殿下が不安になるのも理解できます。でもどうかもう少し、マリアナを信じて、少し自由にしてあげてはいかがですか?」
嫉妬深い男は嫌われるわよ!と、都合の悪い事は、心の中で呟く。
「うるさい!僕がマリアナをどうしようが、君には関係ないだろう。たとえ令嬢であっても、マリアナが他の人間と一緒にいる事が、耐えられないんだ!それに君は変り者と有名だ。そんな令嬢と一緒にいたら、マリアナの評判も下がるだろう」
「ちょっとリューゴ様、ジュリアのどこが変り者なの!いくらリューゴ様でも、ジュリアに酷い事を言うなら、許しませんよ!」
すかさず私の為に怒ってくれるマリアナ。王太子殿下も、さすがに口にしてはいけないと思ったのか、口を押えている。
「兄上、マリアナ嬢の言う通りですよ。ジュリア嬢を悪く言うのは止めていただきたい」
この声は…
「リュカ殿下。また私たちの邪魔をしに来たのですか?」
そう、第二王子だ。王太子殿下はもちろん、なぜか第二王子まで、私たちが一緒にいるとよく間に入ってくるのだ。ただ…第二王子が来ると、第二王子目当ての令嬢たちも来るので、はっきり言って迷惑なのだが…一応第二王子なので、そんな事は言えない。
「リュカ、お前も来たのか…お前が来たのなら、マリアナを連れて行っても構わないな。マリアナ、ジュリア嬢はリュカに任せて、僕たちはあっちで食事をしよう」
何を思ったのか、訳の分からない事を言う王太子殿下。ちょっと、第二王子と2人きりにされたら、また令嬢に恨まれるじゃない!
「リューゴ様、何をおっしゃっているのですか?とにかく、私はジュリアと食事をしますので。ジュリア、早く食事をしましょう」
そう言って、お弁当を食べ始めたマリアナ。チラリと王太子殿下の方を見ると、それはそれは怖い顔で私を睨んでいた。ちょっと、そんな顔で睨まないでよ。
「兄上、それなら4人で食事をしましょう。兄上はマリアナ嬢の隣、僕はジュリア嬢の隣に座りますね」
そう言って、私の隣に座った第二王子。もちろん、断る事なんて出来ない。
結局その後は、4人で何とも言えない空気の中、食事を済ませたのであった。
「この味、懐かしいわ。あぁ、あんこが食べられるなんて!ジュリア、あなたは本当に天才よ。私におはぎを食べさせてくれて、ありがとう」
そう言って泣いて喜んでいた。さらにどうやってお料理を作っているのか見たいと言ったマリアナの為に、我が家に招待した。味噌や醤油などを作っている場所にも案内した。
目を輝かせて料理人に色々と聞くマリアナに、料理人たちはガチガチに固まっていた。さらに、私が作ったジャージも見せた。ジャージを見た瞬間
「懐かしいわ。この感触。これ、ちょっと借りてもいい?私も早速作ってもらうわ」
そう懇願されたので、1着マリアナにあげる事にした。実は私、5着ほど持っているのだ。でも、公爵令嬢で王太子殿下の婚約者でもあるマリアナが、ジャージなんて履いて大丈夫かしら?そう思ったが、本人がものすごく嬉しそうな顔をしていたので、その点に触れる事は出来なかった。
まあ、隠れて履く分には大丈夫だろう。
我が家に遊びに来た翌日、今度はマリアナの家にお呼ばれした。正直変り者として有名な私を、マリアナのご両親は受け入れてくれるか心配したが、とても気さくで優しいご両親だった。さらに
「この子、今まで親しいお友達がいなかったの。どうかこれからも、マリアナと仲良くしてあげて下さいね」
そう何度も頭を下げられたのだ。どうやら事前に、マリアナが私の事を話しておいてくれた様だ。
マリアナと友達になってから、本当に毎日が楽しい。ただ、1つ問題がある。それは、王太子殿下だ。マリアナを物凄く溺愛している王太子殿下。
私とマリアナが仲良くしている事が、お気に召さない様だ。
今日もマリアナと2人で昼食を食べていると…
「マリアナ、また僕に黙ってこんなところで食事をして!」
すかさずやって来たのは、王太子殿下だ。
「スリーティス嬢、僕の可愛いマリアナを勝手に連れて行くのは、控えてもらいたい」
それはそれは怖い顔で私に詰め寄る王太子殿下。
「リューゴ様、ジュリアに変な事を言うのはお止めください。私がジュリアをお昼に誘っているのです。そもそも、やっと友人と呼べる令嬢が出来たのですよ」
「君は僕のものだ!友人なんて、必要ないだろう。それとも何か、僕よりもこの女の方が大切だと言うのか!」
「そんな事はありませんわ。ただ、ジュリアも大切な友人なのです」
王太子殿下に必死に訴えるマリアナ。それにしてもこの王太子殿下、かなり自己中ね。そもそも、友達と自分、どちらが大切かなんて、聞くものじゃないわ…
こんな幼稚な男が王太子殿下だなんて、この国も先が思いやられるわね…と言いたいところだが、この王太子殿下、頭もよく武術も優れており、家臣からの信頼も厚いと聞く。ただ、マリアナが好きすぎて、彼女の事になると周りが見えなくなるらしい…
最初は王太子殿下がマリアナに文句を言う姿を見た時、どうしたらいいのか分からずその場から去ろうとしたこともあったが、マリアナから引き留められているうちに、段々この光景も慣れて来た。
さあ、そろそろ私も参戦するか…
「王太子殿下、マリアナはとても魅力的な女性で、殿下が不安になるのも理解できます。でもどうかもう少し、マリアナを信じて、少し自由にしてあげてはいかがですか?」
嫉妬深い男は嫌われるわよ!と、都合の悪い事は、心の中で呟く。
「うるさい!僕がマリアナをどうしようが、君には関係ないだろう。たとえ令嬢であっても、マリアナが他の人間と一緒にいる事が、耐えられないんだ!それに君は変り者と有名だ。そんな令嬢と一緒にいたら、マリアナの評判も下がるだろう」
「ちょっとリューゴ様、ジュリアのどこが変り者なの!いくらリューゴ様でも、ジュリアに酷い事を言うなら、許しませんよ!」
すかさず私の為に怒ってくれるマリアナ。王太子殿下も、さすがに口にしてはいけないと思ったのか、口を押えている。
「兄上、マリアナ嬢の言う通りですよ。ジュリア嬢を悪く言うのは止めていただきたい」
この声は…
「リュカ殿下。また私たちの邪魔をしに来たのですか?」
そう、第二王子だ。王太子殿下はもちろん、なぜか第二王子まで、私たちが一緒にいるとよく間に入ってくるのだ。ただ…第二王子が来ると、第二王子目当ての令嬢たちも来るので、はっきり言って迷惑なのだが…一応第二王子なので、そんな事は言えない。
「リュカ、お前も来たのか…お前が来たのなら、マリアナを連れて行っても構わないな。マリアナ、ジュリア嬢はリュカに任せて、僕たちはあっちで食事をしよう」
何を思ったのか、訳の分からない事を言う王太子殿下。ちょっと、第二王子と2人きりにされたら、また令嬢に恨まれるじゃない!
「リューゴ様、何をおっしゃっているのですか?とにかく、私はジュリアと食事をしますので。ジュリア、早く食事をしましょう」
そう言って、お弁当を食べ始めたマリアナ。チラリと王太子殿下の方を見ると、それはそれは怖い顔で私を睨んでいた。ちょっと、そんな顔で睨まないでよ。
「兄上、それなら4人で食事をしましょう。兄上はマリアナ嬢の隣、僕はジュリア嬢の隣に座りますね」
そう言って、私の隣に座った第二王子。もちろん、断る事なんて出来ない。
結局その後は、4人で何とも言えない空気の中、食事を済ませたのであった。
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