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第15話:王妃様に料理を振舞います
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屋敷に着くと、すぐに料理人たちを呼びだした。
「実は私の作ったお料理を、王妃様が食べたいとおっしゃってくださったの。それで、急遽王宮で料理をすることになったから、あなた達も付いてきてくれる?」
私の言葉に、皆目を丸くして固まっている。そりゃそうよね、まさか王妃様にお料理を振舞う事になるなんて。
そんな中、料理長が口を開いた。
「…かしこまりました、お嬢様。それで、何の料理を作りますか?」
「そうね、せっかくだからちらし寿司、みそ汁、てんぷら、デザートに白玉ぜんざいなんてどうかしら?それから、おやつにおせんべいも焼きましょう」
「承知いたしました。至急材料を準備いたします」
急いで準備を始めた料理人たち。そして必要な材料をもって、王宮へと向かう。あまりの大荷物に、何事かとこちらにやって来るお母様の姿が…
ここで捕まると面倒だ。お母様に捕まる前に、急いで馬車に乗り込み出発した。きっと後で色々と聞かれるだろうが、仕方ない。
王宮に着くと、王妃様となぜか第二王子まで待っていた。
「ジュリア嬢、君が兄上に呼び出されて王宮に来たなんて、全然知らなかったよ。それで、今から料理を披露してくれるんだよね。楽しみだな」
なぜか嬉しそうな顔で私の方にやって来た第二王子。別に私は、あなたの為に料理を作るのではなく、王妃様の為に料理を作るのだ。そう言いたいが、そんな事は言えない。
「殿下までわざわざいらしていただいたのですね。では、早速調理に取り掛からせていただきたいのですが」
「厨房はこっちだよ。ジュリア嬢の為に、開けてあるんだ」
そう言うと、なぜか私の手を掴み、歩き出した第二王子。後ろで王妃様が「あらあら」と言いながら、生暖かい眼差しで見つめている。ちょっと、さすがに恥ずかしいわ!
「殿下、あの…手を離していただけますか?」
そう伝えたのだが…
「王宮はとても広いんだよ。また迷子になったら大変だ。君はすぐに迷子になるのだからね」
ちょっと、そんな大きな声で迷子になるだなんて言わないでよ。恥ずかしいじゃない。
「あの時は、たまたま道が分からなくなっただけですわ。ですから…」
「1日に二度も迷子になった人が、よく言うよ。さあ、もうすぐ着くから」
迷子迷子ってこの男は、本当に失礼ね!
私が1人怒っている間に、厨房に着いた。さすが王宮の厨房、ものすごく立派で広い。
「この場所を好きな様に作っていいよ」
第二王子が案内してくれたのは、厨房の中心で、一番いい場所だ。さあ、早速料理に取り掛かろう。うちから連れて来た料理人たちと一緒に、料理を作っていく。
私はまず、てんぷらやお味噌汁の具などを切っていく。隣では料理人が、ちらし寿司の寿司酢を作っている。さらに、てんぷら粉の準備も進めていく。
「へ~、ジュリア嬢はとても手際がいいんだね。令嬢が包丁を使うなんて、なんだか新鮮だな」
「そうね。自分で作れるなんて、素敵だわ」
私の包丁さばきを、隣で王妃様と第二王子がまじまじと見つめている。そりゃ前世から料理をしていたからね。
料理人と一緒に、次々と料理を仕上げていく。途中から、王宮の料理人たちも気になった様で、見に来た。
「ジュリア嬢、この茶色い物体は一体ないんだい?」
「これはお味噌ですわ。このお味噌が、美味しいお味噌汁になるのですよ。それからこっちが醤油です。この調味料も、お料理をするうえで欠かせない物です。この醤油をベースに、おせんべいも作っておりますの」
「まあ、そうなのね。でも、不思議な調味料ね」
調味料たちを不思議そうに見つめる王妃様と第二王子。さらに
「あの、ジュリア嬢。もしよろしければ、この調味料を味見させていただいてもよろしいでしょうか?」
そう言って来たのは、王宮料理人だ。
「もちろんです。どうぞ」
早速味見をする料理人たち。
せっかくなので、出来上がったばかりのお味噌汁を、少し味見してもらう事にした。
「これは!初めて食べるお料理ですが、美味しいです!あの調味料を使うと、こんなにも美味しいお料理になるのですね。こんなおいしいお料理がこの世にある何て!」
そう言って料理人たちが感激していた。そんなに絶賛されると、なんだか嬉しくなる。その後も料理を作り続け、やっと全ての料理が完成した。
せっかくなので、私も一緒に頂くことになった。まさか王族の方たちと食事をするなんて。
早速王妃様がてんぷらを一口。王妃様のお口に合うかしら?緊張の瞬間である。
「これは!サクサクしていて、すごく美味しいわ」
「王妃様、そのまま食べても美味しいですが、そのつけ汁に付けても美味しいですよ」
天つゆを王妃様に進める。
「本当ね!このつけ汁につけると、また違った楽しみ方があるわ。それにしても、こんなおいしいお料理、初めて食べたわ」
「ジュリア嬢、こっちのお寿司?と呼ばれるものも、とても美味しいよ。特にこの醤油がたまらないね」
「こっちのお味噌汁も美味しいわ!マリアナちゃんが絶賛するのもよくわかるわ。これは病みつきになりそうね」
次々と平らげていく王妃様と第二王子。あっという間に白玉ぜんざいまで食べ終わってしまった。
「ジュリアちゃん、こんなにも美味しいお料理を本当にありがとう。私、このお料理の虜になってしまったわ。もしジュリアちゃんさえよければ、また作ってくれるかしら?」
「気に入って頂けてとても光栄です。私でよければ、いつでも作りに来ますわ」
とにかく王妃様に満足してもらえてよかった。ホッと胸をなでおろすのであった。
「実は私の作ったお料理を、王妃様が食べたいとおっしゃってくださったの。それで、急遽王宮で料理をすることになったから、あなた達も付いてきてくれる?」
私の言葉に、皆目を丸くして固まっている。そりゃそうよね、まさか王妃様にお料理を振舞う事になるなんて。
そんな中、料理長が口を開いた。
「…かしこまりました、お嬢様。それで、何の料理を作りますか?」
「そうね、せっかくだからちらし寿司、みそ汁、てんぷら、デザートに白玉ぜんざいなんてどうかしら?それから、おやつにおせんべいも焼きましょう」
「承知いたしました。至急材料を準備いたします」
急いで準備を始めた料理人たち。そして必要な材料をもって、王宮へと向かう。あまりの大荷物に、何事かとこちらにやって来るお母様の姿が…
ここで捕まると面倒だ。お母様に捕まる前に、急いで馬車に乗り込み出発した。きっと後で色々と聞かれるだろうが、仕方ない。
王宮に着くと、王妃様となぜか第二王子まで待っていた。
「ジュリア嬢、君が兄上に呼び出されて王宮に来たなんて、全然知らなかったよ。それで、今から料理を披露してくれるんだよね。楽しみだな」
なぜか嬉しそうな顔で私の方にやって来た第二王子。別に私は、あなたの為に料理を作るのではなく、王妃様の為に料理を作るのだ。そう言いたいが、そんな事は言えない。
「殿下までわざわざいらしていただいたのですね。では、早速調理に取り掛からせていただきたいのですが」
「厨房はこっちだよ。ジュリア嬢の為に、開けてあるんだ」
そう言うと、なぜか私の手を掴み、歩き出した第二王子。後ろで王妃様が「あらあら」と言いながら、生暖かい眼差しで見つめている。ちょっと、さすがに恥ずかしいわ!
「殿下、あの…手を離していただけますか?」
そう伝えたのだが…
「王宮はとても広いんだよ。また迷子になったら大変だ。君はすぐに迷子になるのだからね」
ちょっと、そんな大きな声で迷子になるだなんて言わないでよ。恥ずかしいじゃない。
「あの時は、たまたま道が分からなくなっただけですわ。ですから…」
「1日に二度も迷子になった人が、よく言うよ。さあ、もうすぐ着くから」
迷子迷子ってこの男は、本当に失礼ね!
私が1人怒っている間に、厨房に着いた。さすが王宮の厨房、ものすごく立派で広い。
「この場所を好きな様に作っていいよ」
第二王子が案内してくれたのは、厨房の中心で、一番いい場所だ。さあ、早速料理に取り掛かろう。うちから連れて来た料理人たちと一緒に、料理を作っていく。
私はまず、てんぷらやお味噌汁の具などを切っていく。隣では料理人が、ちらし寿司の寿司酢を作っている。さらに、てんぷら粉の準備も進めていく。
「へ~、ジュリア嬢はとても手際がいいんだね。令嬢が包丁を使うなんて、なんだか新鮮だな」
「そうね。自分で作れるなんて、素敵だわ」
私の包丁さばきを、隣で王妃様と第二王子がまじまじと見つめている。そりゃ前世から料理をしていたからね。
料理人と一緒に、次々と料理を仕上げていく。途中から、王宮の料理人たちも気になった様で、見に来た。
「ジュリア嬢、この茶色い物体は一体ないんだい?」
「これはお味噌ですわ。このお味噌が、美味しいお味噌汁になるのですよ。それからこっちが醤油です。この調味料も、お料理をするうえで欠かせない物です。この醤油をベースに、おせんべいも作っておりますの」
「まあ、そうなのね。でも、不思議な調味料ね」
調味料たちを不思議そうに見つめる王妃様と第二王子。さらに
「あの、ジュリア嬢。もしよろしければ、この調味料を味見させていただいてもよろしいでしょうか?」
そう言って来たのは、王宮料理人だ。
「もちろんです。どうぞ」
早速味見をする料理人たち。
せっかくなので、出来上がったばかりのお味噌汁を、少し味見してもらう事にした。
「これは!初めて食べるお料理ですが、美味しいです!あの調味料を使うと、こんなにも美味しいお料理になるのですね。こんなおいしいお料理がこの世にある何て!」
そう言って料理人たちが感激していた。そんなに絶賛されると、なんだか嬉しくなる。その後も料理を作り続け、やっと全ての料理が完成した。
せっかくなので、私も一緒に頂くことになった。まさか王族の方たちと食事をするなんて。
早速王妃様がてんぷらを一口。王妃様のお口に合うかしら?緊張の瞬間である。
「これは!サクサクしていて、すごく美味しいわ」
「王妃様、そのまま食べても美味しいですが、そのつけ汁に付けても美味しいですよ」
天つゆを王妃様に進める。
「本当ね!このつけ汁につけると、また違った楽しみ方があるわ。それにしても、こんなおいしいお料理、初めて食べたわ」
「ジュリア嬢、こっちのお寿司?と呼ばれるものも、とても美味しいよ。特にこの醤油がたまらないね」
「こっちのお味噌汁も美味しいわ!マリアナちゃんが絶賛するのもよくわかるわ。これは病みつきになりそうね」
次々と平らげていく王妃様と第二王子。あっという間に白玉ぜんざいまで食べ終わってしまった。
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