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第25話:私の為にリュカ様が色々と動いてくれます
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婚約を結んだ後は、陛下に誘われ夕食を頂く事にした。初めて食べる王宮での食事は、どれもとても美味しかった。
さらに大人たちは、ワインが振舞われていた。美味しそうにお酒を飲む大人たち。なんて美味しそうなのかしら?私も早く大人になりたいわ…
そんな事を考えていると
「ジュリアはお酒に興味があるのかい?そうだ、このジュース、シャンパンの様な味がするらしいよ。飲んでみて」
リュカ様がジュースを差し出してくれた。お酒の様に小さな泡が沸き上がっている。早速一口。これは!
口の中がシュワシュワする。炭酸のジュースね。まさかこの国で、炭酸ジュースが飲めるなんて思っていなかったわ。なんて美味しいのかしら。
「リュカ様、このジュース、とても美味しいです」
「それは良かった。他にも色々な味があるんだよ。好きなだけ飲むといい」
そう言ってくれたリュカ様。お言葉に甘えて、色々な種類の炭酸ジュースを飲んだ。お酒に比べると物足りないが、それでも美味しい。
有難い事に、炭酸ジュースのお土産までもらった。
「それでは陛下、王妃様、リュカ殿下、私たちはこれで失礼します」
わざわざ馬車まで見送りに来てくれた王族たちに、お父様が挨拶をする。
「ジュリア、今日はありがとう。明日また学院で」
「こちらこそ、こんなにもたくさんのジュースを頂き、ありがとうございます。はい、また明日」
リュカ様に挨拶をして、そのまま馬車に乗り込もうとしたのだが、何を思ったのか
「おやすみ、ジュリア。いい夢を見るんだよ」
そう言っておでこに口づけを落としたのだ。ちょっと、皆が見ている前で、なんて事してくれるのよ。そもそも私は前世の時から、男性に対する免疫がほとんどない。それなのに、こんな事をするなんて!
一気に顔がゆでだこの様に赤くなるのがわかる。さらに
「ジュリアは可愛いね。でも、そんなところでボーっと突っ立っていると、中々帰れないよ。僕が馬車に乗せてあげるね」
そう言うと、私を抱きかかえ、馬車に乗せたのだ。完全にフリーズする。そんな私をよそに、笑顔で手を振るリュカ様。
そして、馬車が走り出した。
「ジュリア、あなた随分と殿下に好かれているのね。それにしても第二王子とはいえ、ジュリアが王族と婚約するとはね。いい、王妃様やリュカ殿下はああいってくれていたけれど、これからは令嬢として恥じない様に生きるのよ。わかった?」
隣でお母様が何やら言っているが、正直そんな言葉、一切耳に入ってこない。あの男、私のおでこに口づけをしたわ。でも婚約者になったのだから、それくらい普通なのか。もしかしたら、それ以上の事も…
そう考えたら、一気に顔が赤くなるのがわかる。
家に帰ると、何か言っているお兄様とお姉様をスルーし、そのまま部屋に戻ってきた。
部屋に入るなり、ファリサに
「お嬢様、ご婚約おめでとうございます」
そう言われた。その瞬間、本当にリュカ様と婚約したのだと実感した。まさか私が、第二王子のリュカ様と婚約するなんて。それも、く…口づけまで…
ダメだ、キャパオーバーだ。とにかく今日はもう寝よう。
そう思いすぐに寝る支度をしたのだが、結局変に興奮してしまい、ほとんど眠る事が出来なかったのであった。
翌日
貴族学院に行くために、馬車に乗り込んだ。
「ジュリア、リュカ殿下との婚約おめでとう。きっと今日は、あなた達の婚約の話しでもちきりよ」
「そうだな。リュカ殿下は令嬢に恐ろしいほど人気だ。嫉妬心から、お前を傷つける令嬢が現れないとも限らない。いいか?十分気を付けるんだぞ」
お姉様とお兄様が、すかさず話しかけて来た。確かに令嬢から絶大な人気を誇るリュカ様と婚約したのだ。冗談抜きで、刺されるかもしれない。
「ジュリア、これを」
お兄様が何やら私に渡してきた。これは一体何かしら?無線機の様に見えるけれど。
「これは通信機だ。騎士団ではごく一般的に使われている。このボタンを押すと、俺の通信機に繋がる様になっている。いいか、何かあったら、必ずこの通信機で俺に連絡を入れるんだぞ。わかったな!」
「ありがとうございます。お兄様」
どうやらお兄様も、私の身を案じてくれている様だ。とにかく、何かあったらお兄様に連絡を入れよう。それにきっと、マリアナも側にいてくれるだろうし。次期王妃のマリアナが側にいてくれれば、さすがの令嬢たちも、私に手を出せないはず。
そんな事を考えているうちに、貴族学院に着いた。
「心配だから、俺たちが教室まで送って行ってやるから安心しろ。さあ、行こうか」
お兄様とお姉様に続き、馬車を降りる。すると
「ジュリア、おはよう。君を待っていたんだよ」
私を待っていてくれたのは、リュカ様だ。まさか門のところで待っていてくれるなんて。
「おはようございます。リュカ様。まさか待っていて下さるなんて…」
「君は僕の大切な婚約者なんだ。待つのは当然だろう。それに、僕たちが正式に婚約したことが、昨日発表された。中には君を傷つけようとする輩がいるかもしれないからね」
どうやらリュカ様も、私の身を案じている様だ。そんなリュカ様を見たお兄様とお姉様が
「リュカ殿下がいらっしゃるなら、俺たちが付いて行く必要もなさそうだな。リュカ殿下、妹をよろしくお願いいたします」
「お願いいたします」
そうリュカ様に頭を下げ、去って行った。
「さあ、早速教室に行こうか。そうそう、これを」
私の腕に、金のブレスレットを付けたリュカ様。
「これはね、僕たちが婚約をしたお祝いに作ったんだ。ほら、僕とお揃いだよ」
「まあ、わざわざブレスレットを作ってくださったのですね。ありがとうございます」
そういえば、前世でもこうやってお揃いのアクセサリーを付けているカップルも多かった。男性に全く縁がなかった私は、実は羨ましいなと思っていたのよね。まさか今世で、こうやってお揃いを付けられるなんて。そう思ったら、ほっこりとした気持ちになった。
「さあ、早速教室に行こう。そうそう、君は今日から僕の婚約者だ。万が一の事も考えて、護衛騎士を付けたんだ。だから安心して学院生活を送って欲しい。もちろん、僕も出来る限り側にいるようにするからね」
「まあ、護衛騎士をですか?さすがにそこまでは…」
「君は僕の大切な婚約者なんだ!護衛騎士を付けるのは当然の事だよ。以前君を傷つけた令嬢がいただろう。もう二度と、あんな奴らにジュリアを傷つけられたくはないんだ」
真剣な表情でそう言われてしまっては、これ以上何かをいう事なんて出来ない。
「わかりましたわ。ありがとうございます、リュカ様」
私の為に色々と動いてくれるリュカ様。この人、ただ失礼な人だと思っていたけれど、意外といい人なのかもしれないわね。
さらに大人たちは、ワインが振舞われていた。美味しそうにお酒を飲む大人たち。なんて美味しそうなのかしら?私も早く大人になりたいわ…
そんな事を考えていると
「ジュリアはお酒に興味があるのかい?そうだ、このジュース、シャンパンの様な味がするらしいよ。飲んでみて」
リュカ様がジュースを差し出してくれた。お酒の様に小さな泡が沸き上がっている。早速一口。これは!
口の中がシュワシュワする。炭酸のジュースね。まさかこの国で、炭酸ジュースが飲めるなんて思っていなかったわ。なんて美味しいのかしら。
「リュカ様、このジュース、とても美味しいです」
「それは良かった。他にも色々な味があるんだよ。好きなだけ飲むといい」
そう言ってくれたリュカ様。お言葉に甘えて、色々な種類の炭酸ジュースを飲んだ。お酒に比べると物足りないが、それでも美味しい。
有難い事に、炭酸ジュースのお土産までもらった。
「それでは陛下、王妃様、リュカ殿下、私たちはこれで失礼します」
わざわざ馬車まで見送りに来てくれた王族たちに、お父様が挨拶をする。
「ジュリア、今日はありがとう。明日また学院で」
「こちらこそ、こんなにもたくさんのジュースを頂き、ありがとうございます。はい、また明日」
リュカ様に挨拶をして、そのまま馬車に乗り込もうとしたのだが、何を思ったのか
「おやすみ、ジュリア。いい夢を見るんだよ」
そう言っておでこに口づけを落としたのだ。ちょっと、皆が見ている前で、なんて事してくれるのよ。そもそも私は前世の時から、男性に対する免疫がほとんどない。それなのに、こんな事をするなんて!
一気に顔がゆでだこの様に赤くなるのがわかる。さらに
「ジュリアは可愛いね。でも、そんなところでボーっと突っ立っていると、中々帰れないよ。僕が馬車に乗せてあげるね」
そう言うと、私を抱きかかえ、馬車に乗せたのだ。完全にフリーズする。そんな私をよそに、笑顔で手を振るリュカ様。
そして、馬車が走り出した。
「ジュリア、あなた随分と殿下に好かれているのね。それにしても第二王子とはいえ、ジュリアが王族と婚約するとはね。いい、王妃様やリュカ殿下はああいってくれていたけれど、これからは令嬢として恥じない様に生きるのよ。わかった?」
隣でお母様が何やら言っているが、正直そんな言葉、一切耳に入ってこない。あの男、私のおでこに口づけをしたわ。でも婚約者になったのだから、それくらい普通なのか。もしかしたら、それ以上の事も…
そう考えたら、一気に顔が赤くなるのがわかる。
家に帰ると、何か言っているお兄様とお姉様をスルーし、そのまま部屋に戻ってきた。
部屋に入るなり、ファリサに
「お嬢様、ご婚約おめでとうございます」
そう言われた。その瞬間、本当にリュカ様と婚約したのだと実感した。まさか私が、第二王子のリュカ様と婚約するなんて。それも、く…口づけまで…
ダメだ、キャパオーバーだ。とにかく今日はもう寝よう。
そう思いすぐに寝る支度をしたのだが、結局変に興奮してしまい、ほとんど眠る事が出来なかったのであった。
翌日
貴族学院に行くために、馬車に乗り込んだ。
「ジュリア、リュカ殿下との婚約おめでとう。きっと今日は、あなた達の婚約の話しでもちきりよ」
「そうだな。リュカ殿下は令嬢に恐ろしいほど人気だ。嫉妬心から、お前を傷つける令嬢が現れないとも限らない。いいか?十分気を付けるんだぞ」
お姉様とお兄様が、すかさず話しかけて来た。確かに令嬢から絶大な人気を誇るリュカ様と婚約したのだ。冗談抜きで、刺されるかもしれない。
「ジュリア、これを」
お兄様が何やら私に渡してきた。これは一体何かしら?無線機の様に見えるけれど。
「これは通信機だ。騎士団ではごく一般的に使われている。このボタンを押すと、俺の通信機に繋がる様になっている。いいか、何かあったら、必ずこの通信機で俺に連絡を入れるんだぞ。わかったな!」
「ありがとうございます。お兄様」
どうやらお兄様も、私の身を案じてくれている様だ。とにかく、何かあったらお兄様に連絡を入れよう。それにきっと、マリアナも側にいてくれるだろうし。次期王妃のマリアナが側にいてくれれば、さすがの令嬢たちも、私に手を出せないはず。
そんな事を考えているうちに、貴族学院に着いた。
「心配だから、俺たちが教室まで送って行ってやるから安心しろ。さあ、行こうか」
お兄様とお姉様に続き、馬車を降りる。すると
「ジュリア、おはよう。君を待っていたんだよ」
私を待っていてくれたのは、リュカ様だ。まさか門のところで待っていてくれるなんて。
「おはようございます。リュカ様。まさか待っていて下さるなんて…」
「君は僕の大切な婚約者なんだ。待つのは当然だろう。それに、僕たちが正式に婚約したことが、昨日発表された。中には君を傷つけようとする輩がいるかもしれないからね」
どうやらリュカ様も、私の身を案じている様だ。そんなリュカ様を見たお兄様とお姉様が
「リュカ殿下がいらっしゃるなら、俺たちが付いて行く必要もなさそうだな。リュカ殿下、妹をよろしくお願いいたします」
「お願いいたします」
そうリュカ様に頭を下げ、去って行った。
「さあ、早速教室に行こうか。そうそう、これを」
私の腕に、金のブレスレットを付けたリュカ様。
「これはね、僕たちが婚約をしたお祝いに作ったんだ。ほら、僕とお揃いだよ」
「まあ、わざわざブレスレットを作ってくださったのですね。ありがとうございます」
そういえば、前世でもこうやってお揃いのアクセサリーを付けているカップルも多かった。男性に全く縁がなかった私は、実は羨ましいなと思っていたのよね。まさか今世で、こうやってお揃いを付けられるなんて。そう思ったら、ほっこりとした気持ちになった。
「さあ、早速教室に行こう。そうそう、君は今日から僕の婚約者だ。万が一の事も考えて、護衛騎士を付けたんだ。だから安心して学院生活を送って欲しい。もちろん、僕も出来る限り側にいるようにするからね」
「まあ、護衛騎士をですか?さすがにそこまでは…」
「君は僕の大切な婚約者なんだ!護衛騎士を付けるのは当然の事だよ。以前君を傷つけた令嬢がいただろう。もう二度と、あんな奴らにジュリアを傷つけられたくはないんだ」
真剣な表情でそう言われてしまっては、これ以上何かをいう事なんて出来ない。
「わかりましたわ。ありがとうございます、リュカ様」
私の為に色々と動いてくれるリュカ様。この人、ただ失礼な人だと思っていたけれど、意外といい人なのかもしれないわね。
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