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第34話:話が膨らんできました
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リュカ様や他の料理人たちにも喜んで貰えたことで、つい調子に乗った私は、他にもジャガイモ料理を作る事にした。
私が作ったのは、コロッケとポテトサラダ、肉じゃがだ。さらにデザートに、ジャガイモを使ったスイートポテトも作った。通常スイートポテトはサツマイモで作るのだが、実はジャガイモでも美味しく作る事が出来るのだ。
料理人たちは私の作るジャガイモ料理を、興味深そうに見つめていた。
「ジャガイモ料理ってこんなに沢山あるのですね。ジャガイモだけでこれだけの料理を作るなんて、お嬢様はやっぱり天才です」
「あら、ジャガイモって色々な料理に使えるわよ。あなた達だって、ジャガイモのポタージュやマッシュポテトを作っているじゃない」
「確かにそうですが、ジャガイモはどちらかと言えば、脇役のイメージが強かったのです。こんな風にメインになるなんて、思いもしませんでした」
確かにこの国では、ジャガイモはどちらかと言えば、料理の付け合わせや、具材として使われることが多い。
「さあ、全てのお料理が完成したわ。早速食堂に運びましょう」
急いで食堂へと料理を運ぶ。まだリュカ様は来ていない様だ。せっかくなら温かいうちに食べてほしいのだが…仕方がない、待つ事にしよう。
しばらく待っていると、リュカ様がやっとやって来た。領地を取り仕切っている執事も一緒だ。
「待たせてしまったかな、ごめんね。さあ、早速晩御飯に…これは一体…」
目の前に並ぶお料理を見て固まるリュカ様。
「実はジャガイモを使った料理を作ってみたのです。お口に合うかどうかわかりませんが、是非食べてみてください」
「これ、全てジュリアが作ったのか?せっかくだから早速頂こう。そうだ、君も一緒に食べてみてくれ」
近くにいた執事に指示を出す。
「このコロッケには、このソースをおかけください」
実家から持ってきたソースをリュカ様と執事に渡した。
「これは、ジャガイモがほくほくしていてとても美味しいね」
「こちらのサラダも、とても美味しいです。マッシュポテトの様な見た目ですが、味が全然違いますね。こんなお料理は初めて頂きました」
「このジャガイモも、味がしっかりしみ込んでいて美味しいよ。まさかこんなにもたくさんの料理になるなんて…」
「これはまだまだ一部にすぎませんわ。ジャガイモは他にも色々なお料理にも使えますよ。グラタンにいれても美味しいですし」
「なるほど、確かに癖がなくホクホクしたジャガイモは、どんな料理にも合いそうですね。さすがジュリア様だ」
なぜか執事にまで褒められた。デザートのジャガイモのスイートポテトも美味しそうに食べてくれた。
「ジャガイモがこんな風に、甘いデザートにもなるんだね。本当に、ジュリアには驚かされてばかりだよ」
結局食事が終わるまで、ずっと驚いてばかりのリュカ様。そんな姿を見ていたら、もっとリュカ様を驚かせたい、そんな感情が芽生えた。
食後、部屋に戻り紅茶を飲んでいると、急にリュカ様が訪ねて来た。
「ジュリア、ちょっといいかな?」
リュカ様に連れられて向かった先は、執務室だ。執務室には領地を取り仕切っている執事と、リュカ様専属の執事、さらに何人かの料理人までいた。一体どうしたのかしら?
私はリュカ様の横に座った。
「急に呼び出してごめんね。実は今日ジュリアが作ったジャガイモ料理を見て、ジャガイモを専門に扱う料理店を出店したいなっと思って」
「まあ、ジャガイモをですか?それは素晴らしいですわ」
せっかくこんなにも美味しいジャガイモが取れるのだ。せっかくなら、ジャガイモを使ったお料理の専門店があってもいいだろう。
「そこでジュリアに、ジャガイモ料理を色々と教えてもらいたくてね。それから、昼間ジュリアが作ってくれたジャガイモの揚げたお菓子、とても美味しかったんだ。出来ればあのお菓子も、工場で大量生産したいと考えている」
なるほど、でもポテトチップスやフライドポテトは、すぐにしなっとなってしまう。その為、領地で大量生産をして各地に出荷するのは厳しい。
「リュカ様、ポテトチップスもフライドポテトも、すぐにしなっとなってしまいます」
「そうだね、確かに時間を置いた後に食べたら、しなっとなっていたよ。きっと空気に触れた事で、湿気を含んでしまったのだろう。その点に関しては、料理人や科学者たちを交えて、研究していこうと思っている」
科学者か…
「そういえば、窒素を使えばしける事を防止できると聞いたことがありますわ」
この国にあるかどうかは知らないが、以前お菓子工場に見学に行った時、袋に窒素を入れていると聞いたことがある。
「窒素か…なるほど。ジュリア、ありがとう。もしそのポテトチップスと言うお菓子をしけることなく提供できれば、きっとこの領地もさらに潤うだろう。早速研究に取り掛かろう。それから、王都にジャガイモ料理専門店を開く話も進めないと。これから忙しくなりそうだね。もちろん、ジュリアも手伝ってくれるよね」
「はい、協力させていただきますわ」
私の腰を抱き、嬉しそうに微笑んだリュカ様。なんだかかなり話が大きくなっているが、楽しそうだ。ついでに芋焼酎の開発も行いたいわ。
きっと今のリュカ様なら協力してくれるはず。なんだか増々楽しくなってきた。
私が作ったのは、コロッケとポテトサラダ、肉じゃがだ。さらにデザートに、ジャガイモを使ったスイートポテトも作った。通常スイートポテトはサツマイモで作るのだが、実はジャガイモでも美味しく作る事が出来るのだ。
料理人たちは私の作るジャガイモ料理を、興味深そうに見つめていた。
「ジャガイモ料理ってこんなに沢山あるのですね。ジャガイモだけでこれだけの料理を作るなんて、お嬢様はやっぱり天才です」
「あら、ジャガイモって色々な料理に使えるわよ。あなた達だって、ジャガイモのポタージュやマッシュポテトを作っているじゃない」
「確かにそうですが、ジャガイモはどちらかと言えば、脇役のイメージが強かったのです。こんな風にメインになるなんて、思いもしませんでした」
確かにこの国では、ジャガイモはどちらかと言えば、料理の付け合わせや、具材として使われることが多い。
「さあ、全てのお料理が完成したわ。早速食堂に運びましょう」
急いで食堂へと料理を運ぶ。まだリュカ様は来ていない様だ。せっかくなら温かいうちに食べてほしいのだが…仕方がない、待つ事にしよう。
しばらく待っていると、リュカ様がやっとやって来た。領地を取り仕切っている執事も一緒だ。
「待たせてしまったかな、ごめんね。さあ、早速晩御飯に…これは一体…」
目の前に並ぶお料理を見て固まるリュカ様。
「実はジャガイモを使った料理を作ってみたのです。お口に合うかどうかわかりませんが、是非食べてみてください」
「これ、全てジュリアが作ったのか?せっかくだから早速頂こう。そうだ、君も一緒に食べてみてくれ」
近くにいた執事に指示を出す。
「このコロッケには、このソースをおかけください」
実家から持ってきたソースをリュカ様と執事に渡した。
「これは、ジャガイモがほくほくしていてとても美味しいね」
「こちらのサラダも、とても美味しいです。マッシュポテトの様な見た目ですが、味が全然違いますね。こんなお料理は初めて頂きました」
「このジャガイモも、味がしっかりしみ込んでいて美味しいよ。まさかこんなにもたくさんの料理になるなんて…」
「これはまだまだ一部にすぎませんわ。ジャガイモは他にも色々なお料理にも使えますよ。グラタンにいれても美味しいですし」
「なるほど、確かに癖がなくホクホクしたジャガイモは、どんな料理にも合いそうですね。さすがジュリア様だ」
なぜか執事にまで褒められた。デザートのジャガイモのスイートポテトも美味しそうに食べてくれた。
「ジャガイモがこんな風に、甘いデザートにもなるんだね。本当に、ジュリアには驚かされてばかりだよ」
結局食事が終わるまで、ずっと驚いてばかりのリュカ様。そんな姿を見ていたら、もっとリュカ様を驚かせたい、そんな感情が芽生えた。
食後、部屋に戻り紅茶を飲んでいると、急にリュカ様が訪ねて来た。
「ジュリア、ちょっといいかな?」
リュカ様に連れられて向かった先は、執務室だ。執務室には領地を取り仕切っている執事と、リュカ様専属の執事、さらに何人かの料理人までいた。一体どうしたのかしら?
私はリュカ様の横に座った。
「急に呼び出してごめんね。実は今日ジュリアが作ったジャガイモ料理を見て、ジャガイモを専門に扱う料理店を出店したいなっと思って」
「まあ、ジャガイモをですか?それは素晴らしいですわ」
せっかくこんなにも美味しいジャガイモが取れるのだ。せっかくなら、ジャガイモを使ったお料理の専門店があってもいいだろう。
「そこでジュリアに、ジャガイモ料理を色々と教えてもらいたくてね。それから、昼間ジュリアが作ってくれたジャガイモの揚げたお菓子、とても美味しかったんだ。出来ればあのお菓子も、工場で大量生産したいと考えている」
なるほど、でもポテトチップスやフライドポテトは、すぐにしなっとなってしまう。その為、領地で大量生産をして各地に出荷するのは厳しい。
「リュカ様、ポテトチップスもフライドポテトも、すぐにしなっとなってしまいます」
「そうだね、確かに時間を置いた後に食べたら、しなっとなっていたよ。きっと空気に触れた事で、湿気を含んでしまったのだろう。その点に関しては、料理人や科学者たちを交えて、研究していこうと思っている」
科学者か…
「そういえば、窒素を使えばしける事を防止できると聞いたことがありますわ」
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「はい、協力させていただきますわ」
私の腰を抱き、嬉しそうに微笑んだリュカ様。なんだかかなり話が大きくなっているが、楽しそうだ。ついでに芋焼酎の開発も行いたいわ。
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