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第38話:隣国から兄妹が留学してくるそうです
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リュカ様と一緒に領地に行ってから、1ヶ月が過ぎた。ユニコーンの毛から出来ている玉も、リュカ様が加工してくれ、今は私の胸元で光っている。
「いいかい、この玉は君を幸せにしてくれるユニコーンからの贈り物だ。絶対に外してはいけないよ」
そうリュカ様に言われた。正直あの後物凄くリュカ様に怒られたので、私自身はユニコーンの力なんて信じていないが、せっかくリュカ様が私の為に加工したくれたのだ。肌身離さず持っていることにした。
そしてジャガイモ専門店だが、今急ピッチで準備を進めている。また、ポテトチップスをしけらさない方法に関しても、今研究中との事。他にも、ジャガイモをカットし、冷凍して出荷するなどの案も浮上している。
何はともあれ、ジャガイモのプロジェクトも順調で、毎日充実した生活を送っている。
「ジュリア、知ってる?来週フェリース王国から、王太子殿下と王女様が留学に来るらしいの」
「えっ?王太子殿下と王女様が。それは楽しみね。でも、こんな中途半端な時期にいらっしゃるなんて、珍しいわね」
通常新学期に合わせて留学してくるのが一般的だ。
「それが、どうやら王太子殿下が、あなたの作ったおせんべいの虜になってしまったらしくて…ぜひどうやっておせんべいが作られるのか、見てみたいとの事なの。3カ月だけの期間限定の留学だそうよ」
「えっ…私の作ったおせんべいを!王太子殿下が?」
「そうみたい。まあ、3カ月だけだし、作り方を見たとしても醤油など調味料の作り方まではまねできないから、いいだろうって陛下が」
確かに醤油の作り方なんて、まねできないだろう。私も前世の記憶をもとに、何年も掛けて作ったのだから。よく考えてみると、最初に醤油や味噌を作った人って、本当にすごいわよね。尊敬するわ。
「そういう訳だから、ジュリア。君は極力僕の側から離れてはダメだよ。残念ながら、2人とも貴族学院にも通う様だ。王太子の方は2年生、王女は僕たちと同じ1年生だ」
話に入って来たのは、リュカ様だ。
「貴族学院にも通うのですか?」
「ああ…。特にフェリース王国の王太子と言えば、知能が低い事で有名だ。会った事はないが、正直不安しかない。まあ、いくら王太子がバカだからって、他国の第二王子の婚約者をとろうなんてことは考えないと思うが…」
「あの…リュカ様、なぜ私が王太子殿下に好かれる前提で、話が進んでいるのですか?」
私は変り者令嬢なのだ。最近ではちょっと汚名を返上している様だが、それでも変わっている事には変わりはない。
「君はとても美しく聡明だ。ましてや、君がおせんべいを開発した張本人だとわかれば、欲しがるかもしれないだろう?かなり強欲な男の様だから。油断は出来ないよ」
なんだか面倒な人が留学してくるのね…
「マリアナ、君も十分注意してほしい。君ほど美しい令嬢は存在しないのだからね。とにかく、護衛騎士を増やしておかないと」
リュカ様の隣では、我が国の王太子殿下が鼻息荒く迫っている。なんだか気が重いわね…
そして一週間後、フェリース王国の王族たちが我が国にやってくる日を迎えた。私もリュカ様の婚約者として、朝から王宮に向かう。
「いいかい、ジュリア。絶対に僕から離れてはダメだからね。もし話しかけられても、軽くあしらえばいいから」
隣にいるリュカ様から、何度もそんなふざけた事を言われた。他国の王太子殿下や王女様を軽くあしらえる訳などない。この人は一体何を言っているのかしら?
「リュカ、リューゴみたいなことを言うのは止めて頂戴。ジュリアちゃん、ごめんなさいね」
王妃様がすかさず謝ってくれたが、王太子殿下は不満だった様で
「母上、どうしてここで僕の名前が出てくるのですか?最近では随分と、マリアナを自由にさせているのですよ」
すかさずそう抗議をしていた。その時だった。フェリース王国の王太子殿下と王妃様が到着され、今こちらに向かっているとの連絡が入ったのだ。
いよいよね。
今日の為に、おせんべいはもちろん、お饅頭やお団子も準備した。殿下たちがいらしたタイミングで、ポテトチップスも揚げる様、指示も出してある。晩餐には、私自ら料理を振舞う予定だ。
コンコン
「失礼いたします。王太子殿下と王女様がお見えになりました」
「ああ、分かった、入ってもらってくれ」
陛下の指示で、金色の髪に水色の目をした男女が入って来た。やっぱりアニメ顔だ…
「ようこそ、我がアメニーション王国へ」
「お初にお目にかかります、陛下。こちらこそ、私の我が儘を受け入れて下さり、ありがとうございます。私は王太子のゴーンです。こっちが妹のマリーゴールド。どうかお見知りおきを」
あら?意外と礼儀正しいじゃない。
「うちも紹介させてもらおう。隣が妻のリーナ、その隣が王太子のリューゴ、そして婚約者のマリアナ、その隣が第二王子のリュカ、その隣が婚約者のジュリアだ」
陛下が一気に紹介してくれた。その時だった。
「まあ、あのお美しいお方はリュカ殿下と言うのね。初めまして、私はマリーゴールドと申します。まさに私が探し求めていた王子様」
何を思ったのか、フェリース王国の王女様が、リュカ様に抱き着いたのだ。一体どうなっているの?
「いいかい、この玉は君を幸せにしてくれるユニコーンからの贈り物だ。絶対に外してはいけないよ」
そうリュカ様に言われた。正直あの後物凄くリュカ様に怒られたので、私自身はユニコーンの力なんて信じていないが、せっかくリュカ様が私の為に加工したくれたのだ。肌身離さず持っていることにした。
そしてジャガイモ専門店だが、今急ピッチで準備を進めている。また、ポテトチップスをしけらさない方法に関しても、今研究中との事。他にも、ジャガイモをカットし、冷凍して出荷するなどの案も浮上している。
何はともあれ、ジャガイモのプロジェクトも順調で、毎日充実した生活を送っている。
「ジュリア、知ってる?来週フェリース王国から、王太子殿下と王女様が留学に来るらしいの」
「えっ?王太子殿下と王女様が。それは楽しみね。でも、こんな中途半端な時期にいらっしゃるなんて、珍しいわね」
通常新学期に合わせて留学してくるのが一般的だ。
「それが、どうやら王太子殿下が、あなたの作ったおせんべいの虜になってしまったらしくて…ぜひどうやっておせんべいが作られるのか、見てみたいとの事なの。3カ月だけの期間限定の留学だそうよ」
「えっ…私の作ったおせんべいを!王太子殿下が?」
「そうみたい。まあ、3カ月だけだし、作り方を見たとしても醤油など調味料の作り方まではまねできないから、いいだろうって陛下が」
確かに醤油の作り方なんて、まねできないだろう。私も前世の記憶をもとに、何年も掛けて作ったのだから。よく考えてみると、最初に醤油や味噌を作った人って、本当にすごいわよね。尊敬するわ。
「そういう訳だから、ジュリア。君は極力僕の側から離れてはダメだよ。残念ながら、2人とも貴族学院にも通う様だ。王太子の方は2年生、王女は僕たちと同じ1年生だ」
話に入って来たのは、リュカ様だ。
「貴族学院にも通うのですか?」
「ああ…。特にフェリース王国の王太子と言えば、知能が低い事で有名だ。会った事はないが、正直不安しかない。まあ、いくら王太子がバカだからって、他国の第二王子の婚約者をとろうなんてことは考えないと思うが…」
「あの…リュカ様、なぜ私が王太子殿下に好かれる前提で、話が進んでいるのですか?」
私は変り者令嬢なのだ。最近ではちょっと汚名を返上している様だが、それでも変わっている事には変わりはない。
「君はとても美しく聡明だ。ましてや、君がおせんべいを開発した張本人だとわかれば、欲しがるかもしれないだろう?かなり強欲な男の様だから。油断は出来ないよ」
なんだか面倒な人が留学してくるのね…
「マリアナ、君も十分注意してほしい。君ほど美しい令嬢は存在しないのだからね。とにかく、護衛騎士を増やしておかないと」
リュカ様の隣では、我が国の王太子殿下が鼻息荒く迫っている。なんだか気が重いわね…
そして一週間後、フェリース王国の王族たちが我が国にやってくる日を迎えた。私もリュカ様の婚約者として、朝から王宮に向かう。
「いいかい、ジュリア。絶対に僕から離れてはダメだからね。もし話しかけられても、軽くあしらえばいいから」
隣にいるリュカ様から、何度もそんなふざけた事を言われた。他国の王太子殿下や王女様を軽くあしらえる訳などない。この人は一体何を言っているのかしら?
「リュカ、リューゴみたいなことを言うのは止めて頂戴。ジュリアちゃん、ごめんなさいね」
王妃様がすかさず謝ってくれたが、王太子殿下は不満だった様で
「母上、どうしてここで僕の名前が出てくるのですか?最近では随分と、マリアナを自由にさせているのですよ」
すかさずそう抗議をしていた。その時だった。フェリース王国の王太子殿下と王妃様が到着され、今こちらに向かっているとの連絡が入ったのだ。
いよいよね。
今日の為に、おせんべいはもちろん、お饅頭やお団子も準備した。殿下たちがいらしたタイミングで、ポテトチップスも揚げる様、指示も出してある。晩餐には、私自ら料理を振舞う予定だ。
コンコン
「失礼いたします。王太子殿下と王女様がお見えになりました」
「ああ、分かった、入ってもらってくれ」
陛下の指示で、金色の髪に水色の目をした男女が入って来た。やっぱりアニメ顔だ…
「ようこそ、我がアメニーション王国へ」
「お初にお目にかかります、陛下。こちらこそ、私の我が儘を受け入れて下さり、ありがとうございます。私は王太子のゴーンです。こっちが妹のマリーゴールド。どうかお見知りおきを」
あら?意外と礼儀正しいじゃない。
「うちも紹介させてもらおう。隣が妻のリーナ、その隣が王太子のリューゴ、そして婚約者のマリアナ、その隣が第二王子のリュカ、その隣が婚約者のジュリアだ」
陛下が一気に紹介してくれた。その時だった。
「まあ、あのお美しいお方はリュカ殿下と言うのね。初めまして、私はマリーゴールドと申します。まさに私が探し求めていた王子様」
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