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第26話:動物たちが旦那様に直談判しました
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マックを馬小屋に送り届けた後、旦那様と動物たちと一緒に屋敷に戻ってきた。
“ねえ、レアンヌ。仮面男に、森に行っていいか聞いてよ。僕たち、ずっと待っていたのだよ”
早速リスが話しかけて来た。
「分かったわ。あの…旦那様、動物たちが森に一度遊びに来て欲しいと言っているのですが、行ってもよろしいですか?」
旦那様に聞いてみる。
「森にかい?ここ最近バタバタと忙しい日々を過ごしていたからな。また落ち着いたら改めて行くのはどうだい?私も今日帰って来たばかりだし」
「そうですよね…旦那様は厳しい戦いから帰って来たばかりですものね…我が儘を言ってごめんなさい」
“ちょっとレアンヌ、何が我が儘だよ。ずっと前から”森に行こう“と言っていたのに、そこの仮面男が全然いかせてくれなかったのじゃないか!だから僕は、こっそり行こうって提案したのに。これじゃあ、いつまでたってもレアンヌは森に行けないじゃないか!”
“そもそも、僕たちが敵陣の様子を報告したから勝てたのじゃないか!少しくらい、僕たちの言う事を聞いてくれてもいいじゃないか!”
“そうだよ、あの日僕たちは、休憩もせずに飛び続けていたのだよ。それなのに、僕たちの言う事を聞いてくれないだなんて!”
動物たちが一斉に旦那様に文句を言っている。
「動物たちは相当怒っている様だが…レアンヌ、何て言っているのだい?」
「えっと…これではいつまでたっても森にいけない、休憩もせずにずっと飛び続けて、敵陣の様子を伝えたのに、僕たちのいう事は聞いてくれないのか?などなど…動物たちはかなりご立腹の様で…」
「確かに鳥たちが敵国の映像を映し出してくれたから、戦争に勝てたようなものだな。そもそも、最初に報告してくれたから、被害も最小限に食い止められたし…分かった、それじゃあ明日、森に行こう」
“本当かい?仮面男もやっと僕たちの気持ちを理解してくれたんだね。レアンヌ、明日森に行けるよ。よかった。早速明日は、滝に向かおう。仮面男は疲れているだろうから、ゆっくりしていてくれたらいいから。レアンヌは僕たちが責任をもって連れて行くから”
そう言って動物たちが大喜びしている。
「旦那様、ありがとうございます。では、明日森に行って参りますわ」
そう伝えたのだが…
「レアンヌ、行って参りますとはどういう意味だい?私ももちろん一緒に行くよ。君1人だと色々と心配だからね」
“仮面男は来なくていいよ!あっちはダメ、こっちはダメってうるさいから。それから、レアンヌの傍にいるおばさんも来なくていいからね。あの人もうるさいから!レアンヌ1人で十分だよ”
“”そうだ、そうだ“”
一斉に動物たちが声を上げる。
「あの…旦那様。明日は私1人で参りますわ。動物たちも、私1人で来て欲しいと言っていますので。大丈夫ですわ、私は動物たちと話が出来ますし、彼らは危険な場所には決して連れて行かないでしょうから」
「いいや、ダメだ。君1人で森に何て行かせられない。とにかく、私も行くからそのつもりで。いいかい、君たち。レアンヌは私の妻だ。妻を勝手に連れまわしてもらっては困る。明日は私も行くからな」
“”ブーブー“”
動物たちが一斉に文句を言っている。でも、これ以上反論するのは良くないだろう。そもそも旦那様は疲れているのだ。迷惑を掛ける訳にはいかない。
「あなた達、とりあえず明日森に行くのだからいいでしょう?さあ、あなた達の好きな木の実や果物も準備したから、今日はゆっくりしていって。旦那様も、今日は無事戻られたお祝いに、ささやかな宴を準備しておりますの」
「それは本当かい?それじゃあ、早速食堂へ向かおう。君たち、あまりレアンヌを困らせてはいけないよ。分かったね」
“”ブーブー“”
旦那様の言葉に、増々文句を言う動物たち。ただ…食堂の一角に準備されていた沢山の果物や木の実を見つけた動物たちは、すっかり機嫌を直してくれた。
「旦那様、改めておかえりなさい。それから、お疲れさまでした。今回も最前線で戦っていたとお伺いしましたわ。ご無事で何よりです」
「ありがとう、レアンヌ。君がこの街に残っている事を知っていたから、何が何でもこの国に敵陣を入れてはいけないと思ってね。いつも以上に、気合が入ったんだ。人間というものは、守りたい相手がいるだけで、いつも以上に力が出るものなんだな…」
ポツリと旦那様が呟いた。
「旦那様?」
「レアンヌ、私は君が傍に…」
“レアンヌ、この苺とても甘くて美味しいよ”
“こっちのブルーベリーもいけるよ。食べてみてよ”
私の元にやって来たのは、動物たちだ。嬉しそうに果物を持ってきてくれた。
「ありがとう、皆。早速頂くわ」
苺とブルーベリーを頂く。甘くて美味しいわ。
「あの…レアンヌ…」
「ごめんなさい、旦那様。何の話をしていたのでしたっけ?」
「…何でもない」
なぜか旦那様の声のトーンが下がった気がしたのだが、きっと気のせいだろう。
この日は夜遅くまで、旦那様と動物たちと一緒に、食事を楽しんだのだった。
※次回、アントニオ視点です。
よろしくお願いします。
“ねえ、レアンヌ。仮面男に、森に行っていいか聞いてよ。僕たち、ずっと待っていたのだよ”
早速リスが話しかけて来た。
「分かったわ。あの…旦那様、動物たちが森に一度遊びに来て欲しいと言っているのですが、行ってもよろしいですか?」
旦那様に聞いてみる。
「森にかい?ここ最近バタバタと忙しい日々を過ごしていたからな。また落ち着いたら改めて行くのはどうだい?私も今日帰って来たばかりだし」
「そうですよね…旦那様は厳しい戦いから帰って来たばかりですものね…我が儘を言ってごめんなさい」
“ちょっとレアンヌ、何が我が儘だよ。ずっと前から”森に行こう“と言っていたのに、そこの仮面男が全然いかせてくれなかったのじゃないか!だから僕は、こっそり行こうって提案したのに。これじゃあ、いつまでたってもレアンヌは森に行けないじゃないか!”
“そもそも、僕たちが敵陣の様子を報告したから勝てたのじゃないか!少しくらい、僕たちの言う事を聞いてくれてもいいじゃないか!”
“そうだよ、あの日僕たちは、休憩もせずに飛び続けていたのだよ。それなのに、僕たちの言う事を聞いてくれないだなんて!”
動物たちが一斉に旦那様に文句を言っている。
「動物たちは相当怒っている様だが…レアンヌ、何て言っているのだい?」
「えっと…これではいつまでたっても森にいけない、休憩もせずにずっと飛び続けて、敵陣の様子を伝えたのに、僕たちのいう事は聞いてくれないのか?などなど…動物たちはかなりご立腹の様で…」
「確かに鳥たちが敵国の映像を映し出してくれたから、戦争に勝てたようなものだな。そもそも、最初に報告してくれたから、被害も最小限に食い止められたし…分かった、それじゃあ明日、森に行こう」
“本当かい?仮面男もやっと僕たちの気持ちを理解してくれたんだね。レアンヌ、明日森に行けるよ。よかった。早速明日は、滝に向かおう。仮面男は疲れているだろうから、ゆっくりしていてくれたらいいから。レアンヌは僕たちが責任をもって連れて行くから”
そう言って動物たちが大喜びしている。
「旦那様、ありがとうございます。では、明日森に行って参りますわ」
そう伝えたのだが…
「レアンヌ、行って参りますとはどういう意味だい?私ももちろん一緒に行くよ。君1人だと色々と心配だからね」
“仮面男は来なくていいよ!あっちはダメ、こっちはダメってうるさいから。それから、レアンヌの傍にいるおばさんも来なくていいからね。あの人もうるさいから!レアンヌ1人で十分だよ”
“”そうだ、そうだ“”
一斉に動物たちが声を上げる。
「あの…旦那様。明日は私1人で参りますわ。動物たちも、私1人で来て欲しいと言っていますので。大丈夫ですわ、私は動物たちと話が出来ますし、彼らは危険な場所には決して連れて行かないでしょうから」
「いいや、ダメだ。君1人で森に何て行かせられない。とにかく、私も行くからそのつもりで。いいかい、君たち。レアンヌは私の妻だ。妻を勝手に連れまわしてもらっては困る。明日は私も行くからな」
“”ブーブー“”
動物たちが一斉に文句を言っている。でも、これ以上反論するのは良くないだろう。そもそも旦那様は疲れているのだ。迷惑を掛ける訳にはいかない。
「あなた達、とりあえず明日森に行くのだからいいでしょう?さあ、あなた達の好きな木の実や果物も準備したから、今日はゆっくりしていって。旦那様も、今日は無事戻られたお祝いに、ささやかな宴を準備しておりますの」
「それは本当かい?それじゃあ、早速食堂へ向かおう。君たち、あまりレアンヌを困らせてはいけないよ。分かったね」
“”ブーブー“”
旦那様の言葉に、増々文句を言う動物たち。ただ…食堂の一角に準備されていた沢山の果物や木の実を見つけた動物たちは、すっかり機嫌を直してくれた。
「旦那様、改めておかえりなさい。それから、お疲れさまでした。今回も最前線で戦っていたとお伺いしましたわ。ご無事で何よりです」
「ありがとう、レアンヌ。君がこの街に残っている事を知っていたから、何が何でもこの国に敵陣を入れてはいけないと思ってね。いつも以上に、気合が入ったんだ。人間というものは、守りたい相手がいるだけで、いつも以上に力が出るものなんだな…」
ポツリと旦那様が呟いた。
「旦那様?」
「レアンヌ、私は君が傍に…」
“レアンヌ、この苺とても甘くて美味しいよ”
“こっちのブルーベリーもいけるよ。食べてみてよ”
私の元にやって来たのは、動物たちだ。嬉しそうに果物を持ってきてくれた。
「ありがとう、皆。早速頂くわ」
苺とブルーベリーを頂く。甘くて美味しいわ。
「あの…レアンヌ…」
「ごめんなさい、旦那様。何の話をしていたのでしたっけ?」
「…何でもない」
なぜか旦那様の声のトーンが下がった気がしたのだが、きっと気のせいだろう。
この日は夜遅くまで、旦那様と動物たちと一緒に、食事を楽しんだのだった。
※次回、アントニオ視点です。
よろしくお願いします。
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