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第2章
第14話:四人でのお出掛けは疲れます【後編】
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恐る恐るクロエ様の方を見ると、やはりまだ固まっていた。しばらくすると、我に返ったのか
「ねえ、お姉様。ローラちゃんを家のお嫁さんに頂戴。やっぱりメイソンには、ローラちゃんの様な女性が合っているのよ!」
そんな恐ろしい事を言いだしたのだ。えぇ~、なぜそうなるの!驚いている私に即座に反応したのは、お義母様だ。
「何を言っているの。ローラちゃんは家の嫁なのよ!家だってローラちゃんを手放したら、もう一生アーサーは結婚できないのだから。悪いけれど他を当たって頂戴」
「そこを何とか!」
「無理な物は無理よ!とにかくローラちゃんは、家の大切なお嫁さんなの。そんな事を言うなら、メイソンを連れてモンサラ王国に今すぐ帰りなさい」
お義母様の言葉で、黙り込んだクロエ様。この姉妹…本当に恐ろしい。そもそも、当事者を無視して私の譲渡の話をするなんて…さらに疲れが…
食後はグッタリしたまま、再びショッピングへ。今度は宝石商だ。既に瀕死状態の私は、この時の記憶がほとんどないが、お義母様とクロエ様に言われるがまま、いくつかの宝石を買った。
そして最後は、王都で人気のスイーツのお店だ。どうやら公爵家の力を利用して、急遽貸切にしてもらった様だ。こんな事で権力を使っていいのかしら…後で断罪されない?そんな不安が頭をよぎる。
「せっかくだから、色々な種類のスイーツを皆でシェアしながら食べましょう。残ったスイーツは、各自持ち帰りという事で、よろしくね」
お義母様の話によると、貸切料とは別に、1日に売り上げているスイーツを全て買い取ると言う事で話を付けたらしい。なるほど、それにしても凄い量ね。でも使用人たち皆に分けたら、きっと食べきれそうね。
早速紅茶とスイーツを頂く。うん、この果物がたっぷり乗ったケーキ、とても美味しいわ。こっちはクリームチーズを使ったマドレーヌね。あぁ、このゼリーもさっぱりしていておいしい。
「ローラ、こっちの濃厚プリンも美味いぞ」
そう言って私にプリンを渡して来たメイソン様。早速一口!確かに美味しいわ。
「本当に濃厚で美味しいですわ!メイソン様、こっちのゼリーもさっぱりしていて食べやすいでわよ」
私もゼリーを渡す。
「確かに美味いな。これなら甘いものが苦手な騎士団員にも食べられそうだ。今度買って行ってやろう」
騎士団員を気に掛けているメイソン様。すっかり騎士団員の顔ね。そんな私たちのやり取りを、ニヤニヤしながら見ているクロエ様に気が付いた。いけないわ、ついメイソン様と仲良くしてしまった。
ふとモカラの方を見ると、スッと目をそらされた。これはまずい…きっと旦那様に報告されるわね…
その後もスイーツを楽しんだ後、やっと帰る為に馬車に乗せてもらえた。正直クタクタだ。それにもう、日が沈みそうだ。きっと旦那様はもう帰って来ているだろう。これは怒られるわね…
しばらく走ると、屋敷が見えて来た。案の定、眉間にシワを寄せた旦那様が、仁王立ちして待っていた。私たちが馬車から降りるや否や
「今何時だと思っているんだ!俺が帰ってくるまでには、帰ると言う約束だっただろう。一体どうなっているんだ!」
すかさずお義母様を怒鳴りつける旦那様。目が血走り、青筋を立てている。恐ろしいわ…
「仕方ないじゃない、久しぶりに街に出たのだから。そんなに怖い顔をして怒らなくても良いでしょう。そうそう、沢山スイーツを買って来たのよ。甘いものを食べて、あなたも落ち着きなさい」
「ふざけるな!もう二度とローラを母上達との買い物には付き合わせないからな。見て見ろ、こんなにぐったりしているではないか。ローラ、こっちにおいで」
旦那様に腕を掴まれ、そのまま抱きしめられた。あぁ、旦那様の匂い…チラッとモカラを見ると、また申し訳なさそうに目をそらされた。この後きっと、旦那様に今日の事を報告するのだろう…
「それじゃあ、私たちは帰るわ。ローラちゃん、今日はとても楽しかったわ。またアーサーに黙って買い物に行きましょうね」
「ローラちゃん、メイソンの事、考えておいてね。それと、今度モンサラ王国にもぜひ遊びに来てね」
「おい、メイソンとの事とはどういう事だ。モカラ、説明しろ!」
再び怒り狂う旦那様を無視して、馬車に乗り込んでいくお義母様とクロエ様。ちょっと、爆弾を投下したまま放置しないで。ふとメイソン様の方を見ると、さっさと屋敷に入って行く後姿が目に付いた。
モカラに詰め寄る旦那様。私もそっと屋敷に入ろうとしたのだが…
「ローラ、どこに行くんだ!」
そう言うと、すかさず抱きかかえられた。
「ここでは話が出来ない。屋敷に入ってゆっくり話を聞こう」
その後モカラからご丁寧に今日の出来事を聞いた旦那様は、案の定激怒。もちろん旦那様の怒りを一人背負う羽目になった私は、旦那様から一時間以上お説教を受けた。さらに、しばらく外出禁止令が出されたのであった。
「ねえ、お姉様。ローラちゃんを家のお嫁さんに頂戴。やっぱりメイソンには、ローラちゃんの様な女性が合っているのよ!」
そんな恐ろしい事を言いだしたのだ。えぇ~、なぜそうなるの!驚いている私に即座に反応したのは、お義母様だ。
「何を言っているの。ローラちゃんは家の嫁なのよ!家だってローラちゃんを手放したら、もう一生アーサーは結婚できないのだから。悪いけれど他を当たって頂戴」
「そこを何とか!」
「無理な物は無理よ!とにかくローラちゃんは、家の大切なお嫁さんなの。そんな事を言うなら、メイソンを連れてモンサラ王国に今すぐ帰りなさい」
お義母様の言葉で、黙り込んだクロエ様。この姉妹…本当に恐ろしい。そもそも、当事者を無視して私の譲渡の話をするなんて…さらに疲れが…
食後はグッタリしたまま、再びショッピングへ。今度は宝石商だ。既に瀕死状態の私は、この時の記憶がほとんどないが、お義母様とクロエ様に言われるがまま、いくつかの宝石を買った。
そして最後は、王都で人気のスイーツのお店だ。どうやら公爵家の力を利用して、急遽貸切にしてもらった様だ。こんな事で権力を使っていいのかしら…後で断罪されない?そんな不安が頭をよぎる。
「せっかくだから、色々な種類のスイーツを皆でシェアしながら食べましょう。残ったスイーツは、各自持ち帰りという事で、よろしくね」
お義母様の話によると、貸切料とは別に、1日に売り上げているスイーツを全て買い取ると言う事で話を付けたらしい。なるほど、それにしても凄い量ね。でも使用人たち皆に分けたら、きっと食べきれそうね。
早速紅茶とスイーツを頂く。うん、この果物がたっぷり乗ったケーキ、とても美味しいわ。こっちはクリームチーズを使ったマドレーヌね。あぁ、このゼリーもさっぱりしていておいしい。
「ローラ、こっちの濃厚プリンも美味いぞ」
そう言って私にプリンを渡して来たメイソン様。早速一口!確かに美味しいわ。
「本当に濃厚で美味しいですわ!メイソン様、こっちのゼリーもさっぱりしていて食べやすいでわよ」
私もゼリーを渡す。
「確かに美味いな。これなら甘いものが苦手な騎士団員にも食べられそうだ。今度買って行ってやろう」
騎士団員を気に掛けているメイソン様。すっかり騎士団員の顔ね。そんな私たちのやり取りを、ニヤニヤしながら見ているクロエ様に気が付いた。いけないわ、ついメイソン様と仲良くしてしまった。
ふとモカラの方を見ると、スッと目をそらされた。これはまずい…きっと旦那様に報告されるわね…
その後もスイーツを楽しんだ後、やっと帰る為に馬車に乗せてもらえた。正直クタクタだ。それにもう、日が沈みそうだ。きっと旦那様はもう帰って来ているだろう。これは怒られるわね…
しばらく走ると、屋敷が見えて来た。案の定、眉間にシワを寄せた旦那様が、仁王立ちして待っていた。私たちが馬車から降りるや否や
「今何時だと思っているんだ!俺が帰ってくるまでには、帰ると言う約束だっただろう。一体どうなっているんだ!」
すかさずお義母様を怒鳴りつける旦那様。目が血走り、青筋を立てている。恐ろしいわ…
「仕方ないじゃない、久しぶりに街に出たのだから。そんなに怖い顔をして怒らなくても良いでしょう。そうそう、沢山スイーツを買って来たのよ。甘いものを食べて、あなたも落ち着きなさい」
「ふざけるな!もう二度とローラを母上達との買い物には付き合わせないからな。見て見ろ、こんなにぐったりしているではないか。ローラ、こっちにおいで」
旦那様に腕を掴まれ、そのまま抱きしめられた。あぁ、旦那様の匂い…チラッとモカラを見ると、また申し訳なさそうに目をそらされた。この後きっと、旦那様に今日の事を報告するのだろう…
「それじゃあ、私たちは帰るわ。ローラちゃん、今日はとても楽しかったわ。またアーサーに黙って買い物に行きましょうね」
「ローラちゃん、メイソンの事、考えておいてね。それと、今度モンサラ王国にもぜひ遊びに来てね」
「おい、メイソンとの事とはどういう事だ。モカラ、説明しろ!」
再び怒り狂う旦那様を無視して、馬車に乗り込んでいくお義母様とクロエ様。ちょっと、爆弾を投下したまま放置しないで。ふとメイソン様の方を見ると、さっさと屋敷に入って行く後姿が目に付いた。
モカラに詰め寄る旦那様。私もそっと屋敷に入ろうとしたのだが…
「ローラ、どこに行くんだ!」
そう言うと、すかさず抱きかかえられた。
「ここでは話が出来ない。屋敷に入ってゆっくり話を聞こう」
その後モカラからご丁寧に今日の出来事を聞いた旦那様は、案の定激怒。もちろん旦那様の怒りを一人背負う羽目になった私は、旦那様から一時間以上お説教を受けた。さらに、しばらく外出禁止令が出されたのであった。
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