41 / 56
第41話:我が妹ながら恐ろしい女だ~ワイアット視点~
しおりを挟む
貴族学院を卒業してからすぐ、妹のスカーレットがおかしな連中と交流を持ち始めたとの連絡が入った。そう、俺は妹にスパイを付けている。あの女は、必ずアリアを傷つけようとするだろう。
そうさせない為にも、しっかり見張りを付けているのだ。それにしても、スカーレットはどうやら色々な男と関係を持っている様だ。この国の貴族界では、男性も女性も結婚するまでは異性と繋がる事はタブーとされている。
ただ男の場合、初夜で失敗しない様ある程度の練習はするらしい。もちろん、俺も知識としては持っている。それなのに、スカーレットは色々な男と関係を持っているのだ。男もどうしようもないが、何より問題はスカーレットだ。
このままだと、王族の品格も危ぶまれる。そう思った俺は、早速父上と母上に報告したが
「まあ、何て事なの!注意するわ!」
そう言ってお終いだ!結局両親が注意しても、もちろんあのスカーレットが聞く訳がない。父上も母上もスカーレットに甘すぎるんだ!本当にあの女と血が繋がっていると思うと、吐き気がする!
そしてついに貴族学院が始まった。もちろん、アリアには護衛騎士や俺の家臣たちを側に置いている。さらにバービレス嬢を筆頭に、令嬢たちがずっと側にいるらしい。
ただ、カーターが何かとアリアに近付こうと試みているらしい。あの男、スカーレットと婚約したのにまだアリアに未練があるのか!
カーターの話を聞いた瞬間、怒りが込み上げて来た。ただ令嬢たちが少しでもカーターがアリアに近付こうとすると、鬼の形相で睨んでいる様で、全く近付けていないらしい。
さらにアリアはもうカーターには見向きもしていないらしい。でも、学院内では時折寂しそうにしているとの事。まさかまだカーターを!そう思ったのだが、家臣の話しによると俺に会えないのが寂しいと、バービレス嬢に漏らしていたのを聞いたらしい。
「殿下は随分と愛されていますね」
と、満面の笑みで報告された。そう言えば、最近俺が門まで迎えに行くと、いつも飼い主を見つけた子犬の様に、それはそれは嬉しそうに飛びついて来るもんな。
随分とアリアも俺に懐いて来たものだ!正直アリア1人を貴族学院に行かせるのは不安だったが、どうやら良い方向に転んだみたいだ。
そして新学期が始まってしばらく経ってから、スカーレットが動き始めた。盗賊たちを雇い、アリアを襲う計画を立てていると言う情報が入って来たのだ。
「いい、必ずあの女を仕留めなさい!銀色の髪に赤い瞳をした女よ!ただ殺すだけだと調査が入るかもしれないから、金品目的に見せかけるのよ!伯爵家にも私側の人間を忍ばせているから、そいつが森まで馬車を誘導してくるわ。そこであの女を仕留めるのよ!決行日は明後日。王宮の帰り道に、森へ向かわせるから!いいわね、絶対に成功させるのよ!」
スパイが録音した音声を聞かされた。まさかアリアの命まで狙うなんて!我が妹ながら、恐ろしい女だ!この女は始末しておく必要があるな!
スカーレットと盗賊たちの会話によると、森にアリアをおびき寄せ、馬車から引きずり出したところを仕留めると言う事らしい。という事は、馬車を脱輪させるという事は無さそうだな。
「殿下、どうしますか?この内容を陛下と王妃様に話して、事前に防ぎますか?」
「いいや、そんな事をしても、スカーレットに激アマの両親の事だ。有耶無耶にして終わるだけだ!ここはスカーレットの作戦を実行させよう!さすがに王太子の婚約者に手を出したとなれば、スカーレットもただでは済まない!ただし、アリアが怪我をしては大変だ!しっかり見張りは付けよう。それから、俺がアリアを助ける!俺もアリアを見送った後、すぐに馬でアリアの馬車を追うからそのつもりで。一応皆通信機を持っておくように!」
「「「承知いたしました!」」」」
とりあえずこれでアリアは守れるだろう。少し怖い思いをさせてしまうが、それは仕方がない。そもそも、あの時アリアが王宮で暮らすと決めていれば、恐怖を味わう事は無いんだ。
そう、アリアが俺の提案を拒否し、王宮で生活する事を選ばなかった事を根に持っている。やっぱり、少しお仕置きは必要だよね…
そうだな、今回伯爵家に帰る途中で盗賊に襲われる予定だ。その事を理由に、アリアを王宮に住まわせる方向で話を進めよう。さすがにアリアが襲われたとなれば、伯爵も王宮での生活を認めるだろう。
もし認めなくても
「アリアを守る為だ!」
と、強く言って押し進めてしまえばいいか。
翌々日、今日はアリアが襲われる予定の日だ。いつも通り学院が終わるのに合わせて、アリアが王宮に来るのを待つ。しばらく待っていると、アリアを乗せた馬車がやって来た。馬車が停まるや否や、俺に飛びついて来るアリア。
やっぱりアリアは可愛いな…いつもの様に王妃教育の前に、アリアとお茶をする。嬉しそうに今日の出来事を話すアリア。俺の話しも、真剣に聞いてくれる。ティータイムを楽しんだ後は、アリアを王妃教育の部屋まで送って行く。
その後、再度家臣を集めて今日の計画の最終確認を行う。とにかくアリアを傷つけては大変だ!そんな思いから、細かな指示を出す。
結局最終確認に時間が掛かってしまい、気が付くと夕食の時間だ!急いでアリアと晩ご飯を食べる。そして、アリアを門の前で見送った。
「それじゃあアリア、また明日」
俺の言葉を聞いたアリアは、寂しそうな顔をして
「はい…また明日」
と言った。全身から寂しいオーラが出ている。こんなにも可愛らしいアリアが、これから盗賊に襲われるのか…
そう思ったら、無意識に馬車に乗り込み、アリアを抱きしめていた。やっぱりアリアに怖い思いをさせたくはない!でも…
俺の中で激しい葛藤が襲う。ダメだ!しっかりしないと!
アリアの唇に口付けをして馬車から降りようと思ったのだが、アリアが俺の首に手を回し、口付けに答えてくれる。これはまずい…
再び俺の決心が揺らぐ!ダメだ!とにかく今はアリアから離れないと!何とかアリアから離れ、馬車から降りた。
馬車がゆっくり走り出す。俺に向かって手を振るアリアに答えた。アリア、ごめんね…でも必ず助けるから、待っていて欲しい…
そうさせない為にも、しっかり見張りを付けているのだ。それにしても、スカーレットはどうやら色々な男と関係を持っている様だ。この国の貴族界では、男性も女性も結婚するまでは異性と繋がる事はタブーとされている。
ただ男の場合、初夜で失敗しない様ある程度の練習はするらしい。もちろん、俺も知識としては持っている。それなのに、スカーレットは色々な男と関係を持っているのだ。男もどうしようもないが、何より問題はスカーレットだ。
このままだと、王族の品格も危ぶまれる。そう思った俺は、早速父上と母上に報告したが
「まあ、何て事なの!注意するわ!」
そう言ってお終いだ!結局両親が注意しても、もちろんあのスカーレットが聞く訳がない。父上も母上もスカーレットに甘すぎるんだ!本当にあの女と血が繋がっていると思うと、吐き気がする!
そしてついに貴族学院が始まった。もちろん、アリアには護衛騎士や俺の家臣たちを側に置いている。さらにバービレス嬢を筆頭に、令嬢たちがずっと側にいるらしい。
ただ、カーターが何かとアリアに近付こうと試みているらしい。あの男、スカーレットと婚約したのにまだアリアに未練があるのか!
カーターの話を聞いた瞬間、怒りが込み上げて来た。ただ令嬢たちが少しでもカーターがアリアに近付こうとすると、鬼の形相で睨んでいる様で、全く近付けていないらしい。
さらにアリアはもうカーターには見向きもしていないらしい。でも、学院内では時折寂しそうにしているとの事。まさかまだカーターを!そう思ったのだが、家臣の話しによると俺に会えないのが寂しいと、バービレス嬢に漏らしていたのを聞いたらしい。
「殿下は随分と愛されていますね」
と、満面の笑みで報告された。そう言えば、最近俺が門まで迎えに行くと、いつも飼い主を見つけた子犬の様に、それはそれは嬉しそうに飛びついて来るもんな。
随分とアリアも俺に懐いて来たものだ!正直アリア1人を貴族学院に行かせるのは不安だったが、どうやら良い方向に転んだみたいだ。
そして新学期が始まってしばらく経ってから、スカーレットが動き始めた。盗賊たちを雇い、アリアを襲う計画を立てていると言う情報が入って来たのだ。
「いい、必ずあの女を仕留めなさい!銀色の髪に赤い瞳をした女よ!ただ殺すだけだと調査が入るかもしれないから、金品目的に見せかけるのよ!伯爵家にも私側の人間を忍ばせているから、そいつが森まで馬車を誘導してくるわ。そこであの女を仕留めるのよ!決行日は明後日。王宮の帰り道に、森へ向かわせるから!いいわね、絶対に成功させるのよ!」
スパイが録音した音声を聞かされた。まさかアリアの命まで狙うなんて!我が妹ながら、恐ろしい女だ!この女は始末しておく必要があるな!
スカーレットと盗賊たちの会話によると、森にアリアをおびき寄せ、馬車から引きずり出したところを仕留めると言う事らしい。という事は、馬車を脱輪させるという事は無さそうだな。
「殿下、どうしますか?この内容を陛下と王妃様に話して、事前に防ぎますか?」
「いいや、そんな事をしても、スカーレットに激アマの両親の事だ。有耶無耶にして終わるだけだ!ここはスカーレットの作戦を実行させよう!さすがに王太子の婚約者に手を出したとなれば、スカーレットもただでは済まない!ただし、アリアが怪我をしては大変だ!しっかり見張りは付けよう。それから、俺がアリアを助ける!俺もアリアを見送った後、すぐに馬でアリアの馬車を追うからそのつもりで。一応皆通信機を持っておくように!」
「「「承知いたしました!」」」」
とりあえずこれでアリアは守れるだろう。少し怖い思いをさせてしまうが、それは仕方がない。そもそも、あの時アリアが王宮で暮らすと決めていれば、恐怖を味わう事は無いんだ。
そう、アリアが俺の提案を拒否し、王宮で生活する事を選ばなかった事を根に持っている。やっぱり、少しお仕置きは必要だよね…
そうだな、今回伯爵家に帰る途中で盗賊に襲われる予定だ。その事を理由に、アリアを王宮に住まわせる方向で話を進めよう。さすがにアリアが襲われたとなれば、伯爵も王宮での生活を認めるだろう。
もし認めなくても
「アリアを守る為だ!」
と、強く言って押し進めてしまえばいいか。
翌々日、今日はアリアが襲われる予定の日だ。いつも通り学院が終わるのに合わせて、アリアが王宮に来るのを待つ。しばらく待っていると、アリアを乗せた馬車がやって来た。馬車が停まるや否や、俺に飛びついて来るアリア。
やっぱりアリアは可愛いな…いつもの様に王妃教育の前に、アリアとお茶をする。嬉しそうに今日の出来事を話すアリア。俺の話しも、真剣に聞いてくれる。ティータイムを楽しんだ後は、アリアを王妃教育の部屋まで送って行く。
その後、再度家臣を集めて今日の計画の最終確認を行う。とにかくアリアを傷つけては大変だ!そんな思いから、細かな指示を出す。
結局最終確認に時間が掛かってしまい、気が付くと夕食の時間だ!急いでアリアと晩ご飯を食べる。そして、アリアを門の前で見送った。
「それじゃあアリア、また明日」
俺の言葉を聞いたアリアは、寂しそうな顔をして
「はい…また明日」
と言った。全身から寂しいオーラが出ている。こんなにも可愛らしいアリアが、これから盗賊に襲われるのか…
そう思ったら、無意識に馬車に乗り込み、アリアを抱きしめていた。やっぱりアリアに怖い思いをさせたくはない!でも…
俺の中で激しい葛藤が襲う。ダメだ!しっかりしないと!
アリアの唇に口付けをして馬車から降りようと思ったのだが、アリアが俺の首に手を回し、口付けに答えてくれる。これはまずい…
再び俺の決心が揺らぐ!ダメだ!とにかく今はアリアから離れないと!何とかアリアから離れ、馬車から降りた。
馬車がゆっくり走り出す。俺に向かって手を振るアリアに答えた。アリア、ごめんね…でも必ず助けるから、待っていて欲しい…
41
あなたにおすすめの小説
【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~
tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。
番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。
ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。
そして安定のヤンデレさん☆
ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。
別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
英雄の可愛い幼馴染は、彼の真っ黒な本性を知らない
百門一新
恋愛
男の子の恰好で走り回る元気な平民の少女、ティーゼには、見目麗しい完璧な幼馴染がいる。彼は幼少の頃、ティーゼが女の子だと知らず、怪我をしてしまった事で責任を感じている優しすぎる少し年上の幼馴染だ――と、ティーゼ自身はずっと思っていた。
幼馴染が半魔族の王を倒して、英雄として戻って来た。彼が旅に出て戻って来た目的も知らぬまま、ティーゼは心配症な幼馴染離れをしようと考えていたのだが、……ついでとばかりに引き受けた仕事の先で、彼女は、恋に悩む優しい魔王と、ちっとも優しくないその宰相に巻き込まれました。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
【完結】離婚を切り出したら私に不干渉だったはずの夫が激甘に豹変しました
雨宮羽那
恋愛
結婚して5年。リディアは悩んでいた。
夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。
ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。
どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。
そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。
すると、あら不思議。
いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。
「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」
(誰ですかあなた)
◇◇◇◇
※全3話。
※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜
混血の私が純血主義の竜人王子の番なわけない
三国つかさ
恋愛
竜人たちが通う学園で、竜人の王子であるレクスをひと目見た瞬間から恋に落ちてしまった混血の少女エステル。好き過ぎて狂ってしまいそうだけど、分不相応なので必死に隠すことにした。一方のレクスは涼しい顔をしているが、純血なので実は番に対する感情は混血のエステルより何倍も深いのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる