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第4話:かつての友人達との再会です
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あと少しで入学式が始まる時間が迫っているのだ。ただ、私はもう走る事は出来ない。このままでは、ブラック様まで入学式に遅刻してしまう。
「ブラック様、私はその…病気で走る事が出来ません。どうかお先にホールに行ってください」
入学式に遅刻するだなんて、さすがにまずいだろう。そう思って伝えたのだが…
「俺は病気の令嬢を置いて自分だけさっさとホールに行くほど、薄情な人間ではない」
そう言うと、急に私を抱きかかえたのだ。
「わ…私の事はどうか気にしないで下さい。運んでいただくだなんて、申し訳ないですわ」
さすがに公爵令息のブラック様に抱きかかえられるだなんて、申し訳なさすぎる。
「そんな事を言っている場合ではないだろう。それにしても君、随分と軽いんだな…」
両親が亡くなってから、ろくなものを食べていないうえ、既に余命わずかな私は、確かに骨と皮しかない。それにしても、ブラック様の腕の中はとても温かいのね…
両親が亡くなってから、こんな風に誰かの温もりに触れる事なんてなかったのだ。なんだか人の温もりが心地よくて、涙が込みあげてきた。ダメよ、泣いたら。
必死に涙を堪え、笑顔を作る。
「さあ、ホールに着いたよ。それじゃあ俺は、これで」
「わざわざ運んでくださり、ありがとうございました」
急ぎ足でホールに入って行くブラック様に笑顔で手を振った。すると、困った顔で手を挙げてくれたブラック様。今日は2回も彼に助けられてしまった。やっぱり素敵な人ね。私の為にホールまで運んでくださるだなんて。
おっといけない、ブラック様に見とれている場合ではない。私も急いでホールへと入っていき、空いている席に座った。丁度席に着いたと同時に、入学式が始まった。学院長先生の話から始まり、在校生代表、新入生代表へと続く。ちなみに新入生代表は、ブラック様だった。
ブラック様はこの国で一番権力を持った大貴族でもあるサンディオ公爵家の嫡男で、勉学も武術にも優れていらっしゃるらしい。さらにお姉様は王太子妃殿下で、既にお子様も2人いらっしゃる。
まさに雲の上の存在なのだ。本来なら私が話しかけていい相手ではない事くらい分かっている。それでも私は、ブラック様と残り少ない余生を過ごしたいと思っている。私の我が儘だという事は分かっているけれど、どうせもうすぐ死ぬのだ。
それならせめて、最後くらいいい思い出を作って死にたいのだ。ブラック様も、私の様な見た目がおばあちゃんの様な令嬢を間違っても好きになる事はないだろう。それなら少しだけ、ほんの少しだけでいいから、彼と一緒に過ごしたい。そう思っている。
もちろん、ブラック様が私の事を拒むのなら、その時は引き下がるつもりだ。
そんな事を考えている間に、入学式が終わり、それぞれの教室へと向かう。基本的にクラス分けは、爵位で決まるため、ブラック様は別のクラスだ。とりあえず自分のクラスに向かうと
「ユリア、あなたと同じクラスだなんて、本当に最悪…」
私の顔を見た瞬間、露骨に嫌そうな顔をするのは、カルディアだ。まさか意地悪のカルディアと同じクラスだなんて…て、同じ家に住んでいるのだから、仕方がないと言えば仕方がない。
とにかくカルディアの機嫌を損ねると大変なので、クラスでは大人しく過ごすことにしよう。そう思い、そっと自分の席に座る。すると
“久しぶりね、ユリア。元気に…している様子はないわね。大丈夫?顔色がかなり悪いわよ“
“あなたのご両親が亡くなってからしばらくしてから、ずっと姿を見せなかったでしょう?伯爵家に出向いても、あなたは病気で寝ていると言われるばかりで、全く会わせてもらえなかったの。ずっと閉じ込められていると思っていたけれど、本当に病気だったのね”
私の元に来てくれたのは、かつての友人達だ。カルディアに気を使っているのか、皆小声で話しかけてきてくれている。つい私も小声になった。
“皆久しぶりね、ええ…病気と言うか…私ね、もう先が長くないの。だからせめて貴族学院で楽しい思い出を作りたくて”
「そんな…せっかく会えたのに…」
友人たちの瞳から一気に涙が溢れ出す。私の為に泣いてくれる人がいるだなんて…そう思ったら、私も涙が込みあげてきた。でも、必死に堪え、笑顔を作る。
「皆、泣かないで。私ね、今日皆に会えた事が、すごく嬉しいの。もう私の事なんて、忘れちゃったのだと思っていたけれど、そうではなかったのね」
「誰があなたの事を忘れるものですか!ずっと心配していたのよ。それにしてもユリアは、どんな時でも笑顔なのね。今日あなたの太陽の様な笑顔を見たら、あの頃の記憶が一気に蘇ったわ。ユリアはいつも笑顔で、あなたの顔を見ると皆元気が出るの。知っていた?あなたの笑顔に、何人もの令嬢が助けられた事を。私のその1人よ」
「私もよ。ユリア、あなたの残り少ない時間、私達にも頂戴。たくさんの思い出を作りましょう」
「ありがとう、皆」
私は残り少ない余生を、ブラック様に全て注ぎ込もうと思っていた。でも、私の笑顔を好きだと言ってくれるかつての友人達…いいえ、大切な私の友人たちと、残り少ない時間を大切にしたい。
もしかしたら神様が、今まで苦労した分、残り僅かな時間を私の大切な人たちと一緒に過ごせるようにしてくれたのかもしれない。きっとそうね。
「ブラック様、私はその…病気で走る事が出来ません。どうかお先にホールに行ってください」
入学式に遅刻するだなんて、さすがにまずいだろう。そう思って伝えたのだが…
「俺は病気の令嬢を置いて自分だけさっさとホールに行くほど、薄情な人間ではない」
そう言うと、急に私を抱きかかえたのだ。
「わ…私の事はどうか気にしないで下さい。運んでいただくだなんて、申し訳ないですわ」
さすがに公爵令息のブラック様に抱きかかえられるだなんて、申し訳なさすぎる。
「そんな事を言っている場合ではないだろう。それにしても君、随分と軽いんだな…」
両親が亡くなってから、ろくなものを食べていないうえ、既に余命わずかな私は、確かに骨と皮しかない。それにしても、ブラック様の腕の中はとても温かいのね…
両親が亡くなってから、こんな風に誰かの温もりに触れる事なんてなかったのだ。なんだか人の温もりが心地よくて、涙が込みあげてきた。ダメよ、泣いたら。
必死に涙を堪え、笑顔を作る。
「さあ、ホールに着いたよ。それじゃあ俺は、これで」
「わざわざ運んでくださり、ありがとうございました」
急ぎ足でホールに入って行くブラック様に笑顔で手を振った。すると、困った顔で手を挙げてくれたブラック様。今日は2回も彼に助けられてしまった。やっぱり素敵な人ね。私の為にホールまで運んでくださるだなんて。
おっといけない、ブラック様に見とれている場合ではない。私も急いでホールへと入っていき、空いている席に座った。丁度席に着いたと同時に、入学式が始まった。学院長先生の話から始まり、在校生代表、新入生代表へと続く。ちなみに新入生代表は、ブラック様だった。
ブラック様はこの国で一番権力を持った大貴族でもあるサンディオ公爵家の嫡男で、勉学も武術にも優れていらっしゃるらしい。さらにお姉様は王太子妃殿下で、既にお子様も2人いらっしゃる。
まさに雲の上の存在なのだ。本来なら私が話しかけていい相手ではない事くらい分かっている。それでも私は、ブラック様と残り少ない余生を過ごしたいと思っている。私の我が儘だという事は分かっているけれど、どうせもうすぐ死ぬのだ。
それならせめて、最後くらいいい思い出を作って死にたいのだ。ブラック様も、私の様な見た目がおばあちゃんの様な令嬢を間違っても好きになる事はないだろう。それなら少しだけ、ほんの少しだけでいいから、彼と一緒に過ごしたい。そう思っている。
もちろん、ブラック様が私の事を拒むのなら、その時は引き下がるつもりだ。
そんな事を考えている間に、入学式が終わり、それぞれの教室へと向かう。基本的にクラス分けは、爵位で決まるため、ブラック様は別のクラスだ。とりあえず自分のクラスに向かうと
「ユリア、あなたと同じクラスだなんて、本当に最悪…」
私の顔を見た瞬間、露骨に嫌そうな顔をするのは、カルディアだ。まさか意地悪のカルディアと同じクラスだなんて…て、同じ家に住んでいるのだから、仕方がないと言えば仕方がない。
とにかくカルディアの機嫌を損ねると大変なので、クラスでは大人しく過ごすことにしよう。そう思い、そっと自分の席に座る。すると
“久しぶりね、ユリア。元気に…している様子はないわね。大丈夫?顔色がかなり悪いわよ“
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私の元に来てくれたのは、かつての友人達だ。カルディアに気を使っているのか、皆小声で話しかけてきてくれている。つい私も小声になった。
“皆久しぶりね、ええ…病気と言うか…私ね、もう先が長くないの。だからせめて貴族学院で楽しい思い出を作りたくて”
「そんな…せっかく会えたのに…」
友人たちの瞳から一気に涙が溢れ出す。私の為に泣いてくれる人がいるだなんて…そう思ったら、私も涙が込みあげてきた。でも、必死に堪え、笑顔を作る。
「皆、泣かないで。私ね、今日皆に会えた事が、すごく嬉しいの。もう私の事なんて、忘れちゃったのだと思っていたけれど、そうではなかったのね」
「誰があなたの事を忘れるものですか!ずっと心配していたのよ。それにしてもユリアは、どんな時でも笑顔なのね。今日あなたの太陽の様な笑顔を見たら、あの頃の記憶が一気に蘇ったわ。ユリアはいつも笑顔で、あなたの顔を見ると皆元気が出るの。知っていた?あなたの笑顔に、何人もの令嬢が助けられた事を。私のその1人よ」
「私もよ。ユリア、あなたの残り少ない時間、私達にも頂戴。たくさんの思い出を作りましょう」
「ありがとう、皆」
私は残り少ない余生を、ブラック様に全て注ぎ込もうと思っていた。でも、私の笑顔を好きだと言ってくれるかつての友人達…いいえ、大切な私の友人たちと、残り少ない時間を大切にしたい。
もしかしたら神様が、今まで苦労した分、残り僅かな時間を私の大切な人たちと一緒に過ごせるようにしてくれたのかもしれない。きっとそうね。
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