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第46話:こうなったらやるしかありません
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「ルルと話をして安心したら、なんだかお腹が空いて来たわ」
「夕食の前に攫われたのよね。今何時頃かしら?まだここに連れてこられて、それほど時間が経って様な気がするけれど…」
2人であたりをキョロキョロ見渡すが、時計などはない。
その時だった。男が4人、部屋に入って来たのだ。無意識にルルと抱きしめ合う。
「2人とも意識が戻った様だな。さすが隊長と副隊長の女だけの事はある。2人とも綺麗な顔をしているな。特にこっちのピンク色の髪の女は、高く売れそうだ」
ニヤリと笑った男。
「私たちを売るとは一体どういうことなの?そんな事をしたら、あなた達、ただでは済まないわよ。私達がどういう人間か知っているのでしょう?」
「ああ、知っているさ。ゼルス隊長とルーク副隊長の愛する女たちだろう?あいつら、俺の大切な弟を捕まえやがったんだ!本当に腹が立つ!だから弟を取り返すために、お前たちを攫って来たのだが…予想以上にいい女だからな。こりゃ高く売れそうだから、あいつらに帰すのをやめたんだよ。そもそも俺たちは、人さらいだからな」
ガハガハと笑う男。
そもそも私は、ただの家政婦であってゼルス様の恋人ではないのだが…
「私たちを売ると言ったけれど、そう簡単に行くかしら?どういう話になっているかは知らないけれど、私たちが誘拐されたとなれば、騎士団をあげて捜索を行うはずよ。きっとこの街から出ようとするものを、徹敵的に調べ上げると思うわ。そう簡単に連れていけないのではなくって?」
「お前、見た目に寄らず頭が切れる様だな。大丈夫だ、安全かつ確実に、売買先でもある隣国に連れて行ってやるから。恨むのなら、無能なお前たちの恋人を恨むのだな」
そう言うと、男たちは去って行った。
「一体どういう事よ!話が違うじゃない。私達は、人質交換の為に連れ去られたのではなかったの?隣国に売るだなんて…」
目に涙を浮かべて座り込んだルルを、そっと抱きしめた。
「あの人たちは、根っからの人さらいなのでしょう?仕方ないわ。とにかく、ここから逃げる方法を考えましょう。どこかから逃げられないかしら?」
周りを見渡すが、ドア以外窓1つない。これでは出られそうにない。何かいい方法はないかしら?
「リリア、さすがにここからは逃げられないわ。ルークが助けに来ることを信じて、待つしかないわ。でも、もし迎えに来てくれなかったら…せっかく幸せになれると思ったのに」
「ルル、泣かないで。きっと何か方法があるはずよ。きっと…」
考えるのよ、リリア。きっと何か方法があるはずよ。ここから出られさえすれば、近くの家に助けを求める事だってできるはず。
それに何よりも、ルルが悲しんでいる。ここは何とかしないと。
普通に考えたら、出口はあのドアだけ。でもあのドアには、鍵がかけられている。
「ねえ、ルル、あなたが連れ去られるとき、男は何人いた?この家の造りとか分かる?」
「急にどうしたの?男は確か2~3人くらいだったわ。家というよりは、こじんまりとした倉庫のような感じだった様な…」
「そう、それなら、何とか逃げられるかもしれない」
「えっ?どういう事?」
「それはね…」
ルルの耳元で、そっと私の考えた作戦を伝えた。
「さすがにそれは無理よ。リリア!」
「あら、やってみる価値はあると思うわ。とはいえ、かなりリスキーよね。だからルルがこのままルーク様やゼルス様を待つというのなら、私はそれに従うわ」
「…きっとルークも心配しているわよね。このまま何もしないよりは、リリアの作戦に掛けてみたい。私、リリアの作戦に乗るわ。うまく行くかはわからないけれど、やってみましょう」
「よかった、それじゃあ、早速作戦開始ね」
「夕食の前に攫われたのよね。今何時頃かしら?まだここに連れてこられて、それほど時間が経って様な気がするけれど…」
2人であたりをキョロキョロ見渡すが、時計などはない。
その時だった。男が4人、部屋に入って来たのだ。無意識にルルと抱きしめ合う。
「2人とも意識が戻った様だな。さすが隊長と副隊長の女だけの事はある。2人とも綺麗な顔をしているな。特にこっちのピンク色の髪の女は、高く売れそうだ」
ニヤリと笑った男。
「私たちを売るとは一体どういうことなの?そんな事をしたら、あなた達、ただでは済まないわよ。私達がどういう人間か知っているのでしょう?」
「ああ、知っているさ。ゼルス隊長とルーク副隊長の愛する女たちだろう?あいつら、俺の大切な弟を捕まえやがったんだ!本当に腹が立つ!だから弟を取り返すために、お前たちを攫って来たのだが…予想以上にいい女だからな。こりゃ高く売れそうだから、あいつらに帰すのをやめたんだよ。そもそも俺たちは、人さらいだからな」
ガハガハと笑う男。
そもそも私は、ただの家政婦であってゼルス様の恋人ではないのだが…
「私たちを売ると言ったけれど、そう簡単に行くかしら?どういう話になっているかは知らないけれど、私たちが誘拐されたとなれば、騎士団をあげて捜索を行うはずよ。きっとこの街から出ようとするものを、徹敵的に調べ上げると思うわ。そう簡単に連れていけないのではなくって?」
「お前、見た目に寄らず頭が切れる様だな。大丈夫だ、安全かつ確実に、売買先でもある隣国に連れて行ってやるから。恨むのなら、無能なお前たちの恋人を恨むのだな」
そう言うと、男たちは去って行った。
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目に涙を浮かべて座り込んだルルを、そっと抱きしめた。
「あの人たちは、根っからの人さらいなのでしょう?仕方ないわ。とにかく、ここから逃げる方法を考えましょう。どこかから逃げられないかしら?」
周りを見渡すが、ドア以外窓1つない。これでは出られそうにない。何かいい方法はないかしら?
「リリア、さすがにここからは逃げられないわ。ルークが助けに来ることを信じて、待つしかないわ。でも、もし迎えに来てくれなかったら…せっかく幸せになれると思ったのに」
「ルル、泣かないで。きっと何か方法があるはずよ。きっと…」
考えるのよ、リリア。きっと何か方法があるはずよ。ここから出られさえすれば、近くの家に助けを求める事だってできるはず。
それに何よりも、ルルが悲しんでいる。ここは何とかしないと。
普通に考えたら、出口はあのドアだけ。でもあのドアには、鍵がかけられている。
「ねえ、ルル、あなたが連れ去られるとき、男は何人いた?この家の造りとか分かる?」
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「そう、それなら、何とか逃げられるかもしれない」
「えっ?どういう事?」
「それはね…」
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「さすがにそれは無理よ。リリア!」
「あら、やってみる価値はあると思うわ。とはいえ、かなりリスキーよね。だからルルがこのままルーク様やゼルス様を待つというのなら、私はそれに従うわ」
「…きっとルークも心配しているわよね。このまま何もしないよりは、リリアの作戦に掛けてみたい。私、リリアの作戦に乗るわ。うまく行くかはわからないけれど、やってみましょう」
「よかった、それじゃあ、早速作戦開始ね」
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