29 / 62
第29話:性格が変わっていませんか?
しおりを挟む
この声は…
ゆっくり声の方を振り向くと、そこにはクラシエ様が立っていた。まさか男爵令嬢のクラシエ様が、侯爵令嬢の私に話しかけてくるなんて…
そもそも1度目の生の時の彼女は、私に話しかけてくるどころか、目があっただけで、怯えた表情を見せていたのに…
まあいいわ、とにかく、何か用事があって話しかけてきたのよね。
「あなたは確か、男爵令嬢のクラシエ様ですわね。私に何かご用ですか?」
初めて話す風を装って、話をする。
「はい、あの…こんな事を言いたくはないのですが、どうして私にこんな酷い事をするのですか?私は何もしていないのに…どうかこれ以上、嫌がらせをするのはやめて下さい」
何を思ったのか、涙をポロポロと流しながら、私に訴えてくるクラシエ様。言っている意味が分からなず、首をかしげる。
「あの…私、今日お話しするのが初めてだとは思うのですが?誰かと勘違いしておりませんか?」
「そんな…酷い。私に酷い暴言を吐いたり、階段から突き落としたり、頬を打ったりしたじゃないですか」
ポロポロと涙を流しながら訴えている。そういえば、1度目の生の時、そんな事をしたような…いいや、さすがに階段から突き落としたり、叩いたりはしていない。それをしたのは、別の令嬢だ。て、今はそんな事どうでもいい。
「どうかお許しください。お願いします」
そう言って必死に頭を下げるクラシエ様。あまりにも大きな声で騒ぐため、周りの人たちが集まって来た。
「マリア、どうしたんだ」
私の側にやって来たのは、ライアンだ。
「あの…クラシエ様が、私が彼女に酷い暴言を吐いたり、階段から突き落としたり、頬を打ったりしたと訴えていて…」
「はっ?」
さすがのライアンも固まっている。さらに
「マリア嬢、一体何の騒ぎだい?」
さらにヒューゴ様までやって来た。ふと1度目の生の時の記憶が蘇る。あの時はいつもクラシエ様を庇う様に立ち、私を睨んでいたヒューゴ様。きっと今回も、クラシエ様を庇うのだろう…
「聞いて下さい。ヒューゴ様!クラシエ様が私に“あんたなんか全然可愛くないだの、図々しいだの、目障りだから消えろ”だの言ってくるのです。それにこの前なんて、階段から突き落とされましたし、頬を打たれた事もあるのです」
そう言って、ヒューゴ様に泣きながら訴えている。確かに1度目の生の時の私は、そう言っていたわね。こうやって本人の口からきくと、本当に酷い事を言っていたわ。
「あの…クラシエ様。ごめんなさい…」
無意識に謝っていた。たとえ1度目の生だったとしても、私が彼女にした事には変わりはないのだ。だから、せめて謝りたいと思ったのだ。
「おい、なんでお前が謝るんだよ。貴族学院に入学してから、ほとんどお前は俺や令嬢たちと一緒にいたんだぞ。第一なんで侯爵令嬢のお前が、男爵令嬢の彼女に酷い事をしないといけないんだ。言いがかりにも程がある」
「ライアンの言う通りだ。そもそも、どうして君は僕の事を馴れ馴れしく名前で呼んでいるのだい?その時点で、不敬に当たると思うのだが…それに、マリア嬢が君を傷つけたというなら、それはいつだい?本当ならきちんと調査しないといけないからね」
「えっと…たしか1ヶ月前の放課後だった様な…」
「おかしいな、先月はずっと俺が馬車まで送っていた気がするが…俺が送らない日は、令嬢たちと一緒に帰っていたはずだ」
「でも、その後馬車から降りていたかもしれないじゃないですか?」
「いいや、確かにライアンが送った後、マリア嬢はそのまま家に帰っていたよ。僕は毎日マリア嬢と話しがしたくて、帰るまで後を付けていたからね」
なんと!ヒューゴ様ったら、ずっと私の後を付けていたの?それはちょっと…
あまりにも当たり前の様に話しをしているので、他に集まって来た生徒は疑問を抱いていないが、ライアンだけはヒューゴ様をジト目で睨んでいた。
「確かに侯爵令嬢のマリア様が、男爵令嬢のクラシエ様に暴言を吐いたり、暴力を振るうなんて考えられないわよね。そんなことをする、理由がないもの…」
「そうだよな…100歩譲ってたとえマリア嬢が行っていたとしても、こんな皆がいるまで言う必要は無いしな…」
皆がクラシエ様を批判し始めた。
「そもそもマリアはそんな子じゃないわ。誰にでも優しい子よ。それにいつも私たちといるのよ。そういえばあなた、随分と王太子殿下に絡んではあしらわれていたわよね。まさか、王太子殿下に気に入られているマリアに嫉妬して、こんなバカな事をしたのではなくって?」
「そういえば君、やたら僕に絡んできていたよね。ただ…すぐにそばにいた令嬢たちに追い払われていたけれど」
「それは本当か?まさかマリアに嫉妬して、こんな酷い事をしたのか?お前、確かディースティン男爵家の令嬢だったな。今回の件は、マリアの家からしっかりと抗議をさせてもらうからな」
えっ?抗議?侯爵家から男爵家に抗議なんてしたら、さすがにクラシエ様の家は今後貴族界で生きていけなくなるだろう。
それに1度目の生の時、彼女に酷い事をしたのは事実だし…
「あの、きっとクラシエ様は何か勘違いをされたのではありませんか?ねえ、クラシエ様」
「え…あっ…はい。そういえば、別の令嬢に酷い暴言を吐かれたのでした。マリア様、勘違いとはいえ、申し訳ございませんでした」
「何が勘違いだ!こんな大事にして、マリアを傷つけてごめんで済むと思っているのか?」
ライアンが怖い顔でクラシエ様に詰め寄っている。
「ライアン、止めて。勘違いだと本人が言っているのだから、もういいじゃない。さあ、この話しはおしまいにしましょう。皆様、お騒がせして申し訳ございませんでした」
集まっていた生徒たちに向かって頭を下げた。
それにしても、まさかクラシエ様があんな行動にでるなんて。
大人しくていつもヒューゴ様の後ろで震えていたクラシエ様がね…
チラリとクラシエ様の方を見ると、ものすごい形相で私を睨んでいた。
やっぱり、1度目の生のクラシエ様と今のクラシエ様、性格が変わっているわよね…
ゆっくり声の方を振り向くと、そこにはクラシエ様が立っていた。まさか男爵令嬢のクラシエ様が、侯爵令嬢の私に話しかけてくるなんて…
そもそも1度目の生の時の彼女は、私に話しかけてくるどころか、目があっただけで、怯えた表情を見せていたのに…
まあいいわ、とにかく、何か用事があって話しかけてきたのよね。
「あなたは確か、男爵令嬢のクラシエ様ですわね。私に何かご用ですか?」
初めて話す風を装って、話をする。
「はい、あの…こんな事を言いたくはないのですが、どうして私にこんな酷い事をするのですか?私は何もしていないのに…どうかこれ以上、嫌がらせをするのはやめて下さい」
何を思ったのか、涙をポロポロと流しながら、私に訴えてくるクラシエ様。言っている意味が分からなず、首をかしげる。
「あの…私、今日お話しするのが初めてだとは思うのですが?誰かと勘違いしておりませんか?」
「そんな…酷い。私に酷い暴言を吐いたり、階段から突き落としたり、頬を打ったりしたじゃないですか」
ポロポロと涙を流しながら訴えている。そういえば、1度目の生の時、そんな事をしたような…いいや、さすがに階段から突き落としたり、叩いたりはしていない。それをしたのは、別の令嬢だ。て、今はそんな事どうでもいい。
「どうかお許しください。お願いします」
そう言って必死に頭を下げるクラシエ様。あまりにも大きな声で騒ぐため、周りの人たちが集まって来た。
「マリア、どうしたんだ」
私の側にやって来たのは、ライアンだ。
「あの…クラシエ様が、私が彼女に酷い暴言を吐いたり、階段から突き落としたり、頬を打ったりしたと訴えていて…」
「はっ?」
さすがのライアンも固まっている。さらに
「マリア嬢、一体何の騒ぎだい?」
さらにヒューゴ様までやって来た。ふと1度目の生の時の記憶が蘇る。あの時はいつもクラシエ様を庇う様に立ち、私を睨んでいたヒューゴ様。きっと今回も、クラシエ様を庇うのだろう…
「聞いて下さい。ヒューゴ様!クラシエ様が私に“あんたなんか全然可愛くないだの、図々しいだの、目障りだから消えろ”だの言ってくるのです。それにこの前なんて、階段から突き落とされましたし、頬を打たれた事もあるのです」
そう言って、ヒューゴ様に泣きながら訴えている。確かに1度目の生の時の私は、そう言っていたわね。こうやって本人の口からきくと、本当に酷い事を言っていたわ。
「あの…クラシエ様。ごめんなさい…」
無意識に謝っていた。たとえ1度目の生だったとしても、私が彼女にした事には変わりはないのだ。だから、せめて謝りたいと思ったのだ。
「おい、なんでお前が謝るんだよ。貴族学院に入学してから、ほとんどお前は俺や令嬢たちと一緒にいたんだぞ。第一なんで侯爵令嬢のお前が、男爵令嬢の彼女に酷い事をしないといけないんだ。言いがかりにも程がある」
「ライアンの言う通りだ。そもそも、どうして君は僕の事を馴れ馴れしく名前で呼んでいるのだい?その時点で、不敬に当たると思うのだが…それに、マリア嬢が君を傷つけたというなら、それはいつだい?本当ならきちんと調査しないといけないからね」
「えっと…たしか1ヶ月前の放課後だった様な…」
「おかしいな、先月はずっと俺が馬車まで送っていた気がするが…俺が送らない日は、令嬢たちと一緒に帰っていたはずだ」
「でも、その後馬車から降りていたかもしれないじゃないですか?」
「いいや、確かにライアンが送った後、マリア嬢はそのまま家に帰っていたよ。僕は毎日マリア嬢と話しがしたくて、帰るまで後を付けていたからね」
なんと!ヒューゴ様ったら、ずっと私の後を付けていたの?それはちょっと…
あまりにも当たり前の様に話しをしているので、他に集まって来た生徒は疑問を抱いていないが、ライアンだけはヒューゴ様をジト目で睨んでいた。
「確かに侯爵令嬢のマリア様が、男爵令嬢のクラシエ様に暴言を吐いたり、暴力を振るうなんて考えられないわよね。そんなことをする、理由がないもの…」
「そうだよな…100歩譲ってたとえマリア嬢が行っていたとしても、こんな皆がいるまで言う必要は無いしな…」
皆がクラシエ様を批判し始めた。
「そもそもマリアはそんな子じゃないわ。誰にでも優しい子よ。それにいつも私たちといるのよ。そういえばあなた、随分と王太子殿下に絡んではあしらわれていたわよね。まさか、王太子殿下に気に入られているマリアに嫉妬して、こんなバカな事をしたのではなくって?」
「そういえば君、やたら僕に絡んできていたよね。ただ…すぐにそばにいた令嬢たちに追い払われていたけれど」
「それは本当か?まさかマリアに嫉妬して、こんな酷い事をしたのか?お前、確かディースティン男爵家の令嬢だったな。今回の件は、マリアの家からしっかりと抗議をさせてもらうからな」
えっ?抗議?侯爵家から男爵家に抗議なんてしたら、さすがにクラシエ様の家は今後貴族界で生きていけなくなるだろう。
それに1度目の生の時、彼女に酷い事をしたのは事実だし…
「あの、きっとクラシエ様は何か勘違いをされたのではありませんか?ねえ、クラシエ様」
「え…あっ…はい。そういえば、別の令嬢に酷い暴言を吐かれたのでした。マリア様、勘違いとはいえ、申し訳ございませんでした」
「何が勘違いだ!こんな大事にして、マリアを傷つけてごめんで済むと思っているのか?」
ライアンが怖い顔でクラシエ様に詰め寄っている。
「ライアン、止めて。勘違いだと本人が言っているのだから、もういいじゃない。さあ、この話しはおしまいにしましょう。皆様、お騒がせして申し訳ございませんでした」
集まっていた生徒たちに向かって頭を下げた。
それにしても、まさかクラシエ様があんな行動にでるなんて。
大人しくていつもヒューゴ様の後ろで震えていたクラシエ様がね…
チラリとクラシエ様の方を見ると、ものすごい形相で私を睨んでいた。
やっぱり、1度目の生のクラシエ様と今のクラシエ様、性格が変わっているわよね…
81
あなたにおすすめの小説
【完結】妖精姫と忘れられた恋~好きな人が結婚するみたいなので解放してあげようと思います~
塩羽間つづり
恋愛
お気に入り登録やエールいつもありがとうございます!
2.23完結しました!
ファルメリア王国の姫、メルティア・P・ファルメリアは、幼いころから恋をしていた。
相手は幼馴染ジーク・フォン・ランスト。
ローズの称号を賜る名門一族の次男だった。
幼いころの約束を信じ、いつかジークと結ばれると思っていたメルティアだが、ジークが結婚すると知り、メルティアの生活は一変する。
好きになってもらえるように慣れないお化粧をしたり、着飾ったりしてみたけれど反応はいまいち。
そしてだんだんと、メルティアは恋の邪魔をしているのは自分なのではないかと思いあたる。
それに気づいてから、メルティアはジークの幸せのためにジーク離れをはじめるのだが、思っていたようにはいかなくて……?
妖精が見えるお姫様と近衛騎士のすれ違う恋のお話
切なめ恋愛ファンタジー
【完結】愛しき冷血宰相へ別れの挨拶を
川上桃園
恋愛
「どうかもう私のことはお忘れください。閣下の幸せを、遠くから見守っております」
とある国で、宰相閣下が結婚するという新聞記事が出た。
これを見た地方官吏のコーデリアは突如、王都へ旅立った。亡き兄の友人であり、年上の想い人でもある「彼」に別れを告げるために。
だが目当ての宰相邸では使用人に追い返されて途方に暮れる。そこに出くわしたのは、彼と結婚するという噂の美しき令嬢の姿だった――。
新聞と涙 それでも恋をする
あなたの照らす道は祝福《コーデリア》
君のため道に灯りを点けておく
話したいことがある 会いたい《クローヴィス》
これは、冷血宰相と呼ばれた彼の結婚を巡る、恋のから騒ぎ。最後はハッピーエンドで終わるめでたしめでたしのお話です。
第22回書き出し祭り参加作品
2025.1.26 女性向けホトラン1位ありがとうございます
2025.2.14 後日談を投稿しました
私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
【完結】出来損ないと罵られ続けた“無能な姫”は、姉の代わりに嫁ぐ事になりましたが幸せです ~あなた達の後悔なんて知りません~
Rohdea
恋愛
──隠されていた私の真実(ほんとう)の力はあなたに愛されて知りました。
小国の末姫、クローディアは、王族なら誰もが持つはずの特殊能力を授からなかったせいで、
誰からも愛されず“無能な姫”と罵られて来た。
そんなある日、大国の王から姉に縁談話が舞い込む。
王妃待遇だけど後妻、年齢も親子ほど離れている為、
泣いて嫌がった姉は自分の身代わりとしてクローディアを嫁がせればいいと言う。
反発するクローディア。
しかし、国としてクローディアは身代わりとして嫁ぐ事が決定してしまう。
罪悪感に苛まれたまま、大国に嫁いでいくクローディア。
しかし、何故かそんなクローディアを出迎えたのは……
(あれ? 私、後妻になるのでは??)
それだけでなく、嫁ぎ先での生活は想像したものと大きく違っていた。
嫁いだ先でクローディアは愛される事を知り、
また、自分に隠された真実(ほんとう)の力を知る事になる。
一方、何も知らず“無能な姫”だと言ってクローディアを手放した祖国の者達は──……
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
前世の記憶が蘇ったので、身を引いてのんびり過ごすことにします
柚木ゆず
恋愛
※明日(3月6日)より、もうひとつのエピローグと番外編の投稿を始めさせていただきます。
我が儘で強引で性格が非常に悪い、筆頭侯爵家の嫡男アルノー。そんな彼を伯爵令嬢エレーヌは『ブレずに力強く引っ張ってくださる自信に満ちた方』と狂信的に愛し、アルノーが自ら選んだ5人の婚約者候補の1人として、アルノーに選んでもらえるよう3年間必死に自分を磨き続けていました。
けれどある日無理がたたり、倒れて後頭部を打ったことで前世の記憶が覚醒。それによって冷静に物事を見られるようになり、ようやくアルノーは滅茶苦茶な人間だと気付いたのでした。
「オレの婚約者候補になれと言ってきて、それを光栄に思えだとか……。倒れたのに心配をしてくださらないどころか、異常が残っていたら候補者から脱落させると言い出すとか……。そんな方に夢中になっていただなんて、私はなんて愚かなのかしら」
そのためエレーヌは即座に、候補者を辞退。その出来事が切っ掛けとなって、エレーヌの人生は明るいものへと変化してゆくことになるのでした。
忙しい男
菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。
「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」
「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」
すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。
※ハッピーエンドです
かなりやきもきさせてしまうと思います。
どうか温かい目でみてやってくださいね。
※本編完結しました(2019/07/15)
スピンオフ &番外編
【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19)
改稿 (2020/01/01)
本編のみカクヨムさんでも公開しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる