目覚めはガングロギャル?!黒歴史は封印!清楚系美少女になって初恋の彼の闇落ちを阻止します!!

むぎてん

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早苗と健斗⑤ side健斗

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side健斗

「ゆかりって言えばさ、あの頃急に変わったじゃん? 早苗ちゃん、ゆかりから何か聞いてた? あれ、やっぱり三宅くんの影響だったの?」

吹っ飛びそうになった理性を呼び戻すために、気になってた事を聞いてみた。

「んー、三宅の影響なのは間違いないないと思うんだけど、それだけじゃない気がするな。階段でスッ転んだ後からか?何か急に顔つきやしゃべり方も変わった感じ。」

「急に?マジで?」

「うん、ウチには強くなろうとしてる様に見えた。ゆかりは弱かったからね。あのガングロもウチに憧れたとか言ってたけど、弱さを隠すためだったんだと思うよ? まあ、今も弱いけど。でも三宅いわく、『ゆかりの弱さは強さ』らしいからね。三宅のその言葉で、ゆかりは救われた。弱くて強い自分を受け入れて幸せを掴もうとしてるんだ。だから、ウチは応援するだけ!」

あ、すごいこの子、ゆかりの事よく見てる。
周りの出来事や、人の感情まで。
それを深掘りせずに、黙って見守る事ができる子だ。

「早苗ちゃんもガングロだったの?」

「あ、今度はウチの黒歴史の番か? 恥ずかしいじゃん?」

「何でガングロしてたの? あれは男には理解できない生物だよ?」

「あはは! だよねー、んー、大した理由はないんだけどな。今思うと、お母さんじゃないよ、女子高生だよ? ってとこかな。」

「お母さん?」

「ウチが中学の時、母親、事故で死んじゃったからね。弟は小さかったし、お父さんは泣いてばっかで役に立たないし。ウチしかいなかったんだ」

だからこんな飯とか作れるのか。
中学の頃から『お母さん』やってたとかすごいな。
それも事故で、ってことはいきなりだよな。

手探りで頑張ったんだろうな。
苦労したんだろうな。
それを周りに感じさせないところもすごい。


「早苗ちゃん、またご飯食べに来ていい?」

「うん、いいよ。一人ぶんより二人ぶんのが作りやすいからね。いつでもどーぞ?」


俺、この子好きだわ。

結婚したい、と初めて思った。


──────────
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