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簀巻きにされて、汚い麻袋から頭だけを出された私を見て
『おやまぁ、こりゃ、上玉じゃないか』
太った50代くらいの女がいやらしく笑った。
『だろう?少しでも高く売ろうと思ってよ、手ぇ付けてねぇんだ。我慢したんだぜ?その分、色付けてくれよ』
太った髭モジャの男もまた、その腹を揺らしていやらしく笑う。
『はん、まずはこの娘が処女かどうかを確認してからだよ。あたしの魔法に嘘は通用しないからね』
女が私の頭の上に手のひらをかざすと黄色い光が見えた。
さっき男にも同じ事をされた。
魔法だったのか。
『ああ、こりゃ間違いなく生娘だね。それなりの金額で買わせてもらうよ。あんたの我慢代も上乗せしてやる』
は、処女だなんてちゃんちゃらおかしい。
私の体で性欲を処理した男の数は、とてもじゃないが数え切れない。
『おっしゃ!毎度あり!ありがとよ、また良いもん拾ったときは持ってくるからよ』
金を受け取った男は嬉しそうに帰っていった。
『あたしもねぇ、あんたみたいな娘がこんなとこで体を売るのはちっと可哀想だと思うけどさ、まぁ、これも運命さね。諦めな』
運命。
私の人生は何処であろうと、そうなるように出来ているのだろう。
その後、風呂に入れられてヒラヒラ透け透けのシュミーズを着せられた。
そしてなんと驚いたことに、目の前の鏡に映ったのは10歳以上は若返った私の姿だった。
パッとしない地味顔はそのままだが、だいぶふっくらしている。
ふっくらというか、太っている。
高校生の頃の私は身長152センチ、体重63キロ、だったかな。
細くて華奢な体型に憧れてダイエットをしてはリバウンドを繰り返していた。
けれど親の借金による貧困で食事もままならなくなり、風俗嬢として働く頃にはガリガリに痩せていた。
客からは
『こんな痩せぎすの地味女じゃ勃たねーよ、チェンジ、チェンジ!!』
なんてよく言われたものだ。
三十路を超えてからは『鶏ガラ』と言われた。
高校生の頃の私に戻っているのなら、なるほど確かに処女で間違いない。
『客が来るまで待機してな』
そう言った女に連れてこられた控え室。
薄暗い部屋のボロいソファに2人の娼婦らしき女が座っていた。
『あんたたち、この娘は今日入った新人だよ。色々と教えてやんな』
女が2人に私を紹介する。
『そういやあんた、名前はなんて言うんだい?』
『しのぶ、です』
しのぶという名は風俗嬢として働いていたときの源氏名だ。
本当の名前はもう要らない。
どうせ『しのぶ』という娼婦として生きていくしかないのだから。
『じゃあ、シノブ、今日の最初の客はあんたにあてがうからね。ここにいるシェリーとララから接客の段取りを良く聞いておきな』
いきなり客を取らされるのか。
まぁ、早かれ遅かれどうせやることは変わらない。
『よろしく、シノブ。あたしはシェリーだよ、あっちはララ』
『ララよ。よろしくね』
2人とも太めの体型で美人とは言いがたい見た目だけど、私より背が高い分痩せて見える。
『こちらこそよろしくお願いします』
シェリーとララは客が来店してから退店するまでの流れを丁寧に教えてくれた。
内容は、これまで働いてきた風俗店と殆どいっしょ。
場所が ”異世界” に変わっただけ。
ここは日本じゃない。
地球でもない。
これが噂の異世界か、なんて感動出来る情況でもなく。
これからも、ただ心と頭を空っぽにして男に体を差し出す、それだけだ。
『おやまぁ、こりゃ、上玉じゃないか』
太った50代くらいの女がいやらしく笑った。
『だろう?少しでも高く売ろうと思ってよ、手ぇ付けてねぇんだ。我慢したんだぜ?その分、色付けてくれよ』
太った髭モジャの男もまた、その腹を揺らしていやらしく笑う。
『はん、まずはこの娘が処女かどうかを確認してからだよ。あたしの魔法に嘘は通用しないからね』
女が私の頭の上に手のひらをかざすと黄色い光が見えた。
さっき男にも同じ事をされた。
魔法だったのか。
『ああ、こりゃ間違いなく生娘だね。それなりの金額で買わせてもらうよ。あんたの我慢代も上乗せしてやる』
は、処女だなんてちゃんちゃらおかしい。
私の体で性欲を処理した男の数は、とてもじゃないが数え切れない。
『おっしゃ!毎度あり!ありがとよ、また良いもん拾ったときは持ってくるからよ』
金を受け取った男は嬉しそうに帰っていった。
『あたしもねぇ、あんたみたいな娘がこんなとこで体を売るのはちっと可哀想だと思うけどさ、まぁ、これも運命さね。諦めな』
運命。
私の人生は何処であろうと、そうなるように出来ているのだろう。
その後、風呂に入れられてヒラヒラ透け透けのシュミーズを着せられた。
そしてなんと驚いたことに、目の前の鏡に映ったのは10歳以上は若返った私の姿だった。
パッとしない地味顔はそのままだが、だいぶふっくらしている。
ふっくらというか、太っている。
高校生の頃の私は身長152センチ、体重63キロ、だったかな。
細くて華奢な体型に憧れてダイエットをしてはリバウンドを繰り返していた。
けれど親の借金による貧困で食事もままならなくなり、風俗嬢として働く頃にはガリガリに痩せていた。
客からは
『こんな痩せぎすの地味女じゃ勃たねーよ、チェンジ、チェンジ!!』
なんてよく言われたものだ。
三十路を超えてからは『鶏ガラ』と言われた。
高校生の頃の私に戻っているのなら、なるほど確かに処女で間違いない。
『客が来るまで待機してな』
そう言った女に連れてこられた控え室。
薄暗い部屋のボロいソファに2人の娼婦らしき女が座っていた。
『あんたたち、この娘は今日入った新人だよ。色々と教えてやんな』
女が2人に私を紹介する。
『そういやあんた、名前はなんて言うんだい?』
『しのぶ、です』
しのぶという名は風俗嬢として働いていたときの源氏名だ。
本当の名前はもう要らない。
どうせ『しのぶ』という娼婦として生きていくしかないのだから。
『じゃあ、シノブ、今日の最初の客はあんたにあてがうからね。ここにいるシェリーとララから接客の段取りを良く聞いておきな』
いきなり客を取らされるのか。
まぁ、早かれ遅かれどうせやることは変わらない。
『よろしく、シノブ。あたしはシェリーだよ、あっちはララ』
『ララよ。よろしくね』
2人とも太めの体型で美人とは言いがたい見た目だけど、私より背が高い分痩せて見える。
『こちらこそよろしくお願いします』
シェリーとララは客が来店してから退店するまでの流れを丁寧に教えてくれた。
内容は、これまで働いてきた風俗店と殆どいっしょ。
場所が ”異世界” に変わっただけ。
ここは日本じゃない。
地球でもない。
これが噂の異世界か、なんて感動出来る情況でもなく。
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