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四章
41 ささやかな変化
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トリスタンに見送られながら、改めて教会の中庭に向かう。
貴族から賜った不用品を売るチャリティバザーの会場になっている中庭は、多くの人々で賑わっていた。華やかではあるが控えめな衣装で身を飾った貴族婦人たち。精一杯身綺麗に整えた平民たち。シグファリスはそのどちらにも馴染めない様子で中庭の隅に身を寄せていた。
シグファリスは子供達に焼き菓子を配る係を任されており、子供が近づいてくれば手にしたバスケットの中から焼き菓子を取り出して手渡す。だが自分から積極的に動く様子はなかった。
お菓子を欲しがる平民の子供達に紛れて、セルジュ殿下もシグファリスに近づいていく。これまでに何度かお忍びで視察をした経験があるとはいっていたが、平民の装束に身を包んで実際に平民と会話をするのは初めてとのこと。滅多にない体験にセルジュ殿下はご機嫌な様子だった。
僕よりも二歳年上のセルジュ殿下は十五歳の成人を迎えたばかり。王宮では年齢以上に大人びた顔を見せているが、今は年相応にはしゃいでいる。鼻歌まじりでシグファリスに接近し、軽やかに片手を上げた。
「やあ。私にもお菓子をもらえるかな?」
「あんたは金持ちだろ。これは栄養不足の子供のために配ってるからだめだ」
見事な即答だった。まさか初手で断られるとは思っていなかったらしく、セルジュ殿下は上げた手を下げることもできず、にこやかに話しかけた表情のまま固まってしまった。
シグファリスは観察眼に優れているのでセルジュ殿下が只者でないことに気がついた――というわけでもない。セルジュ殿下の変装が下手くそすぎるのだ。着ているのは平民の装束だが富裕層が好むような上等な仕立てだし、労働とは無縁の美しい手をしている。金色の髪は手入れが良すぎて眩いほど。仮に平民に見えたとしても、施しを受けねばならないほど困窮しているとは思えない。
「う、う~ん、まあ、そうだね。それなら私も君の仕事を手伝おう」
「手伝いなんかいらない。他の子供があんたらに遠慮して近づけないからあっちに行っててくれ」
取りつく島もない。セルジュ殿下は助けを求めるように僕を見た。シグファリスには僕の存在に気づいてほしくなかったが、仕方ない。僕はセルジュ殿下に代わってシグファリスの前に進み出た。
「おい。その菓子を寄越せ」
「しつこいな。こんな粗末なもんを食わなくても、あんたらみたいな金持ちは他にいくらでも――?」
言葉の途中でシグファリスが固まる。声や気配で僕の正体に思い当たったが、確信が持てない様子だった。確信が持てなくて当然だ。平民嫌いの僕が慈善活動になど顔を出すはずがない。しかも、平民の女性の格好などするはずがないのだから。
セルジュ殿下の変装は不完全だが合理的でもある。王太子の顔をはっきりと知っている人物となると上位貴族や宮廷の要人に限られるので、下位貴族や平民しか来ないこの教会では顔を隠す必要もない。金の髪と青い瞳も貴族ではよく見られる。
だが僕はそうもいかない。銀の髪と紫の瞳という容貌はオーベルティエの象徴だ。髪と目元を覆い隠すため、女性用のヴェールをすっぽりとかぶっていた。
女性であればヴェールで顔を隠していても不自然ではない。ヴェールだけ女性用だとおかしいので必然的に服装も女性用となった。
別にいいのだ、男が女の格好をしたって。でもそれが僕の趣味だと可愛い弟に誤解されたくはないが、仕方ない。
一瞬だけヴェールから顔を覗かせると、シグファリスの黄金色の目がまんまるに見開かれた。
「ア゛ッ! あっ、あ、あ、ありすてぃどにいさま……!?」
「騒ぐな。狼狽えるな。この場で僕の名を呼ぶな。こちらの方が貴様と話をしたいとのことだ。多少の無礼は見逃してくださる。ご下問には正直にお答えしろ。いいな」
驚愕するシグファリスの声を遮って端的に命令する。それでもシグファリスは取り乱した様子で二の句を継げないでいる。恐ろしい存在である兄が、いるはずのない場所に突然現れたのだ。しかも女装姿で。驚くなという方が無理なのだが、どうにか無理を通してもらわねばならない。
「返事はどうした」
「はっ! はい!」
低い声で凄んでやると、硬直していたシグファリスは背筋をしゃきりと伸ばして直立不動の姿勢をとった。
言い方が少し尊大すぎただろうか。これでは普段から虐待していると思われてしまう。しかしセルジュ殿下は特に気にすることなく微笑ましそうにしていた。
僕が下がると、セルジュ殿下は改めてシグファリスに微笑みかけた。
「ふふ、突然すまないね。緊張することはない。私のことは通りすがりの平民だと思って話してくれたまえ」
「はい! 緊張しません!」
「今日はお母様のお手伝いなんだってね。えらいね」
「はい! いや、いいえ、偉くないです、普通です!」
「もしかしてこの焼き菓子を作るのも手伝ったの?」
「はい! 母さん、じゃなくて、えっと、お母様がほとんどやって、俺は型抜きをやりました!」
「わあ、すごいじゃないか。この魔物の形はなかなかいいね」
「ありがとうございます! これはうさぎです!」
「うさぎ……!? ああ、なるほど、こういう種のうさぎもいるんだね……?」
シグファリスは覚束ないながらも懸命に受け答えしていた。相手が王太子だとは思いもしないだろうが、僕と同じかそれ以上の身分の者だと察しはついたらしい。かなりぎこちないが一応会話になっている。
僕は口出しせずに二人の様子を眺めていたが、シグファリスはセルジュ殿下と話しながらも、ちらちらと僕を見ていた。緊張のためか頬が紅潮している。恐ろしい兄に見張られているのだから緊張して当然だろう。シグファリスが少しでもリラックスできるように、僕はさらに一歩下がって視線を逸らせた。
会場の様子を見渡すと、ひときわ不審な男が真っ先に目についた。トリスタンだ。離れているのが心配なのか、柱の影から身を乗り出してセルジュ殿下を一心に見つめている。護衛には向いているのだろうがお忍びには向いていない。
小説に登場するトリスタンは剣技に優れ、騎士道精神に溢れた渋いキャラクターとして描かれていた。だが今はまだ二十歳。騎士としての威厳はこれから涵養されていくのだろう。今の時点ではただ顔がこわくて行動が怪しい騎士だ。シグファリスが気づいて怖がったらどうしてくれる。
僕らを護衛している者は他にもいるのだから少しは落ち着いたらいいのだ。何せ王太子殿下と公爵家の当主がお忍びをしているのである。警備を含めれば百人以上の家臣が秘密裏に動いている。今もさりげなく平民に紛れて僕たちの周囲を警戒しているはずだ。数人なら僕にも察しがつくが、遠目に見ると見分けがつかない。
「へえ、意外だな、花を育てているのか。どの花が一番好き?」
「はい、薔薇が好きです! 品種改良できるようになりたいです!」
「あはは、そっか、きっとできるようになるよ。将来の夢はお花屋さんかな?」
「はい! それか公爵邸の庭師になりたいです!」
僕が周囲の様子を見ている間も、セルジュ殿下とシグファリスはほのぼのとした会話を続けていた。というかシグファリスは花を育てているのか。知らなかった、僕のところに報告が上がっていないぞ。薔薇が好きだと知っていたら離れの庭を薔薇で埋め尽くしてやれたのに。報告を怠った家臣にはあとで罰をくれてやらねばなるまい。
「……あっ、いえ、その、公爵邸の庭師になるのは、お兄さ……小公爵様が許してくださったら、ですが……」
元気よく返事をしていたシグファリスは、声を顰めてしゅんと項垂れた。
「大丈夫さ、きっと君はなりたいものになれるよ。そうだろう?」
セルジュ殿下が僕を振り返る。「仰る通りです」と答えると、シグファリスはぱあっと表情を輝かせた。おお。さすが光の加護を授かった勇者だ、明るい笑顔が可愛い。僕の鉄壁の表情筋もだらしなくゆるんでしまう。ヴェールを被っていて良かった。
それからも他愛もない会話を続ける二人を見守る。シグファリスが公爵家で暮らすようになってから五年。僕がシグファリスと直接話す機会はこれまでほとんどなかった。この数分で、もうとっくにセルジュ殿下の方が僕よりも多くシグファリスと言葉を交わしていることだろう。別に悔しくないが。悔しくないが。
二人の様子を見守りながら、セルジュ殿下の言葉を噛み締める。
――きっと君はなりたいものになれる。
その通りだ。この世界には魔王は現れないのだから、シグファリスは勇者になどならなくてもいい。お花屋さんにも、庭師にもなれる。そうなれば、シグファリスがトリスタンと仲間になる機会もなくなるだろう。だがきっとその方がいい。小説で二人が出会うのは、アリスティドの奸計により、国王となったセルジュ陛下が処刑された後なのだから。
苦難によって結びつくはずの二人が、同じ空間で平和な時間を共有している。既に小説とは違う展開になっていると言える。ささやかな変化だけれど、僕にはとても心強く思えた。
貴族から賜った不用品を売るチャリティバザーの会場になっている中庭は、多くの人々で賑わっていた。華やかではあるが控えめな衣装で身を飾った貴族婦人たち。精一杯身綺麗に整えた平民たち。シグファリスはそのどちらにも馴染めない様子で中庭の隅に身を寄せていた。
シグファリスは子供達に焼き菓子を配る係を任されており、子供が近づいてくれば手にしたバスケットの中から焼き菓子を取り出して手渡す。だが自分から積極的に動く様子はなかった。
お菓子を欲しがる平民の子供達に紛れて、セルジュ殿下もシグファリスに近づいていく。これまでに何度かお忍びで視察をした経験があるとはいっていたが、平民の装束に身を包んで実際に平民と会話をするのは初めてとのこと。滅多にない体験にセルジュ殿下はご機嫌な様子だった。
僕よりも二歳年上のセルジュ殿下は十五歳の成人を迎えたばかり。王宮では年齢以上に大人びた顔を見せているが、今は年相応にはしゃいでいる。鼻歌まじりでシグファリスに接近し、軽やかに片手を上げた。
「やあ。私にもお菓子をもらえるかな?」
「あんたは金持ちだろ。これは栄養不足の子供のために配ってるからだめだ」
見事な即答だった。まさか初手で断られるとは思っていなかったらしく、セルジュ殿下は上げた手を下げることもできず、にこやかに話しかけた表情のまま固まってしまった。
シグファリスは観察眼に優れているのでセルジュ殿下が只者でないことに気がついた――というわけでもない。セルジュ殿下の変装が下手くそすぎるのだ。着ているのは平民の装束だが富裕層が好むような上等な仕立てだし、労働とは無縁の美しい手をしている。金色の髪は手入れが良すぎて眩いほど。仮に平民に見えたとしても、施しを受けねばならないほど困窮しているとは思えない。
「う、う~ん、まあ、そうだね。それなら私も君の仕事を手伝おう」
「手伝いなんかいらない。他の子供があんたらに遠慮して近づけないからあっちに行っててくれ」
取りつく島もない。セルジュ殿下は助けを求めるように僕を見た。シグファリスには僕の存在に気づいてほしくなかったが、仕方ない。僕はセルジュ殿下に代わってシグファリスの前に進み出た。
「おい。その菓子を寄越せ」
「しつこいな。こんな粗末なもんを食わなくても、あんたらみたいな金持ちは他にいくらでも――?」
言葉の途中でシグファリスが固まる。声や気配で僕の正体に思い当たったが、確信が持てない様子だった。確信が持てなくて当然だ。平民嫌いの僕が慈善活動になど顔を出すはずがない。しかも、平民の女性の格好などするはずがないのだから。
セルジュ殿下の変装は不完全だが合理的でもある。王太子の顔をはっきりと知っている人物となると上位貴族や宮廷の要人に限られるので、下位貴族や平民しか来ないこの教会では顔を隠す必要もない。金の髪と青い瞳も貴族ではよく見られる。
だが僕はそうもいかない。銀の髪と紫の瞳という容貌はオーベルティエの象徴だ。髪と目元を覆い隠すため、女性用のヴェールをすっぽりとかぶっていた。
女性であればヴェールで顔を隠していても不自然ではない。ヴェールだけ女性用だとおかしいので必然的に服装も女性用となった。
別にいいのだ、男が女の格好をしたって。でもそれが僕の趣味だと可愛い弟に誤解されたくはないが、仕方ない。
一瞬だけヴェールから顔を覗かせると、シグファリスの黄金色の目がまんまるに見開かれた。
「ア゛ッ! あっ、あ、あ、ありすてぃどにいさま……!?」
「騒ぐな。狼狽えるな。この場で僕の名を呼ぶな。こちらの方が貴様と話をしたいとのことだ。多少の無礼は見逃してくださる。ご下問には正直にお答えしろ。いいな」
驚愕するシグファリスの声を遮って端的に命令する。それでもシグファリスは取り乱した様子で二の句を継げないでいる。恐ろしい存在である兄が、いるはずのない場所に突然現れたのだ。しかも女装姿で。驚くなという方が無理なのだが、どうにか無理を通してもらわねばならない。
「返事はどうした」
「はっ! はい!」
低い声で凄んでやると、硬直していたシグファリスは背筋をしゃきりと伸ばして直立不動の姿勢をとった。
言い方が少し尊大すぎただろうか。これでは普段から虐待していると思われてしまう。しかしセルジュ殿下は特に気にすることなく微笑ましそうにしていた。
僕が下がると、セルジュ殿下は改めてシグファリスに微笑みかけた。
「ふふ、突然すまないね。緊張することはない。私のことは通りすがりの平民だと思って話してくれたまえ」
「はい! 緊張しません!」
「今日はお母様のお手伝いなんだってね。えらいね」
「はい! いや、いいえ、偉くないです、普通です!」
「もしかしてこの焼き菓子を作るのも手伝ったの?」
「はい! 母さん、じゃなくて、えっと、お母様がほとんどやって、俺は型抜きをやりました!」
「わあ、すごいじゃないか。この魔物の形はなかなかいいね」
「ありがとうございます! これはうさぎです!」
「うさぎ……!? ああ、なるほど、こういう種のうさぎもいるんだね……?」
シグファリスは覚束ないながらも懸命に受け答えしていた。相手が王太子だとは思いもしないだろうが、僕と同じかそれ以上の身分の者だと察しはついたらしい。かなりぎこちないが一応会話になっている。
僕は口出しせずに二人の様子を眺めていたが、シグファリスはセルジュ殿下と話しながらも、ちらちらと僕を見ていた。緊張のためか頬が紅潮している。恐ろしい兄に見張られているのだから緊張して当然だろう。シグファリスが少しでもリラックスできるように、僕はさらに一歩下がって視線を逸らせた。
会場の様子を見渡すと、ひときわ不審な男が真っ先に目についた。トリスタンだ。離れているのが心配なのか、柱の影から身を乗り出してセルジュ殿下を一心に見つめている。護衛には向いているのだろうがお忍びには向いていない。
小説に登場するトリスタンは剣技に優れ、騎士道精神に溢れた渋いキャラクターとして描かれていた。だが今はまだ二十歳。騎士としての威厳はこれから涵養されていくのだろう。今の時点ではただ顔がこわくて行動が怪しい騎士だ。シグファリスが気づいて怖がったらどうしてくれる。
僕らを護衛している者は他にもいるのだから少しは落ち着いたらいいのだ。何せ王太子殿下と公爵家の当主がお忍びをしているのである。警備を含めれば百人以上の家臣が秘密裏に動いている。今もさりげなく平民に紛れて僕たちの周囲を警戒しているはずだ。数人なら僕にも察しがつくが、遠目に見ると見分けがつかない。
「へえ、意外だな、花を育てているのか。どの花が一番好き?」
「はい、薔薇が好きです! 品種改良できるようになりたいです!」
「あはは、そっか、きっとできるようになるよ。将来の夢はお花屋さんかな?」
「はい! それか公爵邸の庭師になりたいです!」
僕が周囲の様子を見ている間も、セルジュ殿下とシグファリスはほのぼのとした会話を続けていた。というかシグファリスは花を育てているのか。知らなかった、僕のところに報告が上がっていないぞ。薔薇が好きだと知っていたら離れの庭を薔薇で埋め尽くしてやれたのに。報告を怠った家臣にはあとで罰をくれてやらねばなるまい。
「……あっ、いえ、その、公爵邸の庭師になるのは、お兄さ……小公爵様が許してくださったら、ですが……」
元気よく返事をしていたシグファリスは、声を顰めてしゅんと項垂れた。
「大丈夫さ、きっと君はなりたいものになれるよ。そうだろう?」
セルジュ殿下が僕を振り返る。「仰る通りです」と答えると、シグファリスはぱあっと表情を輝かせた。おお。さすが光の加護を授かった勇者だ、明るい笑顔が可愛い。僕の鉄壁の表情筋もだらしなくゆるんでしまう。ヴェールを被っていて良かった。
それからも他愛もない会話を続ける二人を見守る。シグファリスが公爵家で暮らすようになってから五年。僕がシグファリスと直接話す機会はこれまでほとんどなかった。この数分で、もうとっくにセルジュ殿下の方が僕よりも多くシグファリスと言葉を交わしていることだろう。別に悔しくないが。悔しくないが。
二人の様子を見守りながら、セルジュ殿下の言葉を噛み締める。
――きっと君はなりたいものになれる。
その通りだ。この世界には魔王は現れないのだから、シグファリスは勇者になどならなくてもいい。お花屋さんにも、庭師にもなれる。そうなれば、シグファリスがトリスタンと仲間になる機会もなくなるだろう。だがきっとその方がいい。小説で二人が出会うのは、アリスティドの奸計により、国王となったセルジュ陛下が処刑された後なのだから。
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