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新学期が始まりました
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しおりを挟むまずは、体内の魔力測定。
測定方法は、実に簡単。台座に置いてある半透明のバスケットボールくらいの水晶に手を当てるだけ。水晶に手を当てると現在の最大魔力が数字として出る。最大999だったかしら…
「さぁ、順番に水晶に触れていって、魔力値は係員に報告をすませて、次の測定に移るように!」
係の教員が説明を行って、次々に魔力値を計りどれくらい上がったかで一喜一憂する様を見つつ、ふと思う。
もう少し大きな、それこそ王宮魔術師が使うような水晶が有れば、私も計れると思うんだけど。
まぁ…私は初年度の時に水晶壊しちゃった記憶が有るから控えるしかないんだけれど。
次は、魔力吸収率の測定。
これは、2つの道具を使う。木の棒のようなものと体内の魔力測定でも使った半透明の水晶だ。木の棒のようなものは触ると最大魔力の10%を吸収する。10%分吸収された状態で水晶を持つと使った分が出るが、残り90%から1%増える比率を測定し、どれくらいの時間掛かって最大魔力値になるか図る事で計画的な魔力制御訓練を行うことが出来るようになるのだ。
(吸収した魔力は学院内の施設維持に回されるらしい)
最初の測定が終わったクラス順に吸収率測定に回ってくる。
「リーフウッド様、お待たせ致しました。」
あっ、シューカ様達も来たみたいね。
「シューカ様、私は最期ですので先に終わらせてくださいませ。」
「…ハイ」
そんなシュンとしないで……たった10%でも木の棒状の魔道具ヒビ入るんだの……
しかも、初年度より魔力上がってるはずだし。なにもしてないんだけどね…。
10%で魔道具壊れたらそれこそ学院で訓練出来なくなるから、少し抑えてるんだけど。
考え事していたら、自分の時間がやってきた。
深呼吸を1つして棒を掴もうと手を伸ばすと、棒が震え出す。
ワッツ!?すぐに手を引っ込め、係員を見ると同じくらいビックリしていたが、辞めるわけにも行かず恐る恐る促してくる。
「……お願いします」
「ハイ……」
震える魔道具に手を伸ばすと、揺れは激しく揺れ始める。大丈夫だろうか?
後ろでクラスメイトがざわざわしてる。
仕方ない。一気に行くか!!
ガッ!!っと棒を掴むと……
ボキッ!っと半ばから折れた…カランカランと木とは思えない音を立てて、手の中から棒の感触が消えていく。
「壊しちゃった…」
ポツリと呟かれた言葉の通り魔道具は壊れた。
コロコロと転がる元魔道具を全員で見つめるだけの時間が鐘が鳴るまで過ぎていった……
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