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一章
城から出てみた♪
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ゴライヴァ…長いので省略します。ゴラさんは槍の上へと落ちて……も、無事だった。
感覚的には蚊に刺された程度しかなく、すぐに立ち上がる。その代わり、槍は刃が欠けたり持ち手が折れたりした。
ゴラさん的には、おもちゃ壊してごめんなさい。と、軽く頭を下げて回廊の脇から外へ飛び降りていった。さぁ次はどこに行こう♪
王城の中を飛び回り、奥の方へと入って行くと花の香り漂う空間へたどり着く。
ドレス姿の女性がチラホラ。
そぅ、ここは王の後宮だ。
とりあえず近くのドアを開けようとして、思う。ノックはするべきだろうか?
コンコン………
「はい、どなたかしら?」
コンコン………
「??」
ガチャ…
「………。」
「………ガゥ?」
出てきたのは、豪華なドレスを着たとても綺麗な女性(貴族)だった。
そこでハッとしたまた音波攻撃(叫び声)が来る!と…
人間の時の癖で思わず頭の横を両手で押さえる。
「………………。」
「(あれ?)」
バタン……
倒れちゃった。(当然である。)
と、その部屋には姿見がある。
のそのそとその姿見を覗くと……
「ガウ!(こっわ!)」
さすが宇宙怪獣!顔怖っ!!
ソッと振り返り、さっき倒れた女性を見た。
「(こりゃぁ失神モノです…すみません…)」
しっかりと頭を下げて謝罪した。
誰も見てないけどな…
そこからは、忍び足で後宮を出ていく。
ここに俺の居場所はない。
とりあえず、城下に降りて、森…か、岩山かな?
よし、そうと決まれば早速行こう!!
今は、隠密ムーブでコソコソ行こう♪
こうして、誰にも見つからずに城外へとやって来たゴラさん。
城の中では見付からないほど、隠密ムーブしてたのに達成感からか隠密を辞めてしまった。
その結果………
「キャーーーーーー!!」
「バケモンじゃあ~!!」
「うわ~~~~ん」
阿鼻叫喚である。
(注:当然です。)
やらかしちゃった。地球でも、これ着たままコンビニ行って職質受けたからな~懐かしい。
とぼとぼキョロキョロと大通りを歩くゴラさん。
ちょうどそこへ冒険者のパーティーが!!
「皆さん落ち着いて家屋に避難を!!」
「コイツはBランクパーティー『蒼炎の斧』が請け負います。」
ゴラさんの前に飛び出る4人組!!
盾持ちの青い人と、剣持ちの赤い人と、杖持ってる白い人と、短剣持ってる黄色い人な4人だ!
斧持ってる人居ないの?パーティー名詐欺か?
しかも、映画版のヒーローは、赤青黄白黒の五人組だったハズなので惜しいと思います。
しかしながら、こんな人が近くに居るところで戦闘する気は無い。
足元に力を入れてピョ~ン!と4人組を飛び越える。スチャッと着地してまた歩きだす…。
それなのにわざわざ前に躍り出て、何故か口上から始まる。様式美かな?
(こうなったら…今一度、隠密ム~ブ!!)
さっきと同じように、ピョ~ンとジャンプして途中の民家の屋根に尻尾を引っ掻けて直角に方向転換する。
また同じように後ろへ飛んだと思った冒険者達は振り向いて驚愕した。
「消えた!?」
何気に隠密ムーブが得意になりつつあるゴラさんである。お城の壁や天井を散々壊したお陰です。民家に被害はありません。
裏路地へと降りてきたゴラさんは、ルンルン気分で歩き出す。
少し歩くと人の言い争いが聞こえてきた。
覗いてみよう。|д゚)チラッ
猫耳の女の子を押さえつける2人の男達…
「やめて!」
「俺達のシマ(縄張り)の孤児は残念ながら…」
「(これはまずい!助けよう!)」
チラ見しているところから一気に飛び出して、2人の間に顔を突っ込む。
「キャーーーーーー」
「うわっ!」
「グフゥ…」
尻餅をついて、男達は逃げていった。
ゴラさんは女の子の音波攻撃でダメージをおった。槍で突かれても平気なのにね。
猫耳の女の子が涙目で話し出す。
「食べますか…?」
「………………!?」
え?っと、振り向いて…思い出した。
そういえば俺今人間じゃねぇわ…。
ショボ~ンとしながらトボトボと離れていくと「ありがとう!」と聞こえた。
少し救われた気がして、ルンルン気分に戻ったチョロゴラさんでした。
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