6 / 7
一章
一応映画の話です
しおりを挟むゴラさんが城下で浮き沈みしている頃、王城に1人目の召喚者が戻ってきて王と会談している。チカは意識も戻り、とりあえずソファーに座っている。
「それで王様、3人目が召喚されたということでしたが?見当たりませんね?」
「うむ…。それなのだが………ショウ殿コレを見てくれ。」
王様は、ゴラさんのステータスが書かれた紙を渡した。
1人目の召喚者、元大学生のショウ(沢渡 将平)。(戦闘スキルのお陰で異世界ライフを楽しんでいる。元剣術部所属。)は、ステータスの紙を見た。
「ゴライヴァイス!?あの伝説の怪獣がココへ?」
「そうなのよ!!めっちゃ格好良かったわ♪」
チカも復活して話し出す。
「レベル1でコレかよ!?Aクラスの魔獣並じゃねぇか!?しかも伽具土神の加護(設定)も付いてる♪」
「それで(ポスターに)描かれていた炎を吐くのよ♪興奮したわ~♪」
さすがに、王様も口を挟む。
「その怪物が…、解るのか?」
「えぇ、伝説級のモンスターですよ♪僕たちの世界(映画)で最強と謳われる種で、普段は温厚なのですが憤怒する度に身体が大きくなり、身体に付いている模様が伽具土神の模様になるんですよ♪それがカッコいいのなんのって…」
「そ、そうなのか……」
一気に喋って、出された紅茶をイッキ飲みしてまだ話し出す。
「それで物語(ストーリー)は、僕たちの世界の………」(約10分)
将吾もコアなファンのようだ…。
「それにですね!」
「(まだ終わらんのかい!?)」
そんな時!
コンコン…「伝令!陛下、おられますか?」
「(助かった…)………どうした?」
「失礼。城下にあの怪物が出現したとの報告が!!」
ガタン!と立ち上がる将吾とチカ。
「マジか!?」 「どこよ!?」
ビクン!となる伝令兵。
「!?」
ショウとチカにビックリした王様。と、空気の殿下。
「………………!?」
それでもちゃんと答えれた伝令兵。
「大通りを我が物顔で闊歩していたそうです。ですが……」
「よし、観てくる!」「私も観に行くわ!」
観賞目的間違いなし!!
「「行ってきます!!」」
「あっ……」
最後まで聞くことなく出ていってしまった。
「………………。」
「伝令兵最後にいい掛けた事は?」
「はい、Bランク冒険者のパーティー『蒼炎の斧』が立ち向かいましたが、逃げられたとのことです。」
「………そうか、まぁ見付けられなければ帰ってくるじゃろ…」
ドッと疲れた王様でした。
そろそろ日が落ちる頃、ショウとチカはとぼとぼ帰って来た。
当然のように見付からなかったそうな。その後話を聞いてショックなチカ。
冒険者としてレベルを上げに城を出るショウは、いつにも増して外でゴラ様を見付けるため活動を活発化させた。
☆☆☆☆☆
遅れてすみません(;>_<;)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる