8 / 13

第8話 掴んだ影

しおりを挟む

 突如天井から降ってきた黒くて巨大な兎が、王子を瞬く間に一刀両断してしまった。驚くべきは二メートルを超える巨体だというのに、音もなく現れたということだ。恐ろしく俊敏で、気配を消す術に長けているらしい。

「う、うえぇ……」

「大丈夫か、シオン」

 本来ならグロ表現が無いはずのRPGにかかわらず、怪異の影響でジェイク王子は血塗れとなっていた。あまりの惨状にショックを受けてしまった彼女は、その場でうずくまってしまう。

「あれが守護獣アルミラージか……普通に戦ったんじゃ勝てそうにねーな」

 現実世界のアルミラージといえば、額に一本角の生えた神獣だったはず。だが今のこれは、人を殺す首狩り兎ヴォーパルバニーといったところだろう。

「タクミ君、あいつは俺が引き付ける。君はその間に彼女たちを連れて隠れていてくれ」

「えっ!? でもそれじゃあトオルさんが……」

「俺なら大丈夫だ。だから早く行け」

 さすがのトオルも、先ほどまでのふざけた態度は消えていた。タクミは彼一人を残すのは心配だったが、有無を言わせない空気を察して指示に従うことにした。

「すみません、トオルさん。すぐに助けに戻りますから!」

「気にするなって」

 タクミたちは急いで階段を下りていった。
 それを確認してからトオルは静かに深呼吸する。

「さぁてと、いっちょやってみるか」

 トオルはその場で屈伸してから、手の指をポキポキと鳴らす。
 さっきの王子が殺られたシーン。トオルの優れた動体視力でも、捉えることはできなかった。

「(とはいえ、強敵相手でも俺は負けるつもりは無いケドね)」

 この化け物に勝てば、また視聴者数は増やせるはず。トオルは密かにほくそ笑んだ。

「さぁかかってこい! この俺が相手に……って早っ!?」

 ヴォーパルバニーはトオルの呼びかけなど無視し、猛然と突進してきた。

「ちっ、こっちの話なんか聞く気もないか」

 トオルは咄嵯に回避行動を試みる。だがアルミラージの動きはそれよりも早く、鋭利な爪が彼を貫いた。

「トオルさんっ!」

 階段から戻ってきたタクミがその瞬間を見てしまい、悲鳴に近い叫び声を上げた。
 見間違いだと思いたかったが、ヴォーパルバニーの細く長い爪がトオルの背中から無情にも生えていた。

 やはり彼を一人残すべきじゃなかった。後悔と自分の無力さにタクミは唇を噛む。

「タクミ……くん」

「トオルさん! 今すぐ回復薬を……!」

 タクミはトオルを助けようとに前に出ると同時に、インベントリから素早くポーションを取り出した。

 だがその前に第二撃がトオルの首を通り過ぎる。王子の首が飛んだ光景がフラッシュバックし、タクミは思わず目を瞑った。

「ふぅ……危ねぇあぶねぇ。さすがに死ぬかと思ったぜ」

「へ?」

 死んだと思われた人物の声が背後から聞こえた。振り返ると、そこにはトオルが「ふぃー」と腕で額の汗を拭いていた。

「え? あ、あれ?」

 予想外すぎる展開に呆けるタクミ。もう一度前を向くと、ヴォーパルバニーが一心不乱に何度もトオルに斬撃を加えているところだった。だけど彼は自分の後ろにもいる。

 何がどうなっているのか分からず、つい間抜けな声が出てしまった。

「いやぁ~、まさかあんなに早いとは思わなかったわ」

「あの……トオルさん? これはいったい?」

 そう、トオルは生きていたのだ。それも傷一つ負ってなどいなかった。

「ん? ああ、アレは俺の残像みたいなモンなんだ」

「……はい?」

「いやー、備えあれば患いなしってやつだな。前もって仕込んでおいて良かったぜ」

 タクミはトオルが何を言っているのか理解できなかった。彼は忍者か何かだったのか?

「んなことより、どうして戻ってきたんだ? そのまま逃げとけば良かったのに」

「そんなことできるわけないでしょう!?」

 タクミはトオルを庇うように両手を広げ、彼の前に立った。

「あなたは俺にとってのヒーローなんです。小さい頃から配信を見て、いつか自分もあんな楽しそうにゲームをプレイしてみたいって憧れて……そんな人物が目の前で、命を懸けて戦ってるんですよ? 俺も何か役に立ちたいんです!」

「タクミ……」

 ここまで自分を想ってくれるとは思っておらず、トオルはジーンと感動した様子でタクミを見た。

「ありがとう、お前の気持ちはよく分かったよ。でも助けは本当に不要なんだ」

「トオルさん、俺は本気なんです!」

「まぁ、いいからいいから」

 詰め寄ってくるタクミを受け流しながら、今もトオル(?)に攻撃を加えているヴォーパルバニーの元へスタスタと歩いていく。その後を慌てててタクミが追いかける。

「あのぅ……それでコイツはどうしちゃったんですか? もしかしてまたバグ技を?」

「あ、やっぱバレちゃった?」

 トオルはいたずらっ子のようにペロリと舌を出した。
 ヴォーパルバニーはいくら攻撃しても死なないトマト頭の男に夢中になっていて、傍に近寄っている彼らには一向に気付かない。

「俺としても賭けだったんだけどな。セーフティポイントの継続バグが上手くハマったみたいだ」

 ヴォーパルバニーの繰り出す攻撃は、どれも必中の即死技。本来ならば一撃でトオルは死んでいたはずだった。
 だが彼はバグ技を使うことで、自身の分身を作り出した。正確に言えば、自分の居る次元レイヤーをずらしてその場に残り続けているかのように見せかけている。

「セーフティポイントの仕組みってどうなっているか、タクミは知ってるか?」

「仕組み? いえ、分かりません……」

「まぁ普通にプレイしてたらそうだよなー」

 このゲームにおいてセーフティポイントは座標が指定してある。その座標にいるかぎり、プレイヤーはモンスターに襲われることもなく、セーブや回復といった行為をすることができるようになっていた。

「実はこの座標、プレイヤーが歩いたり走ったりすることで変わるんだよ」

「えっ? ちょ、ちょっと待ってください。それじゃあトオルさんが俺に負ぶさっていたのってもしや……」

「そういうこと。俺が足をつけたあの場所は、ゲームの内部的にはセーフティポイントになってたってワケ」

 そこへトオルはセーフティポイントのみで使える転移魔石を使用した。これは同ダンジョン内で行ったことのあるセーフティポイント間を移動できるという使い捨てのアイテムだ。

 つまりトオルはヴォーパルバニーの攻撃を喰らう前に、このアイテムを使って先ほどのセーフティポイントへと転移していた。そして何事もなかったかのように、ここへと戻ってきたのだ。

 通常ならありえない挙動でバグが生まれ、あたかもトオルがその場に残っているかのような現象が起きてしまった。

「さすがの俺でも、あの化け物の一撃をまともに受けたらタダじゃ済まない。だから事前にこうやって、安全圏に避難させておいたって訳」

「そ、そうだったんですか」

 タクミは開いた口が塞がらなかった。昔から規格外のプレイをする人だとは思っていたが、今はその行為に磨きがかかっているようにも思えた。


「じゃあヴォーパルバニーの異常行動は?」

「モンスターは攻撃モーションに入ると、その動作が終わるまで次の行動ができないんだ。でも命中は絶対にしないから、エンドレスに同じ行動をし続ける」

 ゲームの設定上、一度ターゲティングすると当たるまで同じ行動を続けるようになっている。変異したヴォーパルバニーも例外に漏れず、その制約に縛られてしまっていた。

 トオルが自らあの爪に当たりにでもいかない限り、ヴォーパルバニーはいつまでも今のままだということだ。

「でもこのままでは、勝つこともできないのでは……?」

「それに関しても、ちょっと考えがあるんだ」

 そう言うと、トオルは物陰に隠れていたシオンを呼び戻す。

「なぁ、魔法でコイツのステータスを見ることってできるか?」

「うん、できるけど……」

「じゃあ頼む」

「わ、わかったわ」

 シオンは杖をかざして呪文を唱えた。
 すると空中にウィンドウが現れ、ヴォーパルバニーの情報が露わになった。
 
「うわ、レベルが999だってよ。HPとMPも数万……途方もない数値になってんだけど」

「ウチとタクミがだいたい40レベルだけど、精々が千ちょっとだよ?」

「……ひえぇ、本物の怪物だぁ」

「い、挑まなくて良かったよ俺」

 シオンたち三人組は改めて敵の脅威に恐怖する。こんなステータスの化け物に勝てるわけがない。

「でもまぁ、なんとかなるんじゃね?」

「は?」

「俺の秘策はひとつだけじゃないってこと」

 トオルは自信満々にそう言った。

「イレギュラーにはイレギュラーってね。みんな、ありったけの回復をコイツにぶつけるぞ」

「「「えっ?」」」

 異なる口から同じ音を出す三人を余所に、トオルは持っていた回復薬を次々とヴォーパルバニーに投げ始めた。せっかく追い詰めたというのに敵に塩を送るどころか薬を与えるなんて、自殺行為にしか思えなかった。

「ちょっ、トオルさん! そんなことしたら……」

「大丈夫、見てろって」

 トオルはポーションをヴォーパルバニーの体に当てながら、さらに別のアイテムを取り出した。

「二人とも、トオルさんを信じてみようよ!」

「……そうね、ここまできたらウチらも腹を括るわよ! タクミ!」

「おう! 残りMP全部使い切るつもりでいくぞ!」

 タクミたちはトオルの考えた作戦に乗った。

「……よし、これで準備完了っと」

 トオルは最後のポーションをヴォーパルバニーの体に振りかけると、ゆっくりと聖剣を振り上げた。

「さぁてと、反撃開始といきますか!」

 そのセリフと共に、トオルは聖剣を勢いよく敵の脳天に叩きつけた。

「ぎゃぴっ!?」

 ゴッという鈍い音が部屋に響きわたる。短い悲鳴を上げたヴォーパルバニーは一瞬だけ呆けたような顔をしたあと、そのまま後ろへ倒れた。

「え……?」

「は……?」

「わぁ~、一撃?」

 タクミとシオンは突然の出来事に理解が追いつかなかった。ミコトは凄い凄いと拍手をしている。

 目の前の男はいったい何をしたのか。なんでヴォーパルバニーは死んだのか。

「え、ホントにHPが0になってるんだけど……ねぇタクミ、何が起きたの?」

 再度ステータスを確認したシオンが隣にいた彼氏に訊ねた。

「考えられるとしたら……オーバーフロー?」

「おぉー、さすがタクミ君。これは知ってたんだ」

「いや、まさか本当に起こるとは思わなかったです」

 オーバーフローとはゲームにおいて、処理能力の限界を超えたデータが入力された時に起きるエラーだ。

 今回の場合で言えば、ラスボスもビックリな異常なHPを誇るヴォーパルバニーを敢えて回復させることで、HP上限を無理やり超えさせた。その結果オーバーフローが起こり、一周回って数万から数百、数十のHPへと変わってしまった。そこへトオルが止めを刺したというところだろう。

 このオーバーフローは昔のゲームでは度々起こっていたバグで、他にも一時的にレベルを上げるアイテムを敵に使って弱体化をさせるという裏ワザもあった。本来なら低レベルクリアをする際に使うような技術なのだが……。

「トオルさん、もしかして最初からコレを狙ってたんですか?」

「でも、そんなことできるの? 今のゲームってAIとか使ってるから、そういうバグは起こらなくなっちゃんじゃ……」

 いまやeスポーツとしてゲームのプロプレイヤーが世界で活躍している時代だ。過去に人間の技術に頼らないバグ技やチート行為が起こり、社会問題になりかけたことがあったため、現在はAIによるプログラムが組まれている。

 そのため、ゲーム内にそういったバグが発生することはほぼなくなったはず。
 シオンがそう指摘すると、トオルも腕を組んで「うーん」と唸った。

「自分でいろいろやっておいてなんだけど、たしかにそうなんだよなー。怪異のせいでガバガバになってるのかも?」

 どうやら彼にも理由は分からないらしい。だがそのおかげで助かったことは事実なので、タクミは深く考えるのをやめた。

「まぁ、いっか。とりあえず今は喜ぶことにしようぜ!」

「うん!」

「そうですね」

「はぁ……ウチはもう帰れればなんでもいいわ」

 こうしてトオルの思惑通り、怪異の元凶は倒されたのだった。

「ぎゅ、ぎゅぴ……?」


 しばらくすると、トオルの打撃で気を失っていたヴォーパルバニーが目を覚ました。

 今は体毛が黒から白へと変わり、邪悪な雰囲気も無くなっている。どうやらHPが0になったことで、元の守護獣の姿に戻ったようだ。

「ぎゅぴぃ……」

「他のNPCは戻らなかったようだな……残念だけど」

 融合していた国王と王妃のモンスターを始め、王城内にいた兵士や侍女などは戻ってこなかった。
 そして少なくない数のプレイヤーたちの息絶えた亡骸も見つかっていた。

「行こう。それにすべての怪異が収まったら、データ修復で元通りになるかもしれないだろ」

「ぎゅぴっ……」

 トオルの言葉を聞いたヴォーパルバニーは、何かを悟ったように静かに涙を流した。

「さっきは思いっきりぶっ叩いて悪かった。……お前はここでみんなが戻ってくるのを待つといい」

「ぎゅっ……」

 トオルの提案に、ヴォーパルバニーは首を横に振った。

「なんだよ、俺についてくるっていうのか?」

「ぎゅぴっ!」

「そうか、じゃあ一緒に来るか?」

「ぎゅぴぴぴっ!」

 ヴォーパルバニーは嬉しそうに返事をした。その様子を見ていたタクミたちも自然と笑顔になっていた。


「……ん?」

 一同を引き連れて救助隊の居る避難所へ向かおうとしたとき、トオルは何かに気が付いた。監視塔の窓から、中庭を歩く人影が見えたのだ。

「どうしたんです?」

「いや、知り合いが居たような気がして……」

 ファイナルクエストのマップは広い。王城以外にもプレイヤーは数多くいる。怪異から解放された今、様子を見にやってきた人がチラホラといた。

「トオルさん? 会いに行かなくていいんですか?」

「……大丈夫だ。きっと見間違いだったと思う」

 ポツリとそう呟くと、トオルは一人で監視塔の会談へと向かってしまった。
 珍しく歯切れの悪い反応を見せる彼に首を傾げながらも、一行はその場を後にした。

「糸野真由……? いや、まさかな」

 かつての友人であり、自身を裏切って消えた人物。その影を思い出しながら、トオルは複雑な気持ちを抱いていた。


 ――――仮想世界に囚われた人数、残り872名。(210名死亡)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…

アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。 そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
 ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

処理中です...