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3章 第2部 学園生活の始まり
99話 事務所でのパーティー
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すでに陽が暮れ、夕食時。放課後に灯里たちと遊んだあと、陣たちは四階建てのテナントビル内にあるシリウスの事務所へと来ていた。
というのも現在、灯里の提案で、入学祝いの小規模な記念パーティーを開催しているのだ。メンバーは陣に灯里とリル。奈月にカナメ。そして放課後予定があり陣たちと街へ遊びに出かけなかった、クレハの姿も。
クレハはさすがに来ないだろうと思っていたが、灯里がうまく誘ったみたいなのだ。始めの方はあまり乗り気じゃなかったみたいだが、陣もクレハに参加してほしいと事実を捏造したらしい。すると陣がそこまでいうならと、すんなり参加する気になったとのこと。
「わー! すごい! すごい! 夢のような光景が広がってるよ! 奈月! ほんとにこれ食べていいの?」
テーブルに置かれた料理に、目をキラキラさせる灯里。
デリバリーで頼んだピザやポテト、チキン、飲み物も様々な種類を用意してあり、パーティーの準備はすでに万全であった。
「ええ、もちろん。めでたい日だし、パーっとやりましょう」
奈月はそんなはしゃぐ彼女に対しほほえましそうにしながら、パーティーの開始を告げる。
「やったー! 日ごろの分も思う存分ここでいっぱい食べよーと! まずはこれとこれと♪」
「もう、アカリ、あまり食べ過ぎるとふとっちゃうかもしれないんだよ」
お皿に食べたいものを次々に取っていく灯里へ、リルがやれやれとやさしくたしなめた。
「――うぐ……、でもでも! 孤児院育ちのわたしにとって、こういう料理はすごくあこがれがあってさ!」
「へー、灯里ってそういうの気にせず、好きなだけ食べるタイプだと思ってたが違ったのか」
「もう、陣くん、灯里さんのことをなんだと思ってるの! 女の子はいつでもかわいくありたいものなんだから、体系には細心の注意を払わないとなんだよ! わたしってばついつい食べ過ぎちゃうから、あとで体重計とにらめっこして帳尻を合わせたりするの大変なんだからー!」
灯里は拳を震わせ、このあと待っているであろう苦悩をかたる。
「じゃあ、今回はセーフして食べないとだな」
「――それはそうなんだけど……。せっかくの入学祝いのパーティーだし、今日ぐらい食べ過ぎても大丈夫! 大丈夫だよね!」
一瞬思い悩む灯里だったが、誘惑に負けたようだ。自分に言い聞かせるようにウンウンうなずき、思う存分食べようとしだす。
「灯里、それ完全に太る人のセリフじゃないか?」
「もう! 陣くん! そんなグサッと刺さる言葉、やめてよー」
「ははは、じゃあオレたちは灯里の分も食うか」
「そうだね。奈月ちゃんのお言葉に甘えて、いっぱいいただくんだよ♪」
涙目にうったえてくる灯里をよそに、陣とリルは好きなだけ食べようと。
「ちょっと、リルはこっち側でしょ!?」
「わたしは霊体みたいなものだし、そもそも生前も太らない体質だったからいくら食べても大丈夫なんだよ」
リルはほおに指を当て、いたずらっぽくほほえんだ。
「う、裏切り者ー!?」
「ふん、神代のご令嬢さまのアンタも、出前のピザとか食べるのね」
クレハがピザを普通に食べる奈月へツッコミを入れる。
「陣がこういう系好きだから、一緒にいることが多い関係上わりと食べるのよ」
「ははは、奈月が連れて行ってくれるような高級な店は確かにうまいが、オレはこういうがっつりした食べごたえがある方が好きなんだよな。だからピザの出前とか、かなり頻繁にやってるぞ」
間食はもちろん、昼食や夕食時もピザ系の出前で済ますことが多いのだ。外に出ず手軽にうまいものを食べられるため、奈月の付き人をやめたときからはまりまくっているという。
「ハハハ、陣と一緒にいたらあるあるだよね。腹が減ったらとりあえずピザ頼むかって言って、みんなで食べるんだよ」
「え? なになに! その神情報! つまり陣くんと一緒にいたら、ピザおごってもらえるってこと!?」
カナメの情報に、灯里がすごい勢いで食いついてきた。
「頻繁にって。あのね陣、そういうのばかり食べてたら、身体に悪くない?」
そしてクレハが頭を抱え、陣の食生活についてあきれてくる。
「いいんだよ。若いうちはさ」
「若いからこそでしょ。一緒にいることが多いなら、アンタもしっかり注意してあげなさいよ」
「いいんじゃないかしら。魔道を求道するということは、死と隣り合わせなんだから。好きなときに好きなものを食べとけばいいのよ。アタシもそうしてるし」
クレハの主張に、奈月は肯定しながらピザをおいしそうに食べていく。
「――好きなときに好きなものって……。アンタ、それでその体系を維持してるの?」
「神代の人間は食べても太らない体質なのよ。だからそこらへんは気にしなくていいの」
「はぁ? なにそれ!? 軽く殺意が湧いてくるんだけど」
「うわーん!? ここにも裏切り者がいたー!?」
奈月の爆弾発言にキレるクレハと、またもや悔しがる灯里。
「ハハハ、にぎやかだね」
「そうだな。これがオレの事務所じゃなければ、なにもいうことはなかったんだが、――ははは……」
「どったの陣くん? そんな遠い目をして?」
「ここがほんと好き放題に使われてるなと思ってさ」
完全にパーティー会場にされている事務所内の姿を見ながら、肩を落とす。
「あはは、気軽に集まれてわいわいできる場所があるのって、サイコーだよね!」
「そうなんだ。ボクたちの自慢のたまり場なんだ」
「毎度毎度入りびたって、好き勝手しやがって」
「ハハハ、でも陣、奈月さんからここを好きに使っていいって許可をもらってるよ」
「くす、そういうことだから灯里も来たいときに来ていいわよ。入れるようにしとくから」
「わー! 奈月ありがとー!」
奈月に抱き着き、喜びをあらわにする灯里。
「奈月、毎回勝手に決めないでくれるか? 灯里まで来だしたら、騒がしさがとんでもないことになるだろ」
「いいじゃない。頻繁に依頼人が来るわけでもないし、場所の有効利用よ。陣もそこまで困ってないでしょ?」
「いや、おまえらに入りびたれたり私物を持ち込まれまくると、ハードボイルド感みたいなかっこいい雰囲気がなくなるだろうが」
「そんなものにこだわってたのかしら? どちらにせよアタシが入りびたるのよ。そういう居心地が悪そうなのは却下ね」
奈月は陣の主張をバッサリ切り捨ててくる。
「そもそも陣が追い求めていた輝きが見つかったわけだし、もうシリウスで仕事を引き受けなくてもいいんじゃないかしら? しばらく学園生活に専念したら?」
「なに言ってるんだ。むしろこの輝きを求道するのに、星詠みがらみの依頼は持ってこいの話だろ」
闘争は創星術師にとって、もっとも飛躍をうながせるファクターなのだ。シリウスに入ってくる依頼は星詠みをめぐっての荒事の仕事が多いため、星の成長には打ってつけ。むしろ今まで以上に戦場を掛け、自身の輝きを求道したいぐらいであった。
「ふーん、陣ってここによくいるの?」
抗議していると、クレハがなにやらチラチラ陣をみながらたずねてきた。
「ああ、放課後や休日とか予定がないとき、いつでも依頼に対応できるようにな」
ちなみに平日の学園に通っている時間帯でも、依頼があればシリウスの方を優先しているという。奈月もその場合は学園を休んでいいと、了承してくれているのだ。
「でもそのせいか奈月やカナメ、セナやいろは。あと奈月を求めてクレハが前に研究所で会った、神代琴音がたむろってくるようになってるんだよな」
とくにカナメやセナは、ヒマだったらとりあえずここに来るみたいな感じなのだ。そして琴音に関しては研究での疲れを癒すため、奈月に会いにこの事務所にくることも。よく奈月にべったりくっつき、おしゃべりしているのが見慣れた光景であった。
あとたまに軍と神代のパイプ役である神代正也が、差し入れをもって来てくれたり。奈月の姉の神代神楽が遊びに来たりもするという。
「そう、ここに来れば陣と会えるということね」
どこかうれしそうに納得するクレハ。
「おい、まさかクレハまで入りびたりにくる気じゃないよな?」
「――べ、別に陣に会いたくて、来るわけじゃないから! カナメやセナとかいるかもしれないんでしょ! それにちょうど陣がよからぬことを企んでないか、監視もできるしね! ええ!」
陣の追及に対し、クレハは髪をいじりながら必死になって力説を。
「クレハー、そこは素直に陣くんに会いたいからって言えばいいのにー」
そこへ灯里が彼女の両肩に手を乗せ、にやにやしだした。
「な、な、なに言ってるの!? 灯里!? 別にそんなんじゃないから! 陣もわかった!」
クレハは顔を真っ赤にさせながら、陣を指さし必死に念をしてくる。
「アタシは反対だけどね」
「ふん、アンタに頼もうとは思ってない。そこは陣に入れてもらうから」
「オレも反対の立場だけどな。クレハが来たら小言を言われまくるだろうし」
「ちょっと、陣の幼なじみであるワタシをのけ者にする気?」
クレハが陣へ詰め寄り、さぞ不服そうにしてくる。
「あー、わかったよ。クレハも好きなときにくればいいさ」
「そうこなくっちゃね。ありがとう、陣」
「あはは、これでクレハも陣くんのところへ、一緒に突撃できるね!」
「ええ、ぜひともおじゃまさせてもらいましょうか」
なにやら来る気満々の灯里とクレハ。楽しそうに次はいつ来るかの話をし始めていた。
「ははは、また一段と騒がしくなりそうだ」
すでに事務所がみなのたまり場になっているため、今さら彼女たちが増えたところで同じこと。ここまできたらもういっそのこと、よりにぎやかしてもらうことに。
パーティーは、まだまだ始まったばかり。こうして陣たちはワイワイしながら、楽しい時間を満喫するのであった。
というのも現在、灯里の提案で、入学祝いの小規模な記念パーティーを開催しているのだ。メンバーは陣に灯里とリル。奈月にカナメ。そして放課後予定があり陣たちと街へ遊びに出かけなかった、クレハの姿も。
クレハはさすがに来ないだろうと思っていたが、灯里がうまく誘ったみたいなのだ。始めの方はあまり乗り気じゃなかったみたいだが、陣もクレハに参加してほしいと事実を捏造したらしい。すると陣がそこまでいうならと、すんなり参加する気になったとのこと。
「わー! すごい! すごい! 夢のような光景が広がってるよ! 奈月! ほんとにこれ食べていいの?」
テーブルに置かれた料理に、目をキラキラさせる灯里。
デリバリーで頼んだピザやポテト、チキン、飲み物も様々な種類を用意してあり、パーティーの準備はすでに万全であった。
「ええ、もちろん。めでたい日だし、パーっとやりましょう」
奈月はそんなはしゃぐ彼女に対しほほえましそうにしながら、パーティーの開始を告げる。
「やったー! 日ごろの分も思う存分ここでいっぱい食べよーと! まずはこれとこれと♪」
「もう、アカリ、あまり食べ過ぎるとふとっちゃうかもしれないんだよ」
お皿に食べたいものを次々に取っていく灯里へ、リルがやれやれとやさしくたしなめた。
「――うぐ……、でもでも! 孤児院育ちのわたしにとって、こういう料理はすごくあこがれがあってさ!」
「へー、灯里ってそういうの気にせず、好きなだけ食べるタイプだと思ってたが違ったのか」
「もう、陣くん、灯里さんのことをなんだと思ってるの! 女の子はいつでもかわいくありたいものなんだから、体系には細心の注意を払わないとなんだよ! わたしってばついつい食べ過ぎちゃうから、あとで体重計とにらめっこして帳尻を合わせたりするの大変なんだからー!」
灯里は拳を震わせ、このあと待っているであろう苦悩をかたる。
「じゃあ、今回はセーフして食べないとだな」
「――それはそうなんだけど……。せっかくの入学祝いのパーティーだし、今日ぐらい食べ過ぎても大丈夫! 大丈夫だよね!」
一瞬思い悩む灯里だったが、誘惑に負けたようだ。自分に言い聞かせるようにウンウンうなずき、思う存分食べようとしだす。
「灯里、それ完全に太る人のセリフじゃないか?」
「もう! 陣くん! そんなグサッと刺さる言葉、やめてよー」
「ははは、じゃあオレたちは灯里の分も食うか」
「そうだね。奈月ちゃんのお言葉に甘えて、いっぱいいただくんだよ♪」
涙目にうったえてくる灯里をよそに、陣とリルは好きなだけ食べようと。
「ちょっと、リルはこっち側でしょ!?」
「わたしは霊体みたいなものだし、そもそも生前も太らない体質だったからいくら食べても大丈夫なんだよ」
リルはほおに指を当て、いたずらっぽくほほえんだ。
「う、裏切り者ー!?」
「ふん、神代のご令嬢さまのアンタも、出前のピザとか食べるのね」
クレハがピザを普通に食べる奈月へツッコミを入れる。
「陣がこういう系好きだから、一緒にいることが多い関係上わりと食べるのよ」
「ははは、奈月が連れて行ってくれるような高級な店は確かにうまいが、オレはこういうがっつりした食べごたえがある方が好きなんだよな。だからピザの出前とか、かなり頻繁にやってるぞ」
間食はもちろん、昼食や夕食時もピザ系の出前で済ますことが多いのだ。外に出ず手軽にうまいものを食べられるため、奈月の付き人をやめたときからはまりまくっているという。
「ハハハ、陣と一緒にいたらあるあるだよね。腹が減ったらとりあえずピザ頼むかって言って、みんなで食べるんだよ」
「え? なになに! その神情報! つまり陣くんと一緒にいたら、ピザおごってもらえるってこと!?」
カナメの情報に、灯里がすごい勢いで食いついてきた。
「頻繁にって。あのね陣、そういうのばかり食べてたら、身体に悪くない?」
そしてクレハが頭を抱え、陣の食生活についてあきれてくる。
「いいんだよ。若いうちはさ」
「若いからこそでしょ。一緒にいることが多いなら、アンタもしっかり注意してあげなさいよ」
「いいんじゃないかしら。魔道を求道するということは、死と隣り合わせなんだから。好きなときに好きなものを食べとけばいいのよ。アタシもそうしてるし」
クレハの主張に、奈月は肯定しながらピザをおいしそうに食べていく。
「――好きなときに好きなものって……。アンタ、それでその体系を維持してるの?」
「神代の人間は食べても太らない体質なのよ。だからそこらへんは気にしなくていいの」
「はぁ? なにそれ!? 軽く殺意が湧いてくるんだけど」
「うわーん!? ここにも裏切り者がいたー!?」
奈月の爆弾発言にキレるクレハと、またもや悔しがる灯里。
「ハハハ、にぎやかだね」
「そうだな。これがオレの事務所じゃなければ、なにもいうことはなかったんだが、――ははは……」
「どったの陣くん? そんな遠い目をして?」
「ここがほんと好き放題に使われてるなと思ってさ」
完全にパーティー会場にされている事務所内の姿を見ながら、肩を落とす。
「あはは、気軽に集まれてわいわいできる場所があるのって、サイコーだよね!」
「そうなんだ。ボクたちの自慢のたまり場なんだ」
「毎度毎度入りびたって、好き勝手しやがって」
「ハハハ、でも陣、奈月さんからここを好きに使っていいって許可をもらってるよ」
「くす、そういうことだから灯里も来たいときに来ていいわよ。入れるようにしとくから」
「わー! 奈月ありがとー!」
奈月に抱き着き、喜びをあらわにする灯里。
「奈月、毎回勝手に決めないでくれるか? 灯里まで来だしたら、騒がしさがとんでもないことになるだろ」
「いいじゃない。頻繁に依頼人が来るわけでもないし、場所の有効利用よ。陣もそこまで困ってないでしょ?」
「いや、おまえらに入りびたれたり私物を持ち込まれまくると、ハードボイルド感みたいなかっこいい雰囲気がなくなるだろうが」
「そんなものにこだわってたのかしら? どちらにせよアタシが入りびたるのよ。そういう居心地が悪そうなのは却下ね」
奈月は陣の主張をバッサリ切り捨ててくる。
「そもそも陣が追い求めていた輝きが見つかったわけだし、もうシリウスで仕事を引き受けなくてもいいんじゃないかしら? しばらく学園生活に専念したら?」
「なに言ってるんだ。むしろこの輝きを求道するのに、星詠みがらみの依頼は持ってこいの話だろ」
闘争は創星術師にとって、もっとも飛躍をうながせるファクターなのだ。シリウスに入ってくる依頼は星詠みをめぐっての荒事の仕事が多いため、星の成長には打ってつけ。むしろ今まで以上に戦場を掛け、自身の輝きを求道したいぐらいであった。
「ふーん、陣ってここによくいるの?」
抗議していると、クレハがなにやらチラチラ陣をみながらたずねてきた。
「ああ、放課後や休日とか予定がないとき、いつでも依頼に対応できるようにな」
ちなみに平日の学園に通っている時間帯でも、依頼があればシリウスの方を優先しているという。奈月もその場合は学園を休んでいいと、了承してくれているのだ。
「でもそのせいか奈月やカナメ、セナやいろは。あと奈月を求めてクレハが前に研究所で会った、神代琴音がたむろってくるようになってるんだよな」
とくにカナメやセナは、ヒマだったらとりあえずここに来るみたいな感じなのだ。そして琴音に関しては研究での疲れを癒すため、奈月に会いにこの事務所にくることも。よく奈月にべったりくっつき、おしゃべりしているのが見慣れた光景であった。
あとたまに軍と神代のパイプ役である神代正也が、差し入れをもって来てくれたり。奈月の姉の神代神楽が遊びに来たりもするという。
「そう、ここに来れば陣と会えるということね」
どこかうれしそうに納得するクレハ。
「おい、まさかクレハまで入りびたりにくる気じゃないよな?」
「――べ、別に陣に会いたくて、来るわけじゃないから! カナメやセナとかいるかもしれないんでしょ! それにちょうど陣がよからぬことを企んでないか、監視もできるしね! ええ!」
陣の追及に対し、クレハは髪をいじりながら必死になって力説を。
「クレハー、そこは素直に陣くんに会いたいからって言えばいいのにー」
そこへ灯里が彼女の両肩に手を乗せ、にやにやしだした。
「な、な、なに言ってるの!? 灯里!? 別にそんなんじゃないから! 陣もわかった!」
クレハは顔を真っ赤にさせながら、陣を指さし必死に念をしてくる。
「アタシは反対だけどね」
「ふん、アンタに頼もうとは思ってない。そこは陣に入れてもらうから」
「オレも反対の立場だけどな。クレハが来たら小言を言われまくるだろうし」
「ちょっと、陣の幼なじみであるワタシをのけ者にする気?」
クレハが陣へ詰め寄り、さぞ不服そうにしてくる。
「あー、わかったよ。クレハも好きなときにくればいいさ」
「そうこなくっちゃね。ありがとう、陣」
「あはは、これでクレハも陣くんのところへ、一緒に突撃できるね!」
「ええ、ぜひともおじゃまさせてもらいましょうか」
なにやら来る気満々の灯里とクレハ。楽しそうに次はいつ来るかの話をし始めていた。
「ははは、また一段と騒がしくなりそうだ」
すでに事務所がみなのたまり場になっているため、今さら彼女たちが増えたところで同じこと。ここまできたらもういっそのこと、よりにぎやかしてもらうことに。
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