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戦争介入編
39 戦闘訓練3
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夕食の時ハルカとヒロシは騒がしかった。初めて俺に強烈な1発を叩き込めたと自慢し合っていた。
「僕のアースバレットは凄かっでしょ!5発も魔王に貫通したんだよ!」
「何言ってんのよ!ヒロシは気絶してたから知らないでしょうけど、私のアースバレットが魔王の心臓に命中したのよ!私の方が凄いわよ!」
「でも貫通はしなかったんでしょ?それなら僕の方が凄いんじゃないの?」
「絶対私の方が凄いわよ!魔法使える様になったのは最近だし。」
「分かった、分かった。お前達の作戦が良かったんだよ。確かにヒロシの気配を消しての攻撃は良かった。でも、ハルカが俺を引き付けてくれなきゃ成立しないだろう。ハルカも俺とヒロシが対決してなきゃ攻撃を撃ち込め無かっただろ?」
「・・・・・そ、それはそうだけど・・・・・」
「・・・・・うん・・・・・・」
「お前達2人がしっかり作戦を考えて、実行出来た事が凄いんだ。それも普段からしっかり戦闘訓練をやっていたから出来た事だ。俺はお前達の成長が嬉しかったぞ。」
「「本当に?」」
「ああ、本当だとも。技術も連携も格段に上がってるからな。それだけお前達が頑張った事が解るしな。」
「やったねハルカ!魔王が褒めてくれたよ!!!」
「うん!嬉しい!!!」
「また明日も2人で作戦を考えて俺に向かって来い。」
「分かった!」
「うん!」
明日はどんな作戦で来るのか楽しみだ。驚く様な作戦はまだ無理だろうけど、どう変化を付けて来るかが楽しみで仕方ない。
そんな話をしながら夜が更けていった。
次の日は戦闘訓練は午後からにしてほしいと、ハルカから言って来た。別に時間はどうでもいいが、何か作戦があるのだろうか?アイツらは本気で俺を倒そうとしてるのが笑える。いや、分かってはいるんだろう、敵わないと。でも俺を翻弄する位はやってみたいんだろう。いくらでも策を講じてかかって来い!
昼飯の後、少し休憩を取ってから戦闘訓練となった。2人はどんな風に楽しませてくれるのか?
「それじゃあ、いくよ!」
ハルカが先陣を切る。俺にウィンドウカッターを撃ち込んで来る。それをテレポートでかわして自分の人形を作りなからヒロシを見ると昨日と同じ様に壁を作っている。なんだ、つまらん。昨日と同じかよ。それならば早目にこの死合いを終わらせてやるよ。俺は人形を作るのを止めて、壁を崩しに掛かった。まだヒロシの気配はある。このまま一気に潰してしまおう。ヒロシの気配がある周辺の壁を一気に崩して、ヒロシも倒した。
(・・・・・何だよ、昨日より杜撰な作戦だな。今日はハルカ頼みだったのか?)
離れた所にいたハルカに狙いを定め、魔法を連続して放ってハルカも倒した。
(これは説教だな。昨日より全然ダメじゃねーか!)
そう思った瞬間、後方と右側から魔法が飛んできた。当たるより一瞬早く気付いたからテレポートでなんとか回避出来たが、危なかった。
(あ、危ねぇ・・・・何をした?俺の知らない魔法?自身が殺られると発動する魔法か?)
「ッ!!ゴファ、・・・・グ、グフッ・・・」
(な、なんだ?魔法は避けた筈だ・・・・なのに攻撃受けたぞ?)
自分に回復魔法を掛けながら周りを見回すと、倒した筈のヒロシとハルカが魔法を放って来る!どうなってる?俺は堪らず上空にテレポートとした。俺が倒した筈のヒロシとハルカを見ると土人形が倒れていた。
(人形だと?馬鹿な・・・・あの気配は間違い無くヒロシとハルカだった。)
気配を探ると、2人の気配が増えている?何だ?なにか起きている?気配が4つあるぞ?このままじゃ俺が不利だ。手当たり次第潰してくしかない。先ずはハルカからいくか!俺はテレポートでハルカの真後ろに跳んで、1人目を倒して2人目の所に跳んだ。2人目は風魔法で身を包み、何とか攻撃をかわそうとする。しかし俺の攻撃がそんな物で防げる訳も無く、攻撃を受けて倒れた。
次はヒロシだ。すぐに頭を切り替え、2人のヒロシに向かいファイヤーボールを連射した。1人はすぐに倒れ、最後の1人は両腕を前に出して防御姿勢で耐えている。このままテレポートで後ろに回り込み魔法を撃ち込めば勝てるが、今度は力業で勝ってやろう。
防御姿勢のヒロシに、魔法の連続連射の嵐を浴びせて腕の力を削ぎ取り、腕が下がった所で頭に強めのファイヤーボールを撃ち込んで終わらせた。
それにしてもどんな魔法を使ったんだろう?土人形が動くとなるとゴーレムか?たった1日でマスターしたと言うのか?2人を回復させて聞いてみた。
「今度は上手くいくと思ったんだけどなあ・・・・」
「でも惜しかったよ。魔王が気を抜いた時に攻撃があたったもんね。」
「・・・ああ、あれは俺のミスだ。完全に気を抜いていた。それよりあれはゴーレムか?」
「そうよ。書庫で魔法の本を読んだ時、使えそうだと思って昨日ヒロシと練習したの。」
やっぱりゴーレムか。それにしても1日でマスターするとは・・・・。
「ゴーレムは魔法も使えるのか?」
「そんな所までいってないわよ。動かすだけで精一杯よ。」
それでも凄い事だ。たった1日でここまで物にするとは!
「明日からはゴーレムを自由に操れる様に練習しろ。物凄い戦力になるし、攻撃の選択枝が広がるからな。」
「分かったわ。」
俺の予想より遥か上をいく成長ぶりに、驚きながらもこれなら何処の戦いに投入しても死なないだろうと安心している自分がいた。
「僕のアースバレットは凄かっでしょ!5発も魔王に貫通したんだよ!」
「何言ってんのよ!ヒロシは気絶してたから知らないでしょうけど、私のアースバレットが魔王の心臓に命中したのよ!私の方が凄いわよ!」
「でも貫通はしなかったんでしょ?それなら僕の方が凄いんじゃないの?」
「絶対私の方が凄いわよ!魔法使える様になったのは最近だし。」
「分かった、分かった。お前達の作戦が良かったんだよ。確かにヒロシの気配を消しての攻撃は良かった。でも、ハルカが俺を引き付けてくれなきゃ成立しないだろう。ハルカも俺とヒロシが対決してなきゃ攻撃を撃ち込め無かっただろ?」
「・・・・・そ、それはそうだけど・・・・・」
「・・・・・うん・・・・・・」
「お前達2人がしっかり作戦を考えて、実行出来た事が凄いんだ。それも普段からしっかり戦闘訓練をやっていたから出来た事だ。俺はお前達の成長が嬉しかったぞ。」
「「本当に?」」
「ああ、本当だとも。技術も連携も格段に上がってるからな。それだけお前達が頑張った事が解るしな。」
「やったねハルカ!魔王が褒めてくれたよ!!!」
「うん!嬉しい!!!」
「また明日も2人で作戦を考えて俺に向かって来い。」
「分かった!」
「うん!」
明日はどんな作戦で来るのか楽しみだ。驚く様な作戦はまだ無理だろうけど、どう変化を付けて来るかが楽しみで仕方ない。
そんな話をしながら夜が更けていった。
次の日は戦闘訓練は午後からにしてほしいと、ハルカから言って来た。別に時間はどうでもいいが、何か作戦があるのだろうか?アイツらは本気で俺を倒そうとしてるのが笑える。いや、分かってはいるんだろう、敵わないと。でも俺を翻弄する位はやってみたいんだろう。いくらでも策を講じてかかって来い!
昼飯の後、少し休憩を取ってから戦闘訓練となった。2人はどんな風に楽しませてくれるのか?
「それじゃあ、いくよ!」
ハルカが先陣を切る。俺にウィンドウカッターを撃ち込んで来る。それをテレポートでかわして自分の人形を作りなからヒロシを見ると昨日と同じ様に壁を作っている。なんだ、つまらん。昨日と同じかよ。それならば早目にこの死合いを終わらせてやるよ。俺は人形を作るのを止めて、壁を崩しに掛かった。まだヒロシの気配はある。このまま一気に潰してしまおう。ヒロシの気配がある周辺の壁を一気に崩して、ヒロシも倒した。
(・・・・・何だよ、昨日より杜撰な作戦だな。今日はハルカ頼みだったのか?)
離れた所にいたハルカに狙いを定め、魔法を連続して放ってハルカも倒した。
(これは説教だな。昨日より全然ダメじゃねーか!)
そう思った瞬間、後方と右側から魔法が飛んできた。当たるより一瞬早く気付いたからテレポートでなんとか回避出来たが、危なかった。
(あ、危ねぇ・・・・何をした?俺の知らない魔法?自身が殺られると発動する魔法か?)
「ッ!!ゴファ、・・・・グ、グフッ・・・」
(な、なんだ?魔法は避けた筈だ・・・・なのに攻撃受けたぞ?)
自分に回復魔法を掛けながら周りを見回すと、倒した筈のヒロシとハルカが魔法を放って来る!どうなってる?俺は堪らず上空にテレポートとした。俺が倒した筈のヒロシとハルカを見ると土人形が倒れていた。
(人形だと?馬鹿な・・・・あの気配は間違い無くヒロシとハルカだった。)
気配を探ると、2人の気配が増えている?何だ?なにか起きている?気配が4つあるぞ?このままじゃ俺が不利だ。手当たり次第潰してくしかない。先ずはハルカからいくか!俺はテレポートでハルカの真後ろに跳んで、1人目を倒して2人目の所に跳んだ。2人目は風魔法で身を包み、何とか攻撃をかわそうとする。しかし俺の攻撃がそんな物で防げる訳も無く、攻撃を受けて倒れた。
次はヒロシだ。すぐに頭を切り替え、2人のヒロシに向かいファイヤーボールを連射した。1人はすぐに倒れ、最後の1人は両腕を前に出して防御姿勢で耐えている。このままテレポートで後ろに回り込み魔法を撃ち込めば勝てるが、今度は力業で勝ってやろう。
防御姿勢のヒロシに、魔法の連続連射の嵐を浴びせて腕の力を削ぎ取り、腕が下がった所で頭に強めのファイヤーボールを撃ち込んで終わらせた。
それにしてもどんな魔法を使ったんだろう?土人形が動くとなるとゴーレムか?たった1日でマスターしたと言うのか?2人を回復させて聞いてみた。
「今度は上手くいくと思ったんだけどなあ・・・・」
「でも惜しかったよ。魔王が気を抜いた時に攻撃があたったもんね。」
「・・・ああ、あれは俺のミスだ。完全に気を抜いていた。それよりあれはゴーレムか?」
「そうよ。書庫で魔法の本を読んだ時、使えそうだと思って昨日ヒロシと練習したの。」
やっぱりゴーレムか。それにしても1日でマスターするとは・・・・。
「ゴーレムは魔法も使えるのか?」
「そんな所までいってないわよ。動かすだけで精一杯よ。」
それでも凄い事だ。たった1日でここまで物にするとは!
「明日からはゴーレムを自由に操れる様に練習しろ。物凄い戦力になるし、攻撃の選択枝が広がるからな。」
「分かったわ。」
俺の予想より遥か上をいく成長ぶりに、驚きながらもこれなら何処の戦いに投入しても死なないだろうと安心している自分がいた。
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