【完結】捨てられた悪役令嬢を救います!

芹澤紗凪

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準備

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ふぅ~。無事にベルリーナの身体に入り込めたみたいね。取り敢えず屋敷に帰らないとね。

「ただいま帰りました。」

「お、お嬢様!!!どうされたのですかその土だらけの格好!!しかもお迎えに上がっても学園にいらっしゃらないし!使用人総出で探していたのですよ!!」

えーと、たしかこの人は専属執事のシオンね。ベルリーナは仕事で家にいない両親の代わりに使用人に愛されていたのよね。

「シオン…。ごめんなさい。なんだかちょっと散歩したくて歩いていたら迷いの森にはいってしまったのよ…」

「迷いの森!?そんな危険な所に行っていたのですか!? 明日は卒業パーティーだというのに…。
ベルリーナ様。お説教です。」

「えぇ、分かっているわ、シオン。
でもシオン、お説教は後日受けるから明日の卒業パーティーの支度をしたいの。
ちゃんとお説教は受けるから。いいでしょう?シオン」

シオン含め使用人はベルリーナに弱いのよね。明日のためにちょっとだけ使用人の皆さんには夜更かししてもらわないと。

「…分かりました。大事な日ですものね。
でも、お食事と入浴を先に済ませてからにして下さいね。」

「ありがとう!シオン!」

――――――――――――

さて、とりあえずパーティー用に新しいドレスを何着か買っていたみたいだしどれにするか選ばないと。
 
いつものベルリーナはプリシアが明るい色を選ぶので比べられるのを怖がって暗い色を選んでいたみたいだけれど…

「明日、未来予知で見た通りの展開になるとすると…ベルリーナが着ていくドレスは白と金の刺繍が入ったもので決まりね。」

明日のプリシアとジルベルトの顔を思い浮かべてニヤリと笑った。
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