天パの心得

つづみゆずる

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幼少期にパーマ、ダメ、絶対!

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両親は共に軽めの癖毛、父は細毛、母は太毛です。私は幼稚園途中まで栗色ストレートで、子供特有のサラ艶髪でした。写真見ると泣けてきます。何故あのまま育たなかったのか。
記憶にあるのが、その頃実家の美容院に働きに来ていたお姉さんに髪を切ってもらった時の話です。
肩までのボブにしてもらって、丁寧なシャンプー気持ちよかった。ドライヤーかけてもらってサラッサラに。すごく嬉しかったのも覚えています。実家が美容院で、美容師に囲まれて育ったので、ハサミの持ち方も動かし方も美容師になりきっていた幼少の私。綺麗にしてもらってテンション爆上がりのまま握ったのは、サラサラロングヘアのリカちゃん人形と…ハサミ。
はい、もう想像つきますね、やったことある人もいると思います。

切りました。リカちゃんの髪。呪いとか知らない年頃です。
そこでやめておけばよかった…

リカちゃんの髪を切った時点で呪いにかかったのかもしれません。リカちゃんをベリーショートにしただけでは飽き足らず、自分の髪もざくざく切ったのでした。もちろん美容師なりきっていただけで見様見真似です。技術がないのはもちろん、センスもないのはこの時知りました。
大変な有り様に、両親も綺麗にしてくれたお姉さんも阿鼻叫喚。自分でもショックでその辺りの記憶は飛んでしまっています。聞いた話ではただボー然としていたとか。
気がつけばパーマかけると被るビニール製のヘアキャップしてました。鏡に映るのはヘアキャップに服汚れ防止の黄色いポンチョみたいなクロス。日々見慣れたパーマかけるおばちゃんの格好してる自分を、そこだけやたら鮮明に覚えています。
男の子みたいになっちゃったから、せめて…と両親は思ったそうだが…

何故パーマ!?短髪ぐりぐりおばちゃんになるじゃないか!何故パーマ!?
元は自分が悪いとは言え、何故パーマ!?
何故…何故パーマ…
なんでじゃ。

パーマ液がどれだけキツいものか、言わば化学薬品ですからね、幼少の発展途中の毛根に与える影響はいかばかりか。身をもって知った訳です。
冒頭に書きましたが、両親共に軽い癖毛です。なのでたまたま同時期に遺伝の癖毛発症して、私の髪が細いせいか軽い癖毛では済まなくなったのかもしれません。
ですがあの時のリカちゃんの呪…いや、パーマ液がキッカケになったのでは、と今も疑いが拭いきれません。
科学検証しようがないので結論は出せませんが、両親はこれを否定しています。


パーマ液についてや、遺伝については省きます。ご自分でお調べになってください。
癖毛や天パは優性遺伝だそうですね。優性と言っても優れているわけではありません。紛らわしいので2017年から顕著に現れるという意味で顕性遺伝と用語が変わったそうですね。因みに昔の劣性遺伝は潜性遺伝というそうです。

親戚など血筋を見ると癖毛の遺伝の線も濃厚ですが、昔の写真やリカちゃん人形を見ると少し胸が苦しくなります。

幼少期のハサミとパーマはダメです。絶対。


ということは、天パの子が幼少のうちに矯正かけたらいいんじゃね?と思いがちですが、それもダメです。前にも言いましたが矯正剤も化学薬品です。発展途中の毛根にダメージの危険が。それがその場で現れるかそれとも成長過程で現れるか。上手く真っ直ぐになればいいけど、毛根が捻れたら手もつけられない。目も当てられない。または若ハゲになったら…
子供の未来に責任持てますか?先天性は神の領域です。それなりの親の責任は発生しますが、後天性は…人の手が入る分より重い責任があります。
どっちに転ぶかわからない、ロシアンルーレットは本人のみできる権限です。


*幼少期のハサミとパーマはダメです!絶対!

ここから私は天パとして生きていかなくてはならなくなりました。
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