天パの心得

つづみゆずる

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広がる髪

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幼稚園のその後はクルクルパーマのおばちゃんで過ごし、小学入学頃の写真はでこ出し後ろ緩いふわふわ、トップで2つに縛っています。自然におろすと広がっていました。元々毛量は少ない方だったはずですがうねりのせいでボリュームアップしてました。
パーマ後のストレートはなかったように思います。私もですが、両親でさえ…そういえば戻らなかったかも…?と曖昧です。

それでもまだ可愛いと言われていた頃です。特に髪を気にすることもなく悩みもありませんでした。

…年々クセが強くなっていきました。私は精神年齢が低く、容姿を気にし始めたのは小学5年の頃でした。ストレートに憧れて、自分の髪がすごく嫌いでした。雨の日にはボンバりますよね、広がりが半端ない。その頃見つけたのが三つ編みです。一本だと毛先がボワッとデカくなるのが嫌で、2本の三つ編みで広がりを誤魔化していました。
カットも毛先を後ろから見た時V字に、髪の表面は内側よりも短めに段つけて、梳き鋏で髪を少なく見せていました。
前髪はいつ頃からか真上に引っ詰めてました。何故そんなことをしていたのかわからないです。ぎゅぎゅっと引っ張って強めに編んでもらうのが好きでした。
ほんと昔の自分を恨みます。
子供の頃無理に引っ張ると毛流れもそうなるんでしょうか、今風が吹くと前髪が真上に飛びます。
ほんとやだ。

おでこが広くて出っ張っている、いわゆるデコッパチです。よく、でこー!と呼ばれました。揶揄われたわけではなく、その子たちの性格からして愛称として呼んでくれてると思えたので自分としてはそんなに嫌ではありませんでしたが。
今思えば年頃なのになんとなく可愛そうです。

自分で三つ編みができるようになってからは編み込みとか、上だけ編んで下は下ろすとかアレンジもしてましたが、三つ編みからは逃れられずにいました。広がりを抑えられるからです。

今は子供の頃の三つ編みの反動で全く三つ編みはしませんが、軽く捻ってバンスクリップで留めるというのが一番楽ですね。ハーフアップだったり、雨の日は全部。結局あかんと思ったらまとめる。後ろはコレに限ります。


*三つ編みも今は緩めに、少しほぐして大人のアレンジも豊富です。
うなじの後れ毛、セクシーで素敵ですよね。ストレートよりもまとめやすく、少ない後れ毛のクルクルもストレートより単調にならず動きがあっていいものです。

今はググったりしてまとめ髪を楽しむようになりました。

中学生になってからは容姿にますますコンプレックスを持ち始め、おでこを隠したくて前髪を作りました。ここからがまた天パの悲しい定め。前髪がキマらないのです。
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