僕の命は君のためにぞあり

ナカムラ

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企み

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 ちょうど、その時、ガハエルは、落ち着きを取り戻しつつあった。
「しかし、あの男を殺すのは、惜しいかもしれない。あのオオカミのような鋭い強い眼光、あれは、生い立ちに、よるものなのか。病死した妻である女王のように、ディオンも体が病弱だ。王になる前に死んでしまうかもしれない。
もはや、血の繋がりは、関係ないのでは、ないか。
私が、求めるのは、世界を支配する強さだ。
そうだ。明日、ディオンと、バヤール2人を闘わせよう。残った方が、与の跡を継ぐ者としよう。」
朝になり、王にディオンと、バヤールは、城の庭に
連れ出された。
「2人とも、よく聞け。私には、世界を支配する強い跡継ぎが、必要だ。
そこで2人に、命令する。2人で、闘い合え。
生き残った方を私の跡継ぎ、つまり、後の王とする。」
ディオンと、バヤール2人には、もう逃げ場は、なかった。
「さぁ、闘え!」
王ガハエルは、号令をかけた。
2人は、目を合わせ、察した。
2人は、同時に、相手の胸に剣を深く突き刺した。
2人は、血を吐き、胸から、血を流し、その場に、
バタッと、倒れた。
2人とも、息絶えた。
ガハエルは、うろたえた。
「ばかな。2人とも、なんということを…。」
ガハエルは、自分の大切な跡継ぎを失った。
王ガハエルは、自暴自棄に、なっていた。
「私は、なんてばかなことをしてしまったのだ。」
夕食にも、手を付けずにいた時、護衛の兵士ジュルヴェが、王にワインを差し出し、
「恐れながら、王様こんな時は酔って忘れてしまわれた方が、よいかと。」
銀のワイングラスに入れられたワインを王は、一気に飲んだ。
「そうだな。それも……うっ……」
王は、座りながら、息絶えた。
「さぁ、私が、今度から王だ。皆の者従え!」
ジュルヴェは、叫んだ。
最初、従っていた兵士ジュルだが、1人の王に、従順だった兵士が立ち上がり
「王様への忠心を忘れたのか!この者をひっとらえよ!」
と、ジュルヴェを差し、叫んだ。
ジュルヴェは、その場で首をはねられ、処刑された。
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