365日ファンタジア

森田

文字の大きさ
3 / 9
1章~出会いは突然~

家族会議

しおりを挟む
「ええっと母さん、父さんは本当に倒れたんだよな」
「倒れたわよ、本当にあの時は救急車やらなんやら大変だったのよ、ねぇお父さん」
「そんな、大したことじゃないって言ってんのに母さん信じないから」
「そっか、まぁ父さんが無事なら俺も良かったけど」
「まあ真太郎ゆっくりしていきなさい、久しぶりに帰ってきたんだからちょっと寝てくるから母さんと話してな」
「ああ、一週間ぐらいいるよ」

 父さんが奥の寝室に行くと母さんは凄い顔つきで話し始めた。

「真太郎、少しお願いがあるの、お父さん椎間板なんたらになりかけてるらしくて転んだ拍子の衝撃で大変らしいのよ」
「え、父さん大丈夫だって」
「実はお父さん手紙を出した時から真太郎には話すなって言ってたんだけど」
「で、頼みってのは何、結婚ならしないよ」
「それもそうなんだけど頼みたいことはお父さん、このままだと『林檎が!』って言って無理するでしょ、そこで就職してないあんたに『俺が林檎畑を継ぐんだ!』って言って欲しいのよ」

それも、なのか。てか農作業は無理だな、断るか。
「母さん、俺、林檎畑…」
「承けてくれるのね!」
「違くて、無理だよ、帰ってきてすぐ畑、継げなんて言われても」
「なら、月、10万の仕送りを四年だから、480万、全額返してちょうだい」

 なに、それは無いだろ!ずるいじゃないか!とりあえず、承けてやめるか。

「分かった!俺、林檎畑継ぐよ!」
「そう、良かった!あなた免許持ってたわよね?」
「ああ、持ってるけど、なにか?」
「家の[軽とらちゃん]で視察に行きましょ!」

 軽とらちゃんって何だよあのボロいのか、てかあれマニュアルだろ!

何考えてんだよ母さん!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

『伯爵令嬢 爆死する』

三木谷夜宵
ファンタジー
王立学園の中庭で、ひとりの伯爵令嬢が死んだ。彼女は婚約者である侯爵令息から婚約解消を求められた。しかし、令嬢はそれに反発した。そんな彼女を、令息は魔術で爆死させてしまったのである。 その後、大陸一のゴシップ誌が伯爵令嬢が日頃から受けていた仕打ちを暴露するのであった。 カクヨムでも公開しています。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

おばちゃんダイバーは浅い層で頑張ります

きむらきむこ
ファンタジー
ダンジョンができて十年。年金の足しにダンジョンに通ってます。田中優子61歳

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

処理中です...