365日ファンタジア

森田

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1章~出会いは突然~

出会いは突然

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「ええっと、鍵は、これか!」
 おお、合ってた。鍵付けすぎ何だよな、四本もつけるなよな。

 中に入ると前の商品用の畑よりかなり明るくていかにも、観光客狙いの畑であることがわかった。

 まだ、秋に入ったばかりらしく奥の方の収穫の早い品種の実が赤くなっているのにだけだった。

 あなたは実がなっている木となっていない木、どっちがいいですか?

 普通の人は、実のなっている木を選ぶと思うが、それは俺も同じな訳でとりあえず奥の方に向かった。

 
 今思えば、その時の出来事は俺の人生が変わる、一つのきっかけだった。

 
 木の影から、何かが落ちてきたような大きな音がした。
「ん!誰かいるのか」
 いる訳がない、こっちの畑は新しい方でまだ穴は空いていなかったはずだ。
もしいたとしたら、警察沙汰になるだろう、いるわけないけど

 ま、気になるから見に行ってみるかな。


近づいてみると、それは紛れもなくヒトで、というか、女の子でところどころに傷を負っていた。

「おい、大丈夫か!」
「………」

返事が無かった。なんでこんなにハプニングが続くのだろうか。

 しゃがんで、息をしているかだけ確認してダメだったら救急車を呼ぼう。

 手を口に近づけると息はしていてそれから、ん?めちゃくちゃ綺麗な顔をって何を考えてるんだよ俺は!

傷があるんだったっけ、絆創膏ならあるから、擦り傷みたいなのには貼っとくか。


「ん…こ…こは、何処で…すか?」
「う、うわ!起きた!」
「あなたが、これ貼ってくれたの?」
「え、ああ、うん俺だけど」
「ありがと…」
ニコッて笑ってくれただけでも嬉しかったが、お礼も言われた。
「ところで、ここは、何て国ですか?」
「え?国ってここは日本だけど」
「に、ほん?何ですか、それ」
「え、でも今日本語話してるじゃん」
「私の言葉は通訳魔法でどんな言葉にでも、聞き取れるんですよ!」
「ところで、どこから来たの?」
「どこってファンタジアからに決まってるじゃないですか。だいたいここも、そうなんじゃないんですか?」
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