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ゆうりエスケープ -曖昧な心-
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「私、優理に用事があるんだ。急用!!場所を変えましょう!!」
私を引っ張って九は走り出した。めったに大声を出さない九が大声を出したのは私の為だった。こんな、私の為だった。
いや、月1は人が変わり、元気一杯になるのだが、それは例外としてだ。
いい…友達を持ったな。友達第一号…だ。
いや、別に人生でって訳じゃないけど。
でも、第一号は第一号だ。
…やっぱり人生でも第一号だ。今まで私を本気で想ってくれる友達なんて居なかった。そんなの自分が一番分かってたはず。
「はぁ…はぁ…あ、ありがとう。」
とりあえずは近くの公園まで走った。
確か、九の家ってここからはかなり遠いよな。遠いというか、逆方向だったはずだ。土地勘無い癖に…。本当に有難いなぁ。
どんな恩返しをしたら良いのか…。
私には分からない。私に出来る事なんて限られている。所詮は弱虫の置いてきぼりだから。
いつかはそれも止めなくては。
卒業しなくては。
「いえいえ。私の事を助けてくれたのは優理でしょう。それは決して失敗なんかじゃないよ。まあ、恩返し的な?だから、さらにその恩返しは要らないよ。これでとんとんだよ。」
「その言葉は、かなり助かるな…。」
本当に助かるが、なんだか私のしたことはただ、自分の意思で助けただけでそれが結果的に救う事に繋がっただけであって、感謝される程では無かっただろう。
助けることと救うことは違っていて、私は1回それで、完全に失敗したのだから。その危険を孕んでいるにも関わらず、わがままで助けた私に何故そこまで感謝できるのだろうか。まあ、嬉しいのだけれどさ。
「ところで何故ここら辺に通りかかったの?家は確かここから遠いよね。」
「濤浦さんにお礼を言いに来たんだけど。まぁ、いーかなみたいな?」
「適当だなおい。むしろ、私よりもそっちに謝るべきでしょ!」
「ですねー。」
受け答えも適当だ…。
「大体、濤浦さんの居場所とか私、知らないし。」
「ということは随分無謀な挑戦をしようとしてたんじゃあないか?!」
「ですねー。」
折角のツッコミを台無しにするような適当さだ。最早話しかけても悲しくなるだけだった。
「で。その謎…解きたいんだよね?」
「うん。」
「なら、本人の所、行こうよ。」
「本人…って?」
「濤浦さんのところだよ。もう。そんなことも分からないのー?流石にー分かんないとーおっかしいでしょー。」
「…。そうだね、うんうん。」
凄いむかつく言い方だった為、有難かったという想いはどうやら何処かへ消えてしまったようだった。
これで本当にとんとんって感じだろう。
まあそれはともかく、私と九は濤浦の所に行くことにした。濤浦の所に行くのは久しぶりだったと思う。が、何せ私の記憶は曖昧なので、なんとも言い難いのだった。
私を引っ張って九は走り出した。めったに大声を出さない九が大声を出したのは私の為だった。こんな、私の為だった。
いや、月1は人が変わり、元気一杯になるのだが、それは例外としてだ。
いい…友達を持ったな。友達第一号…だ。
いや、別に人生でって訳じゃないけど。
でも、第一号は第一号だ。
…やっぱり人生でも第一号だ。今まで私を本気で想ってくれる友達なんて居なかった。そんなの自分が一番分かってたはず。
「はぁ…はぁ…あ、ありがとう。」
とりあえずは近くの公園まで走った。
確か、九の家ってここからはかなり遠いよな。遠いというか、逆方向だったはずだ。土地勘無い癖に…。本当に有難いなぁ。
どんな恩返しをしたら良いのか…。
私には分からない。私に出来る事なんて限られている。所詮は弱虫の置いてきぼりだから。
いつかはそれも止めなくては。
卒業しなくては。
「いえいえ。私の事を助けてくれたのは優理でしょう。それは決して失敗なんかじゃないよ。まあ、恩返し的な?だから、さらにその恩返しは要らないよ。これでとんとんだよ。」
「その言葉は、かなり助かるな…。」
本当に助かるが、なんだか私のしたことはただ、自分の意思で助けただけでそれが結果的に救う事に繋がっただけであって、感謝される程では無かっただろう。
助けることと救うことは違っていて、私は1回それで、完全に失敗したのだから。その危険を孕んでいるにも関わらず、わがままで助けた私に何故そこまで感謝できるのだろうか。まあ、嬉しいのだけれどさ。
「ところで何故ここら辺に通りかかったの?家は確かここから遠いよね。」
「濤浦さんにお礼を言いに来たんだけど。まぁ、いーかなみたいな?」
「適当だなおい。むしろ、私よりもそっちに謝るべきでしょ!」
「ですねー。」
受け答えも適当だ…。
「大体、濤浦さんの居場所とか私、知らないし。」
「ということは随分無謀な挑戦をしようとしてたんじゃあないか?!」
「ですねー。」
折角のツッコミを台無しにするような適当さだ。最早話しかけても悲しくなるだけだった。
「で。その謎…解きたいんだよね?」
「うん。」
「なら、本人の所、行こうよ。」
「本人…って?」
「濤浦さんのところだよ。もう。そんなことも分からないのー?流石にー分かんないとーおっかしいでしょー。」
「…。そうだね、うんうん。」
凄いむかつく言い方だった為、有難かったという想いはどうやら何処かへ消えてしまったようだった。
これで本当にとんとんって感じだろう。
まあそれはともかく、私と九は濤浦の所に行くことにした。濤浦の所に行くのは久しぶりだったと思う。が、何せ私の記憶は曖昧なので、なんとも言い難いのだった。
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