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第1章 転生
5話 冒険者ギルド
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ジンたちの乗る馬車は南門の近くまで行くと列を作る人たちの最後尾に並んだ。
マルコによるとこの町は補強された6メートルほどの壁によって守られており、東西南北それぞれに町への出入りをする門が設置されているらしい。
大きな町の入り口では警備隊が犯罪者のチェックや入市税の徴収をしている為、どうしても時間がかかってしまい長い列ができてしまうのだそうだ。
「それにしても、ずいぶん並んでいますね」
「昼だから並んでる人はまだ少ないほうだよ。夕方はこれの倍以上並んでるからね」
「あれ?あっちの方にある小さなドアから順番を抜かして入っていく人がいますよ」
「ああ、あれか。あれは貴族御用達の商人や高ランク冒険者達だ。商人は特別な通行証を出せばあそこから出入りできるし高ランク冒険者も冒険者証を出せばフリーパスだ」
「へえ、そうなんですか。納得いかないけどそういう決まりなら従うしかないですね」
ようやく自分たちの順番がくるとマルコは村で発行してもらった身分証明書を出した。
「この人は初めてこの町に来たので身分証明は持っていません、ヒューマンで名前はジンです。
私が保証人になりますので滞在許可証をお願いします」
警備隊の人にそう伝えると、入市税を金貨で支払ってお釣りの大銀貨5枚と滞在許可証を受け取った。
「保証人にまでなってもらって有難うございます」
「いや、大丈夫だよ。短い時間だったけどジン君が悪い人間じゃないのは分かったからね」
そう言いながら滞在許可証を俺に手渡してくれた。
滞在許可証を見ると滞在期間が記入されており14日を過ぎるとまた大銀貨5枚を支払わなければいけないと注意書きされている。その下には滞在超過金を支払えない場合は全額返済を終えるまで借金奴隷へと落とされるとも書かれていた。
門の中は縦横が約100メートルもある石畳の広場になっていて屋台や露店などがたくさん並んでいた。
俺はマルコに使わないアイテムを買い取ってもらえるか確認する為に冒険者ギルドへ行きたいと言うと、マルコは商業ギルドに行くと言うので立て替えてもらった入市税を返してそこで別れた。
ギルドの場所は門を入った広場の東側に接するよう建っているとマルコに聞いていたので東へ歩いて行くと、盾の形の中に剣が2本交差する絵が描かれているいかにも冒険者ギルドという看板が見えてきた。
近づいて行くと看板の下は西部劇でお馴染みのウェスタンドアのついた大きな出入口になっていた。
ドアを押して中に入ると中央がラウンジになっていて正面にはカウンターがあり、その上には総合受付と素材買取り受付の表示が見えた。
総合受付には金髪ポニーテールの美人、素材買取り受付に赤毛ショートカットで童顔の女性が冒険者の対応をしており、ラウンジの左側には依頼らしき紙が貼られた掲示板、右側は大小の丸テーブルが並んでいて酒場になっていた。
酒場では仕事を終えた冒険者と思しきパーティーが何かの串焼きをつまみながら宴会を始めていて楽しそうに戦果を語り合っていた。
そんな様子を脇目に奥のカウンターに向かって歩いていく。
「ようこそ冒険者ギルドへ、本日あなたの担当をするソフィーです、よろしくお願いします。
どのようなご用件でしょうか?」
「不要になったアイテムがあるので買い取ってほしいのですが」
「こちらは初めてですか?
ギルドカードをお持ちでしたら提示してください、お持ちでなければこちらに名前と年齢を記入してください」
総合受付にいた金髪の女性が声をかけてきたので、カウンターの上にある用紙に記入する。
(本当は59歳なんだが、15歳だと神様が言ってたからな)
【名前】ジン・オキタ
【年齢】15歳
と記入した用紙を渡すと、俺の顔をチラチラ見ながら内容を確認する。
「ジン・オキタ、一応成人はしているのね。
家名があるってことはどこぞの貴族かしら」
「いえ、貴族ではありません。それは一族のなまえというかなんというか…」
「言いにくいことは言わなくても大丈夫ですよ、買取の記録を残すのに必要なだけですから。
それで、商品はどのようなものでしょうか、買い取れない物もあるのでなんとも言えませんので見せてもらえますか?」
「わかりました、この中に入っていて量が多いのですがここで出しても良いですか?」
マジックバッグを持ち上げて見せるとソフィーは周囲に聞き取れないくらいの声で聞いてきた。
「それはもしかしてマジックバッグですか?」
ジンがうなずくと声のトーンを抑えたまま話を続ける。
「そうですか、量があるのでしたらここだと狭いですね、奥の部屋へどうぞ」
案内された部屋に入るとそこには大きなテーブルがあり周りに椅子が並んでいた。
「売りたいアイテムをテーブルの上に出していただけますか」
と言われたので、マジックバッグに入れていたアイテムをテーブルの上に並べていく。
(ウルフx24、ウルフリーダーx1、4級ポーション×1、3級ポーション×1、2級ポーション×1、中級キュアポーション×1、ショートソードスモールシールド、これくらいでいいかな)
「売りたいのはこれで全部です」
ソフィーは机の上に並べた2級のポーションが入った精緻な模様が加工されたクリスタル製の瓶を手に取り、私に問いかけてきた。
「ところで、ずいぶん高価な瓶に入っているようですがこちらのポーションの種類と等級は分かりますか?」
「それは2級のポーションです、その横に並んでいるのは3級と4級それと中級キュアポーションです」
そう伝えると少し驚いたのが表情から読み取れた。
ソフィーはかすかに震える手で持っていたポーションをそっと机に戻した。
「2級ポーションですか、レアアイテムですね。ちょっと私では対応しかねますので少しお待ちください」
そう言うと、ソフィーは静かにドアを開け部屋から出ていった。
マルコによるとこの町は補強された6メートルほどの壁によって守られており、東西南北それぞれに町への出入りをする門が設置されているらしい。
大きな町の入り口では警備隊が犯罪者のチェックや入市税の徴収をしている為、どうしても時間がかかってしまい長い列ができてしまうのだそうだ。
「それにしても、ずいぶん並んでいますね」
「昼だから並んでる人はまだ少ないほうだよ。夕方はこれの倍以上並んでるからね」
「あれ?あっちの方にある小さなドアから順番を抜かして入っていく人がいますよ」
「ああ、あれか。あれは貴族御用達の商人や高ランク冒険者達だ。商人は特別な通行証を出せばあそこから出入りできるし高ランク冒険者も冒険者証を出せばフリーパスだ」
「へえ、そうなんですか。納得いかないけどそういう決まりなら従うしかないですね」
ようやく自分たちの順番がくるとマルコは村で発行してもらった身分証明書を出した。
「この人は初めてこの町に来たので身分証明は持っていません、ヒューマンで名前はジンです。
私が保証人になりますので滞在許可証をお願いします」
警備隊の人にそう伝えると、入市税を金貨で支払ってお釣りの大銀貨5枚と滞在許可証を受け取った。
「保証人にまでなってもらって有難うございます」
「いや、大丈夫だよ。短い時間だったけどジン君が悪い人間じゃないのは分かったからね」
そう言いながら滞在許可証を俺に手渡してくれた。
滞在許可証を見ると滞在期間が記入されており14日を過ぎるとまた大銀貨5枚を支払わなければいけないと注意書きされている。その下には滞在超過金を支払えない場合は全額返済を終えるまで借金奴隷へと落とされるとも書かれていた。
門の中は縦横が約100メートルもある石畳の広場になっていて屋台や露店などがたくさん並んでいた。
俺はマルコに使わないアイテムを買い取ってもらえるか確認する為に冒険者ギルドへ行きたいと言うと、マルコは商業ギルドに行くと言うので立て替えてもらった入市税を返してそこで別れた。
ギルドの場所は門を入った広場の東側に接するよう建っているとマルコに聞いていたので東へ歩いて行くと、盾の形の中に剣が2本交差する絵が描かれているいかにも冒険者ギルドという看板が見えてきた。
近づいて行くと看板の下は西部劇でお馴染みのウェスタンドアのついた大きな出入口になっていた。
ドアを押して中に入ると中央がラウンジになっていて正面にはカウンターがあり、その上には総合受付と素材買取り受付の表示が見えた。
総合受付には金髪ポニーテールの美人、素材買取り受付に赤毛ショートカットで童顔の女性が冒険者の対応をしており、ラウンジの左側には依頼らしき紙が貼られた掲示板、右側は大小の丸テーブルが並んでいて酒場になっていた。
酒場では仕事を終えた冒険者と思しきパーティーが何かの串焼きをつまみながら宴会を始めていて楽しそうに戦果を語り合っていた。
そんな様子を脇目に奥のカウンターに向かって歩いていく。
「ようこそ冒険者ギルドへ、本日あなたの担当をするソフィーです、よろしくお願いします。
どのようなご用件でしょうか?」
「不要になったアイテムがあるので買い取ってほしいのですが」
「こちらは初めてですか?
ギルドカードをお持ちでしたら提示してください、お持ちでなければこちらに名前と年齢を記入してください」
総合受付にいた金髪の女性が声をかけてきたので、カウンターの上にある用紙に記入する。
(本当は59歳なんだが、15歳だと神様が言ってたからな)
【名前】ジン・オキタ
【年齢】15歳
と記入した用紙を渡すと、俺の顔をチラチラ見ながら内容を確認する。
「ジン・オキタ、一応成人はしているのね。
家名があるってことはどこぞの貴族かしら」
「いえ、貴族ではありません。それは一族のなまえというかなんというか…」
「言いにくいことは言わなくても大丈夫ですよ、買取の記録を残すのに必要なだけですから。
それで、商品はどのようなものでしょうか、買い取れない物もあるのでなんとも言えませんので見せてもらえますか?」
「わかりました、この中に入っていて量が多いのですがここで出しても良いですか?」
マジックバッグを持ち上げて見せるとソフィーは周囲に聞き取れないくらいの声で聞いてきた。
「それはもしかしてマジックバッグですか?」
ジンがうなずくと声のトーンを抑えたまま話を続ける。
「そうですか、量があるのでしたらここだと狭いですね、奥の部屋へどうぞ」
案内された部屋に入るとそこには大きなテーブルがあり周りに椅子が並んでいた。
「売りたいアイテムをテーブルの上に出していただけますか」
と言われたので、マジックバッグに入れていたアイテムをテーブルの上に並べていく。
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そう伝えると少し驚いたのが表情から読み取れた。
ソフィーはかすかに震える手で持っていたポーションをそっと机に戻した。
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