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43. 深まる疑念
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翌朝。
アンナは寝不足のままいつも通り同じ時間にギルドへと足を運んだのだが、中に入る事が出来ずに、暫く扉の前で立ちすくんでいた。
この扉を開けたらルーフェスが居て欲しいとずっと願っていた筈なのに、今日に限ってはそこに居ないで欲しいという気持ちが大きくて、扉を開けられなかったのだ。
(……あんなにひどい怪我だったんだもの。今日もいる筈ないわ……)
彼がここに居なければ、まだ怪我が治っていないんだと納得することが出来て、昨日見かけた人物もとても良く似た他人の空似だったと安心出来るのだけれども、もしも、彼がこの扉の向こうに居たら、きっと自分はいつも通りには振る舞えないだろう。
アンナはそんな不安を抱えながら、ゆっくりとギルドの扉に手をかけた。
「アンナ!」
扉を開けて真正面にある受付カウンターの前に、ルーフェスは立っていた。
いつもと変わらぬ、目深くフードを被っていて、遠目からだとその表情まではハッキリと伺う事はできないが、アンナの姿を見つけると、彼は嬉しそうに近寄ってきたのだった。
そんなルーフェスとは対照的に、アンナの表情は彼の姿を見て強張っていた。
「ルーフェス……」
とても会いたかったはずなのに、アンナは彼の顔を見ると身体が硬直して、その場から動くことが出来なかった。
「ごめんね。あれ以来連絡もできなくて。」
まるで何事もなかったかの様に普通に話しかけてくるルーフェスに、アンナは余計に混乱した。
昨日のアレはやはり人違いだったのだろうか。
それを確かめる為に、アンナは恐る恐る探りを入れる様に尋ねた。
「えっと……怪我は、もう大丈夫なの?」
あんな大怪我が一週間で治る筈ないのに、昨日出会った彼は全く痛がる素振りも見せずまるで怪我など元からしていなかったかのように平気な顔で左腕を動かしていたのだ。
それならば、この目の前に居るルーフェスはどうだろうか。
怪我が完全に治っていなければ、どこか痛そうな素振りを見せるだろう。そうであれば、昨日出会った人と、今目の前に居る彼とはやはり別人だったのだと証明されるのだ。
アンナはそうであって欲しいと願っていた。
しかし、そんなアンナの願いも虚しく、ルーフェスは左腕を目の前でぐるりと回してみせたのだった。
「うん。お陰様でもうすっかり良くなったよ。心配かけて本当にごめんね。」
アンナの複雑な胸の内など知り得ないルーフェスは、単に彼女を安心させたくて、満面の笑みで自分の怪我が完全に治っている事を伝えたのだ。
彼は、それがかえってアンナを苦しめる事になるとは知らずに……
「そんな……。あんなに大怪我だったのに、そんなに直ぐに治るものなの……」
アンナは動揺を必死に隠しながら呟いた。
もし怪我が治っていなければ、昨日会った人は別人であったと納得出来たのに、疑念が益々深まってしまった。
「あぁ。普通だったら一ヶ月くらいはかかったと思う。だけど諸事情でどうしても直ぐに傷を治す必要があったから、最高の治療をしてもらったんだよ。」
そう言って、彼はふんわりとしたいつもの優しい笑みをアンナに向けた。
その笑顔が、信じられなかった。
彼のこの笑顔を見ると、アンナはいつも胸が高鳴って嬉しい気持ちでいっぱいになるのに、今は疑念から胸が苦しくて仕方がないのだ。
だからアンナは、そんな鬱々する気持ちから解放されたくて、意を決して核心に触れる質問を切り出したのだった。
「……ルーフェス、昨日はどこに居た?」
両手を胸の前で組み、祈る様にアンナは問いかけた。彼の口から納得のいく説明をして欲しい。そう願った。
けれども、そんなアンナの想いとは裏腹に、彼の口からは、彼女が望む様な言葉は聞けなかったのだ。
「……何で?」
ルーフェスはいつもの笑みは絶やさないまま、だけれどもどこか拒絶を感じさせる様に質問に質問を返した。それはまるで、答えたくないかの様な態度だった。
アンナはルーフェスの想定外の返しに言葉が詰まってしまい、彼を見つめたまま黙ってしまった。
そんな彼女の戸惑っている様子を見て、ルーフェスは困った様に小さく息を吐くと彼女の目を見て、諭す様に語りかけたのだった。
「……その質問には答えられない。お互い言えない事は詮索しないって話だったよね?」
先程までの柔らかな雰囲気とは一変した真剣な眼差しでルーフェスは彼女を見つめている。
確かに、今までお互いの触れて欲しく無い事柄については詮索しない事が、なんとなく二人の間での取り決めになっていたのだ。
それが暗黙のルールだと分かっていた筈なのに、この件に限っては、どうしても彼が昨日何処にいたのかを知りたくて、アンナは簡単には引き下がれなかった。
「昨日、貴方が外出したかどうかだけでいいの。答えて貰えないかしら?」
両手を腕の前で組んだまま、上目遣いでルーフェスを見上げた。息を呑んで彼の返答を待つもルーフェスは困った様な表情で、静かに首を横に振るだけだった。どうしても昨日何処に居たかは教えてくれないらしい。
彼の態度に、アンナはこれ以上どうすれば良いのか、分からなくなっていた。
昨日は中央広場に行っていない
これだけが分かればそれだけでいいのに、その言葉を聞けなくて、アンナの心の中にどんどんと不安だけが募っていく。
昨日出会ったのはやっぱりルーフェスで、連れていた女性の手前アンナの事を知らないふりをしたのでは無いだろうか。
それでいて、アンナに対してもまるで何事もなかったかの様に振る舞っているのでは無いだろうか。
考えれば考えるほど、悪い方へ思考が傾いてしまう。
「ごめんなさい、今日は帰るわ……」
視線を床に落とすと、沈んだ声でアンナは言った。良くない思考に引っ張られて居た堪れなさが限界に達したのだ。
こんな状態では仕事もできないし、とてもじゃないけどルーフェスの顔をこれ以上見る事も出来そうになかったので、アンナは、俯いたまま逃げる様にこの場から立ち去ろうとしたのだが、けれども「待ってっ!」と言って、そんな立ち去ろうとするアンナの腕を、ルーフェスが掴んで引き留めたのだった。
アンナは驚いて彼の方を振り返ると、ルーフェスは何とも言えない切なげな表情でアンナを見ていた。どうしてそんな顔で自分を引き止めるのか分からない。
アンナは、もしかしたら彼の口から何が説明が聞けるのではないかと何処か期待して彼を見つめ返すもルーフェスは何かを言いかけて口を開いたが、言葉に出来ずに黙ったままであった。
「……離して。」
彼からは何も聞けない。
そう察すると、アンナは顔を逸らしながら小さな声で呟いて、昨日とは逆に、彼女がルーフェスの手を振りほどいてギルドから逃げる様に去っていったのだった。
アンナは寝不足のままいつも通り同じ時間にギルドへと足を運んだのだが、中に入る事が出来ずに、暫く扉の前で立ちすくんでいた。
この扉を開けたらルーフェスが居て欲しいとずっと願っていた筈なのに、今日に限ってはそこに居ないで欲しいという気持ちが大きくて、扉を開けられなかったのだ。
(……あんなにひどい怪我だったんだもの。今日もいる筈ないわ……)
彼がここに居なければ、まだ怪我が治っていないんだと納得することが出来て、昨日見かけた人物もとても良く似た他人の空似だったと安心出来るのだけれども、もしも、彼がこの扉の向こうに居たら、きっと自分はいつも通りには振る舞えないだろう。
アンナはそんな不安を抱えながら、ゆっくりとギルドの扉に手をかけた。
「アンナ!」
扉を開けて真正面にある受付カウンターの前に、ルーフェスは立っていた。
いつもと変わらぬ、目深くフードを被っていて、遠目からだとその表情まではハッキリと伺う事はできないが、アンナの姿を見つけると、彼は嬉しそうに近寄ってきたのだった。
そんなルーフェスとは対照的に、アンナの表情は彼の姿を見て強張っていた。
「ルーフェス……」
とても会いたかったはずなのに、アンナは彼の顔を見ると身体が硬直して、その場から動くことが出来なかった。
「ごめんね。あれ以来連絡もできなくて。」
まるで何事もなかったかの様に普通に話しかけてくるルーフェスに、アンナは余計に混乱した。
昨日のアレはやはり人違いだったのだろうか。
それを確かめる為に、アンナは恐る恐る探りを入れる様に尋ねた。
「えっと……怪我は、もう大丈夫なの?」
あんな大怪我が一週間で治る筈ないのに、昨日出会った彼は全く痛がる素振りも見せずまるで怪我など元からしていなかったかのように平気な顔で左腕を動かしていたのだ。
それならば、この目の前に居るルーフェスはどうだろうか。
怪我が完全に治っていなければ、どこか痛そうな素振りを見せるだろう。そうであれば、昨日出会った人と、今目の前に居る彼とはやはり別人だったのだと証明されるのだ。
アンナはそうであって欲しいと願っていた。
しかし、そんなアンナの願いも虚しく、ルーフェスは左腕を目の前でぐるりと回してみせたのだった。
「うん。お陰様でもうすっかり良くなったよ。心配かけて本当にごめんね。」
アンナの複雑な胸の内など知り得ないルーフェスは、単に彼女を安心させたくて、満面の笑みで自分の怪我が完全に治っている事を伝えたのだ。
彼は、それがかえってアンナを苦しめる事になるとは知らずに……
「そんな……。あんなに大怪我だったのに、そんなに直ぐに治るものなの……」
アンナは動揺を必死に隠しながら呟いた。
もし怪我が治っていなければ、昨日会った人は別人であったと納得出来たのに、疑念が益々深まってしまった。
「あぁ。普通だったら一ヶ月くらいはかかったと思う。だけど諸事情でどうしても直ぐに傷を治す必要があったから、最高の治療をしてもらったんだよ。」
そう言って、彼はふんわりとしたいつもの優しい笑みをアンナに向けた。
その笑顔が、信じられなかった。
彼のこの笑顔を見ると、アンナはいつも胸が高鳴って嬉しい気持ちでいっぱいになるのに、今は疑念から胸が苦しくて仕方がないのだ。
だからアンナは、そんな鬱々する気持ちから解放されたくて、意を決して核心に触れる質問を切り出したのだった。
「……ルーフェス、昨日はどこに居た?」
両手を胸の前で組み、祈る様にアンナは問いかけた。彼の口から納得のいく説明をして欲しい。そう願った。
けれども、そんなアンナの想いとは裏腹に、彼の口からは、彼女が望む様な言葉は聞けなかったのだ。
「……何で?」
ルーフェスはいつもの笑みは絶やさないまま、だけれどもどこか拒絶を感じさせる様に質問に質問を返した。それはまるで、答えたくないかの様な態度だった。
アンナはルーフェスの想定外の返しに言葉が詰まってしまい、彼を見つめたまま黙ってしまった。
そんな彼女の戸惑っている様子を見て、ルーフェスは困った様に小さく息を吐くと彼女の目を見て、諭す様に語りかけたのだった。
「……その質問には答えられない。お互い言えない事は詮索しないって話だったよね?」
先程までの柔らかな雰囲気とは一変した真剣な眼差しでルーフェスは彼女を見つめている。
確かに、今までお互いの触れて欲しく無い事柄については詮索しない事が、なんとなく二人の間での取り決めになっていたのだ。
それが暗黙のルールだと分かっていた筈なのに、この件に限っては、どうしても彼が昨日何処にいたのかを知りたくて、アンナは簡単には引き下がれなかった。
「昨日、貴方が外出したかどうかだけでいいの。答えて貰えないかしら?」
両手を腕の前で組んだまま、上目遣いでルーフェスを見上げた。息を呑んで彼の返答を待つもルーフェスは困った様な表情で、静かに首を横に振るだけだった。どうしても昨日何処に居たかは教えてくれないらしい。
彼の態度に、アンナはこれ以上どうすれば良いのか、分からなくなっていた。
昨日は中央広場に行っていない
これだけが分かればそれだけでいいのに、その言葉を聞けなくて、アンナの心の中にどんどんと不安だけが募っていく。
昨日出会ったのはやっぱりルーフェスで、連れていた女性の手前アンナの事を知らないふりをしたのでは無いだろうか。
それでいて、アンナに対してもまるで何事もなかったかの様に振る舞っているのでは無いだろうか。
考えれば考えるほど、悪い方へ思考が傾いてしまう。
「ごめんなさい、今日は帰るわ……」
視線を床に落とすと、沈んだ声でアンナは言った。良くない思考に引っ張られて居た堪れなさが限界に達したのだ。
こんな状態では仕事もできないし、とてもじゃないけどルーフェスの顔をこれ以上見る事も出来そうになかったので、アンナは、俯いたまま逃げる様にこの場から立ち去ろうとしたのだが、けれども「待ってっ!」と言って、そんな立ち去ろうとするアンナの腕を、ルーフェスが掴んで引き留めたのだった。
アンナは驚いて彼の方を振り返ると、ルーフェスは何とも言えない切なげな表情でアンナを見ていた。どうしてそんな顔で自分を引き止めるのか分からない。
アンナは、もしかしたら彼の口から何が説明が聞けるのではないかと何処か期待して彼を見つめ返すもルーフェスは何かを言いかけて口を開いたが、言葉に出来ずに黙ったままであった。
「……離して。」
彼からは何も聞けない。
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