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50. 五十年前の真相
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中央広場からほど近い路地の一角に、老夫婦が営むその小さな食堂はあった。
目的の店を見つけると、ルーフェスとアンナは、お互いの顔を見合わせてから、緊張した面持ちでそのドアに手をかけて扉を押し開けて中へと入った。
「あらぁいらっしゃい。でもごめんなさいね、今日はもうお終いなのよ。」
時刻は夕刻に差し掛かったところ。昼間しか営業していないその店は、店主の老夫婦が丁度閉店準備をしていた所だった。
忙しく働く老夫婦を前に、二人は邪魔にならない様に入り口の近くで佇むと、頃合いを見計らってアンナは恐る恐る口を開いた。
「あの……エレーネさん……ですか?」
緊張しながら、老女の反応を待った。これでもし、違うなどと言われたら今度こそ本当に終わってしまう。
信頼のおける人から聞いた情報なので間違いないとは思っているが、それでも、返答を聞くまでは安心できなかったが「えぇ、私はエレーネよ。」とその老女が柔かに答えてくれたので、アンナとルーフェスは嬉しそうに顔を見合わせたのだった。
「あの……カーラさんってご存知ですよね?私たちカーラさんに貴女のことを聞いて、お話が聞きたくて訪ねて来ました。少し、お時間良いですか?」
「あらあら?私に?一体何を聞きたいのかしら?」
エレーネは、見知らぬ若者二人が急に話を聞きたいなどと言って訪ねてきたことに戸惑ってはいたが、好意的な感じだったので、ルーフェスは目を閉じて一つ息を吐いて気持ちを落ち着かせてから、ずっと知りたかった事を彼女に訊ねたのだった。
「……五十年前、ルオーレ公爵家で起きた魔力爆発事故について、知っていることをお聞きしたいんです……」
「……それをどうして……?」
「双子の産まれた家は呪われる。そんな言い伝えが、迷信だって証明したいんです。」
エレーネは、突然の質問に戸惑ったが、真剣な目で真っ直ぐにこちらを見るルーフェスの態度に、ただならぬ想いを感じ取り、二人に椅子に座る様に勧めた。
勧められた席に二人が着席すると、エレーネもその正面に座り、そして悲しそうな顔で静かにあの日の事を話し始めてくれたのだった。
「……私はあの日、用事を言い使って、たまたま外出していたから助かったんだけど、同僚も、公爵家の人々も、たまたま訪れていたご長男様の婚約者様も、みんなあの日に亡くなったわ……」
目を瞑り、悲痛な面持ちで彼女は当時を振り返った。
「そうね……。双子の呪い……ある意味正しいかもね……」
「どう言う意味ですか?!」
呪いなどあっては困る。その思いから思わずルーフェスが声を荒げてしまったので、隣に座るアンナは、彼を制すると彼の背中に手を当てて落ちてかせた。
エレーネはルーフェスの声に驚き、少し怯えたようだったが、直ぐに気を取り直して話を続けた。
「ルオーレ公爵には、双子の男児が産まれていたわ。ヘンリー様とルイ様。けれども、公爵様は、双子にまつわる不吉な言い伝えを恐れて、ルイ様を世間から隠して、居ないものとして育てていたの。使用人の中でも限られた人しか知らなかった事よ。私は、ルイ様のお世話係だったから彼の事を知っていたけども。死してなお、名無しのままだなんて、本当にお可哀想なお方で……」
エレーネはそこまで言うと、ハンカチで目に溜まった涙を拭った。
「あの日の少し前から、ルイ様は心を病んでおられて……。成人して公爵家を継ぎ、結婚も間近に控えていたヘンリー様と、ずっと閉じ込められて、自由も何もない自分との雲泥の差に絶望し、彼は公爵家を酷く怨んでいたんです。それに、ルイ様はずっと親しくしてくれていたメアリー様をお慕いしていたのですが、彼女はヘンリー様との結婚を控えていて、その想いも叶いませんでした。だからルイ様は、このままでは公爵家の家督も、好きな人も、全部ヘンリー様の物になってしまうと恨みを募らせて、”もしもヘンリーを殺せば自分がその立場に成り代われるのではないか”
そう考えるようになっていったんだと思います。」
余りの重たい話に、アンナもルーフェスを固唾を呑んで聞いていた。
「私たちルイ様のお世話をしている使用人達は、彼の異変に気づいていました。だから、変な気を起こさない様に、使用人達で常に見守っていたのですが……。
しかしあの日、ルイ様は私たち彼のお世話をしていた使用人達全てに用事を言いつけて、屋敷の外に出ているように仕向けていました。戒める者を遠ざけて、ヘンリー様を殺すつもりだったんだと思います。」
そしてエレーネは悔しそうな表情を浮かべて続けた。
「あの事件が起こったきっかけはルイ様の鬱積した思いからだと思います。けれども、どちらの魔力が暴走したのかも、それとも二人ともだったのか、今となっては真実は分かりません。ヘンリー様もルイ様も魔力の高い方でしたから。……これが、私の知っている全てよ。」
話し終えたエレーネは、少しぐったりとしていた。辛い過去を話す事で、精神が滅入ってしまったようであった。
「辛い記憶を話してくださって、有り難うございました……」
ルーフェスは深く頭を下げてお礼を言った。疲弊する程の忌まわしい記憶を話してくれた事に、感謝の念で一杯だった。
「それで、この話は貴方のお役に立ったのかしら?」
「はい、有難う御様います。お陰で僕が知りたかった事を、知る事ができました。」
けれどもそう言うルーフェスの顔は、微笑んではいるがどこか曇りを見せていた。
アンナはそんな彼の僅かな表情変化に気づいたが、今は何も言わずに、ただ心配そうにルーフェスを見つめた。
「そう、お役に立てたのなら良かったわ。」
そう言って穏やかな顔で二人を眺めるエレーネに、アンナとルーフェスは、もう一度深く頭を下げて改めてお礼を言うと、連れ立って店の外に出たのだった。
***
エレーネの店を後にしたアンナとルーフェスは、いつか二人で来た夕日が綺麗に見える高台のベンチに並んで腰を掛けていた。
今日もまた、夕日は美しく輝いているが、今日は美しい夕日を眺めるためにここにいる訳ではない。単に、人通りが少なく人目につきにくいからこの場所に腰を下ろしたのであった。
現に、二人は夕焼けなんぞを全く見ようともせずに、ルオーレ家の気が滅入るような真実に頭を抱えて項垂れていたのだった。
「いや、でも……ルオーレ家の状況って、今のクライトゥール家とそっくりって言うか……」
先に口を開いたのはアンナだった。エレーネの話を聞きながら、薄々感じていた事を恐る恐る口にしたのだ。
「どこが?!言っとくけど、僕別に家督なんか継ぎたくないし、リチャードの婚約者にだって親しみは持っているけども、恋愛的な感情は無いよ?!」
普段穏やかなルーフェスが、感情的に声を荒げた。
「う……うん。軽率な事言ってごめん。」
普段との違いにびっくりして、アンナは思わず謝ったが、怯えた様な顔のアンナを見て、ルーフェスも慌てて謝った。
「いや……こっちこそ急に大きな声を出してごめん。少し気が立っていたよ。」
お互いに謝罪すると、また暫く沈黙が続いた。
「……真相は分かったけど、これじゃあ、なんの打開策にも結びつかないな……」
はぁーっと大きくため息を吐くと、ルーフェスは再び頭を抱えた。
「でも、呪いとかではなかった……よね……?双子が不吉って訳ではなく、単に育て方間違っただけじゃ無い?」
「はっきりと言うね。まぁ、その通りだと思うけど。けれども、結局は双子であった事が仲違いの原因だったような物だし、呪いは無いという証明にはならないよね。」
ルーフェスはベンチに座り直し、天を見上げた。いつのまにか夕日はほとんど沈み、辺りは夜の帳が下りようとしていたが空は曇っていて星は見えそうにない。
少しの間だけ、そうして虚空を眺めていた。
「……すっかり暗くなってしまったね。遅くなるから、今日はもう帰ったほうがいいよ。エヴァンも待ってるんだろう?」
「そうね……」
同意したものの、アンナは今のままルーフェスを放っておけなかった。周囲に街灯は少なく、薄暗い中では彼の微妙な表情までは読み取れないのが、打ちのめされているであろうこの人を一人には出来ないと感じていたのだ。
「送るよ。」
ルーフェスがベンチから先に立ち上がると、アンナに向かって手を差し伸べたので、彼女は
「うん、有り難う。」
と言って差し出されたその手を取って立ち上がった。
それから二人は並び歩いて、アンナの家へと一緒に帰ったのだった。
目的の店を見つけると、ルーフェスとアンナは、お互いの顔を見合わせてから、緊張した面持ちでそのドアに手をかけて扉を押し開けて中へと入った。
「あらぁいらっしゃい。でもごめんなさいね、今日はもうお終いなのよ。」
時刻は夕刻に差し掛かったところ。昼間しか営業していないその店は、店主の老夫婦が丁度閉店準備をしていた所だった。
忙しく働く老夫婦を前に、二人は邪魔にならない様に入り口の近くで佇むと、頃合いを見計らってアンナは恐る恐る口を開いた。
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緊張しながら、老女の反応を待った。これでもし、違うなどと言われたら今度こそ本当に終わってしまう。
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「あの……カーラさんってご存知ですよね?私たちカーラさんに貴女のことを聞いて、お話が聞きたくて訪ねて来ました。少し、お時間良いですか?」
「あらあら?私に?一体何を聞きたいのかしら?」
エレーネは、見知らぬ若者二人が急に話を聞きたいなどと言って訪ねてきたことに戸惑ってはいたが、好意的な感じだったので、ルーフェスは目を閉じて一つ息を吐いて気持ちを落ち着かせてから、ずっと知りたかった事を彼女に訊ねたのだった。
「……五十年前、ルオーレ公爵家で起きた魔力爆発事故について、知っていることをお聞きしたいんです……」
「……それをどうして……?」
「双子の産まれた家は呪われる。そんな言い伝えが、迷信だって証明したいんです。」
エレーネは、突然の質問に戸惑ったが、真剣な目で真っ直ぐにこちらを見るルーフェスの態度に、ただならぬ想いを感じ取り、二人に椅子に座る様に勧めた。
勧められた席に二人が着席すると、エレーネもその正面に座り、そして悲しそうな顔で静かにあの日の事を話し始めてくれたのだった。
「……私はあの日、用事を言い使って、たまたま外出していたから助かったんだけど、同僚も、公爵家の人々も、たまたま訪れていたご長男様の婚約者様も、みんなあの日に亡くなったわ……」
目を瞑り、悲痛な面持ちで彼女は当時を振り返った。
「そうね……。双子の呪い……ある意味正しいかもね……」
「どう言う意味ですか?!」
呪いなどあっては困る。その思いから思わずルーフェスが声を荒げてしまったので、隣に座るアンナは、彼を制すると彼の背中に手を当てて落ちてかせた。
エレーネはルーフェスの声に驚き、少し怯えたようだったが、直ぐに気を取り直して話を続けた。
「ルオーレ公爵には、双子の男児が産まれていたわ。ヘンリー様とルイ様。けれども、公爵様は、双子にまつわる不吉な言い伝えを恐れて、ルイ様を世間から隠して、居ないものとして育てていたの。使用人の中でも限られた人しか知らなかった事よ。私は、ルイ様のお世話係だったから彼の事を知っていたけども。死してなお、名無しのままだなんて、本当にお可哀想なお方で……」
エレーネはそこまで言うと、ハンカチで目に溜まった涙を拭った。
「あの日の少し前から、ルイ様は心を病んでおられて……。成人して公爵家を継ぎ、結婚も間近に控えていたヘンリー様と、ずっと閉じ込められて、自由も何もない自分との雲泥の差に絶望し、彼は公爵家を酷く怨んでいたんです。それに、ルイ様はずっと親しくしてくれていたメアリー様をお慕いしていたのですが、彼女はヘンリー様との結婚を控えていて、その想いも叶いませんでした。だからルイ様は、このままでは公爵家の家督も、好きな人も、全部ヘンリー様の物になってしまうと恨みを募らせて、”もしもヘンリーを殺せば自分がその立場に成り代われるのではないか”
そう考えるようになっていったんだと思います。」
余りの重たい話に、アンナもルーフェスを固唾を呑んで聞いていた。
「私たちルイ様のお世話をしている使用人達は、彼の異変に気づいていました。だから、変な気を起こさない様に、使用人達で常に見守っていたのですが……。
しかしあの日、ルイ様は私たち彼のお世話をしていた使用人達全てに用事を言いつけて、屋敷の外に出ているように仕向けていました。戒める者を遠ざけて、ヘンリー様を殺すつもりだったんだと思います。」
そしてエレーネは悔しそうな表情を浮かべて続けた。
「あの事件が起こったきっかけはルイ様の鬱積した思いからだと思います。けれども、どちらの魔力が暴走したのかも、それとも二人ともだったのか、今となっては真実は分かりません。ヘンリー様もルイ様も魔力の高い方でしたから。……これが、私の知っている全てよ。」
話し終えたエレーネは、少しぐったりとしていた。辛い過去を話す事で、精神が滅入ってしまったようであった。
「辛い記憶を話してくださって、有り難うございました……」
ルーフェスは深く頭を下げてお礼を言った。疲弊する程の忌まわしい記憶を話してくれた事に、感謝の念で一杯だった。
「それで、この話は貴方のお役に立ったのかしら?」
「はい、有難う御様います。お陰で僕が知りたかった事を、知る事ができました。」
けれどもそう言うルーフェスの顔は、微笑んではいるがどこか曇りを見せていた。
アンナはそんな彼の僅かな表情変化に気づいたが、今は何も言わずに、ただ心配そうにルーフェスを見つめた。
「そう、お役に立てたのなら良かったわ。」
そう言って穏やかな顔で二人を眺めるエレーネに、アンナとルーフェスは、もう一度深く頭を下げて改めてお礼を言うと、連れ立って店の外に出たのだった。
***
エレーネの店を後にしたアンナとルーフェスは、いつか二人で来た夕日が綺麗に見える高台のベンチに並んで腰を掛けていた。
今日もまた、夕日は美しく輝いているが、今日は美しい夕日を眺めるためにここにいる訳ではない。単に、人通りが少なく人目につきにくいからこの場所に腰を下ろしたのであった。
現に、二人は夕焼けなんぞを全く見ようともせずに、ルオーレ家の気が滅入るような真実に頭を抱えて項垂れていたのだった。
「いや、でも……ルオーレ家の状況って、今のクライトゥール家とそっくりって言うか……」
先に口を開いたのはアンナだった。エレーネの話を聞きながら、薄々感じていた事を恐る恐る口にしたのだ。
「どこが?!言っとくけど、僕別に家督なんか継ぎたくないし、リチャードの婚約者にだって親しみは持っているけども、恋愛的な感情は無いよ?!」
普段穏やかなルーフェスが、感情的に声を荒げた。
「う……うん。軽率な事言ってごめん。」
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「いや……こっちこそ急に大きな声を出してごめん。少し気が立っていたよ。」
お互いに謝罪すると、また暫く沈黙が続いた。
「……真相は分かったけど、これじゃあ、なんの打開策にも結びつかないな……」
はぁーっと大きくため息を吐くと、ルーフェスは再び頭を抱えた。
「でも、呪いとかではなかった……よね……?双子が不吉って訳ではなく、単に育て方間違っただけじゃ無い?」
「はっきりと言うね。まぁ、その通りだと思うけど。けれども、結局は双子であった事が仲違いの原因だったような物だし、呪いは無いという証明にはならないよね。」
ルーフェスはベンチに座り直し、天を見上げた。いつのまにか夕日はほとんど沈み、辺りは夜の帳が下りようとしていたが空は曇っていて星は見えそうにない。
少しの間だけ、そうして虚空を眺めていた。
「……すっかり暗くなってしまったね。遅くなるから、今日はもう帰ったほうがいいよ。エヴァンも待ってるんだろう?」
「そうね……」
同意したものの、アンナは今のままルーフェスを放っておけなかった。周囲に街灯は少なく、薄暗い中では彼の微妙な表情までは読み取れないのが、打ちのめされているであろうこの人を一人には出来ないと感じていたのだ。
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ルーフェスがベンチから先に立ち上がると、アンナに向かって手を差し伸べたので、彼女は
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