39 / 67
39. 再会
しおりを挟む
私は立ち去ろうとするリオルという青年を急いで追った。彼にちゃんと、確かめたいことがあるのだ。
「ねぇ!ねぇ貴方!!」
私が呼び止めると、リオルは気だるそうに振り返った。
「……何か用か?」
「貴方、さっきの話、詳しく聞かせて欲しいの。殿下に恩があるってところ」
「はぁ?!なんでだよ」
粗暴な物言いは、確かにあの子にそっくりだった。私は少し嬉しくなって、物怖じせずに話を続ける。
「私、昔貴方に会ったことあるかもしれなくて。それで気になったの」
「お前もしかして……あの時の女の子か?」
私の言葉に、リオルは大きく目を見開いて私を見た。
その反応で確信した。リオルはやっぱり、あの時私たちを睨んだあの子だった。
「まぁ、やっぱり!貴方、私の巾着を盗んだ子供ね!!」
「ば……馬鹿っ!!何てこと大声で言うんだ!!」
リオルは顔を真っ赤にして周囲を見回し、慌てて私の口を塞ぎそうな勢いで近づいてきた。
その狼狽ぶりさえも微笑ましくて、私は思わず頬が緩んだ。
「嬉しいわ。あの時の子がこんなに立派になって」
「あの……その……あの時は悪かったな……」
リオルはバツが悪そうに視線を逸らし、後頭部を搔きながらぽつりと言った。
本当に、あの時睨んできた子供がこうも変わるものかと感激し、私は胸がいっぱいだった。
「許しますわ」
私は穏やかに頷き、彼の懺悔を受け入れた。
するとリオルは、少し気恥ずかしそうにしながらも、自分のことを話してくれた。
「……あの後暫くしてさ、俺みたいな親のいなくて大人にこき使われている子供がみんな、宿舎に入れることになって。そこでは勿論仕事もするんだけど、合間に読み書きや算術、武芸や針仕事……いろんなことを教えてもらえるんだよ。そのお陰で俺も妹も立派に独り立ち出来たわけで……本当にありがたいと思ってるんだ」
リオルは言葉を選ぶようにゆっくりと語り、その声には確かな感謝が滲んでいた。
「後から聞いたんだけど、あの宿舎は殿下と、どこかのご令嬢が尽力されて出来た物だって。……それってあんたの事か?」
様子を窺うようにこちらを見るリオルに、私は目を細めて答えた。
「いいのよ。金持ちの自己満足ですから」
「あの時俺が言ったこと、根に持ってるのか?!」
「いいえ」
私は笑いながら、清々しい気持ちで言い切った。あの時リオルに言われた言葉は、私の胸に酷く突き刺さり衝撃だったけれども、あの経験があったからこそロキシード様と共に様々な施策を試し、それがこうして実を結んだのだ。本当に、こんなに嬉しいことはなかった。
「しっかし驚いたな。あの時の子供、王太子殿下は姿絵で直ぐに分かったけど、一緒に居た女の子がまさか平民だとは思わなかったな。てっきり貴族のご令嬢かと」
急な話題の転換に、私はどきりとしてしまった。
謎の剣士として参加している手前、正体を明かすわけにはいかないのだ。
「え……えぇ。私は商家の娘ですわ。」
「まぁ、金持ちのお嬢様には違いないか。いや、金持ちのお嬢様がこんな強いのか?」
「わ、私の事は、ただのアルナと思ってください!!」
「そうか、アルナって言うのか。改めてよろしくな。俺はリオルだ」
私について深く追求する様子もなく、リオルは右手を差し出してきた。
私は一瞬だけ戸惑ったものの、その手に込められた真っ直ぐな好意を感じ取り、そっと手を伸ばした。
「こちらこそ、よろしくね」
握手を交わしたその手は、思っていたよりも温かく、力強かった。
かつて巾着を盗んで逃げていった小さな子供の面影はもうどこにもなく、そこにいるのは自分の力で未来を掴もうとしている一人の青年だった。
出会いこそ最悪な形だったが、彼とは共にロキシード様をお守りする仲間として良い関係が築けそうで、私は胸の奥がじんと熱くなった。
「そうだ、どうせならこの後飯食いに行かないか?子供の頃の詫びもあるし、俺がおごるよ」
「えっ……?!」
突然の申し出に、思わず慌ててしまった。
まさか食事に誘われるとは思わなかったし、ましてや”奢る”なんていうのだ。本当は侯爵令嬢なのに、平民に奢ってもらうなんて、そんな申し訳ないこと出来なかった。
とはいえ、リオルに下心なんかなく、純粋に私を誘ってくれているのは分かっていた。だから、彼を傷つけずにどうやって穏便に断ろうか頭を悩ませていると、思いもよらない横やりが入ったのだった。
「君、リオルだっけ。ちょっといいかな?」
「王太子殿下?!」
なんと、ロキシード様が声を掛けてきたのだ。
リオルは慌てて背筋を伸ばし、さっきまでの気安さが嘘のように表情を引き締めた。
私も同じく、緊張してしまった。
「殿下……何か、俺に用ですか?」
ロキシード様は穏やかな微笑を浮かべていたが、その瞳はどこか探るようにリオルと私を見比べていた。
「少し聞きたいことがあってね。そうだな……少し歩きながら話そうか。一緒に来てくれるかな?」
「え、えぇと……はい!」
リオルは緊張で声が裏返りそうになりながらも、殿下の方へ歩み寄った。
ちらりと私を気に掛けるようにこちらに視線を向けたので、私は”どうぞ私に構わず行きなさい”という気持ちを込めて、お暇する旨を伝えた。
「あ、それじゃあ、私はここで失礼しますわ。また、遠征でお会いしましょう」
殿下が話したいのはリオルだし、私はここに居ても意味が無い。それに長くロキシード様の側にいたら、私の正体がバレてしまうかもしれないのだ。
私はニコリと微笑むと、優美に礼をしてそそくさとその場を立ち去った。
(……殿下がリオルに聞きたい事ってなんだったのかしら?……私と同じようなこと聞いてたりね)
そのような事を考えながら、私は家に向かった。
「ねぇ!ねぇ貴方!!」
私が呼び止めると、リオルは気だるそうに振り返った。
「……何か用か?」
「貴方、さっきの話、詳しく聞かせて欲しいの。殿下に恩があるってところ」
「はぁ?!なんでだよ」
粗暴な物言いは、確かにあの子にそっくりだった。私は少し嬉しくなって、物怖じせずに話を続ける。
「私、昔貴方に会ったことあるかもしれなくて。それで気になったの」
「お前もしかして……あの時の女の子か?」
私の言葉に、リオルは大きく目を見開いて私を見た。
その反応で確信した。リオルはやっぱり、あの時私たちを睨んだあの子だった。
「まぁ、やっぱり!貴方、私の巾着を盗んだ子供ね!!」
「ば……馬鹿っ!!何てこと大声で言うんだ!!」
リオルは顔を真っ赤にして周囲を見回し、慌てて私の口を塞ぎそうな勢いで近づいてきた。
その狼狽ぶりさえも微笑ましくて、私は思わず頬が緩んだ。
「嬉しいわ。あの時の子がこんなに立派になって」
「あの……その……あの時は悪かったな……」
リオルはバツが悪そうに視線を逸らし、後頭部を搔きながらぽつりと言った。
本当に、あの時睨んできた子供がこうも変わるものかと感激し、私は胸がいっぱいだった。
「許しますわ」
私は穏やかに頷き、彼の懺悔を受け入れた。
するとリオルは、少し気恥ずかしそうにしながらも、自分のことを話してくれた。
「……あの後暫くしてさ、俺みたいな親のいなくて大人にこき使われている子供がみんな、宿舎に入れることになって。そこでは勿論仕事もするんだけど、合間に読み書きや算術、武芸や針仕事……いろんなことを教えてもらえるんだよ。そのお陰で俺も妹も立派に独り立ち出来たわけで……本当にありがたいと思ってるんだ」
リオルは言葉を選ぶようにゆっくりと語り、その声には確かな感謝が滲んでいた。
「後から聞いたんだけど、あの宿舎は殿下と、どこかのご令嬢が尽力されて出来た物だって。……それってあんたの事か?」
様子を窺うようにこちらを見るリオルに、私は目を細めて答えた。
「いいのよ。金持ちの自己満足ですから」
「あの時俺が言ったこと、根に持ってるのか?!」
「いいえ」
私は笑いながら、清々しい気持ちで言い切った。あの時リオルに言われた言葉は、私の胸に酷く突き刺さり衝撃だったけれども、あの経験があったからこそロキシード様と共に様々な施策を試し、それがこうして実を結んだのだ。本当に、こんなに嬉しいことはなかった。
「しっかし驚いたな。あの時の子供、王太子殿下は姿絵で直ぐに分かったけど、一緒に居た女の子がまさか平民だとは思わなかったな。てっきり貴族のご令嬢かと」
急な話題の転換に、私はどきりとしてしまった。
謎の剣士として参加している手前、正体を明かすわけにはいかないのだ。
「え……えぇ。私は商家の娘ですわ。」
「まぁ、金持ちのお嬢様には違いないか。いや、金持ちのお嬢様がこんな強いのか?」
「わ、私の事は、ただのアルナと思ってください!!」
「そうか、アルナって言うのか。改めてよろしくな。俺はリオルだ」
私について深く追求する様子もなく、リオルは右手を差し出してきた。
私は一瞬だけ戸惑ったものの、その手に込められた真っ直ぐな好意を感じ取り、そっと手を伸ばした。
「こちらこそ、よろしくね」
握手を交わしたその手は、思っていたよりも温かく、力強かった。
かつて巾着を盗んで逃げていった小さな子供の面影はもうどこにもなく、そこにいるのは自分の力で未来を掴もうとしている一人の青年だった。
出会いこそ最悪な形だったが、彼とは共にロキシード様をお守りする仲間として良い関係が築けそうで、私は胸の奥がじんと熱くなった。
「そうだ、どうせならこの後飯食いに行かないか?子供の頃の詫びもあるし、俺がおごるよ」
「えっ……?!」
突然の申し出に、思わず慌ててしまった。
まさか食事に誘われるとは思わなかったし、ましてや”奢る”なんていうのだ。本当は侯爵令嬢なのに、平民に奢ってもらうなんて、そんな申し訳ないこと出来なかった。
とはいえ、リオルに下心なんかなく、純粋に私を誘ってくれているのは分かっていた。だから、彼を傷つけずにどうやって穏便に断ろうか頭を悩ませていると、思いもよらない横やりが入ったのだった。
「君、リオルだっけ。ちょっといいかな?」
「王太子殿下?!」
なんと、ロキシード様が声を掛けてきたのだ。
リオルは慌てて背筋を伸ばし、さっきまでの気安さが嘘のように表情を引き締めた。
私も同じく、緊張してしまった。
「殿下……何か、俺に用ですか?」
ロキシード様は穏やかな微笑を浮かべていたが、その瞳はどこか探るようにリオルと私を見比べていた。
「少し聞きたいことがあってね。そうだな……少し歩きながら話そうか。一緒に来てくれるかな?」
「え、えぇと……はい!」
リオルは緊張で声が裏返りそうになりながらも、殿下の方へ歩み寄った。
ちらりと私を気に掛けるようにこちらに視線を向けたので、私は”どうぞ私に構わず行きなさい”という気持ちを込めて、お暇する旨を伝えた。
「あ、それじゃあ、私はここで失礼しますわ。また、遠征でお会いしましょう」
殿下が話したいのはリオルだし、私はここに居ても意味が無い。それに長くロキシード様の側にいたら、私の正体がバレてしまうかもしれないのだ。
私はニコリと微笑むと、優美に礼をしてそそくさとその場を立ち去った。
(……殿下がリオルに聞きたい事ってなんだったのかしら?……私と同じようなこと聞いてたりね)
そのような事を考えながら、私は家に向かった。
6
あなたにおすすめの小説
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
辺境伯へ嫁ぎます。
アズやっこ
恋愛
私の父、国王陛下から、辺境伯へ嫁げと言われました。
隣国の王子の次は辺境伯ですか… 分かりました。
私は第二王女。所詮国の為の駒でしかないのです。 例え父であっても国王陛下には逆らえません。
辺境伯様… 若くして家督を継がれ、辺境の地を護っています。
本来ならば第一王女のお姉様が嫁ぐはずでした。
辺境伯様も10歳も年下の私を妻として娶らなければいけないなんて可哀想です。
辺境伯様、大丈夫です。私はご迷惑はおかけしません。
それでも、もし、私でも良いのなら…こんな小娘でも良いのなら…貴方を愛しても良いですか?貴方も私を愛してくれますか?
そんな望みを抱いてしまいます。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定はゆるいです。
(言葉使いなど、優しい目で読んで頂けると幸いです)
❈ 誤字脱字等教えて頂けると幸いです。
(出来れば望ましいと思う字、文章を教えて頂けると嬉しいです)
ハズレ嫁は最強の天才公爵様と再婚しました。
光子
恋愛
ーーー両親の愛情は、全て、可愛い妹の物だった。
昔から、私のモノは、妹が欲しがれば、全て妹のモノになった。お菓子も、玩具も、友人も、恋人も、何もかも。
逆らえば、頬を叩かれ、食事を取り上げられ、何日も部屋に閉じ込められる。
でも、私は不幸じゃなかった。
私には、幼馴染である、カインがいたから。同じ伯爵爵位を持つ、私の大好きな幼馴染、《カイン=マルクス》。彼だけは、いつも私の傍にいてくれた。
彼からのプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。私を、あの家から救い出してくれたと思った。
私は貴方と結婚出来て、本当に幸せだったーーー
例え、私に子供が出来ず、義母からハズレ嫁と罵られようとも、義父から、マルクス伯爵家の事業全般を丸投げされようとも、私は、貴方さえいてくれれば、それで幸せだったのにーーー。
「《ルエル》お姉様、ごめんなさぁい。私、カイン様との子供を授かったんです」
「すまない、ルエル。君の事は愛しているんだ……でも、僕はマルクス伯爵家の跡取りとして、どうしても世継ぎが必要なんだ!だから、君と離婚し、僕の子供を宿してくれた《エレノア》と、再婚する!」
夫と妹から告げられたのは、地獄に叩き落とされるような、残酷な言葉だった。
カインも結局、私を裏切るのね。
エレノアは、結局、私から全てを奪うのね。
それなら、もういいわ。全部、要らない。
絶対に許さないわ。
私が味わった苦しみを、悲しみを、怒りを、全部返さないと気がすまないーー!
覚悟していてね?
私は、絶対に貴方達を許さないから。
「私、貴方と離婚出来て、幸せよ。
私、あんな男の子供を産まなくて、幸せよ。
ざまぁみろ」
不定期更新。
この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
「無能」と捨てられた少女は、神の愛し子だった――。 凍てつく北の地で始まる、聖獣たちと冷徹公爵による「世界一過保護な」逆転生活。
秦江湖
恋愛
魔法適性「鑑定」がすべてを決める、黄金の国ルミナリス。 名門ベルグラード公爵家の末娘アデリーンは、十五歳の鑑定式で、前代未聞の『鑑定不能(黒の沈黙)』を叩き出してしまう。
「我が家の恥さらしめ。二度とその顔を見せるな」
第一王子からは婚約破棄を突きつけられ、最愛の三人の兄たちからも冷酷な言葉とともに、極寒の地「ノースガル公国」へ追放を言い渡されたアデリーン。
着の身着のままで雪原に放り出された彼女が出会ったのは、一匹の衰弱した仔狼――それは、人間には決して懐かないはずの『伝説の聖獣』だった。
「鑑定不能」の正体は、魔力ゼロなどではなく、聖獣と心を通わせる唯一の力『調律師』の証。
行き倒れたアデリーンを救ったのは、誰もが恐れる氷の公爵ゼノスで……。
「こんなに尊い存在を捨てるとは、黄金の国の連中は正気か?」
「聖獣も、私も……お前を離すつもりはない」
氷の公爵に拾われ、聖獣たちに囲まれ、これまでの不遇が嘘のような「極上溺愛」を享受するアデリーン。
一方で、彼女を捨てた黄金の国は、聖獣の加護を失い崩壊の危機に直面していた。
慌ててアデリーンを連れ戻そうとする身勝手な王族たち。
しかし、彼らの前には「復讐」の準備を終えたアデリーンの兄たちが立ちはだかる。
「遅いよ。僕らのかわいい妹を泣かせた罪、一生かけて償ってもらうからね」
これは、すべてを失った少女が、真の居場所と愛を見つけるまでの物語。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を
さくたろう
恋愛
その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。
少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。
20話です。小説家になろう様でも公開中です。
酔っぱらい令嬢の英雄譚 ~チョコレートを食べていたら、いつの間にか第三王子を救っていたようです!~
ゆずこしょう
恋愛
婚約者と共に参加するはずだった、
夜会当日──
婚約者は「馬車の予約ができなかった」という理由で、
迎えに来ることはなかった。
そして王宮で彼女が目にしたのは、
婚約者と、見知らぬ女性が寄り添う姿。
領地存続のために婿が必要だったエヴァンジェリンは、
感情に流されることもなく、
淡々と婚約破棄の算段を立て始める。
目の前にあった美味しいチョコレートをつまみながら、
頭の中で、今後の算段を考えていると
別の修羅場が始まって──!?
その夜、ほんの少しお酒を口にしたことで、
エヴァンジェリンの評価と人生は、
思いもよらぬ方向へ転がり始める──
2月11日 第一章完結
2月15日 第二章スタート予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる