43 / 67
43. 同行者
しおりを挟む
「リリエラ嬢……と、カラサリス大臣。わざわざ見送りに来てくれたのかい?」
声の方を向くと、そこにはこの国の外務大臣であるカラサリス侯爵と、その娘で私と同じ殿下の婚約者候補のご令嬢……リリエラ様が立っていらっしゃった。
「いいえ、見送りではありません。黒龍討伐に向かう殿下に、我がカラサリス家から援軍を送りたく参じました」
「援軍……?」
侯爵の発言に、ロキシード様は怪訝な顔をした。それもそのはず、援軍という割に、そこにいるのはカラサリス侯爵とリリエラ様の二人だけなのだ。
側で話を聞いている私も不思議に思っていると、カラサリス侯爵は、どこか押しの強い声音で、目の前に居る”援軍”を殿下に紹介したのだった。
「はい。殿下もご存じの通り我が娘リリエラは、癒しの魔法を使えます。黒龍を討ち倒そうとする殿下の身の安全を憂いて、自ら危険なこの作戦に同行すると申し出たのです。どうか、我が娘リリエラを側にお連れください」
なんと、カラサリス侯爵は娘であるリリエラ様を殿下の遠征に同行させるよう持ち掛けてきたのだ。あまりの突然の申し出に、周囲の空気がわずかにざわついた。
そんな中、リリエラ様は一歩前に出ると、揺るぎない決意を宿した瞳で殿下をまっすぐ見つめ、芯のある透き通った声を発した。
「ロキシード様。私、殿下の御身が心配なのです。殿下がそれはお強いのは分かっておりますが、それでも万が一にそのお体に傷を負うようなことが合ったらと思うと、私心配で……どうか、お側に居させてください。私が側に居たら直ぐに癒せますから」
その姿は、誰の目にも献身的に身を尽くす聖女のように映った。
そんな健気な姿に、周囲の兵士たちは心を討たれたようで、この申し出によって皆の士気が上がったのを感じた。
しかし、ロキシード様ご本人は、いつものように穏やかな笑みで対応をされているが、とても困っている様子だった。
「ですが、リリエラ嬢。いくら癒しの魔法が使えるといっても、貴女は何も訓練を受けていない女性だ。この作戦に同行させるのは危険過ぎる。」
「ですが……そちらの剣士だって女性ではないですか」
「この人は……特殊過ぎるから一緒に考えてはいけない……」
咄嗟に引き合いに出されてビックリしたが、殿下の言う通り普通の令嬢であるリリエラ様と私とでは、鍛え方が違う。私も殿下と同じ意見で、リリエラ様にこの旅は無理だと思った。
けれども、リリエラ様と侯爵は引き下がらなかった。
「殿下、我が娘リリエラは確かに魔物との戦闘は出来ません。ですが、怪我をした人を治療するのに必ず役立ちます。それに、殿下のお側に居るのなら、娘に危険が及ぶとは思いません。そうでしょう?殿下。」
信じられないことに侯爵は、暗に殿下にリリエラ様を守れと言ったのだ。
なんて不敬で図々しいのだろうと思い、私は思わず声を上げそうになった。
その時――
「すまない。リリエラ嬢の護衛にさける兵が居ない。貴女の安全が確保できないから、どうか王都で待っていてくれないか」
にべもなく、殿下はリリエラ様をきっぱりと退けたのだった。
こうなってしまっては、もう取りつく島もないと思われた。
だけれども、リリエラ様は諦めなかった。
「待ってください!護衛なら自分で用意しますわ!殿下のお邪魔にはなりませんから!どうか、お側に……私、本当に殿下が心配なんです……」
リリエラ様の必死な思いに、私は胸がズキンと痛んだ。
その気持ちは痛い程分かるのだ。
殿下のお側に居たいから、私は仮面を付けて遠征隊に紛れ込んでいる。
自分だけ抜け駆けをしているようでリリエラ様に申し訳なく思い、私はつい、助け舟を出してしまった。
「……畏れながら、進言お許しください。リリエラ様の回復魔法はこの討伐において、有益な物と思われます。ですので殿下、今一度ご再考を」
私の発言に、ロキシード様とリリエラ様は驚いたような顔でこちらを向いた。
二人とも私の発言が意外だったようで、驚きと困惑が混じられたような表情をされていたが、リリエラ様は直ぐにハッとして、勢いを得たように一歩踏み出して訴えを続けた。
「殿下、ここに集まっている兵たちには帰りを待つ家族がおります。恐ろしい黒龍の討伐に向かう父親が、夫が、息子が――無事に帰ってくることを願っています。もしも誰かが大きな怪我を負って、治療が間に合わないことがあれば、そんな帰りを待っている家族が悲しみますわ。だからどうか、私をお連れください」
兵の安全を引き合いに出されて、殿下も思わず言葉を失った。
周囲の兵士たちが完全にリリエラ様に味方する空気の中、ついに殿下は折れたのだった。
「……分かった。リリエラ嬢、貴女の力をお借りする」
「有難うございます。このリリエラ、全身全霊で殿下をお支えいたしますわ」
(……これで良かったんだよね……?)
こうしてリリエラ様の同行が決まり、私は少しだけ複雑な思いを抱きながら出発の時を静かに待った。
声の方を向くと、そこにはこの国の外務大臣であるカラサリス侯爵と、その娘で私と同じ殿下の婚約者候補のご令嬢……リリエラ様が立っていらっしゃった。
「いいえ、見送りではありません。黒龍討伐に向かう殿下に、我がカラサリス家から援軍を送りたく参じました」
「援軍……?」
侯爵の発言に、ロキシード様は怪訝な顔をした。それもそのはず、援軍という割に、そこにいるのはカラサリス侯爵とリリエラ様の二人だけなのだ。
側で話を聞いている私も不思議に思っていると、カラサリス侯爵は、どこか押しの強い声音で、目の前に居る”援軍”を殿下に紹介したのだった。
「はい。殿下もご存じの通り我が娘リリエラは、癒しの魔法を使えます。黒龍を討ち倒そうとする殿下の身の安全を憂いて、自ら危険なこの作戦に同行すると申し出たのです。どうか、我が娘リリエラを側にお連れください」
なんと、カラサリス侯爵は娘であるリリエラ様を殿下の遠征に同行させるよう持ち掛けてきたのだ。あまりの突然の申し出に、周囲の空気がわずかにざわついた。
そんな中、リリエラ様は一歩前に出ると、揺るぎない決意を宿した瞳で殿下をまっすぐ見つめ、芯のある透き通った声を発した。
「ロキシード様。私、殿下の御身が心配なのです。殿下がそれはお強いのは分かっておりますが、それでも万が一にそのお体に傷を負うようなことが合ったらと思うと、私心配で……どうか、お側に居させてください。私が側に居たら直ぐに癒せますから」
その姿は、誰の目にも献身的に身を尽くす聖女のように映った。
そんな健気な姿に、周囲の兵士たちは心を討たれたようで、この申し出によって皆の士気が上がったのを感じた。
しかし、ロキシード様ご本人は、いつものように穏やかな笑みで対応をされているが、とても困っている様子だった。
「ですが、リリエラ嬢。いくら癒しの魔法が使えるといっても、貴女は何も訓練を受けていない女性だ。この作戦に同行させるのは危険過ぎる。」
「ですが……そちらの剣士だって女性ではないですか」
「この人は……特殊過ぎるから一緒に考えてはいけない……」
咄嗟に引き合いに出されてビックリしたが、殿下の言う通り普通の令嬢であるリリエラ様と私とでは、鍛え方が違う。私も殿下と同じ意見で、リリエラ様にこの旅は無理だと思った。
けれども、リリエラ様と侯爵は引き下がらなかった。
「殿下、我が娘リリエラは確かに魔物との戦闘は出来ません。ですが、怪我をした人を治療するのに必ず役立ちます。それに、殿下のお側に居るのなら、娘に危険が及ぶとは思いません。そうでしょう?殿下。」
信じられないことに侯爵は、暗に殿下にリリエラ様を守れと言ったのだ。
なんて不敬で図々しいのだろうと思い、私は思わず声を上げそうになった。
その時――
「すまない。リリエラ嬢の護衛にさける兵が居ない。貴女の安全が確保できないから、どうか王都で待っていてくれないか」
にべもなく、殿下はリリエラ様をきっぱりと退けたのだった。
こうなってしまっては、もう取りつく島もないと思われた。
だけれども、リリエラ様は諦めなかった。
「待ってください!護衛なら自分で用意しますわ!殿下のお邪魔にはなりませんから!どうか、お側に……私、本当に殿下が心配なんです……」
リリエラ様の必死な思いに、私は胸がズキンと痛んだ。
その気持ちは痛い程分かるのだ。
殿下のお側に居たいから、私は仮面を付けて遠征隊に紛れ込んでいる。
自分だけ抜け駆けをしているようでリリエラ様に申し訳なく思い、私はつい、助け舟を出してしまった。
「……畏れながら、進言お許しください。リリエラ様の回復魔法はこの討伐において、有益な物と思われます。ですので殿下、今一度ご再考を」
私の発言に、ロキシード様とリリエラ様は驚いたような顔でこちらを向いた。
二人とも私の発言が意外だったようで、驚きと困惑が混じられたような表情をされていたが、リリエラ様は直ぐにハッとして、勢いを得たように一歩踏み出して訴えを続けた。
「殿下、ここに集まっている兵たちには帰りを待つ家族がおります。恐ろしい黒龍の討伐に向かう父親が、夫が、息子が――無事に帰ってくることを願っています。もしも誰かが大きな怪我を負って、治療が間に合わないことがあれば、そんな帰りを待っている家族が悲しみますわ。だからどうか、私をお連れください」
兵の安全を引き合いに出されて、殿下も思わず言葉を失った。
周囲の兵士たちが完全にリリエラ様に味方する空気の中、ついに殿下は折れたのだった。
「……分かった。リリエラ嬢、貴女の力をお借りする」
「有難うございます。このリリエラ、全身全霊で殿下をお支えいたしますわ」
(……これで良かったんだよね……?)
こうしてリリエラ様の同行が決まり、私は少しだけ複雑な思いを抱きながら出発の時を静かに待った。
6
あなたにおすすめの小説
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
辺境伯へ嫁ぎます。
アズやっこ
恋愛
私の父、国王陛下から、辺境伯へ嫁げと言われました。
隣国の王子の次は辺境伯ですか… 分かりました。
私は第二王女。所詮国の為の駒でしかないのです。 例え父であっても国王陛下には逆らえません。
辺境伯様… 若くして家督を継がれ、辺境の地を護っています。
本来ならば第一王女のお姉様が嫁ぐはずでした。
辺境伯様も10歳も年下の私を妻として娶らなければいけないなんて可哀想です。
辺境伯様、大丈夫です。私はご迷惑はおかけしません。
それでも、もし、私でも良いのなら…こんな小娘でも良いのなら…貴方を愛しても良いですか?貴方も私を愛してくれますか?
そんな望みを抱いてしまいます。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定はゆるいです。
(言葉使いなど、優しい目で読んで頂けると幸いです)
❈ 誤字脱字等教えて頂けると幸いです。
(出来れば望ましいと思う字、文章を教えて頂けると嬉しいです)
ハズレ嫁は最強の天才公爵様と再婚しました。
光子
恋愛
ーーー両親の愛情は、全て、可愛い妹の物だった。
昔から、私のモノは、妹が欲しがれば、全て妹のモノになった。お菓子も、玩具も、友人も、恋人も、何もかも。
逆らえば、頬を叩かれ、食事を取り上げられ、何日も部屋に閉じ込められる。
でも、私は不幸じゃなかった。
私には、幼馴染である、カインがいたから。同じ伯爵爵位を持つ、私の大好きな幼馴染、《カイン=マルクス》。彼だけは、いつも私の傍にいてくれた。
彼からのプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。私を、あの家から救い出してくれたと思った。
私は貴方と結婚出来て、本当に幸せだったーーー
例え、私に子供が出来ず、義母からハズレ嫁と罵られようとも、義父から、マルクス伯爵家の事業全般を丸投げされようとも、私は、貴方さえいてくれれば、それで幸せだったのにーーー。
「《ルエル》お姉様、ごめんなさぁい。私、カイン様との子供を授かったんです」
「すまない、ルエル。君の事は愛しているんだ……でも、僕はマルクス伯爵家の跡取りとして、どうしても世継ぎが必要なんだ!だから、君と離婚し、僕の子供を宿してくれた《エレノア》と、再婚する!」
夫と妹から告げられたのは、地獄に叩き落とされるような、残酷な言葉だった。
カインも結局、私を裏切るのね。
エレノアは、結局、私から全てを奪うのね。
それなら、もういいわ。全部、要らない。
絶対に許さないわ。
私が味わった苦しみを、悲しみを、怒りを、全部返さないと気がすまないーー!
覚悟していてね?
私は、絶対に貴方達を許さないから。
「私、貴方と離婚出来て、幸せよ。
私、あんな男の子供を産まなくて、幸せよ。
ざまぁみろ」
不定期更新。
この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
「無能」と捨てられた少女は、神の愛し子だった――。 凍てつく北の地で始まる、聖獣たちと冷徹公爵による「世界一過保護な」逆転生活。
秦江湖
恋愛
魔法適性「鑑定」がすべてを決める、黄金の国ルミナリス。 名門ベルグラード公爵家の末娘アデリーンは、十五歳の鑑定式で、前代未聞の『鑑定不能(黒の沈黙)』を叩き出してしまう。
「我が家の恥さらしめ。二度とその顔を見せるな」
第一王子からは婚約破棄を突きつけられ、最愛の三人の兄たちからも冷酷な言葉とともに、極寒の地「ノースガル公国」へ追放を言い渡されたアデリーン。
着の身着のままで雪原に放り出された彼女が出会ったのは、一匹の衰弱した仔狼――それは、人間には決して懐かないはずの『伝説の聖獣』だった。
「鑑定不能」の正体は、魔力ゼロなどではなく、聖獣と心を通わせる唯一の力『調律師』の証。
行き倒れたアデリーンを救ったのは、誰もが恐れる氷の公爵ゼノスで……。
「こんなに尊い存在を捨てるとは、黄金の国の連中は正気か?」
「聖獣も、私も……お前を離すつもりはない」
氷の公爵に拾われ、聖獣たちに囲まれ、これまでの不遇が嘘のような「極上溺愛」を享受するアデリーン。
一方で、彼女を捨てた黄金の国は、聖獣の加護を失い崩壊の危機に直面していた。
慌ててアデリーンを連れ戻そうとする身勝手な王族たち。
しかし、彼らの前には「復讐」の準備を終えたアデリーンの兄たちが立ちはだかる。
「遅いよ。僕らのかわいい妹を泣かせた罪、一生かけて償ってもらうからね」
これは、すべてを失った少女が、真の居場所と愛を見つけるまでの物語。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を
さくたろう
恋愛
その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。
少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。
20話です。小説家になろう様でも公開中です。
酔っぱらい令嬢の英雄譚 ~チョコレートを食べていたら、いつの間にか第三王子を救っていたようです!~
ゆずこしょう
恋愛
婚約者と共に参加するはずだった、
夜会当日──
婚約者は「馬車の予約ができなかった」という理由で、
迎えに来ることはなかった。
そして王宮で彼女が目にしたのは、
婚約者と、見知らぬ女性が寄り添う姿。
領地存続のために婿が必要だったエヴァンジェリンは、
感情に流されることもなく、
淡々と婚約破棄の算段を立て始める。
目の前にあった美味しいチョコレートをつまみながら、
頭の中で、今後の算段を考えていると
別の修羅場が始まって──!?
その夜、ほんの少しお酒を口にしたことで、
エヴァンジェリンの評価と人生は、
思いもよらぬ方向へ転がり始める──
2月11日 第一章完結
2月15日 第二章スタート予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる