1 / 2
やきおせんべい
しおりを挟む
あるところに、おせんべいやさんがありました。
「よーし、きょうも がんばるぞー!」
しょくにんくんが、りょうてをあげていいました。
おせんべいは、おこめからつくられています。
「うんしょ、うんしょ」
しょくにんくんは、おこめのたくさんはいったふくろをもってきました。
ザラザラ~ザザー。
おこめをこめこにするために、しょくにんくんはせいふんきにおこめをいれました。
せいふんきは、おこめをこなにして、こめこにかえるきかいです。
「うんしょ! うんしょ!」
ゴリゴリ……ガリガリ……。
おこめがしょくにんくんのまわすせいまいきによって、ボロボロにくだかれていきます。
サラサラ~サカサカ。
おこめがこめこになりました。
「こめこをおけにいれて……おゆをトポトポ~」
しょくにんくんが、こめこをおけにいれて、おゆをそそぎました。
「あちち、よいしょ」
こめこをおゆとまぜる、ねりのおしごとです。
ネリネリ、ムチムチ。
こめこがおだんごのようになってきました。
でもこれはおだんごではなくて、ねりだまといいます。
しょくにんくんは、そのねりだまをせいろにいれて、ねりだまをふかしはじめました。
シューシュー。むしむし。
「うーん、いいかおり!」
おこめのいいかおりがしてきました。
こんどはつきのおしごとです。
むしたねりだまを、おもちつきのようについていきます。
「よいしょー! どっこいしょー!」
どっすん、ぺったん。どっすん、ぺったん。
きれいなおもちができました。
まだまだおわりません。
しょくにんくんはおもちをちいさくきると、ひとつひとつていねいにのばしていきます。
ゴロゴロ、モチモチ。ゴロゴロ、モチモチ。
「ふ~」
おもちがみなれたかたちになりました。
「よいしょ、よいしょ」
しょくにんくんは、のばしたおもちをあみにならべると、あったかいかぜのでる、かんそうこにはこびました。
ここでおもちがパリパリにかんそして、おせんべいのたねができあがります。
カサカサ、パリパリ。
かわいたおもちからおとがきこえます。
「……よし」
いよいよ、おせんべいをやくときです。
ジュージュー、パチパチ。
おせんべいがやけていきます。
「うんしょ……あちち……」
しょくにんくんは、おせんべいがボコボコになったり まがったりしないように、おしがわらというどうぐをつかっておせんべいをおしています。
ギュッギュッ、ジュージュー。
じょうずにやきあがりました。
しあげのときです。
カタカタ、カポン。
しょうゆのはいったつぼをあけます。
「くんくん……いいかおり……!」
しょくにんくんは、ふでをつかっておせんべいにしょうゆをぬっていきます。
ペタペタ、ペタペタ。
「……よし、できあがり!」
みんながよくしる、しょうゆのおせんべいができました!
「さて、いただきまーす!」
しょくにんくんが、できあがったしょうゆのおせんべいをたべました。
これはつまみぐいではありません。おいしいおせんべいがでかたかたしかめる、ちゃんとしたおしごとなのです。
「パリパリ、モグモグ……うん、おいしい!」
こうして、おいしいおせんべいがみんなのもとへととどけられるのです。
「よーし、きょうも がんばるぞー!」
しょくにんくんが、りょうてをあげていいました。
おせんべいは、おこめからつくられています。
「うんしょ、うんしょ」
しょくにんくんは、おこめのたくさんはいったふくろをもってきました。
ザラザラ~ザザー。
おこめをこめこにするために、しょくにんくんはせいふんきにおこめをいれました。
せいふんきは、おこめをこなにして、こめこにかえるきかいです。
「うんしょ! うんしょ!」
ゴリゴリ……ガリガリ……。
おこめがしょくにんくんのまわすせいまいきによって、ボロボロにくだかれていきます。
サラサラ~サカサカ。
おこめがこめこになりました。
「こめこをおけにいれて……おゆをトポトポ~」
しょくにんくんが、こめこをおけにいれて、おゆをそそぎました。
「あちち、よいしょ」
こめこをおゆとまぜる、ねりのおしごとです。
ネリネリ、ムチムチ。
こめこがおだんごのようになってきました。
でもこれはおだんごではなくて、ねりだまといいます。
しょくにんくんは、そのねりだまをせいろにいれて、ねりだまをふかしはじめました。
シューシュー。むしむし。
「うーん、いいかおり!」
おこめのいいかおりがしてきました。
こんどはつきのおしごとです。
むしたねりだまを、おもちつきのようについていきます。
「よいしょー! どっこいしょー!」
どっすん、ぺったん。どっすん、ぺったん。
きれいなおもちができました。
まだまだおわりません。
しょくにんくんはおもちをちいさくきると、ひとつひとつていねいにのばしていきます。
ゴロゴロ、モチモチ。ゴロゴロ、モチモチ。
「ふ~」
おもちがみなれたかたちになりました。
「よいしょ、よいしょ」
しょくにんくんは、のばしたおもちをあみにならべると、あったかいかぜのでる、かんそうこにはこびました。
ここでおもちがパリパリにかんそして、おせんべいのたねができあがります。
カサカサ、パリパリ。
かわいたおもちからおとがきこえます。
「……よし」
いよいよ、おせんべいをやくときです。
ジュージュー、パチパチ。
おせんべいがやけていきます。
「うんしょ……あちち……」
しょくにんくんは、おせんべいがボコボコになったり まがったりしないように、おしがわらというどうぐをつかっておせんべいをおしています。
ギュッギュッ、ジュージュー。
じょうずにやきあがりました。
しあげのときです。
カタカタ、カポン。
しょうゆのはいったつぼをあけます。
「くんくん……いいかおり……!」
しょくにんくんは、ふでをつかっておせんべいにしょうゆをぬっていきます。
ペタペタ、ペタペタ。
「……よし、できあがり!」
みんながよくしる、しょうゆのおせんべいができました!
「さて、いただきまーす!」
しょくにんくんが、できあがったしょうゆのおせんべいをたべました。
これはつまみぐいではありません。おいしいおせんべいがでかたかたしかめる、ちゃんとしたおしごとなのです。
「パリパリ、モグモグ……うん、おいしい!」
こうして、おいしいおせんべいがみんなのもとへととどけられるのです。
0
あなたにおすすめの小説
あいあむ電気おーぶん!
辻堂安古市
絵本
ボクは電気オーブン。 レンジ機能はない。 そんなボクは学校の家庭科室に来たものの、なかなか出番がないままだったんだ。「このまま使われないうちに終わっちゃうのかな…さびしいなぁ…」そう思ってたんだけど、ある日、目を覚ましたら…「──ヨシ、今日からここでキミに働いてもらうよ!」「え?ここどこ??」
ママのごはんはたべたくない
もちっぱち
絵本
おとこのこが ママのごはん
たべたくないきもちを
ほんに してみました。
ちょっと、おもしろエピソード
よんでみてください。
これをよんだら おやこで
ハッピーに なれるかも?
約3600文字あります。
ゆっくり読んで大体20分以内で
読み終えると思います。
寝かしつけの読み聞かせにぜひどうぞ。
表紙作画:ぽん太郎 様
2023.3.7更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる