ミウと人間

hiro

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1章

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~バリアを持った少年~

僕は。この地球に生まれて来てよかったのだろうか。両親はミウを産んだとして政府に捕まったそうだ。だから僕に名前なんてない。付いているとするならば003。それくらいしかないんだ。このミウを収容した施設には100人近い全宇宙から集まったミウが集められていたんだけど、みんな実験で死んだ。今生きてるのはたった6人だそうだ。いつまでこんなことが続くのかと思った。そんなときだった

"サイレン"

(ミウの脱走を検知しました。直ちに捕獲へ向かってください)

チャンスだ。そう思った瞬間にはバリアで牢屋を壊して逃げていた。見つかったら即、死。ミウに人権なんてない。

「ねぇ、君が003君?会いたかった!一緒に逃げよ!」

~バリアを持った少年終~

~悪魔と言われた少女~

怠いなぁ、、、こんなにずっと閉じ込めて何が楽しいんだろう?私はただ、物の性質を変えれるだけで、普通の人間なのに。あとここの看守はホントに無理。私無理なんだよねああいうの。人によって態度変えちゃってさ?もうこんなとこになんて居られない。あ、そうだ。隣の部屋の向かいの階段を降りたところに003君がいたよね。会ってみたかったんよねぇ。いっそ逃げちゃおうかな?

"サイレン"

(ミウの脱走を検知しました。直ちに捕獲へ向かってください)

ラッキーね。逃げちゃおうか

「ねぇ、君が003君?会いたかった!一緒に逃げよ!」

~悪魔と言われた少女終~



~能天気な女~

あぁーマジしんどいんだけど!いっそ地球なんか滅んでしまえばいいのに!

082とか言う名前ダサいし?看守はセクハラしてくるしなんなの!

「今日の飯だ、服一枚と交換してやろう」

こんな事言うやつはたいてい消してる。私の能力使えば証拠なんか残んないしね。

「お、おい!何をする気だ!そんなことをして許されると.. ぐはぁっ!」

ほらね!どこいったか知らないけどね。

「082さん...そんなことしてたらそのうちバレて殺されちゃうよ?」

「んなもん知らんわぁ」

この子は私の親友。同じミウの子ね

"サイレン"

(ミウの脱走を検知しました。直ちに捕獲へ向かってください)

「082さん!」

「分かってる!」

こんな場所にいたくない。そんな単純な感情だけで人はこんなに走れるんだと思うととても驚く。イケメンのミウいないかな?

「いたぞ!ミウだ!殺せ」

"銃声"

~能天気な女終~

~最強の男~

「100。調子はどうかね?」

「...」

俺はミウの中で最強だ。それ故地下10Fに鎖で繋がれ厳重に保管されている。目の前にいるこの男は俺を改造して生物兵器にしようとしてるらしい。全く、力のない人間のすることにはつくづく呆れるよ。

「そろそろ手術だ。それまで自我を楽しむんだな!はっはっは」

「99。俺はもう駄目かもしれん。何かできることはないか?」

「俺がおとりをする。その間2に逃げる。いいな」

「そんなことしたらお前が死ぬじゃねぇか!だめだ!」

「いいんだ...

 うおおおおおおおおっ!!!」

"檻を破壊"

「行けっ!行くんだ。ミウのみんなを頼んだぜ...」

「99!だめだ!お前も........

  わかったよ。今までありがと。          元気でな」

"サイレン"

(ミウの脱走を検知しました。直ちに捕獲へ向かってください)

~最強の男終~~003~

早く逃げないと...!恐らく逃げ出したのは100だと思う。追っ手は100に集中してるはずだから、何とかすればこの施設を出れると思った。けど甘かった

「いたぞ!003番、058番!殺してでも捕まえろ」

まずい!なんとか切り抜けないと!バリアで防ぐしか無い...!

「待って私がやる」

バリアを張ろうと手をかざしたときだった。見る見る間に施設の壁が液化してくのが見え、何が起こったのか理解した頃には職員が壁に飲み込まれていた。

「何してるの?003君行くよ!」

(銃声)

「058危ない!」

"どさっ"

「あっ...ごめん

  行こっか」

「......うん。」

 ーーーーー10分後ーーーーー

「058、、そろそろ他のミウも探しに行ったほうがいいんじゃない?」

「だめ。今は私達が逃げるので精一杯なんだから...ほら、外だよ」

やった!これで外に出れる!















これは003番にとってほんの序章に過ぎない。このとき僕は決めたんだ。





































................................

.............

すべて支配するってね。



~082~

(銃声)

紅く、ドロッとしたものが全身にかかったのがわかった。目の前には今の今まで生きていた友人の亡骸が転がっていた

「一人殺ったぞ!」

「もう一人も探せ!」

悲しかった。超能力を持ってるだけなのになんでこんな事されなきゃいけないのかと思うと、人間に対しての怒りが溢れそうだった。っっざけんなよ!

いつか見返してやると思ったけどそんな余裕はない!今すぐここを出なきゃと思った

「いたぞ!殺せ!」

クソ!もう見つかったのか!いいわ。まとめて消し去ってやるわよ

「全員まとめて消えろ!!」

”ヴィン"

ふぅ。手のかかる奴らだこと





まったく、100も無茶なことするなぁ、まぁ、イケメンだったら許す♡







残りのみんなはうまく逃げてるだろうか?頑張れみんな。いつか絶対に見返してやるんだから!~100~

さあ、これからどうしてくれようか。

「看守共!出てこいよまとめてぶっ殺してやる!!!」

(銃声)

「効かんなぁ?氏ね!!!」

"グチャッ"

「つ、強い...」

「何ビビってる!構わん。撃て!



  ぐはぁっ!?」

「先輩!くそ、よくも!」

無駄だ。この俺にそんな攻撃が効くわけ無いだろう。つくづく思う。人間は何故ここまでも無謀で、無力で、なのに特別な力を排除しようとする。ゴミだと思わんか?消してしまおう。跡形もなくね。

あぁ、そうだ説明しておかなきゃね、俺の最強たる所以を

俺には人間の弱点、いわゆるコアが見えてる。そのコアを握り潰せば人は跡形も無く砕け散る。簡単でしょ?

「さあ、始めようか人間の絶望を」

「や、やめろ...施設の外に出るのは...ぐふぁっ!!!」

1人目だ。

「貴様、俺に不味い飯食わせやがって!」

「やめろ!命だけは!うがぁっ!」

2人目だ







「貴様ぁっ!良くも俺の仲間を!」

「く、苦しい...がはっ!」

18人目だ。もういいだろう。こんな施設。さっさと出てみんな壊したほうが楽だしな?











「待って。」

「まだ俺に反抗する.....お前は?」

人間ではないか?じゃあ誰なんだこいつは?

「僕?君と同じミウだよ。君一人じゃ危険すぎる。施設の中とは比べ物にならない敵がいるんだ。そうだ。僕と一緒に宇宙を支配しないか?」

「私も協力する。」

「分かった。中にはまだ一人残ってるはずだ。助けに行くぞ!」

「「分かった!」」

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