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3章
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~ミオ~
装備が整い、さぁ、これから戦いに出発しようと言うところで、あることに気がついた。
ーーーーーーここはどこ?
「なぁこは、ここって一体どこなんだろうな?」
「どーせ冥王星とかでしょ?」
その時全て悟った。準惑星である冥王星には罪人などが飛ばされてくる。だから、地球で手に負えなくなった僕らも冥王星に飛ばされてきたのだ。
冥王星は独裁星で、リヤマ公が支配している。元々罪人が多く住んでるもんだから、すこしでも反感を買うと即刻死刑になる。
「やっぱり戦うのはやめにしね?」
「何言ってんの?元はといえばミオが言い始めたんだからねっ」
ですよねぇ......戦いたくないなぁ、と言う思いをいだきながらも、冥王星の中心部へ歩いていった。
その日の夜。冥王星の中心部まで2割ほど進んだ僕らは、宿を取って寝る事にした。
「なぁミオ。俺らもう金が無いじゃないか?武器と服と交通費と宿代でほとんど消えちまったじゃねぇかよ。残ってるのは4人合わせて金貨3枚。どうするつもりなんだ?」
確かにそうだ。なんせ僕らは武器代に大量につぎ込んだから。ニヤ、ファスは武器を大量に買ったし、僕とコハは服買ったし...いや、まぁ。ハイスペックモデルの指出し手袋とかカーボンナノチューブ製だったし、攻撃力補正ついてたししょうがないとおもう。見た目はいいからって大鎌を買ったけど、使えないっていうのは、ないしょ。
「そこらへんで何かやればもらえるっしょ。」
「安直な考えだな」
「いいんだよ、まぁ、とりあえず寝ろ。」
そんな事で今日はもう寝ることにした。
翌日の朝。コハの変異能力、ニヤの消去能力を使って見せ物をしたら、思いのほか受けて、観覧代、おひねり全部合わせると金貨10枚ほどにもなった。これは思った以上の取れ高で、僕らは歓喜していた。
「安直な考えにしては稼げただろ?ファス」
「おっ、そうだな。これでしばらく持ちそうだ」
「ねぇそこの二人?こっちに面白そうなもの売ってたから来て!」
ニヤが全速力で走っていく。それを追う僕ら。
「はぁ、はぁ、で、どれのこと言ってるの?」
「これだよこれ、エネルギーカートリッジ式マガジン」
ふむふむ、普通の銃に付けるだけでレーザー銃になる。どんな防具も貫通します。エネルギーは専用の機械で充填してください。っとえ、充填に金貨1枚かかるの?
「高くない?エネルギー充填はめんどくさいと思うんだけど...」
「分かってないなぁ、エネルギーはお前のバリア詰めればいいんだよ。」
「えっ!そんなのアリかよ」
「ほらやってみ」
僕がバリアを出し、マガジンにぶつけるとマガジンに付いている窓から蒼く光る液のような物が見えた。僕がもっと送ると、もっと増えて、一杯になると緑色に変わった。
「おぉ、すごいや。じゃあこれ全員分ください」
「金貨5枚だけど、お兄ちゃん、3枚に負けてやるよ!」
「あざますっ!!」
ぼくは銃器持ってないからあれだけど、いいもの売ってたなぁ、そう思う僕だった。
装備が整い、さぁ、これから戦いに出発しようと言うところで、あることに気がついた。
ーーーーーーここはどこ?
「なぁこは、ここって一体どこなんだろうな?」
「どーせ冥王星とかでしょ?」
その時全て悟った。準惑星である冥王星には罪人などが飛ばされてくる。だから、地球で手に負えなくなった僕らも冥王星に飛ばされてきたのだ。
冥王星は独裁星で、リヤマ公が支配している。元々罪人が多く住んでるもんだから、すこしでも反感を買うと即刻死刑になる。
「やっぱり戦うのはやめにしね?」
「何言ってんの?元はといえばミオが言い始めたんだからねっ」
ですよねぇ......戦いたくないなぁ、と言う思いをいだきながらも、冥王星の中心部へ歩いていった。
その日の夜。冥王星の中心部まで2割ほど進んだ僕らは、宿を取って寝る事にした。
「なぁミオ。俺らもう金が無いじゃないか?武器と服と交通費と宿代でほとんど消えちまったじゃねぇかよ。残ってるのは4人合わせて金貨3枚。どうするつもりなんだ?」
確かにそうだ。なんせ僕らは武器代に大量につぎ込んだから。ニヤ、ファスは武器を大量に買ったし、僕とコハは服買ったし...いや、まぁ。ハイスペックモデルの指出し手袋とかカーボンナノチューブ製だったし、攻撃力補正ついてたししょうがないとおもう。見た目はいいからって大鎌を買ったけど、使えないっていうのは、ないしょ。
「そこらへんで何かやればもらえるっしょ。」
「安直な考えだな」
「いいんだよ、まぁ、とりあえず寝ろ。」
そんな事で今日はもう寝ることにした。
翌日の朝。コハの変異能力、ニヤの消去能力を使って見せ物をしたら、思いのほか受けて、観覧代、おひねり全部合わせると金貨10枚ほどにもなった。これは思った以上の取れ高で、僕らは歓喜していた。
「安直な考えにしては稼げただろ?ファス」
「おっ、そうだな。これでしばらく持ちそうだ」
「ねぇそこの二人?こっちに面白そうなもの売ってたから来て!」
ニヤが全速力で走っていく。それを追う僕ら。
「はぁ、はぁ、で、どれのこと言ってるの?」
「これだよこれ、エネルギーカートリッジ式マガジン」
ふむふむ、普通の銃に付けるだけでレーザー銃になる。どんな防具も貫通します。エネルギーは専用の機械で充填してください。っとえ、充填に金貨1枚かかるの?
「高くない?エネルギー充填はめんどくさいと思うんだけど...」
「分かってないなぁ、エネルギーはお前のバリア詰めればいいんだよ。」
「えっ!そんなのアリかよ」
「ほらやってみ」
僕がバリアを出し、マガジンにぶつけるとマガジンに付いている窓から蒼く光る液のような物が見えた。僕がもっと送ると、もっと増えて、一杯になると緑色に変わった。
「おぉ、すごいや。じゃあこれ全員分ください」
「金貨5枚だけど、お兄ちゃん、3枚に負けてやるよ!」
「あざますっ!!」
ぼくは銃器持ってないからあれだけど、いいもの売ってたなぁ、そう思う僕だった。
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