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第四部
311「身バレの原因(1)」
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半ばノリでレイ博士の館で祝勝会を行い、深夜遅くまで騒いでいた。
家臣とはここで別れるので、報奨なども済ます必要があったからだけど、どちらかと言うと騒ぐ方がメインだった。
一方、現実世界では玲奈との初デートの翌日で、昨日はその日のうちに寝ていたので目覚めは普通だ。
このところの習慣のように、少し早めに目覚めても特に眠いなどの感覚はない。
あっちとこっちの落差のある日は、やはり少し違和感を感じてしまう。
現実世界での予定は、午前中はシズさんの家で勉強、昼からバイトというパターンが多い。
しかし今日は、予定を覆すような連絡が早朝からやって来ていた。
言わずと知れたタクミだ。
メッセージに『そろそろかも』と書いているので、話を聞かない訳にはいかないだろう。
幸い今日はタクミも同じバイトシフトなので、『急ぎじゃないなら、バイトに少し早めに顔を出す』とだけ返事しておく。
タクミからは『ok』とだけ返事があったので、『夢』の方で明日の朝から早々に行動開始しなければならないという事もなさそうだ。
そして毎朝の日課となっている向こうでの記録を取り、朝食を済ませ、悠里と一緒にシズさんの神社へと向かう。
悠里は朝からテンション高めなので、時折小突いたりしないとダメで、シズさんの家についても少し浮かれたままだった。
対照的に、昨晩も酒豪ぶりを発揮していたシズさんは、いつも通りのクールで知的で素敵なお姉さんだ。
そして昨日デートした玲奈も、最初こそ少し顔を赤らめて挨拶をしてくれたくらいで、その後は普通だった。
玲奈の姿を見たオレの方が少し浮かれていたくらいで、軽く拍子抜けしたほどだ。
それよりも、玲奈の見違えた姿に悠里が「カワイー!」「同じなのに全然違う!」と一気にテンション高くなってしまい、大人しくさせるのに3人がかりでも一苦労させられた。
まあ、髪型もまだボクっ娘そっくりのままだし、今日も服装は以前と比べると活動的で肌の露出も少し増えているので、陽キャな妹様がテンション上がるのも仕方ないだろう。
ただ、オレの方にもニタニタと笑みを浮かべながら何度も肘で小突いてきたりして、ここまで反応があると少し迷惑だ。
そしてその日もシズさんの家でお昼をおよばれして、その後しばらく玲奈と二人で過ごしてからバイト先に向かう。
今日は少し早めにバイト先に向かわないと行けないので、少しでも長く居たいという二人の思惑が合致したから玲奈も一緒だ。
一見、覚めた感じの玲奈だったが、昨日の余韻が十分残ってたらしく、お昼の段階からいつもより話をしてたし、自転車でバイト先に向かう道中もテンション高めだ。
しかし、オレも玲奈も少し脇が甘かった。
「えっ? 天沢さん、だよな」
バイト先の近くの道で、ばったりタクミと鉢合わせしてしまったのだ。
確かにこの可能性は考えるべきだった。
二人して「あっ」て感じで、しまった顔をしてしまう。
「お、おーっす」
「こ、こんにちは元宮君」
「こんにちわ。凄く似合ってる。それに見違えたな」
「あ、あ、ありがとう」
自転車で側まで来たタクミの陽キャな対応と言葉に、玲奈が首もとから耳まで赤くしている。
他の会話を聞いた限りでは、安易にカワイイとか言わないのがタクミ流だ。
そしてタクミは、オレと玲奈の顔を交互にじっくりと見比べる。
「ショウ、ちゃんと褒めたか?」
「当然。ていうか、他のヤツに見せたく無いから、新学期が来て欲しく無いくらいだ」
「おっ、言うね。確かにこれは他の男子が放っておかないな」
タクミはそう言って胸の前で軽く腕を組む。
「えっ? 私なんて全然だから大丈夫だよ」
「と、自覚がないようだから、ナイトはちゃんと守るんだぞ」
「仰せのままに」
そう言って、それっぽく右手を胸の前に添えて一礼する。
「うむ、しかと申し付けたぞって、立ち話もなんだし店で話すか?」
「そうだな、この炎天下は堪えるしな」
話しながらバイト先のファミレスに表から入り、丁度いたチーフにタクミが話を通して少しの間だけ客として入る。
「今の天沢さんの雰囲気って、なんだか異世界っぽいよな」
席に座るなり、タクミが何となくと言った感じで口にした。
「そ、そう見える?」
「何となく、ね。まあ、ボクが色眼鏡で見てるだけだから気にしないで」
「タクミにかかれば、何でも異世界だもんな」
オレのジョークに、タクミが小さく苦笑しながら返す。
「悪かったな。けど、ショウは異世界っぽさがないんだよなあ」
そう言いつつ、テーブルに膝をついて頬を顎に載せてこっちを見て来る。まるでオレにダメだししてるみたいだ。
「それは何より。じゃあシズさんは?」
「異世界というより、住む世界が違う人だな」
「それは分かる。何でも出来る人だしな」
タクミの言葉に深く頷いてしまう。身近にいると、本当にそう思う。
「素敵だよね」
玲奈が即答だ。
「女の子でもそう思うんだ」
「うん。私の憧れ」
言葉が強めな上に、憧れてますという気持ちが声に乗っている。
「確かに憧れるよなあ」
「って、なんでシズさんの話なんだ。今日はタクミの話だろ」
「おっ、悪い悪い、じゃあ聞いてくれ」
そこで「ゴホン」とわざとらしく咳払いして、一度閉じた目を見開く。
タクミは演出好きでもないので、よほどテンションが高いのだ。
「じらすなよ。てか、あっちに出現してないだろうな」
「流石にまだ。でも、ショウ達に拾ってもらう目処は少し分かってきたぞ」
「と言うと?」
「うん、景色とかがほぼ完全にリアルになったんだけど、それである程度どの辺りか分かるってのは知ってるだろ」
「あ、ああ。聞いた事ある」
オレは知らないが、当然知っているという顔をしておく。
二人もオレの表情とかは気にしてないが、今までアドバイスしてきた手前、何も知らないとか恥ずかしすぎだ。
「で、どの辺だ? 予想通り北の方じゃないのか」
「まあ結論から言うと北だな。生えてる木が針葉樹が殆どだった。トネリコも見かけた。少なくとも地中海沿岸ってことはない筈だ」
「なるほどね。それじゃあ、今ノヴァに居るから、あと3日ほど粘ってくれ」
「すぐに結論出すなよ。まだあるんだから」
「樹木以外って、あと風景とかだっけ?」
玲奈が指を口元にあてて考え事をしている。
今まではあまり見せないリアクションなので、これも髪型と雰囲気を変えた影響かもしれない。
「その通り。何が見えたと思う?」
「リアルで北欧行った事は?」
「それはノーだな。行ってみたいけど」
「ネットで調べまくった?」
「それはイエス」
オレも自分の位置が分かった頃に、ネットでの画像検索とかほぼ現地に当たる地域のストリートビューを見たものだ。
「と言っても、あの辺の山ってなだらかなのが多いから、遠くから見ても今ひとつ判り難いんだよな」
「じゃあ、海、かな?」
玲奈が小首をかしげながら答えるが、それは今までと比べると可愛さが格段に上がっている。
というか、昨日からそれを節々で感じる。仕草自体は同じだけど、少し大胆になっているせいだろう。
「天沢さんビンゴ。丘か高台から見てたけど、多分南の先の方に海が見えてた」
「方角は正確か?」
「大陽の位置を確認したから、少なくとも見た景色の中では間違いない」
「海の広さとかは?」
「向こう岸は見えなかったな」
その言葉を受けて、少し地形を思い浮かべていく。
さらにストローを水に漬けて、テーブルに海岸線をイメージした二つの線を水で引く。
「オクシデントの北部で南に海ってことは、こっちでのイギリスかスカンディナビア半島だろうから、元ノール王国の辺りでいいんじゃないかな。向こう岸に、岩山の上に街がある景色はなかったか?」
「浮遊都市か? いいや全然」
「そっか。まあ、取りあえずはだいたいの目処は付けられそうだな」
「うん。また情報分かったら伝えるよ」
「ああ。それで、自分自身はどんな感じだ?」
そこでタクミが「フッフッフッ」と、わざとらしい不適な笑みを浮かべる。
家臣とはここで別れるので、報奨なども済ます必要があったからだけど、どちらかと言うと騒ぐ方がメインだった。
一方、現実世界では玲奈との初デートの翌日で、昨日はその日のうちに寝ていたので目覚めは普通だ。
このところの習慣のように、少し早めに目覚めても特に眠いなどの感覚はない。
あっちとこっちの落差のある日は、やはり少し違和感を感じてしまう。
現実世界での予定は、午前中はシズさんの家で勉強、昼からバイトというパターンが多い。
しかし今日は、予定を覆すような連絡が早朝からやって来ていた。
言わずと知れたタクミだ。
メッセージに『そろそろかも』と書いているので、話を聞かない訳にはいかないだろう。
幸い今日はタクミも同じバイトシフトなので、『急ぎじゃないなら、バイトに少し早めに顔を出す』とだけ返事しておく。
タクミからは『ok』とだけ返事があったので、『夢』の方で明日の朝から早々に行動開始しなければならないという事もなさそうだ。
そして毎朝の日課となっている向こうでの記録を取り、朝食を済ませ、悠里と一緒にシズさんの神社へと向かう。
悠里は朝からテンション高めなので、時折小突いたりしないとダメで、シズさんの家についても少し浮かれたままだった。
対照的に、昨晩も酒豪ぶりを発揮していたシズさんは、いつも通りのクールで知的で素敵なお姉さんだ。
そして昨日デートした玲奈も、最初こそ少し顔を赤らめて挨拶をしてくれたくらいで、その後は普通だった。
玲奈の姿を見たオレの方が少し浮かれていたくらいで、軽く拍子抜けしたほどだ。
それよりも、玲奈の見違えた姿に悠里が「カワイー!」「同じなのに全然違う!」と一気にテンション高くなってしまい、大人しくさせるのに3人がかりでも一苦労させられた。
まあ、髪型もまだボクっ娘そっくりのままだし、今日も服装は以前と比べると活動的で肌の露出も少し増えているので、陽キャな妹様がテンション上がるのも仕方ないだろう。
ただ、オレの方にもニタニタと笑みを浮かべながら何度も肘で小突いてきたりして、ここまで反応があると少し迷惑だ。
そしてその日もシズさんの家でお昼をおよばれして、その後しばらく玲奈と二人で過ごしてからバイト先に向かう。
今日は少し早めにバイト先に向かわないと行けないので、少しでも長く居たいという二人の思惑が合致したから玲奈も一緒だ。
一見、覚めた感じの玲奈だったが、昨日の余韻が十分残ってたらしく、お昼の段階からいつもより話をしてたし、自転車でバイト先に向かう道中もテンション高めだ。
しかし、オレも玲奈も少し脇が甘かった。
「えっ? 天沢さん、だよな」
バイト先の近くの道で、ばったりタクミと鉢合わせしてしまったのだ。
確かにこの可能性は考えるべきだった。
二人して「あっ」て感じで、しまった顔をしてしまう。
「お、おーっす」
「こ、こんにちは元宮君」
「こんにちわ。凄く似合ってる。それに見違えたな」
「あ、あ、ありがとう」
自転車で側まで来たタクミの陽キャな対応と言葉に、玲奈が首もとから耳まで赤くしている。
他の会話を聞いた限りでは、安易にカワイイとか言わないのがタクミ流だ。
そしてタクミは、オレと玲奈の顔を交互にじっくりと見比べる。
「ショウ、ちゃんと褒めたか?」
「当然。ていうか、他のヤツに見せたく無いから、新学期が来て欲しく無いくらいだ」
「おっ、言うね。確かにこれは他の男子が放っておかないな」
タクミはそう言って胸の前で軽く腕を組む。
「えっ? 私なんて全然だから大丈夫だよ」
「と、自覚がないようだから、ナイトはちゃんと守るんだぞ」
「仰せのままに」
そう言って、それっぽく右手を胸の前に添えて一礼する。
「うむ、しかと申し付けたぞって、立ち話もなんだし店で話すか?」
「そうだな、この炎天下は堪えるしな」
話しながらバイト先のファミレスに表から入り、丁度いたチーフにタクミが話を通して少しの間だけ客として入る。
「今の天沢さんの雰囲気って、なんだか異世界っぽいよな」
席に座るなり、タクミが何となくと言った感じで口にした。
「そ、そう見える?」
「何となく、ね。まあ、ボクが色眼鏡で見てるだけだから気にしないで」
「タクミにかかれば、何でも異世界だもんな」
オレのジョークに、タクミが小さく苦笑しながら返す。
「悪かったな。けど、ショウは異世界っぽさがないんだよなあ」
そう言いつつ、テーブルに膝をついて頬を顎に載せてこっちを見て来る。まるでオレにダメだししてるみたいだ。
「それは何より。じゃあシズさんは?」
「異世界というより、住む世界が違う人だな」
「それは分かる。何でも出来る人だしな」
タクミの言葉に深く頷いてしまう。身近にいると、本当にそう思う。
「素敵だよね」
玲奈が即答だ。
「女の子でもそう思うんだ」
「うん。私の憧れ」
言葉が強めな上に、憧れてますという気持ちが声に乗っている。
「確かに憧れるよなあ」
「って、なんでシズさんの話なんだ。今日はタクミの話だろ」
「おっ、悪い悪い、じゃあ聞いてくれ」
そこで「ゴホン」とわざとらしく咳払いして、一度閉じた目を見開く。
タクミは演出好きでもないので、よほどテンションが高いのだ。
「じらすなよ。てか、あっちに出現してないだろうな」
「流石にまだ。でも、ショウ達に拾ってもらう目処は少し分かってきたぞ」
「と言うと?」
「うん、景色とかがほぼ完全にリアルになったんだけど、それである程度どの辺りか分かるってのは知ってるだろ」
「あ、ああ。聞いた事ある」
オレは知らないが、当然知っているという顔をしておく。
二人もオレの表情とかは気にしてないが、今までアドバイスしてきた手前、何も知らないとか恥ずかしすぎだ。
「で、どの辺だ? 予想通り北の方じゃないのか」
「まあ結論から言うと北だな。生えてる木が針葉樹が殆どだった。トネリコも見かけた。少なくとも地中海沿岸ってことはない筈だ」
「なるほどね。それじゃあ、今ノヴァに居るから、あと3日ほど粘ってくれ」
「すぐに結論出すなよ。まだあるんだから」
「樹木以外って、あと風景とかだっけ?」
玲奈が指を口元にあてて考え事をしている。
今まではあまり見せないリアクションなので、これも髪型と雰囲気を変えた影響かもしれない。
「その通り。何が見えたと思う?」
「リアルで北欧行った事は?」
「それはノーだな。行ってみたいけど」
「ネットで調べまくった?」
「それはイエス」
オレも自分の位置が分かった頃に、ネットでの画像検索とかほぼ現地に当たる地域のストリートビューを見たものだ。
「と言っても、あの辺の山ってなだらかなのが多いから、遠くから見ても今ひとつ判り難いんだよな」
「じゃあ、海、かな?」
玲奈が小首をかしげながら答えるが、それは今までと比べると可愛さが格段に上がっている。
というか、昨日からそれを節々で感じる。仕草自体は同じだけど、少し大胆になっているせいだろう。
「天沢さんビンゴ。丘か高台から見てたけど、多分南の先の方に海が見えてた」
「方角は正確か?」
「大陽の位置を確認したから、少なくとも見た景色の中では間違いない」
「海の広さとかは?」
「向こう岸は見えなかったな」
その言葉を受けて、少し地形を思い浮かべていく。
さらにストローを水に漬けて、テーブルに海岸線をイメージした二つの線を水で引く。
「オクシデントの北部で南に海ってことは、こっちでのイギリスかスカンディナビア半島だろうから、元ノール王国の辺りでいいんじゃないかな。向こう岸に、岩山の上に街がある景色はなかったか?」
「浮遊都市か? いいや全然」
「そっか。まあ、取りあえずはだいたいの目処は付けられそうだな」
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「ああ。それで、自分自身はどんな感じだ?」
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