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第6章 移ろう魂編
激闘 4
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中段に構えていた剣姫の細剣が、眼前に迫る。
完璧な無拍子。
神速の突き。
さっきとは比べ物にならない!
ただ、今回は感知済み。
迫る剣先を、剣腹でいなせばいい。
魔力を纏った強烈な一撃でも、いなすだけなら力はそれほど必要ない。
はずなのに、重い!
「っ!」
それでも、力を込めて。
何とか軌道を逸らすことに成功。
が、少し足りない。
僅かに身を屈め、剣姫の刺突を避ける。
よし!
避けたぞ。
次は、こっちの番だ。
避けた姿勢から、剣姫の右肩に剣を放つ!
逆袈裟ならぬ逆風の剣!
剣姫の剣は、こっちの左肩の上を通過している。
俺の剣は、彼女の右肩へ。
刺突と共に伸ばした剣姫の腕の上、右肩に!
「!?」
俺の一撃を前にして、右脚を引き、半回転する剣姫!
外した!
俺の剣が空を斬ってしまった!
なら。
そのまま剣を立て直し、水平に払う!
そこには半回転した後の無防備な胴。
「っ!」
不安定な体勢から彼女は後ろに、俺の右方に跳躍して剣を回避。
させない!
右足を大きく踏み出し剣姫に追随、水平の剣を伸ばす。
走る剣先、燕伸の一閃!
剣姫は着地と同時に無理な姿勢から、俺の剣に向かって剣を打ちつけてくる。
剣姫の振り下ろす剣!
俺の水平払い!
明らかに俺の剣の勢いが上だ。
剣姫の細剣ごと薙ぎ払うことも可能。
キン!
一撃が剣姫に届く寸前。
細剣が上から俺の剣に激突!
問題ない。
この状態で振り切ってやる!
「鋭!」
なっ?
剣姫の気合と共に増す剣圧!
勢いで優っていたはずの俺の剣が力を失い……。
打ち落とされた!
「!?」
さらに、剣姫の剣が鋭い弧を描き俺の右脇腹に!
逆袈裟の反撃。
下に打ち払われた俺の剣は、間に合わない!
ならばと、左後方に跳んで避ける。
が、さっきの俺と同様。
追尾する剣姫の剣。
下から細剣が迫ってくる!
着地。
伸びる紅蓮の剣!
「っ!」
強引に左に身体を倒し、転がってやる。
ヒュン!!
その俺の上を剣姫の凄まじい一撃が通過した。
ぎりぎりだ。
けど、まだ終わらない。
一回転して態勢を整えたところに、剣姫のさらなる追撃。
剣姫の刺突!
一直線に飛んで来る。
高速の突き!
それでも。
強引に腕を振る。
キン!
間一髪でそれを弾き、防いだ。
防ぎきった。
「……」
剣姫の猛攻が止まっている。
その隙に、距離を取って。
「はあ、はあ……」
息がもたない。
当然だ。
ここまでの攻防を無呼吸でやったんだから。
「……」
それは剣姫も同様。
さすがの剣姫も息が荒い。
「……」
「……」
そう思ったのも僅かなこと。
あっという間に息が整っている。
回復力も尋常じゃない。
*********************
※ 袈裟斬り ……相手の左肩から右脇腹まで裂く斬り方。
※ 逆袈裟斬り……相手の右脇腹から左肩まで裂く斬り方。
※ 逆風 ……相手の右肩から左脇腹まで裂く斬り方。
完璧な無拍子。
神速の突き。
さっきとは比べ物にならない!
ただ、今回は感知済み。
迫る剣先を、剣腹でいなせばいい。
魔力を纏った強烈な一撃でも、いなすだけなら力はそれほど必要ない。
はずなのに、重い!
「っ!」
それでも、力を込めて。
何とか軌道を逸らすことに成功。
が、少し足りない。
僅かに身を屈め、剣姫の刺突を避ける。
よし!
避けたぞ。
次は、こっちの番だ。
避けた姿勢から、剣姫の右肩に剣を放つ!
逆袈裟ならぬ逆風の剣!
剣姫の剣は、こっちの左肩の上を通過している。
俺の剣は、彼女の右肩へ。
刺突と共に伸ばした剣姫の腕の上、右肩に!
「!?」
俺の一撃を前にして、右脚を引き、半回転する剣姫!
外した!
俺の剣が空を斬ってしまった!
なら。
そのまま剣を立て直し、水平に払う!
そこには半回転した後の無防備な胴。
「っ!」
不安定な体勢から彼女は後ろに、俺の右方に跳躍して剣を回避。
させない!
右足を大きく踏み出し剣姫に追随、水平の剣を伸ばす。
走る剣先、燕伸の一閃!
剣姫は着地と同時に無理な姿勢から、俺の剣に向かって剣を打ちつけてくる。
剣姫の振り下ろす剣!
俺の水平払い!
明らかに俺の剣の勢いが上だ。
剣姫の細剣ごと薙ぎ払うことも可能。
キン!
一撃が剣姫に届く寸前。
細剣が上から俺の剣に激突!
問題ない。
この状態で振り切ってやる!
「鋭!」
なっ?
剣姫の気合と共に増す剣圧!
勢いで優っていたはずの俺の剣が力を失い……。
打ち落とされた!
「!?」
さらに、剣姫の剣が鋭い弧を描き俺の右脇腹に!
逆袈裟の反撃。
下に打ち払われた俺の剣は、間に合わない!
ならばと、左後方に跳んで避ける。
が、さっきの俺と同様。
追尾する剣姫の剣。
下から細剣が迫ってくる!
着地。
伸びる紅蓮の剣!
「っ!」
強引に左に身体を倒し、転がってやる。
ヒュン!!
その俺の上を剣姫の凄まじい一撃が通過した。
ぎりぎりだ。
けど、まだ終わらない。
一回転して態勢を整えたところに、剣姫のさらなる追撃。
剣姫の刺突!
一直線に飛んで来る。
高速の突き!
それでも。
強引に腕を振る。
キン!
間一髪でそれを弾き、防いだ。
防ぎきった。
「……」
剣姫の猛攻が止まっている。
その隙に、距離を取って。
「はあ、はあ……」
息がもたない。
当然だ。
ここまでの攻防を無呼吸でやったんだから。
「……」
それは剣姫も同様。
さすがの剣姫も息が荒い。
「……」
「……」
そう思ったのも僅かなこと。
あっという間に息が整っている。
回復力も尋常じゃない。
*********************
※ 袈裟斬り ……相手の左肩から右脇腹まで裂く斬り方。
※ 逆袈裟斬り……相手の右脇腹から左肩まで裂く斬り方。
※ 逆風 ……相手の右肩から左脇腹まで裂く斬り方。
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