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第6章 移ろう魂編
蒼鱗の天魔 4
「隊長、加勢してやるか?」
「……」
「冒険者連中は、こっちに手を出さなかったからな。それに、あいつらがやられたら俺たちが戦うしかねえしよ」
「……そうですね。魔法で援護しましょう」
「おう! ユーフィリア、魔法はどうだ?」
「魔力の残りが少ない」
「だよなぁ。俺も残り少ねえし」
ヴァーンとあの女性騎士は魔力不足。
なら、もう少し休んだ方がいい。
「お前たちは?」
「さっきはすぐに意識を失ったので、まだ余力があります」
「「私もです」」
3人のワディン騎士は、今すぐにでも魔法を使えるようだ。
「なら頼む。ただし、良く狙って撃つんだぞ。貴重な魔力だからな」
「「「了解!」」」
「ヴァーン殿とユーフィリアは待機で」
「分かった」
「……」
待機する2人の横で、ワディン騎士がさっそく魔法を!
「アイスアロー!」
「アイスアロー!」
「アイスアロー!」
「オォォ!!」
おそらく目を狙ったであろうアイスアローが謎魔物の頭に激突。
それでも効果はある。
「おっ! 援護魔法がきたぞ」
「助かるぜ」
「こっちも行くぞ!」
「ファイヤーボール!」
「ファイヤーボール!」
「ファイヤーボール!」
「グルオォォォ!!」
上手い!
綺麗に魔法が決まった。
剣による牽制も魔法攻撃も見事なもの。
メルビン率いる冒険者たちの実戦能力は高い。
ただ……。
この威力で倒しきるには、かなりの時間がかかるはず。
「コーキ、腕と肩は大丈夫か?」
「ああ、もうすぐ応急処置も終わる」
治癒魔法と魔法薬で続けていた治療も終了間近。
「ヴァーンはどうだ?」
「お前の回復薬のおかげで問題なく動けるぜ。魔力残量は少ねえがよ」
「身体は問題ないんだな?」
「おう、問題ねえ」
なら、一安心。
「で、この戦況……どう思う?」
「魔力残量との戦いだろうな」
「となると、あいつらだけで勝つってのは?」
「……可能性ならある」
「……」
彼らだけで勝てない場合は、俺か剣姫があいつを倒せばいい。
鱗に魔法が効くってことは、魔力を纏った剣なら鱗を斬り裂けるはず。
俺と剣姫の剣撃ならできるだろう。
「イリサヴィア様、動けますか?」
「……もう少しだ」
剣姫は少し離れたところで治療中。
動けるまで、まだ時間がかかりそうに見える。
なら、待機する必要もない。
「ヴァーン、俺が出よう」
「治療、終わったのかよ?」
「ああ、完了した」
「そうか……。おめえばっか、わりいな」
「今さらだろ」
「だな」
さて、戦うのはいいが、得物が問題。
「こいつを使ってくれ」
迷っていたところに、差し出されたのはヴァーンの愛剣。
「ヴァーンはどうするんだ?」
「俺にはこの短剣と魔法がある。問題ねえよ」
魔力はほとんど残ってないはずじゃ?
「さすがに、無手じゃきついだろ」
「まあ、武器は欲しいな」
「だったら、持ってけ」
「……いいのか?」
「もちろんだぜ。だいたい、お前ならすぐ倒しちまうだろうしよ。俺に剣は必要ねえ。つうか、出る幕なんてねえな」
そういうことなら。
ここはありがたく。
「借りるぞ」
「おう、頼むぜ!」
「了解」
「……」
「冒険者連中は、こっちに手を出さなかったからな。それに、あいつらがやられたら俺たちが戦うしかねえしよ」
「……そうですね。魔法で援護しましょう」
「おう! ユーフィリア、魔法はどうだ?」
「魔力の残りが少ない」
「だよなぁ。俺も残り少ねえし」
ヴァーンとあの女性騎士は魔力不足。
なら、もう少し休んだ方がいい。
「お前たちは?」
「さっきはすぐに意識を失ったので、まだ余力があります」
「「私もです」」
3人のワディン騎士は、今すぐにでも魔法を使えるようだ。
「なら頼む。ただし、良く狙って撃つんだぞ。貴重な魔力だからな」
「「「了解!」」」
「ヴァーン殿とユーフィリアは待機で」
「分かった」
「……」
待機する2人の横で、ワディン騎士がさっそく魔法を!
「アイスアロー!」
「アイスアロー!」
「アイスアロー!」
「オォォ!!」
おそらく目を狙ったであろうアイスアローが謎魔物の頭に激突。
それでも効果はある。
「おっ! 援護魔法がきたぞ」
「助かるぜ」
「こっちも行くぞ!」
「ファイヤーボール!」
「ファイヤーボール!」
「ファイヤーボール!」
「グルオォォォ!!」
上手い!
綺麗に魔法が決まった。
剣による牽制も魔法攻撃も見事なもの。
メルビン率いる冒険者たちの実戦能力は高い。
ただ……。
この威力で倒しきるには、かなりの時間がかかるはず。
「コーキ、腕と肩は大丈夫か?」
「ああ、もうすぐ応急処置も終わる」
治癒魔法と魔法薬で続けていた治療も終了間近。
「ヴァーンはどうだ?」
「お前の回復薬のおかげで問題なく動けるぜ。魔力残量は少ねえがよ」
「身体は問題ないんだな?」
「おう、問題ねえ」
なら、一安心。
「で、この戦況……どう思う?」
「魔力残量との戦いだろうな」
「となると、あいつらだけで勝つってのは?」
「……可能性ならある」
「……」
彼らだけで勝てない場合は、俺か剣姫があいつを倒せばいい。
鱗に魔法が効くってことは、魔力を纏った剣なら鱗を斬り裂けるはず。
俺と剣姫の剣撃ならできるだろう。
「イリサヴィア様、動けますか?」
「……もう少しだ」
剣姫は少し離れたところで治療中。
動けるまで、まだ時間がかかりそうに見える。
なら、待機する必要もない。
「ヴァーン、俺が出よう」
「治療、終わったのかよ?」
「ああ、完了した」
「そうか……。おめえばっか、わりいな」
「今さらだろ」
「だな」
さて、戦うのはいいが、得物が問題。
「こいつを使ってくれ」
迷っていたところに、差し出されたのはヴァーンの愛剣。
「ヴァーンはどうするんだ?」
「俺にはこの短剣と魔法がある。問題ねえよ」
魔力はほとんど残ってないはずじゃ?
「さすがに、無手じゃきついだろ」
「まあ、武器は欲しいな」
「だったら、持ってけ」
「……いいのか?」
「もちろんだぜ。だいたい、お前ならすぐ倒しちまうだろうしよ。俺に剣は必要ねえ。つうか、出る幕なんてねえな」
そういうことなら。
ここはありがたく。
「借りるぞ」
「おう、頼むぜ!」
「了解」
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