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第7章 南部編
模索 2
剣にまとう魔力量の増加と質の改善。
それによる剣撃の威力増進を目指し。
剣姫と俺は、魔力付与の訓練を行うことになった。
その内容は。
まず、お互いに今までと異なる方法で剣に魔力を込める。
次に、その剣で一合を打ち合う。
手応えを確認して調整。
再度打ち合う。
さらに確認して調整。
これを繰り返すだけだ。
キン!
キン!
何度も何度も繰り返す。
キン!
キン!
単調な作業とも思えるこの訓練。
闇壁の調査、怪物との戦闘の合間に続けること1日。
まだ成果は出ていない。
当然か。
そう甘いものじゃないよな。
「……」
成果と言えば。
怪物の異界移動における時間制約についても確信は得られていない。
ただし、半刻の時間制限を否定する材料も存在しない。
相変わらず、あの怪物は半刻以上戦った後に去って行くからだ。
ただの偶然とも考えられるが。
ここまで続くと……。
やはり、何らかの制約があると考えても良いのではないだろうか。
その他の成果、弱点の検証については光明が見え始めている。
どうやら、あいつは首元への攻撃を嫌っているようなんだ。
他の箇所を攻撃されている際とは明らかに様子が違う。
普段は避けようともしない剣撃を、何度も避けようとしていたからな。
それに、首元に攻撃を集中した直後に逃走した回数も1度じゃない。
眼でも口でもなく首元。
そこが弱点という可能性は低くないはずだ。
最後に、闇の外壁破壊については……。
手掛かりすら掴めていないな。
魔力を纏った愛剣を正眼に構える剣姫。
同じく俺も剣を構える。
「アリマ、いくぞ」
「ええ」
剣への魔力付与訓練。
2日目も朝から何度も剣をぶつけ合っている。
「鋭!」
「っ!」
カキーン!
「……」
「……」
これは?
「イリサヴィア様、今の手応えは?」
「……悪くないな」
ああ、これまでと違う。
「イリサヴィア様のドゥエリンガーですよね?」
この感触、俺の剣じゃないはず。
「うむ」
やはり、彼女の剣の魔力付与が変わったんだ。
「教えてください。どういう風に付与したんです?」
「……中に込めてみた」
中?
剣の中に?
「魔力を内部にですか?」
「うむ」
「そんなことが可能……?」
通常、剣への魔力付与は剣表面に魔力を纏うことで完成する。
内部に魔力を込めるなんて、聞いたこともない。
「微量ではあるが、成功したと思う」
「……」
信じがたい。
とはいえ、他ならぬ剣姫がそう言うんだ。
間違いないのだろう。
それによる剣撃の威力増進を目指し。
剣姫と俺は、魔力付与の訓練を行うことになった。
その内容は。
まず、お互いに今までと異なる方法で剣に魔力を込める。
次に、その剣で一合を打ち合う。
手応えを確認して調整。
再度打ち合う。
さらに確認して調整。
これを繰り返すだけだ。
キン!
キン!
何度も何度も繰り返す。
キン!
キン!
単調な作業とも思えるこの訓練。
闇壁の調査、怪物との戦闘の合間に続けること1日。
まだ成果は出ていない。
当然か。
そう甘いものじゃないよな。
「……」
成果と言えば。
怪物の異界移動における時間制約についても確信は得られていない。
ただし、半刻の時間制限を否定する材料も存在しない。
相変わらず、あの怪物は半刻以上戦った後に去って行くからだ。
ただの偶然とも考えられるが。
ここまで続くと……。
やはり、何らかの制約があると考えても良いのではないだろうか。
その他の成果、弱点の検証については光明が見え始めている。
どうやら、あいつは首元への攻撃を嫌っているようなんだ。
他の箇所を攻撃されている際とは明らかに様子が違う。
普段は避けようともしない剣撃を、何度も避けようとしていたからな。
それに、首元に攻撃を集中した直後に逃走した回数も1度じゃない。
眼でも口でもなく首元。
そこが弱点という可能性は低くないはずだ。
最後に、闇の外壁破壊については……。
手掛かりすら掴めていないな。
魔力を纏った愛剣を正眼に構える剣姫。
同じく俺も剣を構える。
「アリマ、いくぞ」
「ええ」
剣への魔力付与訓練。
2日目も朝から何度も剣をぶつけ合っている。
「鋭!」
「っ!」
カキーン!
「……」
「……」
これは?
「イリサヴィア様、今の手応えは?」
「……悪くないな」
ああ、これまでと違う。
「イリサヴィア様のドゥエリンガーですよね?」
この感触、俺の剣じゃないはず。
「うむ」
やはり、彼女の剣の魔力付与が変わったんだ。
「教えてください。どういう風に付与したんです?」
「……中に込めてみた」
中?
剣の中に?
「魔力を内部にですか?」
「うむ」
「そんなことが可能……?」
通常、剣への魔力付与は剣表面に魔力を纏うことで完成する。
内部に魔力を込めるなんて、聞いたこともない。
「微量ではあるが、成功したと思う」
「……」
信じがたい。
とはいえ、他ならぬ剣姫がそう言うんだ。
間違いないのだろう。
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