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第7章 南部編
四半刻 7
再登場に加え、その口には溢れる光。
「気をつけろ、ブレスを吐くぞ!」
「了解!」
時間がないというのに、厄介な。
けど、今回はさっきと違う。
分かっていれば、問題はない。
問題は時間だけだ。
ゴオォッ!
直後、吐き出されたブレス。
小さな光の塊は速くもない。
当然、俺も剣姫も回避に成功。
ということで、どうする?
あいつを片付けるか?
分身の相手をする時間は惜しいが、かといって剣を持たない剣姫に任せるのも……。
仕方ない。
「雷撃!」
避けた?
「雷撃!」
また避けた。
分身とはいえ、これだけ距離があれば簡単に当てることはできないようだ。
「私が行こう」
「いえ、まだ手はありますので」
雷撃が避けられるなら、回避困難な魔法を放てばいい。
「雷波!」
大きな塊となって敵に襲い掛かる紫電。
逃げようとする分身を一気に飲み込んだ。
「グゥゥゥ……」
威力は劣るものの、動きを止めるには十分。
で、この状態なら。
「雷撃!」
命中だ。
もう一発。
「雷撃!」
「ゥゥ……」
これで、しばらくは動けないだろ。
「見事なものだ」
「いえ、魔法が上手くはまっただけですよ」
「それを見事と言わず何と言う」
「……」
いや、まあ……。
って、そんなことより。
「今は本体を仕留めましょう」
「……そうだな」
エビルズマリスの動きは止まったまま。
とはいえ、そろそろ動き出しそうか?
「うむ、念のため奴の動きを止めた方がいい」
「ええ」
首に刺突を放つ前に、雷撃を撃っておこう。
エビルズマリスに正対し、近距離から。
「オォォ」
なっ!
口を開いた!
まずい!
「雷撃!!」
「グゥオオロオォォォォォ!!!」
雷撃と咆哮。
ほぼ同時の発動。
すると。
脳を直接揺らすようなあの感覚が再び!
「ぐっ!」
「うっ!」
あきらかに、さっきより強烈だ。
至近距離だからか?
激しい目眩に吐き気、頭痛まで……。
「うぅ」
きつい!
けど、あいつはどうなった?
雷撃は?
「……」
動きを止めているエビルズマリス。
完全に痺れている状態だ。
なら、チャンスはある!
まだ倒せる!
ただ……。
この身体では剣が振るえない。
残された時間はわずかなのに……。
剣姫は?
彼女は動けるのか?
「うぅ……」
駄目だ。
剣姫もすぐに動ける状態じゃない。
剣姫も俺も回復を待つしか?
くっ!
俺でも剣姫でもいい。
早く回復してくれ!
「……」
回復するか、半刻が経過するか。
どっちが早いか、時間の勝負。
が、その前に。
さっきと同様、またブレスが来るかもしれない。
分身の小さなブレスじゃなく、本体による光の奔流のようなブレス。
この状況で、ブレスを受けるわけには!
「そばに来て、ください」
「……うむ」
身体を揺らしながら剣姫が俺の傍ら、石壁の防御範囲内にやって来た。
これならブレスから護ることも可能だろう。
「気をつけろ、ブレスを吐くぞ!」
「了解!」
時間がないというのに、厄介な。
けど、今回はさっきと違う。
分かっていれば、問題はない。
問題は時間だけだ。
ゴオォッ!
直後、吐き出されたブレス。
小さな光の塊は速くもない。
当然、俺も剣姫も回避に成功。
ということで、どうする?
あいつを片付けるか?
分身の相手をする時間は惜しいが、かといって剣を持たない剣姫に任せるのも……。
仕方ない。
「雷撃!」
避けた?
「雷撃!」
また避けた。
分身とはいえ、これだけ距離があれば簡単に当てることはできないようだ。
「私が行こう」
「いえ、まだ手はありますので」
雷撃が避けられるなら、回避困難な魔法を放てばいい。
「雷波!」
大きな塊となって敵に襲い掛かる紫電。
逃げようとする分身を一気に飲み込んだ。
「グゥゥゥ……」
威力は劣るものの、動きを止めるには十分。
で、この状態なら。
「雷撃!」
命中だ。
もう一発。
「雷撃!」
「ゥゥ……」
これで、しばらくは動けないだろ。
「見事なものだ」
「いえ、魔法が上手くはまっただけですよ」
「それを見事と言わず何と言う」
「……」
いや、まあ……。
って、そんなことより。
「今は本体を仕留めましょう」
「……そうだな」
エビルズマリスの動きは止まったまま。
とはいえ、そろそろ動き出しそうか?
「うむ、念のため奴の動きを止めた方がいい」
「ええ」
首に刺突を放つ前に、雷撃を撃っておこう。
エビルズマリスに正対し、近距離から。
「オォォ」
なっ!
口を開いた!
まずい!
「雷撃!!」
「グゥオオロオォォォォォ!!!」
雷撃と咆哮。
ほぼ同時の発動。
すると。
脳を直接揺らすようなあの感覚が再び!
「ぐっ!」
「うっ!」
あきらかに、さっきより強烈だ。
至近距離だからか?
激しい目眩に吐き気、頭痛まで……。
「うぅ」
きつい!
けど、あいつはどうなった?
雷撃は?
「……」
動きを止めているエビルズマリス。
完全に痺れている状態だ。
なら、チャンスはある!
まだ倒せる!
ただ……。
この身体では剣が振るえない。
残された時間はわずかなのに……。
剣姫は?
彼女は動けるのか?
「うぅ……」
駄目だ。
剣姫もすぐに動ける状態じゃない。
剣姫も俺も回復を待つしか?
くっ!
俺でも剣姫でもいい。
早く回復してくれ!
「……」
回復するか、半刻が経過するか。
どっちが早いか、時間の勝負。
が、その前に。
さっきと同様、またブレスが来るかもしれない。
分身の小さなブレスじゃなく、本体による光の奔流のようなブレス。
この状況で、ブレスを受けるわけには!
「そばに来て、ください」
「……うむ」
身体を揺らしながら剣姫が俺の傍ら、石壁の防御範囲内にやって来た。
これならブレスから護ることも可能だろう。
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