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第8章 南部動乱編
できることは
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<セレスティーヌ視点(姿は和見幸奈)>
「はぁぁ」
今日はとんでもない一日だった。
良くも悪くも、普通じゃなかった。
「……」
ゆきちゃん、永理ちゃんとランドで楽しく過ごしたところまでは、とっても素敵な時間。こんなに楽しいことが存在するなんて今でも信じられないほどの夢のような一時を過ごすことができた。
ただ、その後が……。
壬生兄たち異能者による襲撃。
ある程度は予知で分かっていても、大変だったから。
でも、ゆきちゃん、永理ちゃんに害が及ばなくて良かった。
心からそう思う。
そんな非日常の一日。
大変な一日を無事に乗り切ることができた今。
私の心身には、かなりの疲労が残っている。
体は鉛のように重いし、頭痛も少し。
「……仕方ない、かな」
実際のところ、疲弊するのも当然だと思う。
異能者による襲撃は予知通りのものだったとはいえ、彼らへの対応が簡単なわけではない。
予知した戦闘内容はお互いの行動次第で変化するもの。それを考慮して慎重に動かなければいけないのだから、かなり神経を使う。その上、身体能力が高くもない私が攻撃を回避し続けるのは、先が分かっていてもかなり難しいことだ。
あの場では余裕なんてなかったから、ただ予知から外れないよう体を動かすことに必死だったけれど……。
今になって振り返ってみると、怪我もせず良く切り抜けることができたものだなと。自分でしたことながら、ちょっと信じられないなと。
そう。
体の重さと頭痛で済んでいるのなら、まだまし。
運が良かったと考えるべきなんだろう。
それに私の疲労なんて、古野白さんと武上君に比べれば何てことはない。
私が頑張ったのはほんの僅かな時間のみ。
2人が現れてからは、ほとんど何もしていない私が愚痴なんて……。
私が無事に家に戻ることができたのは、2人が壬生兄の蛮行を防いでくれたから。
全ては古野白さんと武上君のおかげ。
私の力じゃないのだから。
「……」
古野白さんと武上君の力で捕らえることに成功した壬生兄。
能力開発研究所に連行された彼は、この後どうなるのだろう?
研究所は、彼にどんな対応をするんだろ?
心配無用と武上君は言ってくれたけど。
ほんとにもう平気なの?
彼の背後には壬生の家と和見の父がいるのに?
でも……。
今回の件で、研究所が壬生家と父に強く牽制してくれるのかもしれない。
だとしたら、状況が変わることも考えられる。
今後彼らが幸奈さんに手を出さない可能性だって……。
もちろん、そんなに甘い相手じゃないと理解はしている。
それでも、事態が良化していることだけは確かだと思うから。
「……」
クールな古野白さんとヒーローの武上君。
息ピッタリの2人に任せておけば大丈夫。
今は信じるしかない。
武上君……。
「ふふ」
あのヒーローっぷりったら。
思い出しただけで、頬が緩んでしまう。
ほんと、とっても個性的で面白い人。
そんな武上君に古野白さん、もちろんコーキさんも。
頼りになる人ばかり。
こちらの世界でもあちらでも、私は恵まれている。
本当にありがたいことだ。
「……」
心から信頼できる3人に護られた私にできることは何だろう?
今は……やっぱり様子を見ることだけ?
和見の家で慎重に過ごすだけ?
「はぁぁ」
今日はとんでもない一日だった。
良くも悪くも、普通じゃなかった。
「……」
ゆきちゃん、永理ちゃんとランドで楽しく過ごしたところまでは、とっても素敵な時間。こんなに楽しいことが存在するなんて今でも信じられないほどの夢のような一時を過ごすことができた。
ただ、その後が……。
壬生兄たち異能者による襲撃。
ある程度は予知で分かっていても、大変だったから。
でも、ゆきちゃん、永理ちゃんに害が及ばなくて良かった。
心からそう思う。
そんな非日常の一日。
大変な一日を無事に乗り切ることができた今。
私の心身には、かなりの疲労が残っている。
体は鉛のように重いし、頭痛も少し。
「……仕方ない、かな」
実際のところ、疲弊するのも当然だと思う。
異能者による襲撃は予知通りのものだったとはいえ、彼らへの対応が簡単なわけではない。
予知した戦闘内容はお互いの行動次第で変化するもの。それを考慮して慎重に動かなければいけないのだから、かなり神経を使う。その上、身体能力が高くもない私が攻撃を回避し続けるのは、先が分かっていてもかなり難しいことだ。
あの場では余裕なんてなかったから、ただ予知から外れないよう体を動かすことに必死だったけれど……。
今になって振り返ってみると、怪我もせず良く切り抜けることができたものだなと。自分でしたことながら、ちょっと信じられないなと。
そう。
体の重さと頭痛で済んでいるのなら、まだまし。
運が良かったと考えるべきなんだろう。
それに私の疲労なんて、古野白さんと武上君に比べれば何てことはない。
私が頑張ったのはほんの僅かな時間のみ。
2人が現れてからは、ほとんど何もしていない私が愚痴なんて……。
私が無事に家に戻ることができたのは、2人が壬生兄の蛮行を防いでくれたから。
全ては古野白さんと武上君のおかげ。
私の力じゃないのだから。
「……」
古野白さんと武上君の力で捕らえることに成功した壬生兄。
能力開発研究所に連行された彼は、この後どうなるのだろう?
研究所は、彼にどんな対応をするんだろ?
心配無用と武上君は言ってくれたけど。
ほんとにもう平気なの?
彼の背後には壬生の家と和見の父がいるのに?
でも……。
今回の件で、研究所が壬生家と父に強く牽制してくれるのかもしれない。
だとしたら、状況が変わることも考えられる。
今後彼らが幸奈さんに手を出さない可能性だって……。
もちろん、そんなに甘い相手じゃないと理解はしている。
それでも、事態が良化していることだけは確かだと思うから。
「……」
クールな古野白さんとヒーローの武上君。
息ピッタリの2人に任せておけば大丈夫。
今は信じるしかない。
武上君……。
「ふふ」
あのヒーローっぷりったら。
思い出しただけで、頬が緩んでしまう。
ほんと、とっても個性的で面白い人。
そんな武上君に古野白さん、もちろんコーキさんも。
頼りになる人ばかり。
こちらの世界でもあちらでも、私は恵まれている。
本当にありがたいことだ。
「……」
心から信頼できる3人に護られた私にできることは何だろう?
今は……やっぱり様子を見ることだけ?
和見の家で慎重に過ごすだけ?
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